会社案内は今のまま使いたいけれど、お知らせを出すたびに制作会社へ依頼している。自社で追加できるようにするために、サイト全体を作り直す必要があるのでしょうか。まずはお知らせの入力と掲載に必要な範囲を決め、既存部分を残す案と全体を改修する案を比べましょう。部分的なCMS導入が可能かは、今のサイトと管理環境を調べて判断します。
CMSは、文章や画像などを管理する仕組みです。ここでは、大阪市の卸売会社が、年に一度見直す会社案内を残し、休業や展示会のお知らせを総務担当が随時追加する場面を仮定します。CMSの製品選びより先に、一件の案内がどこへ載るかを整理します。
一件のお知らせを、どこまで社内で扱うか
「追加できるようにする」には、文章を書く以外の操作も含まれます。この会社なら、見出し、掲載日、本文、必要な写真を入力し、表示を見てから公開する流れを考えます。誤字を直す、掲載を終えた案内をどう扱うかも、普段の操作として相談します。
内容を決める人と、画面を操作する人が違う場合は、その受け渡しも決めます。例えば展示会の日時は営業担当が確定し、総務が入力して担当者の確認後に公開する、という流れです。社内でお知らせを更新するために、会社案内やデザイン全体まで同じ担当が変更する必要があるかは分けて考えます。
トップ・一覧・詳細を、一件の案内でつなぐ
編集画面ができても、読者がお知らせを見つけられなければ十分ではありません。この会社では、トップページに新着の見出し、お知らせ一覧に掲載日と見出し、個別の記事に詳しい案内を出す例で比べます。毎回三か所へ同じ情報を入力するのか、一件の入力から必要な場所へ反映させるのかを、制作範囲に含めます。
| 掲載先 | この会社で載せるもの | 一件を追加して確かめること |
|---|---|---|
| トップの新着 | 掲載日と短い見出し | 長い見出しの収まりと、詳細へのリンク |
| お知らせ一覧 | 案内を見つけるための掲載日と見出し | 並び順、古い案内への進み方、訂正の反映 |
| 記事の詳細 | 日時や場所、説明、必要な写真 | 本文と画像の表示、一覧へ戻る経路 |
例えばWordPressには、ホームページと投稿一覧に使うページを分ける設定があります。ただし、それを設定するだけで、現在の会社案内を残したままトップへ新着を組み込めるとは限りません。既存ページとの接続や見せ方は、そのサイトに合う設計と確認が必要です。

残すページと、新しい更新部分の接点を調べる
部分導入を相談する際は、会社案内のページとURL、お知らせ一覧・詳細の置き場所、トップの新着欄を分けます。会社案内の本文を変えなくても、新着欄やメニューの追加は必要かもしれません。「残す」と決めた部分へ、どの変更が及ぶかを具体的にします。
今のサイトが別の仕組みで動いている場合は、利用中のサーバーで新しい更新機能を動かせるか、現在の管理先へ確認が必要かを調べます。サイトを作った会社が不明でも、最初は現在のURLと分かる範囲の契約情報から相談できます。管理画面のパスワードなどは、通常の問い合わせ文へ書かず、必要になった時に受け渡し方法を確認します。
お知らせを追加した後も、更新するソフトウェア、サーバー、障害時の相談先などの管理は残ります。会社案内とCMS部分の担当が分かれる案なら、どちらへ問い合わせるか、接続部分の不具合を誰が調べるかを決めます。操作説明と、仕組みを維持する仕事を同じ「更新」にまとめないようにします。
一部導入と全体改修を、残る仕事で比べる
会社案内の表示に大きな不満がなく、接続する仕事が限られるなら、お知らせだけを更新できる案を比較できます。一方で、スマートフォンで会社案内自体が読みにくい、管理を引き継げない、といった問題があるなら、お知らせの追加だけでは解消しません。今すぐ直す必要がある箇所と、後に回せる箇所を分けて、全体改修の案も見ます。
見積もりでは、入力画面、一覧と詳細、トップとの接続、過去のお知らせを移す仕事、表示確認、操作説明、公開後の管理を対応させます。部分導入だから必ず安く済むとは決めず、残す仕組みへの対応や今後の管理を含めて比べます。今回は新しいお知らせから始め、過去分は別に扱う案も相談できます。
会社案内は残し、休業と展示会のお知らせを社内で追加したいです。トップの新着、一覧、詳しい記事へ一件の入力から反映する案を考えています。現在のサイトで可能か、必要な変更と管理の分担、全体を改修する案との違いを相談したいです。過去のお知らせを移すかは未定です。
みやあじよでは、事業のお話を伺い、ホームページの内容や構成・デザインを整理するところから制作をご相談いただけます。大阪市で、お知らせの自社更新とサイト改修を相談するから、今のURLと追加したい案内をお聞かせください。資料や担当がまだ決まっていなくても構いません。既存部分を残す案を含め、調査と改修、公開後の管理に必要な対応範囲・費用を確認します。
参考資料
- WordPress.org「Create a static front page」(ホームページと投稿一覧を分ける設定の説明を確認)


