商談では新しい仕事を紹介できても、ホームページを見た方には、以前からの主力事業だけが伝わってしまう。そんな場合は、事業内容が載っているかに加え、これから増やしたい仕事を頼める会社に見えるかも確かめたいところです。
見直すときは、受けたい仕事、その仕事を検討する相手、相手が確かめたい条件、裏付けになる実績を一組にします。その組を見つけやすくしながら、既存のお客様が使う案内も残します。堺市の制作事例を起点に、会社の事業が変わったときの見せ方を考えてみましょう。
今も「以前の仕事を頼む会社」に見えていないか
事業紹介に新しい項目を足すだけでは、会社全体の見え方が変わらないことがあります。トップページの見出しも、大きく使った写真も、最初に並ぶ実績も以前の仕事のままなら、初めて訪れた人は、その印象をもとに頼める仕事を考えるためです。
たとえば、住宅の改修写真が中心のサイトに、店舗改修の説明を小さく加えた場合を考えてください。店舗の責任者に読んでもらいたくても、自分の相談に対応する会社なのかを探し直さなければなりません。掲載されていることと、自分に関係する情報として見つけられることには、違いがあります。
まず現在のトップページを、会社を初めて知る人のつもりで見ます。何をする会社に見えるか、どの仕事の実績が先に目に入るか、相談したいことをどこから確かめられるか。その答えと、今後受けたい仕事を並べると、直す必要がある箇所を考えやすくなります。既存の主力事業を消すことを前提にせず、どの情報から見せるかを確かめます。
堺市の建築会社では、学校向けの仕事を見つけやすくした
堺市堺区の株式会社エーワールド建築様の制作では、法人・個人や業種によってサービスが異なる中で、学校向けの内容がひと目で分かることを重視しました。公開しているエーワールド建築様のサイトリニューアル事例では、学校案件が増え、営業のあとにサイトを見た方へ信頼を伝える必要があったことをご紹介しています。
制作時には、学校向けのサービスに注力したいというご意向を伺い、キャッチコピーとコンテンツの見せ方を合わせました。訪れた人が、自分を対象としたサービスがあるか、どのような内容に対応するかを判断できる構成を考えています。
この事例から考えたいのは、注力する事業名を大きく書くことに加え、その事業を検討する人が確かめる内容まで続けて見せることです。会社名を知ってサイトに来た人が、説明を探し回らずに、自分の相談と結び付けられるようにします。
また、自社で施工実績を更新したいというご希望に合わせ、更新の仕組みとマニュアルも用意しました。その後の仕事を追加しながら、会社の情報を伝え続けられることも制作で考えた点です。実績を追加するときも、学校向けの内容か、ほかの業種に向けた内容かが伝わる説明を添えると、制作時に決めた方針を更新にも引き継げます。

増やしたい仕事と、使える実績を一組にする
ここからは、実在の制作事例とは別の整理例です。住宅の改修が主に見える架空の会社が、すでに対応している店舗改修の相談も増やしたい、と仮定します。会社が伝えたいことだけを並べるより、読む相手が何を判断するかまで書くと、必要な説明と足りない材料が分かります。
| 受けたい仕事・読む相手 | 相手が確かめること | 説明を支える材料 |
|---|---|---|
| これまでの住宅改修 住まいの修繕を考える方 | どの箇所の工事を相談できるか。現在も住宅の仕事に対応しているか。 | 掲載できる住宅の施工写真と、工事した範囲の説明。住宅向けの案内へのリンク。 |
| 増やしたい店舗改修 店の改修を検討する責任者 | 内装・設備のどこまでを相談できるか。営業との調整について何を確認するか。 | 掲載できる店舗の実績があれば、工事の範囲と進め方。実績がなければ、確認済みの対応範囲と相談の流れ。 |
左の欄で仕事と相手を結び、中央で相手の判断を考え、右でその判断に使える材料を探します。資料が見つからない欄は空いたままで構いません。どの説明に裏付けが足りないかを知ることも、見直す範囲を決める手掛かりになります。
店舗の実績をまだ出せない場合、住宅の施工写真を店舗の実績として扱うことはできません。写真が使える範囲を確かめ、店舗の仕事に直接関係する対応内容や、相談時に確認することを説明します。以前の実績が示す技術や仕事の進め方を使う場合も、何を裏付ける例なのかが分かるようにします。
写真を新しく撮る必要があるのか、手元の実績に工事の説明を足せばよいのか、先に事業内容を確認する必要があるのか。四つの要素を対応させることで、原稿・写真・ページ構成のうち、どこから手を付けるかを相談できます。
既存事業の信用と、新しい事業の説明をつなぐ
違う分野の事業を伝える場合も、会社全体の紹介と、それぞれの事業の説明を合わせて考えます。参考になるのが、岸和田市の西日本鋼管株式会社様の制作です。
西日本鋼管様の企業サイト制作事例では、鉄鋼販売と脱炭素に関する事業を二つの軸として紹介しました。それぞれの違いが分かるよう色を使い分け、会社の対応力や提案力は、お客様インタビューを通じて具体的に伝えています。
初めて知る事業でも、運営する会社が分かり、仕事への向き合い方を確かめられることは、相談を考える材料になります。そのうえで、新しい事業そのものの対象や内容、相談できる範囲は、改めて説明する必要があります。既存事業での長い取引や豊富な実績だけでは、新しい分野で何を頼めるかまでは分からないためです。
一つの会社が行う事業として共通の紹介を残し、それぞれの仕事を検討する人が、その仕事の説明と裏付けへ進めるようにする。共通して伝えることと、事業ごとに確かめてもらうことを分けると、既存の信用を生かす範囲も考えやすくなります。

一つの仕事を、短い案内から相談までつなげてみる
掲載の方向が決まったら、増やしたい仕事を一つ選び、入口の短い案内を考えてみます。先ほどの架空の会社で、店舗改修の内容と営業との調整に対応できることを確認した場合の文例です。
住宅の仕事が中心に見える案内
住まいのリフォームを中心に、建物の改修を行っています。内装や設備の工事をご相談ください。
増やしたい仕事を先に伝える案内
店舗と住まいの改修をご相談いただけます。店舗の内装・設備工事では、工事する範囲と営業との調整を確認しながら進めます。店舗改修のご案内と施工例をご覧ください。住宅の工事については、住宅リフォームのページでご案内しています。
文例の違いは、店舗という言葉を加えたことだけではありません。どんな内容を確かめられるかと、次に見る場所を示しています。実際に案内する際は、自社の対応範囲と、掲載できる施工例があるかを確認して言葉を選びます。
入口の先には、仕事の説明、判断の助けになる実績、相談方法を続けます。実績に写真しかないなら、何を依頼され、どの範囲を担当したかを補えるか確認します。相談先の直前でも、その仕事を相談してよいと分かる案内があるかを見ます。
事業の見せ方が決まったあと、検索から見つけてもらうためにどのページを優先して改善するかを考えたい場合は、堺でSEOを始める前に決めるページと検証の考え方も参考にしてください。
既存のお客様が使う案内を残して、変える範囲を決める
増やしたい仕事を前に出すときも、以前からのお客様が使うサービス案内や問い合わせ先は残します。取引中の方が、いつも見ていた情報にたどり着けるかも、見直す範囲に入れておきましょう。
トップページの見出しや実績の並べ方を変えるだけで伝わる場合もあれば、事業別の説明を用意した方が分かりやすい場合もあります。会社全体を作り替えるかを先に決めず、受けたい仕事の説明をたどれるか、今のページで確かめます。新しい事業の紹介と、既存のお客様向けの案内を両方見て、必要な変更を選びます。
最初の相談では、現在のサイトを見ながら、増やしたい仕事と今も大切にしたい仕事を話せれば十分です。原稿や写真をすべてそろえてから依頼する必要はありません。使える実績、確認したい条件、残す案内を一緒に整理すると、制作会社とも変更の範囲を共有しやすくなります。
堺市で、事業の見せ方からホームページを相談する
これから増やしたい仕事が、今のホームページでは伝わりにくい。みやあじよでは、現在の事業やサイトの困りごとを伺い、原稿・実績・ページ構成をどう整えるかをご相談いただけます。
まだ掲載の順番を決められていなくても、現在のサイトからお聞かせください。堺市で、事業の整理からホームページ制作を相談する


