畳店のホームページに「裏返し・表替え・新調」と並んでいても、初めて頼む人には違いが分からないことがあります。どれも仕上がった部屋の写真がきれいなら、価格以外に何を見比べればよいか迷います。三つの名前を説明するときは、畳のどの部分を使い続け、何を新しくする仕事かを合わせて見せましょう。
松原市で畳の製造や交換を扱う店の経営者・営業担当者に向けて、土台・表面・縁という同じ部位へ、三つのサービスを対応させるサイトの説明方法を紹介します。縁付き畳を説明例に使い、どの仕事で対応できるかは、現物を確認する店の担当者へつなぎます。
三つのサービス名より先に、畳の部分を見せる
最初に、足元に敷かれた畳を三つの部分に分けて示します。下で支える土台が「畳床(たたみどこ)」、上の面が「畳表(たたみおもて)」、端に付く帯状の部分が「縁(へり)」です。専門の呼び方の近くへ、土台・表面・端という言葉を添えると、その後の説明を読み進めやすくなります。
縁は、表面の下へ重ねる三枚目の層として描かず、端の部分として示します。説明図を簡略にするときも、表と土台の違い、縁が付く位置を読み分けられる形にします。素材や厚さ、実際の縫い方まで再現する図である必要はありません。
大阪畳商工業協同組合の加盟店一覧には、松原市東新町の木下畳店が掲載されています。同ページの取扱品目の説明は、新調、表替え、裏がえしを、床・畳表・縁の扱いから分けています[1]。地域の店の掲載と、仕事の名前の説明を確認できる資料です。掲載があることだけで、個別の畳の施工可否や現在の受注条件まで決まるわけではありません。
自社サイトでも、三つのサービスを別々の写真だけで紹介するより、同じ部位の図を並べる方法があります。土台と表面、縁の位置をそろえ、変える部分に短い説明を付けます。読む人が、写真の色の差を探さなくても仕事内容を見比べられるようにします。

裏返しは、畳表の裏面を使う仕事として説明する
「裏返し」という名前だけだと、畳を持ち上げて、そのまま上下逆に置く作業だと思う人もいるかもしれません。ページの最初に、裏面を使う対象は畳全体ではなく、畳表だと示します。土台を使い続けることと、表の裏面を使うことを、別々の説明にします。
澤田商店のサービス案内は、畳表を外して裏返して取り付け、縁は新しくする仕事として説明しています。また、畳表の状態によって行えない場合があることも示しています[2]。自社のページへ生かすなら、作業名の意味を伝えた後に、実際の状態を確認して案内する流れを続けます。
裏返しの欄には、「今ある土台と畳表を使い、畳表の裏面を表にする仕事です」のような短い説明を置けます。その近くで、縁をどう扱うかも示します。縁付き畳の説明と、別の仕様の畳についての案内が混ざらないよう、店が扱う対象に合わせて記載します。
交換の時期を伝えたい場合も、購入からの年数だけで裏返しを勧める入口にはしません。利用者が気にしている状態を聞き、担当者が現物を確かめる方法へつなげます。記事や図を読んだだけで、自分の畳は裏返せると判断させないことが大切です。
表替えは、土台を使い続ける点をはっきり示す
表替えでは、畳表と縁を新しくし、土台を使い続ける関係を示します。新品の畳を部屋へ入れる写真だけを載せると、土台から替える仕事との違いが見えません。作業後に見える表面だけでなく、その下で使い続ける部分を図や文章で補います。
澤田商店も、表替えを畳表と縁の交換として案内し、畳床はそのまま使うことを明記しています[2]。自社の表替えページでは、この「使い続ける土台」と「新しくする表・縁」を同じ場所に置きます。表の種類を選ぶ前に、どの部分について選ぶ話なのかが分かる順番にします。
土台を使うという説明に、「どんな畳でも表替えで直る」という約束を足さないようにします。土台を残せるかは、その状態を確かめる担当者の判断につなげます。写真の見た目や、利用者が選んだサービス名だけで、施工内容を確定するページにはしません。
料金を載せる場合は、何の仕事の金額かが近くで読めるようにします。表替えの欄と新調の欄が離れ、どちらも「一畳あたり」だけで表示されていると、同じ内容の価格差だと受け取られる場合があります。数字を比べる前に、土台を使う仕事か、新しく用意する仕事かを読み分けられる構成にします。
新調は、土台から新しく用意する仕事として伝える
新調の説明では、土台、表、縁を新しくすることを、同じ部位の図へ対応させます。「すべて新品」とだけ書くより、表替えでは残していた土台も新しくする仕事だと伝えると、三つの関係が見えます。組合の取扱品目説明も、この部分の違いを示しています[1]。
新調の写真だけを大きく扱って、どの相談にも新調が適切に見える並べ方にする必要はありません。既存の畳について相談する人には、状態の確認後に、どの仕事を案内するかを伝えます。新しく畳を用意したい人には、その希望を相談できる窓口へつなぎます。
三つを読み比べるための表は、同じ部位を同じ順番で示します。次は縁付き畳の説明を整理する例です。自社の実際のサービスと対象に合わせて直して使います。
| 仕事の名前 | 使い続ける部分 | 新しくする・使い方を変える部分 |
|---|---|---|
| 裏返し | 土台と畳表 | 畳表の裏面を使い、縁は新しくする |
| 表替え | 土台 | 畳表と縁を新しくする |
| 新調 | 使い続ける部分なし | 土台・畳表・縁を新しく用意する |
この表は、今の畳にどの仕事を選ぶかを決める表ではありません。部位の違いを理解した後に、店へ相談するためのものです。縁のない畳や素材別の案内が必要なら、自社が実際に扱う内容へ分け、同じ図の条件を無理に当てはめないようにします。
仕上がり写真には、実際に何を替えたかを添える
三つの仕事は、仕上がった部屋の写真だけでは読み分けにくい場合があります。完成写真から土台の状態や、どの部分を交換したかまでは確認できないためです。施工例を紹介するときは、写真の近くへ担当した仕事を短く添えます。
たとえば、表替えを行った架空の掲載文なら、次のように示せます。
今回は、今ある畳の土台を使い、畳表と縁を新しくしました。写真は表替え後の仕上がりです。土台から新しく作った施工例ではありません。
新調の施工例を説明する架空文なら、同じ部位へ対応させます。
今回は、土台から畳を新しく用意しました。畳表と縁だけを替える仕事との違いが分かるよう、施工内容を添えて紹介しています。

実際に公開するときは、施工記録と写真が同じ仕事を指しているか、店の担当者が確認します。畳の材料見本や参考写真を使う場合は、施工実績と分かれる表示にします。写真の明るさや色の差を、施工の違いや素材の性能の証明として使わないようにします。
写真には部屋の様子や持ち物が写ることもあります。掲載できる範囲を確かめ、サービスの説明に必要な部分を選びます。お客様の氏名や生活の事情を足さなくても、どの部位を使い、どこを新しくした仕事かは説明できます。
サービス名を選べなくても、今の状態から相談できるようにする
案内を読んでも、自分の畳にどれが合うか決められない人はいます。問い合わせで裏返し・表替え・新調のいずれかを必ず選ばせると、分からないまま仮に選ぶことがあります。「どれか分からない」「状態を見て相談したい」と伝えられる入口を、店の受付方法に合わせて用意します。
最初に聞く内容は、店が普段受けている相談から選びます。表面の状態が気になるのか、土台について相談したいのか、新しく畳を用意したいのか。専門語だけで記入を求めず、困っていることを言葉で伝えられる案内を添えます。その後の訪問や現物確認は、店が実際に行う方法へつなぎます。
写真を受け取る店でも、送ればその場で施工可否が決まるとは案内しません。写真から何を確認でき、現物で何を確かめるかを担当者とそろえます。サイトが担うのは、三つの違いを理解する手掛かりと、判断する担当者への入口を作ることです。
公開前には、初めて畳を頼む人の立場で、図、メニュー、施工写真、相談先を順に読みます。裏返す対象は畳表だと分かるでしょうか。表替えでは土台を使い、新調では土台から用意すると読めるでしょうか。同じ部位の説明をそろえると、店頭では話せる違いをホームページでも伝えられます。
店頭の畳の説明を、ホームページにも生かす
サービス名だけでは違いが伝わらず、いつも同じ部分を説明し直している。みやあじよでは、現在のメニューと普段のご案内をもとに、部位の図、施工写真の説明、相談へのつながりを整えるホームページ制作をご相談いただけます。
何を載せるか決まっていなくても、説明しにくい仕事や、よく聞かれる違いからお聞かせください。松原市のホームページ制作・改善のご案内からご相談いただけます。


