仮縫いを含むオーダースーツのサイトでは、採寸で寸法を得ることと、仮に仕立てた服を着て確かめることを分けて伝えます。注文からお渡しまでの流れに、それぞれをどこで行い、何を相談する場なのかを添えましょう。来店の目的が読めると、初めて注文する人も、自分が店で何をするか考えやすくなります。
大阪市で注文服を扱う店の経営者・店長へ、普段の接客をホームページの案内にする方法を紹介します。以下の図・表・文例は説明用です。採寸や服の補正の技法を示すものではなく、自店で提供する仕立て方と実際の流れに合わせて使います。
採寸と仮縫いを、一つの説明にまとめない
「丁寧に採寸して、お客様に合う一着を作ります」。こうした紹介だけでは、その後に仮の服を着る機会があるのか、どの段階で着た状態を確かめるのかが分かりません。店では別の役割として行っていても、サイトで「サイズ確認」にまとめると、来店する側には同じ作業の繰り返しに見えることがあります。
大阪市中央区に店舗を置くGENTLE TAILORは、セミフルオーダー、フルオーダー、出張採寸で注文の流れが異なると案内し、フルオーダーでは採寸後の仮縫いによる調整を説明しています。参考にしたいのは、取扱う方法の名前と、その方法で行う確認を結びつける構成です。同店の工程を、すべての注文服の共通手順とするものではありません。
自店でも、仮縫いを含む注文と含まない注文があるなら、まず該当する案内を分けます。どちらの説明を読んでいるかが途中で分からなくならないよう、注文の流れや予約先にも、対象の仕立て方の名前を添えます。全商品に同じ確認が付くような一枚の工程図にはしません。
「フルオーダー」「セミオーダー」などの呼称だけで、初めての人が確認の内容まで理解できるとは限りません。名前の近くで「採寸の後に、仮に仕立てた服を着る確認を行う」と、自店が実際に行うことへ言い換えます。他店の呼称から、工程や仕上がりの優劣を一律に説明する必要はありません。
採寸では、仕立てるための寸法を確かめる
採寸の案内では、服を仕立てるために身体の寸法を確かめる場であることを伝えます。その前後に、着る目的や普段気になる点を聞いているなら、同じ来店でどんな話ができるかも添えます。単に「採寸を実施」と書くより、相談と寸法の確認のつながりが分かります。
たとえば、仕事で着る一着を相談する人には、普段座っている時間が長い、上着を着たまま人前で話す、といった場面から話せる案内が考えられます。サイトで体型や身体の状態を診断するのではなく、店頭で仕立て方を相談するための話題を示します。
測った寸法の情報と、完成した服を着た感覚は、同じものではありません。採寸の写真の横で「着心地を確認します」とだけ説明すると、寸法を測る時点で、完成後の着用まで確かめられるように読めます。写真が採寸の場なら、何の情報を得ている場面かが分かる説明にします。
採寸箇所や数値を細かく載せれば伝わるとも限りません。来店相談が入口の店なら、来店前に本人が全身の寸法を測って送る必要があるかを先に考えます。不要な自己採寸を求めず、店で確認することと、予約前に話してもらうことを分けましょう。
仮縫いでは、服を着た状態を確かめる

仮縫いの案内では、完成前の仮の服を着て、仕立てる途中の状態を確かめることを伝えます。店頭では見慣れた服でも、初めての人には、その日に持ち帰る完成品なのか、まだ仕立ての途中なのかが分かりにくいためです。
自店が実際に見ている点を、担当者の言葉で説明します。着たときの姿や、気になる部分を聞いて調整を相談しているなら、その場の目的として示せます。具体的にどの姿勢や箇所を確認し、どこまで調整するかは店の仕事に合わせます。サイト制作側で、補正できる範囲や方法を付け足しません。
| 来店の場 | 主に確かめること | 案内で区別すること |
|---|---|---|
| 採寸 | 仕立てるための身体の寸法 | 寸法の情報を得ることと、完成した服の着用感 |
| 仮縫い | 仮に仕立てた服を着た状態 | 途中で確かめる服と、お渡しする完成品 |
表は、二つの確認を説明するための例です。自店の工程名や、同じ来店で行う相談と合わせて書き換えます。採寸と仮縫いを別の役割として示すことが、そのまま来店日を必ず別にするという意味にはならないようにします。
仮縫いがあることを「納得するまで何度でも変更できる」と言い換えるのも避けます。仕様の相談や変更を受ける時点、対応できる範囲は店ごとに異なります。初めての人が気になる点を話せることと、希望の変更を無条件に受けることを、同じ約束にしません。
注文の流れに、二つの確認の位置を示す

二つの意味を説明したら、注文の流れへ戻します。相談や生地などの選択、採寸、仮縫い、仕上げとお渡しを載せる店なら、各場面の目的を短く添えます。店頭の実際の順序を確認し、工程の数と来店回数を同じものとして数えないことが要点です。
大阪市旭区のテーラー尚美堂は、注文服の紹介で相談から始まることを伝え、スタイルや生地などの選択と、注文から引渡しまでの流れへの案内を置いています。商品の魅力だけで終わらず、どのように話して注文を進めるかへつなぐ参考になります。採寸や仮縫いの詳細は、対象の店が行う工程を個別に確認して説明します。
工程図だけでは、次の連絡を誰から行うかまでは分かりません。次回来店の案内を店から伝えるのか、その場で予定を相談するのかなど、実際の連絡方法が決まっている部分を補います。日程が個別の仕立て方や生地の状況で変わる場合は、相談で確認することが読める案内にします。
掲載する文章は、たとえば次のように考えられます。
この仕立て方では、採寸の後に、仮に仕立てた服を着ていただく確認を行います。採寸は仕立てるための寸法を確かめる場、仮縫いは途中の服を着て状態を確かめる場です。来店の予定と、各段階でご相談いただける内容は、ご注文時にご案内します。
これは掲載文の例です。仮縫いを行わない注文や、連絡の進め方が異なる場合には、そのまま使いません。対象の仕立て方が分かる場所に置き、予約画面にも同じ案内を引き継ぎます。
写真の近くで、仮の服と完成した服を区別する
採寸、仮縫い、完成品の写真を並べる際は、それぞれがどの段階かを短く添えます。「こだわりの一着」といった共通の説明だけでは、糸が見える服が作業途中なのか、完成品の見本なのかが伝わりません。工程の説明を読まず、写真から見始める人にも分かる表示にします。
写真の説明は「仮縫い時の確認の様子」「仕上げ後の見本」など、実物の状態に合う言葉から考えます。特定の注文に関係する写真なら、掲載できる範囲を確かめます。顔、身体、採寸記録や氏名が写る場面では、公開用として使える写真かを店側で確認します。
説明用の模型や生成画像を使う場合は、自店が仕立てた完成実績の写真と区別できる説明を添えます。採寸や補正の手順を正確に再現していない画像を、技術の証拠にしません。実際の仕事を見せるには、店が確認した写真と、その場で何を行っているかの説明が必要です。
予約前に、来店で何を話せるかを伝える
初めて注文する人は、仕立て方の名前が決まる前に、着る場面や今の服で気になることを話したい場合があります。相談から受ける店なら、「どの方法か未定でも相談できます」と、実際に受けられる入口を示しましょう。予約する本人に、工程や補正の知識を求める必要はありません。
相談文例を置くなら、寸法をすべて入力する例より、来店で確かめたいことが伝わる文を考えられます。
仕事で人前に立つときのスーツを相談したいです。注文するのは初めてなので、生地や仕立て方はまだ決めていません。採寸と仮縫いでは、それぞれどんな確認をするかも伺いたいです。着用したい時期がありますので、まず相談できる日と、注文からお渡しまでの見通しを教えてください。
希望する時期を聞くことは、その日までの完成を受けたこととは別です。相談を受けてから、方法や現在の状況に合わせて対応を確認する流れにします。サイトにも、予約が初回の相談なのか、注文後の仮縫いの来店なのかを区別して示すと、店側も用件を受け取りやすくなります。
公開前には、初回の相談から該当する注文の流れへ進み、採寸と仮縫いの目的を読み、次に予約する用件を選べるかをたどります。写真の段階名と工程の説明が一致しているかも見直しましょう。確認の違いを店の普段の言葉で伝えることが、来店前の疑問に答える案内になります。
店頭での説明を、注文服のサイトへつなぐ
採寸と仮縫いの写真はあるのに、違いや来店の目的が伝わらない。みやあじよでは、現在の注文の流れと、店頭でよく説明することをもとに、店舗サイトの案内を整える制作・改修をご相談いただけます。
大阪市のホームページ制作では、サービスの説明から来店相談へつなぐ構成をご案内しています。工程名が整理できていなくても、普段の接客と公開できる写真からお聞かせください。


