会社案内を年に数回直す程度なら、CMSの管理画面は必要ないのだろうか。判断する時は、更新の回数に加え、変更を待てる時間と、誰が続けて対応するかを比べましょう。少ない変更でも当日に出したい案内があれば、事前に予定を組める会社情報の修正とは、合う更新方法が違います。
CMSは、文章や画像などの情報を管理する仕組みです。ここでは、会社の担当者が管理画面から更新する案と、必要な時に制作側へ修正を依頼する静的サイトの案を比べます。静的サイトは、あらかじめ用意したページ用ファイルを配信する方式です。本稿で比較する後者は、社内用の更新画面を設けない案とします。
少ない更新でも、急ぐものはある
例えば、大阪市の設備部品会社が、事業内容と会社情報を中心にサイトを作るとします。内容はあまり変わりませんが、住所変更は予定に合わせて知らせ、急な休業は決まり次第出したい。今後は実績を毎月増やす案もあります。この三つを同じ「更新が少ないサイト」とまとめると、必要な対応が見えなくなります。
| 変更する場面 | 回数以外に見ること | 更新方法の確認 |
|---|---|---|
| 予定が決まった会社情報の変更 | 正しい内容と掲載日を先に確定できるか | 制作側へ渡す原稿、依頼から反映までの条件をそろえる |
| 急な休業の案内 | いつまでに、どこへ知らせる必要があるか | 社内で出す担当か、依頼先が受ける時間と対応範囲を決める |
| 毎月の実績追加 | 写真と説明を誰が集め、公開を確認するか | 入力欄で増やす案と、毎回依頼する案の仕事を比べる |
修正依頼で進めるなら、「急ぎと伝えればすぐ直してもらえる」とは決めず、受付時間、確認する資料、反映までの相談方法を聞きます。社内の管理画面で出すなら、操作を知る人が不在でも対応できるか、掲載内容を誰が決めるかを確認します。画面があるだけで、その日に案内を出せる体制ができるわけではありません。
管理画面を持つ案で、社内に残る仕事
CMSで社内更新する案では、担当者が必要な場所へ情報を入力し、表示を確認します。この会社なら、休業案内と実績をどの欄で作るかを具体的にします。会社情報から全ページの配置まで、何でも触れる画面が必要とは限りません。実際に増やす情報へ更新範囲を絞る案を比べます。
操作する機会が少ないなら、次に使う時も手順をたどれるかが大切です。休業案内の一件を、下書き、確認、公開、案内を終えるところまで試します。担当者が替わる場合の説明と窓口も、管理画面の制作と一緒に相談します。
また、載せる情報を直すことと、仕組みを維持することは分けます。例えばWordPressを設置して使う場合、公式資料は本体の更新や更新前のバックアップを案内しています。社内で記事を増やすからといって、ソフトウェアの管理まですべて同じ担当が行う前提にせず、制作会社や管理先との分担を確認します。

修正を依頼する案でも、準備と確認は必要
社内用の更新画面を持たない案なら、会社が変更内容と対象ページを伝え、制作側の修正を確認する流れを決めます。予定の会社情報変更なら、正しい住所や掲載日、関連する案内をまとめて依頼できます。窓口と確認方法が決まっていれば、社内で編集操作を覚える代わりに、原稿を確定して渡す仕事へ集中できます。
ただし、静的なサイトなら公開後の管理がすべてなくなるわけではありません。サーバーやドメインの契約、ページ用ファイルの保管、問い合わせなどに使う仕組み、表示の不具合を誰へ相談するかを確認します。管理する対象が何かを見て、必要な契約と窓口を決めます。
制作費だけで選ばず、管理画面の設計と操作説明、仕組みの管理、都度の修正、急ぎの対応がそれぞれどう見積もられるかを比べます。CMSなら一律に割高、静的サイトなら必ず安い、といった回数だけの結論にはしません。会社が行う作業と、依頼先が引き受ける仕事がそろっているかを見ます。
今必要な更新と、後で増やすものを分ける
この会社で毎月の実績追加がまだ予定段階なら、初回からどこまで用意するかを相談します。休業案内など必要な範囲だけに管理画面を設ける案、まず会社案内を制作して更新は依頼する案など、目的に合わせた範囲を比べます。組み合わせの可否と追加時の仕事は、設計を確かめて決めます。
会社情報はあまり変わりませんが、急な休業案内は必要です。実績を毎月増やすかは検討中です。社内で更新する画面を持つ案と、必要時に修正を依頼する案を比べたいです。担当が不在の時、急ぎの受付、操作説明と公開後の管理を含め、必要な範囲と費用を相談したいです。
みやあじよでは、事業のお話を伺い、ホームページの内容や構成・デザインを整理するところから制作をご相談いただけます。大阪市で、更新する情報からホームページ制作を相談するから、載せたい情報や変更が起こる場面をお聞かせください。CMSの種類や担当が未定でも構いません。更新方法と管理の分担を含む対応範囲・費用は、必要な仕事に合わせて確認します。
参考資料
- MDN「Introduction to the server side」(Static sitesの節で、用意した文書を配信する基本を確認)
- WordPress.org「Updating WordPress」(本体更新と更新前のバックアップの案内を確認)


