葬儀社のホームページでは、急いで連絡したい人と、先のことを相談したい人を、同じ長いプラン一覧へ案内しないことが大切です。急ぎの入口には正式な連絡先と電話後の確認を、事前相談の入口には相談できる内容と方法を置きます。そのうえで、搬送などの手配、見積り、葬儀の正式な依頼の区切りを説明します。
料金や会館の情報がそろっていても、「いま電話で何を伝えればよいか」「まだ何も決まっていなくても相談できるか」が分からないことがあります。電話担当者が普段説明している内容を、用件ごとに並べ直すところから始めましょう。
この記事は、四條畷市で案内を行う葬儀社・会館の経営者とWeb担当者に向けた、サイト構成の考え方です。二つの入口の図、依頼の段階を分ける図、電話の近くと事前相談ページに置く文例を紹介します。受付方法や費用の扱いは、自社の実際の運用に合わせて確認します。
急ぎの連絡と事前相談を、二つの入口に分ける

図の二つの入口は、利用者の用件を分けるためのものです。別々の電話番号や担当部署を新設する意味ではありません。同じ番号で受ける場合も、ボタンの名前と、その近くに置く説明を分けられます。
四條畷市向けの地域ページを設ける八光殿の公開案内には、急ぎの連絡と事前相談の入口があります。また、事前相談のページでは、相談の内容や方法、予約の案内を確かめられます。参考にしたいのは、用件に応じて読む順番を変えている点です。他社の受付時間や無料という条件まで、自社に当てはめるものではありません。
トップページだけでなく、会館紹介やプラン紹介からも二つの用件を選べるようにします。検索で会館のページへ直接来た人が、連絡のためにトップへ戻る構成だと、必要な番号を見つけるまでに説明を行き来してしまいます。
ただし、同じ場所へ進むボタンをいくつも重ねる必要はありません。急ぎの連絡は用途と窓口を短く示し、事前相談は詳しい説明へ進める形にします。目立たせ方を決める前に、現在の電話応対と照らして、この二つで受ける用件を社内でそろえてください。
急ぎの電話には、最初に確認することを添える
急ぎの連絡先には、会社名または会館名、番号の用途、受付時間をまとめます。担当が確認する内容も短く添えると、利用者は電話をかけた後のやり取りを想像しやすくなります。長いプラン説明や会員案内を読み終わることを、電話の前提にしません。
最初に聞く内容は、実際に電話を受ける担当者へ確認します。連絡する人の名前と折り返し先、いま相談したい用件、必要な手配の場所など、初動の確認に使う情報を選びます。葬儀の形式や参列人数がまだ決まっていない場合まで、すべて入力しなければ連絡できない作りにはしないほうがよいでしょう。
電話の近くに置く説明の文例です。連絡先・受付時間は、自社で確認した情報をこの説明と一緒に表示します。
急ぎのご連絡はこちらの窓口へお電話ください。お名前とご連絡先、いま相談したいことを担当者が伺います。搬送などの手配をご希望の場合は、場所と必要な内容を確認し、対応できる範囲と費用の説明へ進みます。
この文例を使う前に、電話担当者が同じ順で説明できるか確かめます。「電話で受付」「その場で手配」「担当が確認後に回答」は違う動きです。確認が必要な用件を、連絡しただけですべて手配されるように書かないことが大切です。
電話がつながらない場合の案内も、実際に確認できる連絡方法だけを載せます。通常の問い合わせフォームを置くだけでは、急ぎの内容がいつ読まれるか分かりません。フォームで急ぎの手配を受けない運用なら、その用途を明確にし、連絡方法の説明を担当者と決めます。対応していない時間や方法を、サイト上だけで約束しないようにします。
事前相談では、決まっていなくても話せる内容を示す
事前相談のページでは、予約方法より先に「どんなことを相談できるか」を示します。会館について知りたい、家族の希望を整理したい、プランの違いを聞きたい、費用の考え方を確かめたいなど、自社が受けている相談を具体的に挙げます。
「お気軽にご相談ください」だけでは、葬儀を頼むと決めた人の窓口なのか、検討を始めるための窓口なのかが伝わりません。何が未定でも相談できるか、事前に用意するものがあるかを分けて書きます。利用者が答えられない項目は、受付上必要かを見直し、必要な場合も担当者へ尋ねられるようにします。
事前相談ページに置く説明の文例です。相談できる場所や方法、有料・無料の扱いは、別に確認した自社の条件を添えます。
会館や葬儀の形式が決まっていない段階のご相談も承ります。知りたいことや、ご家族で話している希望をお聞かせください。会館のご案内、プランに含む内容、費用を確認するときの条件を順にご説明します。相談方法と予約の手順は、下の案内をご確認ください。
相談と会館見学を同時に受ける場合も、見学できるかの確認、予約、相談の実施を混ぜないようにします。希望日時を送信した段階と、担当者から実施日時の連絡があった段階を区別し、予約がどう決まるかを説明します。受けられる方法は電話、来館、訪問などから実際のものだけを載せます。
相談の入力欄に詳しい家族情報を多く求める前に、その時点で何を確認する必要があるかを担当者と検討します。料金や希望条件の説明に必要なことと、正式な依頼の際に確認することを分けると、相談の目的に合う案内になります。個人情報の扱いは、自社の管理担当者が確認した方法を使います。
手配・見積り・正式な依頼の区切りを説明する

図は、必ずこの順番で契約が成立するという説明ではありません。急ぎの手配を先に相談する場合や、事前相談で見積りまで確認する場合などがあります。ホームページでは、いま何を頼む段階か、次に何を確認するかを言葉でそろえます。
特に、搬送などの手配を希望する連絡と、葬儀全体の依頼は、利用者が同じ意味で受け取るとは限りません。どの範囲を依頼するのか、費用は何について発生するのか、変更を希望するときはどこへ連絡するのかを、実際の受付資料と照合します。制作担当が「電話だけでは契約になりません」などと一律に断定せず、契約を管理する担当者が確認した説明にします。
プラン紹介も、名称と最小金額だけで終わらせません。含む仕事、条件によって変わる部分、個別の希望をどの段階で確かめるかを近くに置きます。サイトで示すプランと実際の見積書で項目名が違う場合は、利用者が対応をたどれる説明を補います。
| 掲載する内容 | 社内で確認すること | ページでの伝え方 |
|---|---|---|
| プランの基本内容 | 掲載する範囲に含む仕事・品目 | 名称の下に含む内容を並べる |
| 搬送などの手配 | 依頼範囲、対応の確認、費用の扱い | 葬儀全体の依頼との関係を説明する |
| 会館・規模・日程 | 希望を聞く時点と個別確認する条件 | 問い合わせ後に確認する内容を示す |
| 追加・変更の希望 | 見積りと案内を確認し直す窓口 | 変更前に相談する連絡先を示す |
| 正式な依頼 | 依頼内容と条件を確認する手順 | 相談・見積りからどう進むかを書く |
この表は、自社の掲載内容を確認するためのものです。どのプランにも同じ費用や作業が含まれると示す表ではありません。会員価格や特典を掲載する場合も、その条件を担当者が確認し、条件付きの金額をすべての利用者の総額として見せないようにします。
離れた家族にも、会館と正式な窓口が分かるようにする
会館ページには、会館名、所在地、運営する会社、用件に応じた連絡先をそろえます。相談した人が別の家族へページを共有したときも、どの場所について、誰へ連絡すればよいかを判断できる状態にします。会社の本社所在地と、利用する会館の所在地は分けて表示します。
名称変更がある場合は、以前の案内を見た人との行き違いにも気を配ります。今回確認した四條畷市向けの公開ページでは、会館名に「ティア四條畷」と旧名称「八光殿四條畷」が併記されています。自社でも名称や運営窓口が変わった際は、ページの見出しだけでなく、電話近くの名称、地図、資料の説明を合わせて確認しましょう。
行政の案内を載せる場合は、葬儀社の窓口と分けます。四條畷市には「おくやみ」の公式案内があります。必要な手続きの確認先として市の案内へつなぐことはできますが、市の手続きを自社の相談だけで済ませられるように見せたり、民間のプラン料金と同じ表に入れたりしません。制度の対象や期限を判断する説明は、確認先を明確にしたうえで扱う必要があります。
電話担当者と、二つの用件を読み合わせる
修正後は、「急ぎで連絡したい」「まだ内容は決まっていないが相談したい」という二つの用件でページを読みます。番号の用途が分かるか、相談できる内容へ進めるか、連絡した後に何が決まるかを、電話担当者に説明してもらってください。
電話では補足しているのにページにはない条件が見つかったら、その条件を必要とする場所へ追加します。逆に、ホームページだけにある約束は、現在の運用に合う表現へ直します。会館名やプランを更新するときも、相談ページと電話の説明まで一緒に確認する担当を決めておくと、案内の食い違いに気づきやすくなります。
四條畷市の葬儀社サイトの案内を整理したい方へ
電話では丁寧に説明できていても、ホームページで急ぎの連絡と事前相談の入口が分かれない場合は、普段の応対から整理できます。株式会社みやあじよでは、用件ごとの入口、会館と窓口の表示、プランと見積りの説明をつなげるサイト制作・改善を支援しています。
四條畷市のホームページ制作・改善のご相談では、現在のサイトで案内しにくい用件や、電話で補足している内容をお聞かせください。受付方法や提供条件を確認しながら、先に直すページと説明を整理します。


