WordPressの記事を直すたびに、長い入力欄から目的の場所を探している。編集画面を変えたい一方で、これまでの記事まで作り直すのは避けたい。そんな時は、記事の文章、表示を整える仕組み、独自の部品を分けて調べ、代表記事で編集と表示を試してから移す範囲を決めましょう。古い画面で作った記事を、すべて同じ方法で変換できるとは限りません。
ここでは、大阪市の機器販売会社が、蓄積した製品解説を残して編集方法を見直す場面を仮定します。文章中心の記事、仕様表のある記事、専用の囲み部品を使う記事が混在しています。まず確かめたいのは、記事数だけでなく、作られ方が何種類あるかです。
記事の中身と、編集・表示の仕組みを分ける
同じように見える記事でも、文章を直接入力したものと、専用の記号や入力欄から表示させたものでは、変更の仕事が違います。例えば囲み欄は、記事内の文字に装飾を付けたものかもしれませんし、プラグインなどが専用の記法を読み取って作っているかもしれません。見た目だけで判断せず、今の編集画面と保存された内容、表示を支える機能を制作側に確かめてもらいます。
WordPressの公式資料には、ブロックエディターの中で従来の編集欄に近い操作ができる「クラシック」ブロックと、「ブロックへ変換」の案内があります。ただし、この操作があることと、そのサイト独自の表や部品まで意図どおり移せることは別です。現在のテーマや追加機能を含め、実際の記事で確認します。
文章・表・独自部品の代表記事を選ぶ
この会社なら、三つの種類から一記事ずつ選び、現在の表示と入力方法を記録します。試す環境を用意できるか、公開中の記事へ影響を出さずに比較する方法と、変更前へ戻す方法を先に相談します。種類の中でも作り方が違えば、確認する記事を追加します。
| 代表記事 | 編集で試すこと | 表示で比べること |
|---|---|---|
| 文章中心の解説 | 段落を直し、見出しと写真を追加する | 見出しの順序、改行、写真と説明の位置 |
| 仕様表のある記事 | 一行を追加し、数値と注記を直す | 列と行の対応、単位、狭い画面での読み方 |
| 独自の囲み部品 | 囲み内の文章やリンクを変更する | 囲みの内容、装飾、リンク先と動作 |
「開いたら同じように見えた」だけで終えず、今後の担当者が行う変更を試します。例えば仕様表なら、既存の数値が読めても、行を増やす時に複雑な記法を触る必要があるかもしれません。表示を残せたかと、更新しやすくなったかを分けて記録します。

そのまま残す記事と、編集方法を変える記事を決める
代表記事の結果を見て、過去の記事をどこまで変更するかを決めます。ほとんど直さない記事は従来の編集方法を残し、新しく作る記事から新しい入力方法にする案も考えられます。頻繁に直す仕様表は先に移すなど、変更する場面と負担から順序を相談します。複数の編集方法を併用できるかは、現在の構成と今後の管理方法を確かめて判断します。
独自部品を残すために古い機能へ依存するなら、その機能を今後も管理できるかが課題になります。残すだけで問題が解消したとはせず、同じ内容を別の部品で表すか、対象記事を直すかを比較します。一括変換の費用だけでなく、変換後の確認、手作業の修正、担当者への説明がどこまで含まれるかを見ます。
記事の文章を残すことと、URLや画像、一覧への出し方を引き継ぐことも、同じ確認ではありません。編集方法の見直しで、これらを変更する必要があるかを相談し、対象と確認範囲を分けておきます。編集画面だけを改善したい相談から、理由のない全文の書き直しへ広げる必要はありません。
困る操作と代表記事を、相談の入口にする
最初から移行方式を決める必要はありません。「表の一行を増やしにくい」「囲みを直すと配置が崩れる」など、困る操作と記事のURLを伝えます。担当者が実際に試す内容が分かれば、既存記事を残す条件と、新しく整える編集欄を話し合いやすくなります。
既存の製品解説を残して、編集しづらい部分を見直したいです。文章、仕様表、独自の囲みを使った代表記事があります。今後は表への行追加と、囲み内の文章変更を社内で行いたいです。編集と表示を試した上で、従来の方法を残す記事と移す記事、確認や修正に必要な仕事を相談したいです。
みやあじよでは、事業のお話を伺い、ホームページの内容や構成・デザインを整理するところから制作をご相談いただけます。大阪市で、記事を残したホームページの見直しを相談するから、今の記事と困っている操作をお聞かせください。編集方式が未定でも構いません。既存の仕組みを調べ、残す範囲や改修内容、確認作業を含む対応範囲・費用を相談します。
参考資料
- WordPress.org「Classic block」(従来の編集欄に近い操作と、ブロックへ変換する機能の説明を確認)


