SEO対策業者を選ぶときは、先に自社で止まっている仕事が、調査・原稿づくり・サイト修正のどこかを考えると、必要な相手を絞れます。分析が得意な会社へ頼んでも、社内に更新できる人がいなければ、提案が資料のまま残ることがあるからです。
反対に、社内で原稿もサイト更新もできるなら、調査と優先順位だけを相談する方法もあります。すべてを外注するかどうかより、依頼後に実際のページが変わり、その結果を確かめられるかを見ましょう。この記事では、自社の人手に合う依頼範囲と、費用を比べる前に確認する役割を説明します。
どの工程で止まっているかから、頼む支援を選ぶ
「SEOを強くしたい」だけでは、調査や記事制作など多くの提案が出てきます。まず、今できていないことを一つ選んでみてください。原因が不明な段階で、特定の作業が必ず必要だと決める必要はありません。
| いま困っている状態 | 最初に相談する仕事 | 依頼先に聞くこと |
|---|---|---|
| 何が原因か分からず、直す順番を決められない | 検索状況・ページ・計測の調査と優先順位づけ | 原因が未確定なものを、どう区別して説明しますか |
| 必要な説明は分かるが、文章にできない | 取材、構成、原稿作成、編集 | 誰から何を聞き、事実をどう確認しますか |
| 原稿や修正案はあるが、サイトを更新できない | 管理環境の確認と、ページ修正・公開 | 現在の仕組みで反映できる範囲と担当はどこですか |
| ページは公開できるが、改善したか判断できない | 計測の確認、結果の読み方、次の改善判断 | 実施内容と、相談につながる変化を何で確かめますか |
複数当てはまる場合は、つながる工程を一緒に頼むか、担当者を分けて引き継ぐかを選びます。例えば「原稿を作る人」と「公開する人」が別でも、その間で誰が確認して何を渡すかが決まっていれば進められます。会社の看板だけで、対応範囲を判断しないことが大切です。
調査を頼むなら、次の作業を決められる資料を受け取る
診断やコンサルティングを選ぶ場合は、結果がどんな形で残るかを確認します。「問題があります」という一覧だけでは、担当者が次に動けません。対象のURL、分かった事実、まだ仮説のこと、先に対応する理由が分かると、修正を別の担当へ渡せます。
例えば「サービスページが弱い」という指摘なら、どの説明が不足し、誰の判断を妨げているのかまで聞きます。検索からの訪問が少ないのか、閲覧されても依頼範囲が分からないのか、そもそも問い合わせを数えられていないのかでは、次の仕事が変わります。
Googleも、SEO業者を検討する段階で、変更内容と理由、見込む結果や確認方法を質問するよう案内しています。最初の点検では、必要に応じた閲覧権限から始める考え方も示されています。何を調べるか決まる前に、全員へ同じ管理者権限を渡す必要はありません。
原稿を頼むなら、現場の情報をどう文章にするか確かめる
記事やサービス説明を作る仕事では、文章を書く時間だけでなく、社内の情報を取り出す手順を見ます。取引先からよく聞かれる質問、対応できない条件、見積もり前に必要な資料などは、会社ごとに異なるためです。
例えば設備の点検サービスなら、「点検に対応します」という文章だけでは、依頼する側は判断できません。どの設備が対象か、止めずに見られる範囲はどこか、現地確認前に伝える情報は何か、といった材料が必要になります。取材や確認の担当を決め、根拠のない対応範囲を文章へ足さない進め方を確認します。
見積もりに記事本数だけが書かれている場合は、企画、取材、事実確認、画像、修正、入稿のどこまで含むかを尋ねましょう。自社が下書きを出す前提なのか、話を聞いて原稿にする前提なのかで、担当者の負担が大きく変わります。
サイト修正まで頼むなら、今の管理環境を確認する
「修正できます」という返答だけでなく、現在のサイトを誰が管理しているかを確認します。SEO会社が原稿を作れても、独自の管理システム、既存契約、権限の制約によって、そのまま公開できない場合があります。
制作会社が別にいるなら、調査側が修正指示を渡し、制作会社が反映する方法もあります。その場合は、作業費、依頼窓口、公開前後の確認を誰が持つかを合わせます。同じ修正を二社へ重ねて依頼したり、互いに相手が対応すると思ったままにしたりしないようにしましょう。
サービスページを一つ改善する場合の分担例
例えば、サービスページに対応範囲と相談の流れを加える場合、次のように仕事を分けられます。すべてを同じ会社へ頼む場合も、担当する内容を確かめるために使えます。
| 工程 | 外部へ頼む仕事の例 | 自社・現在の管理先と確認すること |
|---|---|---|
| 調べる | 現在の説明、検索状況、必要な情報を整理する | 増やしたい相談と、対象のサービスを伝える |
| 原稿を作る | 不足する条件を聞き、構成と文章を提案する | 対応範囲、価格条件、掲載できる事例を確認する |
| 反映する | 管理画面やページへ原稿を反映する | 反映できる権限、作業者、公開の判断者を確定する |
| 確認する | 表示、リンク、計測と変更後の動きを確認する | 実際に届いた相談の内容を共有し、次の対応を決める |
兼務の担当者が一人でも、すべての事実を一人で判断する必要はありません。例えば担当者が窓口となり、対応範囲は営業責任者、公開の判断は経営者へ確認する形にできます。担当者が不在のときの連絡先と、返答が遅れた場合の扱いまで合わせると、外部も作業を組みやすくなります。
費用は、外注先の作業と自社に残る作業を並べて読む
月額が違うときは、同じ工程の見積もりかを確かめます。調査と助言だけの費用と、原稿・反映まで含む費用を、そのまま安い順へ並べないようにします。自社で作業できるなら助言中心が合う場合もあり、外注範囲が広いほど良いと決まるわけではありません。
判断したいのは、「その料金で、最後まで作業がつながるか」です。提案された改善に社内作業が必要なら、その時間を確保できるかを確認します。余裕がなければ、必要な代行を含めた見積もりを頼むか、対象ページを絞って始める方法があります。
追加のページ、取材、写真、機能改修、確認会議などが別料金になる条件も尋ねます。初期費用、契約期間、終了時の引継ぎも含め、今回の目的に必要な支払いと負担をそろえてから決めましょう。
報告では、やった作業と次の判断を一緒に見る
支援が始まった後は、実施した作業、分かった変化、次に行うことを確認します。順位やアクセスの一覧だけでは、ページがどう変わり、何が残っているかを追いにくいからです。
例えば閲覧が増えても、対象外の相談ばかりなら、集めたい相手と説明が合っているかを見直す材料になります。一方、相談が増えない時期でも、まず計測を直して状況を判断できるようになったなら、その作業の完了を確認できます。作業の進行と事業の結果を分けて見ることで、継続するか、範囲を変えるかを話し合えます。
結果が変わるまでの期間を一律に約束することはできません。いつ何を確認するかを最初に合わせ、競合、季節、広告、サイト変更など同時期の変化も控えます。「必ず1位」などの保証より、判断の根拠と変更の履歴が残るかを確認してください。
業者へ伝える内容は、未定を含めた一枚から始める
相談前に、目的や予算をすべて決め切る必要はありません。サイトURL、いま困っている場面、社内でできること・難しいことを、分かる範囲で伝えてください。管理者が不明なら、その確認から必要な状況として伝えられます。
例えば「営業からサービス説明の不足を指摘されています。商品の確認はできますが、原稿を書く人とサイトを更新する人がいません。どこから頼むとよいか相談したいです」と書けば、調査だけを頼むのか、原稿と反映まで必要なのかを話しやすくなります。
契約の前には、作った原稿や画像を契約終了後も使えるか、作業資料と変更履歴が残るか、計測アカウントを自社で管理できるかも確認します。担当者が替わっても、実施したことを引き継げる状態にしておきましょう。
みやあじよへは、まだSEO業者へ何を頼むべきか分からない段階からご相談いただけます。現在のサイトと社内で動ける範囲を確認し、必要な調査、原稿、ページ修正、公開後の確認を整理します。こちらからご相談ください。対応内容はサービス内容でもご確認いただけます。
参考資料・出典
- Google 検索セントラル:SEO業者の利用を検討する


