会社のホームページを初めて作るとき、ドメイン名に社名を使うか、分かりやすいサービス名を使うかで迷うことがあります。先に、そのサイトが会社全体の入口なのか、一つのサービス専用なのかを決めましょう。そのうえで、社名・サービス名・省略名の候補を、口頭で伝える場面、印刷物へ載せる場面、事業が増える場面で比べます。
ドメイン名は、ホームページのURLなどに使う名前です。見た目の短さだけで決めず、誰が何を探す入口として案内するかを考えます。候補の使いやすさと、実際に登録・利用できる名称かの確認は、別々に進めます。
会社を案内する名前か、サービスを案内する名前か
例えば、堺市で設備の点検を始める会社が、将来は清掃の事業も扱う予定だとします。最初の主力サービスだけを表す名前では、会社案内や別の事業の入口としても使うのかを考える必要があります。
会社全体を案内するサイトなら、社名に沿う候補を軸にし、点検と清掃をそれぞれのサービスページで説明する案があります。特定サービスの案内を独立して作る場合は、サービス名に沿う候補も比べられます。すべての事業ごとに別ドメインを持つと最初から決めるのではなく、今回のサイトの役割から整理します。

三つの候補を、実際の案内で比べる
この会社で、社名に沿う名前、点検サービスに沿う名前、社名を短くした名前を考えるなら、次のような違いを確かめます。短い候補が必ず伝わりやすいとは限りません。文字を見ていない人へ読んで伝え、どう受け取られるかを比べます。
| 候補の軸 | 電話・名刺で確かめること | 事業が増えた時に考えること |
|---|---|---|
| 社名に沿う名前 | 社名から綴りを想像できるか。長さや説明が必要な文字はどうか | 会社案内と複数の事業を、同じ入口で紹介しやすいか |
| サービスに沿う名前 | 案内する仕事が伝わるか。運営する会社名との関係は分かるか | 新しい事業も同じ名前で案内するか。専用サイトの役割にするか |
| 省略した名前 | 短くしても読めるか。略し方を毎回説明する必要はないか | 会社や事業との関係を、初めて見る人へ説明できるか |
試すときは、担当者が候補を読み上げ、別の人が聞いた通りに書いてみます。名刺サイズの見本にも置き、会社名やサービス名と一緒に見て違和感がないかを確認します。読みが複数ある文字、似て見える文字、記号をどこへ入れるかなど、説明が増える箇所をメモします。
サイトだけでなくメールにも使う予定なら、その案内の場面も含めて確かめます。名刺や会社パンフレットへ印刷する前に、正式な表記と実際に案内するURLを揃えると、仮の候補が印刷物に残るのを防ぎやすくなります。
候補の使いやすさと、登録・名称利用の確認を分ける
社内で気に入った候補でも、そのまま使えると確定はしません。登録できる文字列か、選ぶドメインの種類の条件に合うかを、利用する事業者などへ確認します。JPドメイン名は種類により登録の対象などが異なるため、JPRSの案内と実際の申込み条件を確かめます。
またJPRSは、文字列が空いていても、他人や他社の名称・商品名などの権利に注意するよう案内しています。「登録できそう」という確認と「その名称を利用してよいか」という確認を、同じ欄で済ませないようにします。候補の商標などの権利関係は、必要に応じて確認先を決めて調べます。
比較メモには、候補、会社用かサービス用か、案内で気になった点、登録の確認状況、名称利用の確認状況を残します。未確認のものを「問題なし」とせず、確認する人を付けて候補を絞ります。特定の言葉で順位や問い合わせが上がるという約束を、命名の決め手にはしません。
名前が未定でも、サイトの役割から相談できる
まだ社名の表記や事業の広がりが決まっていないときは、会社として案内したいことと、最初に紹介したい仕事を伝えます。候補を一つに決めてから制作相談をする必要はありません。会社の入口と個別ページの役割を話すことで、名前を選ぶ条件も整理できます。
創業に合わせて会社のホームページを作りたいです。最初は設備の点検を紹介し、今後は清掃も扱う予定です。ドメイン名は社名・サービス名・省略名で迷っています。会社全体の入口と各サービスのページをどう分けるか、名刺やメールでも案内する名前の候補から相談したいです。
みやあじよでは、事業のお話を伺い、ホームページの内容・構成・デザインを整理するところから制作・改修をご相談いただけます。堺市で、会社の入口からホームページ制作を相談するから、使いたい社名や、最初に紹介したい仕事をお聞かせください。名前やURLがまだなくても構いません。登録や利用の確認、手配を含める場合の対応範囲は、相談内容に合わせて確かめます。
参考文献
- JPRS「JPドメイン名の登録」(種類による登録対象などの違いを確認)
- JPRS「ドメイン名登録の際の注意」(空いている文字列の登録と、他者の名称などの権利の確認を区別)


