制作会社へ参考サイトをいくつか送ったのに、返ってきた案は思っていたものと違う。URLだけでは、色が好きなのか、写真の雰囲気なのか、情報の並びを参考にしたいのかが伝わっていないことがあります。
参考にしたい箇所と理由を挙げ、好み・情報の並び・実際に必要な機能を分けて伝えます。そのうえで、自社では変える点や不要なものも添えましょう。サイト全体の完成形をそのまま求めるより、自社で何を伝え、何をできるようにしたいかを相談する材料になります。
参考URLに、「どの部分」と「なぜ」を添える
たとえば、卸売のサイトでは取引条件が見つかり、工房のサイトでは写真が自然に感じられ、別のサービス会社のサイトではお知らせを更新しやすそうに見えた、とします。異なる三つのサイトを、何に引かれたかを整理する仮定例です。
この場合、「この三つのようなサイトにしたい」と一緒に渡すだけでは、どの特徴を取り入れたいかが分かりません。「トップから取引条件へ進める場所」「仕事の手元を自然に見せる写真」「短いお知らせの並び」のように、該当するページと箇所を言葉にします。
理由も、自社の読み手へつなげます。「落ち着いた色が好き」という好みはそのまま伝えて構いません。さらに「初めて見る人に、落ち着いて事業を読んでもらいたい」「依頼条件を探す手間を減らしたい」と添えると、同じ色や配置以外の案も含めて相談できます。

好み・情報・更新の仕事を三欄でメモする
資料を細かく作り込まなくても、参考にしたい点を分けて書ければ相談に使えます。先ほどの例を、自社の要望へ置き換えると次のようになります。
| 観点 | 参考で見たこと | 自社で必要なこと |
|---|---|---|
| 見た目の好み | 工房の写真が自然で、余白が落ち着いている | 自社の仕事の手元や実物を見せたい。人物を主役にするかは素材から考える |
| 情報の並び | 卸売サイトで取引条件を見つけやすかった | 対応できる仕事と、相談の進め方へ案内したい |
| 実装したい機能 | お知らせが整理され、更新しやすそうに見えた | 自社の担当が短文と写真を差し替える仕事を相談したい |
特に「更新しやすそう」は、外から見た印象にとどまります。公開画面だけでは、担当者がどんな操作で更新しているかは分かりません。自社では誰が、どの文章や写真を、どんな場面で変えたいのかを伝え、必要な機能と操作方法を制作会社へ聞きます。
動きが気に入った場合も、何のために使いたいかを添えます。写真が切り替わる見せ方に引かれたなら、複数の仕事を紹介したいのか、雰囲気が好みなのかを分けます。その理由をもとに、自社では同じ動きが必要か、別の見せ方が合うかを相談できます。
「自社では変える点」も、一緒に渡す
参考サイトには、自社に不要な部分もあるはずです。取扱商品が多い会社の分類をそのまま持ち込まず、自社で案内する仕事の数や違いに合う並びを考えます。自然な写真が好きでも、撮れる場所や見せたい実物が違えば、使う写真も変わります。
文章や画像をそのまま使う依頼ではなく、何に引かれたかを示し、自社の情報や素材でどう伝えるかを相談します。参考は同じ完成形を作る指示ではなく、自社に合う案を考えるための会話の材料にします。たとえば、次のようなメモで伝えられます。
参考にしたいのは、トップから依頼条件へ進める案内です。自社では、対応できる仕事を初めての方に確かめてもらいたいと考えています。商品分類を同じにしたいわけではないので、今のサービス内容に合う並びを相談したいです。写真や色は別の参考を挙げます。
提案が返ってきたときも、理由のメモに戻る
参考サイトを送った後に案が出たら、見た目が似ているかだけでなく、伝えた理由にどう答えているかを見ます。「依頼条件が分かること」が要望なら、提案ではどのページや案内がその役割を担うかを聞きます。違う配置であっても、自社の情報に合う理由を確かめられます。
希望した機能が含まれるか、実際にどう更新するかは、提案や見積もりの範囲で別に確認します。好みの写真や色の話と分けて残すことで、「参考のように」という言葉の中に、まだ確認していない機能の期待を混ぜずに相談できます。
気になる参考サイトはあるものの、何がよいのか言葉にできない方も、大阪のホームページ制作・改修を相談するから、参考URLと気になった箇所をお聞かせください。みやあじよでは、事業のお話を伺い、会社に合う内容と構成・デザインを整理するところからご相談いただけます。参考や要望がまとまり切っていない段階でも構いません。


