家族で経営する会社のホームページを作ろうとすると、「これまでの歩みを大切にしたい」「今の仕事が分かる内容へ変えたい」と、意見が分かれることがあります。身近な相手だからこそ、理由を省いて話し、同じところで相談が止まってしまう場合もあるでしょう。
まず、残したい会社の価値、今の顧客へ伝えること、これから増やしたい仕事を分けて出しましょう。誰の希望を多く採るかより、どの情報を、誰に、どのページで伝えるかを決めます。代表と次の担当の違いを、年齢や世代の好みだけで説明する必要はありません。
「残したい」「変えたい」の理由を、読み手まで聞く
たとえば、堺市の家族経営の会社で、代表は昔の仕事の写真を残したいと考え、次にサイトを担当する人は今の加工業務を先に見せたいと考えているとします。代表は以前からの取引先との関係を大事にし、担当者は初めて見る人に「今、何を頼める会社か」を伝えたいという例です。
「古い写真を載せるか消すか」だけで比べると、一方を選ぶ話になります。そこで、写真で何を残したいのか、現在の業務について誰が何を知れずに困っているのかを聞きます。昔の写真が示す会社の歩みと、今の業務を案内する役割は、別の場所で伝えられるかもしれません。
残したいものは、写真そのものとは限りません。「長く頼んでもらった仕事を大切にしてきた」「難しい相談も話を聞いてきた」という姿勢を伝えたい場合もあります。どの出来事や資料で説明できるかを確かめ、思いと、それを裏付ける事実を一緒に取り出しましょう。
変えたい希望も、「今風にしたい」から一歩進めます。たとえば「加工の種類と相談に必要な資料が分からず、初回の説明が長くなるので整理したい」と言えれば、事業説明と問い合わせ案内を直す仕事が見えます。好みの理由を話し合う前に、顧客のどの場面を変えたいかを揃えます。
過去・現在・今後を、それぞれのページへ置く
先ほどの会社なら、昔の仕事は会社の歩みとして紹介し、現在頼める加工は事業紹介へまとめる案が考えられます。初めての人が事業紹介を読み、背景を知りたければ会社紹介へ進み、相談したければ問い合わせ先を見つけられるようにします。
| 出てきた意見 | 情報を置く役割 | 載せる前に確かめること |
|---|---|---|
| 昔からの仕事を大切に残したい | 沿革・会社紹介で、歩みと姿勢を伝える | 写真がいつの何の仕事か、事実を確認できる資料があるか |
| 今の加工業務を分かりやすく見せたい | 事業紹介で、頼める仕事と条件を伝える | 現在対応できる範囲、説明に必要な写真や情報は何か |
| 図面が固まる前の相談を増やしたい | 問い合わせ案内で、相談の受け方を伝える | 実際に誰が受け、どの段階から何を聞けるか |
過去の仕事を載せる場合は、それを今も同じ条件で頼めると受け取られないかも確認します。昔の設備や製品の写真なら、当時の出来事と分かる説明を添えるなど、現在の対応業務との違いを表します。年月や内容が分からない写真は、確認先を決めて、分かるまで保留にできます。
今後増やしたい仕事も、希望だけで受付を約束しないようにします。この例の「図面が固まる前の相談」であれば、どこまで話を聞けるか、誰へつなぐかを先に確かめます。次の担当が新しい希望を持っていても、今の体制で応じられる範囲を揃えてから案内します。

見せ方を決める際は、トップページへ両方の希望を同じ量ずつ載せる案と、初めての人を事業紹介へ案内し、歩みは会社紹介で読める案を比べられます。どちらがよいかは、最初に誰へ何を伝えたいかで考えます。意見を半分ずつ載せても、その読み手が頼める仕事を見つけられなければ、目的をもう一度確認します。
一致した目的と未確認の点を、同じ相談メモへ残す
すべての表現を社内で決め切る必要はありません。「会社の歩みは残す」「初めての人に現在の加工業務を伝える」「相談を受けられる条件を確かめる」といった一致した目的を、先に制作会社へ伝えます。見出しやページの並べ方は、その目的に沿って提案を受けられます。
意見が揃わないところは、何が未確認かも書きます。写真の時期を知る人に聞く、現在の加工範囲を現場へ確認する、相談の受付を営業と決めるなど、確認先と次の行動へ直します。「代表と担当者の意見が違う」とだけ伝えるより、提案するために必要な材料が分かります。
公開後に次の担当が続ける更新も、この段階で相談します。事業の追加、写真の差し替え、お知らせの更新のうち、何を自社で行うかを出し、事実を確かめる人と操作する人を揃えます。慣れていない操作を年齢で割り当てず、必要な確認と、続けられる仕事量から考えましょう。
会社の歩みは残しながら、初めての人に今の加工業務と相談できる条件を伝えたいです。昔の写真は内容を確認し、事業紹介は現在の対応範囲を現場と揃えます。両方が伝わるページの役割と案内の順番、公開後に担当者が更新する範囲を相談したいです。
制作会社との窓口は、集めた意見と確認結果を一組で渡せるようにします。窓口の人だけがすべてを決めるという意味ではありません。誰が事実を確かめ、どの判断を社内で揃え、誰がまとめて返すかを共有しておくと、別々の返事が届いたときも確認できます。
みやあじよでは、事業のお話を伺い、伝えたい内容や構成・デザインを整理するところからホームページ制作・改修をご相談いただけます。堺市のホームページ制作をみやあじよに相談するから、残したい会社の思いと、今のサイトで伝えにくいことをお聞かせください。代表と次の担当の希望がまだ揃っていなくても、手元の資料や現在のURLをもとに、確認する内容とページの役割を一緒に整理します。


