無料相談

売上あげる、
おてつだい。

  1. トップページ
  2. コラム
  3. 記事

コラム

製造業の部品問い合わせフォーム|品番・製造時期・部品図をつなぐ相談票

チップス

製品購入と交換部品の問い合わせを分け、本体品番・製造時期・部品図と番号を対応させるフォーム設計。番号不明時の写真、複数部品の数量、確認画面と受付通知を架空の相談票で整理します。

部品の相談に製品を特定する手掛かりを添える見出しと、メーカーで部品サンプルを確認する男性

製品を新しく購入したい人と、使っている製品の部品を探している人が、同じ問い合わせフォームへ来る。「品番」の欄はあるものの、本体の品番を書くのか、欲しい部品の番号を書くのか分からない。製造業のサイトでは、入力項目を用意しただけでは、担当者が確認できる情報がそろわないことがあります。

部品の問い合わせを受けやすくするには、入口を用件で分け、本体、製造時期、参照した部品図、欲しい箇所を対応させます。本稿では、製造業の営業・アフターサービス・Web担当者に向けて、相談票からフォームと確認画面を設計する方法を説明します。適合する部品や交換方法を判断する記事ではありません。

最初の選択肢は、部署名より相談したい用件にする

利用者が知っているのは、「製品を導入したい」「使用中の製品の部品を探したい」という自分の用件です。営業部やサービス部の担当範囲を理解しているとは限りません。問い合わせの入口には、社内の組織名より先に、何を相談できるかを示します。

例えば「製品の購入・仕様について」「使用中の製品の交換部品について」を並べます。故障の相談を別に受ける会社なら、その入口も区別します。部品を買えば解決するか分からない人を、必ず部品番号の入力へ進ませないよう、「用件を選べない場合」の案内も用意してください。

コメットカトウは、修理・部品の問い合わせページから、製品・調理に関する問い合わせを別に案内しています。入力欄には機器情報や設置先などがあり、用件に応じた情報を受け取る構成です。参考にしたいのは入口と質問の関係であり、同社の必須項目や回答日数をそのまま自社へ移すことではありません。コメットカトウの修理・部品問い合わせ

製品詳細からフォームへ移る場合は、閲覧していた製品名を引き継ぐ方法も考えられます。ただし、そのページの現行製品と、利用者が持っている旧製品が同じとは限りません。「この製品についての相談」と表示し、対象を変更できるようにします。閲覧ページだけで現物の型式を確定しない設計です。

本体の品番と、欲しい部品の番号を別の欄で受ける

「品番」という一つの欄に本体と部品の番号が混在すると、担当者は番号の意味から確認することになります。「お使いの製品の型式・品番」と「お探しの部品の番号」を分け、各欄のそばに、どこに記載されている情報かを短く添えます。

製品のシリーズ名、個別の型式、製造番号も同じ意味ではありません。自社の照合に何が必要かを製品担当へ確認し、その名称を画面へ反映します。社内では型式と呼ぶ情報が利用者向けのラベルでは品番になっているなら、その対応も説明します。似た欄を増やすだけでは解決しません。

番号は先頭のゼロやハイフン、英字を含むことがあります。数値の大小を扱う欄ではなく、識別する文字列として扱い、入力した表記が確認画面と通知にも残るようにします。自社の番号体系を調べず、数字だけの入力制限を付けると、正しい情報を入力できなくなる場合があります。

記入例には、実在製品と取り違えない説明用の表記を使います。「型式欄に記載されている文字を入力」のように確認元を案内し、ラベルの位置は対象製品に合った案内へつなぎます。番号を確認するために、分解や無理な移動を求める説明にはしません。

入力の途中で製品本体を変更した場合は、前の製品にひも付いた部品図や番号が残っていないかも確認します。共通の連絡先は維持しても、製品に依存する選択は改めて確かめる必要があります。取り消す項目があるなら理由を表示し、利用者に知らせず内容を書き換えないようにします。

部品番号が分からない場合は、「不明」を選んで次の説明へ進めるようにします。必須欄を埋めるために適当な番号を書かせるより、未確認であることが担当者へ伝わる方が、追加で聞く内容を決めやすくなります。

製造時期と購入時期は、確認元を添えて分ける

同じ呼び名の製品でも、時期によって確認すべき資料が異なる場合があります。製造時期を聞くなら、購入した年月を代わりに確定情報として受け取らないようにします。「製造時期が分かる」「購入時期だけ分かる」「どちらも不明」を区別するだけでも、情報の意味が変わります。

DAIKENの室内ドアに関するFAQでは、製造時期が製品を絞る材料になること、検査証のロット番号から確認できることを案内しています。また、部品が見当たらない場合などは、検査証や部材の写真を添えて問い合わせる流れです。これは対象製品についての案内であり、同じ番号の規則やラベル位置が他社製品にも当てはまるわけではありません。DAIKENの部品特定に関するFAQ

自社のフォームでは、日付だけでなく「製品ラベルを確認」「購入記録を確認」「記憶によるおおよその時期」など、情報の根拠も受け取る方法があります。正確な日が分からないのにカレンダーで一日を選ばせる必要はありません。担当者が必要とする精度に合わせ、年月や概算の時期を受けられる欄を検討します。

中古で取得した製品や、別部署から移された製品では、利用開始時期と製造時期が離れていることも考えられます。利用者に推測で製造年月を埋めてもらわず、手元で確認できた事実を残します。「不明」は、古い製品や対応終了品という意味にも置き換えないでください。

相談票を作り、画面の質問と担当者の確認を対応させる

ここでは、架空の機器メーカーM社を例に、部品相談の入力項目を整理します。M社や下表の内容は画面設計の説明用であり、実在製品の適合条件や供給条件を示すものではありません。問い合わせの時点では、部品の販売可否も確定していない想定です。

用件を分け、本体品番と時期の確認元、部品図と番号を対応させ、不明時の説明を受けて担当者確認へつなぐ図
架空M社の部品相談の画面設計例です。実在製品の適合条件や供給条件ではありません。不明な項目は確認できる範囲の説明とともに受け取ります。
確認する対象 画面で受ける情報 分からない場合 受付後に確かめること
製品本体 型式・品番と記載元 確認できる範囲のラベル写真 相談対象の製品か
製造時期 時期とその確認元 購入時期のみ・不明を区別 参照する製品資料
参照した部品図 資料名・版・ページ 図を見ていないと記録 本体と図の対応
欲しい部品 図の番号・名称・希望数量 箇所の説明や写真 部品の特定と数量の単位
利用・連絡先 使用者と連絡担当、必要な設置先情報 代理の問い合わせと明記 回答先と不足情報の照会先

この表をそのまま一画面に詰め込む必要はありません。最初に本体の情報を受け、部品図を持っている人には資料と番号、持っていない人には箇所の説明を見せるなど、回答に応じて質問を切り替えます。非表示になった項目が必須のまま残らないことも確認します。

複数の部品を相談する場合は、部品ごとに名称・番号・数量が一組になるようにします。「番号A、番号B、数量三つ」という自由記述だけでは、合計なのか各三つなのか判別できません。入力欄を追加できる構成にするなら、どの本体に対する部品なのかも見失わない表示が必要です。

数量の単位は、自社が確認できる表記に合わせます。個数とセット数を同じ欄へ曖昧に入れないようにし、相談者が単位を判断できなければ、そのまま担当者へ確認できる案内を添えます。入力された希望数量を、販売単位が確認済みの注文数量として扱わないことが大切です。

部品図の番号だけを、単独で送らせない

部品図にある「12」という番号は、その図の中で箇所を示す番号かもしれません。別のページにも同じ番号があれば、番号だけでは対象を特定できません。図の名称、対象モデル、版や発行時期、ページと組み合わせて受け取るようにします。

ヤマハ発動機のパーツカタログの使い方案内は、モデルの検索・選択から絵目次へ進み、部品イラストとリストを確認する流れを示しています。パソコンとスマートフォンでは表示の仕方が異なりますが、対象モデルと部品情報の対応を保つ点が参考になります。ここで紹介しているのは案内文の構成であり、個別部品の在庫や価格を確認した結果ではありません。ヤマハ発動機のパーツカタログ案内

自社で公開する部品図から相談へ進める場合は、参照中の資料名やページを引き継ぎ、確認画面でも見えるようにします。図の指示番号と販売上の部品番号が別なら、欄名を分けます。図に表示された番号を、そのまま注文番号と呼ばないようにしてください。

資料を差し替える運用も考えます。同じURLのPDFが新しい版へ変わる場合、問い合わせ時に利用者が見ていた版が分からなくなることがあります。受付記録には参照した資料の識別情報を残し、担当者が当時の内容を確認できる保管方法を社内で決めます。古い資料を公開し続けるかどうかとは、別の管理上の判断です。

メーカーの相談卓でスマートフォンを持つ女性と部品サンプル。実際の製品や受付資料を示すものではない

写真を受けるときは、何の写真かも一緒に受ける

写真の添付欄だけを置くと、製品全体、ラベル、欲しい部品の接写が区別されずに届きます。「本体を確認する写真」「番号が書かれたラベル」「相談したい箇所」のように、用途を短く説明します。すべての写真を必須にするかは、実際の受付に必要な範囲で決めます。

取り外せない場所や、近づいて撮影できない場所があることも前提にします。「撮影できない場合は文章で状況を記入」と案内し、写真を撮るための無理な操作を求めないようにします。写真があっても、担当者による確認や追加資料が必要になる場合はあります。

スマートフォンからの利用では、添付できる形式と容量、選択済みのファイル名、削除・選び直しの操作を確認します。容量を超えたときに入力済みの文章が消える画面では、相談をやり直す負担が増えます。エラーの場所と直し方を、その場で読めるようにしてください。

写真が複数あるときは、どの部品の説明に対応するかが分かる構成にします。部品Aと部品Bの写真が混ざるなら、部品ごとの入力欄に添付を持たせる方法もあります。単に添付可能枚数を増やす前に、受け取った担当者が対応をたどれるかを確認します。

確認画面・自動返信・通知先まで、用件の区別を保つ

送信前の画面には、選んだ用件、本体情報、製造時期の確認元、参照資料、部品ごとの番号と数量をまとめます。「不明」と回答した箇所も表示し、空欄が消えてすべて確認済みに見えないようにします。部品図から引き継いだ情報も、利用者が確認できる位置へ置きます。

自動返信は、相談内容を受け付けたことと、次に担当者が確認することを伝えます。受付完了を、部品の適合確認、在庫確保、受注確定と同じ意味にしません。架空M社なら「内容を受け付けました。対象製品と部品を確認し、追加情報が必要な場合はご連絡します」といった案内が考えられます。実際の文面は自社の対応範囲に合わせます。

社内通知にも用件と本体の識別情報を残します。入口を分けても、届いたメールの件名がすべて「お問い合わせ」では、担当者が本文を開くまで見分けられません。製品購入と部品照会の通知先を決め、用件不明の相談を誰が確認するかも指定しておきます。

追加の写真や番号が後から届く場合は、受付番号などで最初の相談へ結び付けられるようにします。新しい情報で対象製品が変わったときは、以前の候補部品をそのまま確定情報として残さず、担当者が確認し直す状態を記録します。送信後に利用者が訂正したい場合の連絡方法も、自動返信に添えておくとよいでしょう。

公開前は、製品詳細から来た人、部品図を持つ人、番号が分からない人の三通りを通して確認します。スマートフォンで写真を選び、前の画面へ戻って修正し、確認画面と通知内容が一致するかを見ます。自社で用意するのは製品情報の確認元と担当範囲、制作側へ依頼するのは分岐・入力・表示・通知の動作です。この対応を相談票に残すと、改修すべき箇所を具体的に伝えられます。

参照資料:コメットカトウの修理・部品問い合わせ、DAIKENの部品特定FAQ、ヤマハ発動機のパーツカタログ使い方案内。2026年9月21日確認。公開案内の閲覧のみで、フォーム送信、実際の部品検索、注文や適合判定は実施していません。

マーケター・コンサルタントの皆様へクライアントの「価値」を伝えるWebトータルパートナー提携Webに関するトータルからスポット作業まで必要な部分だけお任せできるWeb制作パートナー提携