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コラム

制作会社の提案が三者三様|費用を比べる前に目的をそろえる方法

チップス

事業ページの改修、採用ページ、全面刷新など、制作会社の提案が違うときの比べ方。先に改善する利用場面をそろえ、各案に含まれる仕事と残る課題を確認する質問例を紹介します。

内容の違う三種類の提案資料を読み比べる場面のイメージ

ホームページ制作を数社に相談したら、ある会社は事業ページの改修、別の会社は採用ページの独立、もう一社はサイト全体の作り直しを提案してきた。見積もりを並べても、そもそも頼む仕事が違うので決められない。そんな場面では、金額の高い順・安い順に並べる前に、今回先に改善したい利用場面へ戻りましょう。

問い合わせ、採用、会社理解のうち、誰のどんな迷いを先に解くのかをそろえると、各案の役割が見えてきます。そのうえで、提案に含まれる仕事と、実施しても残る課題を確認します。各社の案を同じページ数や同じ機能に無理にそろえる必要はありません。

まず、提案が違う理由を聞く

「古くなったホームページを良くしたい」という相談には、見た目、情報の不足、更新のしにくさなど、いくつもの困りごとが含まれます。制作会社ごとに注目した点が違えば、提案する仕事も変わります。

そこで各社に、「今のサイトのどこを課題と見て、この案にしたのですか」と尋ねます。続けて、課題と判断したページや、相談時に伝えた話を具体的に挙げてもらいましょう。どの会社も同じ問題を解こうとしているのか、それぞれ別の問題へ答えているのかを分けるためです。

たとえば、こちらが「営業で使いにくい」と話したのに、返ってきた提案が採用ページ中心だったとします。採用にも困っている話を先方が重く受け取ったのか、応募者向けの情報が特に不足していると考えたのかで、次の相談は違います。意図を確かめずに、提案のずれだけで判断しないようにします。

「誰が、いつ、何を確かめるか」を一文にする

比較の基準にする目的は、「問い合わせを増やす」のような大きな言葉から、実際の利用場面へ一段具体的にします。サイトを見る人と、見るタイミング、その人が確かめたいことを短く書いてみてください。

展示会で名刺交換した取引先の購買担当者が、次の商談までに当社の取扱範囲と相談方法を確かめられるようにしたい。

この例なら、最初に見るのは事業の説明と相談の入口です。商品の掲載写真が増えても、どこまで取り扱う会社かが分からなければ、今回の迷いは残ります。反対に、見た目の変更が小さくても、説明が整理されて商談前の疑問を解ける案なら、比較の対象になります。

もちろん、採用を先に改善する会社もあります。その場合は、「応募を考える人が、面接前に担当する仕事と働く場所を確かめられるようにしたい」など、別の一文になります。全部を同時に最優先とせず、今回の予算や社内で用意できる資料を踏まえて、先に取り組む場面を決めましょう。

まだどちらが先か決められない場合は、営業と採用の担当者から、最近説明に困った場面を一件ずつ聞くところから始められます。先にきれいな目標文を作るより、起きているやり取りを共有したほうが、制作会社にも相談しやすくなります。

三つの案を、解決することと残る仕事で比べる

ここでは、営業と採用の両方に困りごとがある会社へ、三つの案が出た場合を例にします。今回の優先事項は、先ほどの「商談前に取扱範囲と相談方法が伝わること」とします。実在する制作会社の提案や評価を示す例ではありません。

営業情報の改修、採用の独立、全体の刷新という三つの提案を、商談前の会社理解という同じ目的に照らして比べる図
案の形をそろえる前に、今回先に助けたい読み手に対して、何ができる案かを確かめます。
提案の例含まれている仕事今回の目的に照らして聞くこと
A案:既存の事業ページを改修取材して取扱範囲を整理し、相談の案内を直す関連するページの説明や、スマートフォンでの見やすさも確認するか
B案:採用ページを独立仕事紹介、社員への取材、働く場所の写真を用意する商談前に見る事業の説明は今回の対象か、後の課題として残るか
C案:サイト全体を作り直す全体の画面と案内を設計する。事業紹介の原稿は自社で用意する取扱範囲の整理や原稿作成は、社内で誰が進めるか
各案の担当範囲を仮定した比較例です。改修・独立・全面刷新の一般的な標準範囲を示すものではありません。

この例ではA案が今回の目的に近く見えますが、それだけで決めるのは早い段階です。関連ページへ進んだときに古い説明が残るなら、その見直しも必要かもしれません。既存の仕組みの制約で改修が難しい場合は、何を調べて判断するかも確認します。

B案は採用の課題へ答える案です。営業の情報が今回の対象に入らないなら、優先する時期を考え直せます。一方、募集開始が迫っていて採用を先に進める事情があるなら、社内で決めた優先事項そのものを見直す必要があります。提案の違いは、先に解く課題を話し合う材料にもなります。

C案では全体の案内を整えられる一方、この例の条件では原稿を自社で作ります。営業担当が普段している説明を、誰が文章にするかが未定なら、その仕事が残ります。原稿作成を追加で頼むか、自社で進めるかを決めて初めて、今回必要な費用や体制を比べられます。

提案の名称から、含まれる仕事を推測しないことが大切です。「全面リニューアル」と書かれていても、取材や原稿作成、写真撮影まで含まれるかは、提案資料と見積もりで確かめます。ページ数が少ない案でも、その説明を作る作業が含まれている場合があります。

各社へ、同じ目的で聞き直す

優先する場面を決めたら、自社の要望として同じ相談文を各社へ伝えます。求めたいのは案の作り直し全部ではなく、今の提案が目的にどうつながるかという説明です。次のようにまとめると、確認する範囲を伝えられます。

今回は、展示会で名刺交換した方に、商談前に当社の取扱範囲と相談方法を理解してもらうことを先に改善したいと考えています。御社の提案では、どの仕事がこの目的に対応しますか。現在の提案に含まれない作業と、当社で用意する原稿・資料も教えてください。目的を満たすために追加の確認が必要なら、その内容を伺いたいです。

返答は、対象となるページ、制作会社が行う作業、自社が用意するもの、今回残す課題に分けてメモします。ここまで分かれば、「同じ目的へどの方法で近づくか」という比較になります。各社の工夫まで削って、同じ形へ寄せる必要はありません。

金額を比べるのは、その後です。追加する作業があるならその費用も確かめ、自社で原稿や写真を用意する場合は、担当者と時間を確保できるか考えます。今回は残すと決めた課題も記録しておけば、公開後に「そこも直ると思っていた」という認識の違いを減らせます。

目的が曖昧な段階から、制作方針を相談する

提案を読んでも必要な仕事を決められないときは、現状の確認や情報整理を先に依頼できるか相談する方法もあります。その場合は、先に何を調べ、どんな資料を受け取り、その後の制作範囲をどう決めるかを聞きます。調査や整理の費用と、制作の費用を分けて確認しておきましょう。

みやあじよでは、事業のお話と現在のホームページをもとに、伝える内容や制作・改修の方針を整理するところからご相談いただけます。提案の違いをどう考えればよいか迷っている方は、大阪のホームページ制作・改修を相談するから、気になっていることをお聞かせください。

資料がなくても、今のURLや、営業・採用で困っている場面から話を始められます。優先する目的や予算がまだ決まっていない場合も、その段階から一緒に考えます。

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