最近、日常生活の中で動画を目にすることが増えている気がしませんか?それは好んで動画を見ている人もいれば、友人などから勧められた動画を見ている、もしくはSNS等で見かけた場合などもあるでしょう。
人はコミュニケーションにおいて視覚情報を重視する傾向にあり、動くものに対して目を奪われやすいです。なので、人々の目を引くためには静止したコンテンツではなく、動画を上手く活用するというのはとても効果的です。動画では、たくさんの情報を聴覚・視覚情報によって伝えることで、短時間で、伝えたい内容を端的に伝えることができます。動画で示す内容と、動画内の物語、音楽、舞台など全てが調和することで、見た人に強い印象を与えることができます。動画をWebサイトやブログなどに活用することで、あなたの伝えたい内容をより魅力的に伝えることができます。
その際のメリットとデメリットについてご紹介します。
動画マーケティングについて
①動画マーケティング市場
動画マーケティングとは、動画コンテンツを用いて企業や商品・サービスのマーケティングを行うことです。下の引用は、2018年に公開された当時の市場調査と将来予測です。現在の市場規模や、ブログに動画を入れたときの効果とは分けて読んでください。

スマートフォン動画広告の需要は、昨年対比143%の成長を遂げ、動画広告市場全体の85%に。2020年には2,900億円、2022年には4,187億円に。2024年には4,957億円に達する見込み。
(引用:サイバーエージェント、2018年国内動画広告の市場調査を実施)
上の4,957億円という数字は、2018年時点で示された2024年の予測値です。現在の実績値ではありません。
一方、サイバーエージェントが2026年3月9日に公表した調査では、2025年の国内動画広告市場を8,855億円と推計しています。これは広告出稿額についての市場推計であり、自社ブログに動画を入れれば、その分だけ問い合わせが増えることを示す数値ではありません。
②動画視聴環境の整備
動画を快適に見られるかは、端末、通信回線、データ通信量の制限、音を出せる状況などによって変わります。制作側のパソコンで再生できたことだけで判断せず、スマートフォンでの読み込みや見え方も確認しましょう。
③SNSや動画配信プラットフォームの普及
FacebookやX(旧Twitter)、InstagramなどのSNS、YouTubeやTikTokなどのサービスで、動画を届ける方法があります。どの媒体が合うかは、見てほしい相手と伝える内容によって変わります。
動画だから必ず拡散されると考えず、相手が何を知りたいかと、視聴後にどこで詳しい情報を確認できるかを考えて使い分けましょう。
動画コンテンツの特徴

①動きや操作の流れを見せられる
動画は、製品の動き、使う順番、作業の様子、音などを組み合わせて見せられます。文字や写真だけでは説明しにくい部分を補う方法です。
ただし、情報量を文字の何倍、何語分と一律に換算できるとは限りません。料金や条件など、後から確認したい情報は、文章や表でも読めるようにしておきましょう。
②短い時間で情報を伝えることができる
操作手順や動きを見せたい場面では、動画で具体的な様子を短く示す方法があります。一方、条件の比較や、必要な箇所だけを探して読む場面では、文章や表の方が使いやすいこともあります。動画ならすべての情報を早く理解できる、と決めずに選びましょう。
③届ける場所を選べる
自社サイトで説明の補足として見てもらうのか、動画サービスやSNSで知ってもらうきっかけにするのかで、用意する内容や案内先は変わります。掲載後も、再生数だけでなく、必要な情報へ進めたかなど、目的に合う結果を見て改善しましょう。
④使う場面を具体的に示せる
商品の使い方や作業の流れは、実際の動きを見せると、利用する場面を具体的に説明できます。あとで確認したい手順や注意事項は、動画の中だけに置かず、要点を文章でも読めるようにしておきましょう。
Webサイトに動画を埋め込むメリット、デメリット

【メリット】
①理解が深まり、興味を持ってくれる人が増える
伝えられる情報量が多いことから、文字だけでは伝わらないことも、動画をうまく使うことでユーザーへの印象を強くすることが出来ます。例えば、商品を紹介する動画などでは、文字では伝わらない質感や色味、「おおよそ」ではない実際に使用するイメージを映像で伝えることが出来るので、ユーザーの理解に大きく役立ちます。また、元々興味がない人にも興味を持ってもらうキッカケとしても、とても有効でしょう。一方で、イメージが強くなりすぎることや、内容の取捨選択が重要になるので、使用する際にはユーザーの為になる動画かを意識する必要があります。
②検索で動画を見つけてもらう条件を整えられる
動画を置くだけで、ブログ記事の検索順位が上がるわけではありません。まず、ページの内容を理解するのに役立つかを考えます。
動画検索での掲載も目指す場合は、Googleが動画を検出・取得できることや、動画を見るためのページになっているかなど、別の条件の確認が必要です。次の点も確認しましょう。
- 「ページのテーマに沿った内容」
- 「Googleが処理できる形式と、利用者の端末で再生できる形式を確認する」
- 「信頼性・信憑性の高い内容」
Googleは、動画が主な内容になっているページと、ブログ本文や商品の説明に動画を添えるページを区別しています。記事の補足動画は読者の理解に役立てつつ、動画検索に出すための条件とは分けて考えましょう。
ページや動画が検索対象に登録されても、検索結果への掲載や順位が保証されるわけではありません。目的に合う内容と、再生・取得できる状態を整えることが大切です。
③SNSでの拡散性も期待できる
動画は、自社サイトのほか、見てほしい相手が利用するサービスでも紹介する方法があります。ただし、公開すれば必ず広まるわけではありません。
費用を考えるときは、広告配信の費用と、撮影・編集・素材の使用料・運用の手間を分けましょう。通常の投稿であっても、動画の制作や継続運用まで無条件に無料になるわけではありません。
【デメリット】
①動画を全編見てもらう前提になってしまう
動画を最後まで見てもらえるとは限りません。長さだけで決めず、最初に何が分かる動画なのかを伝え、途中で見るのをやめても重要な条件や次の行動が分かるようにしましょう。本文にも要点を残しておくと、見返したい情報を探しやすくなります。
②ページが重くなる
動画のファイル容量、画質、外部プレーヤーの読み込みなどは、ページの表示速度に影響します。スマートフォンでの通信条件も含めて、公開前後に確認しましょう。
圧縮や適切な寸法、読み込み方法の調整などを検討しますが、遅延読込によって必要な動画や説明をGoogleや利用者が取得できなくならないかも確認します。スマホでは一律に動画を外すのではなく、本文の要点や静止画などの補足も含めて、必要な情報を伝えることが大切です。
③視聴環境に合わせた補足が必要
音を出せない場所や、音声を聞き取りにくい状況でも内容が分かるように、字幕や文字の要約を用意します。また、映像上の重要な情報も、必要に応じて音声や文章で説明しましょう。
映像と音声の両方を必ず同じ条件で受け取れるとは限りません。重要な手順や条件を、動画だけに閉じ込めないことが大切です。
埋め込む際の注意点

①目的や対象を明確にした動画を選定する
どのような目的で、どんなユーザーにその動画を見て欲しいのかをはっきり設定することで、ユーザーの目に留まりやすくなり、より効果的になります。 あくまで内容の補足として適切な内容のものを選ぶようにしましょう。
②動画の尺の長さには注意する
動画は、伝えたい要点を絞り、目的に合う長さに整えます。長い説明が必要なら、章や見たい箇所が分かる案内を用意する方法もあります。
短ければ必ず軽くなるわけではなく、容量は画質や圧縮などによっても変わります。長さ、伝わる内容、読み込みやすさを分けて確認しましょう。
③掲載する場所の選択・決定
ユーザーが記事を読んでいて自然な流れで動画を再生してもらえるような場所をページ内で探して決定しましょう。動画を挟むことによって、流れを途切れさせてしまう場合は、載せないようにするか、最後に補足程度にする方が良いです。適切な場所を選ばないと動画による情報の効果は期待できません。
まとめ
ブログやWebサイトに動画を埋め込むと、文字や画像だけでは伝わりにくい雰囲気や使い方まで届けやすくなり、理解や興味を深めるきっかけになります。ただし、動画は入れればよいというものではなく、ページの内容と合っているか、長すぎないか、表示速度や閲覧環境に無理がないかまで見て判断することが大切です。文章や画像との役割分担を意識すると、見やすさと伝わりやすさの両方を整えやすくなります。
動画の活かし方だけでなく、そもそもWeb集客にはどんな方法があり、SEOやSNSとどう組み合わせて考えるとよいのかを整理したい場合は、いまからはじめるWEB集客の基本もあわせてご覧ください。サイトに人を呼び、興味を持ってもらうための考え方を全体像から見直しやすくなります。
実際に、動画を含めたコンテンツの見せ方やブログ運用、集客導線までまとめて整えたい場合は、目的に合わせて集客導線を見直せるマーケティング支援も次の参考になります。何を動画で伝え、何を文章で補い、どこで次の行動につなげるかまで含めて考えたいときに役立ちます。
自社サイトでは動画を入れるべきか、入れるならどこが自然か迷うときは、お問い合わせフォームからご相談ください。現在のページ内容や更新体制をうかがいながら、無理なく進めやすい形を一緒に整理します。
参考資料(2026年10月29日確認):サイバーエージェント:2025年国内動画広告市場調査/Google:動画のSEOベストプラクティス/MDN:Webページでの動画の扱い/W3C:音声・動画を利用しやすくする方法/web.dev:動画の遅延読込と表示性能。


