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パブリックドメイン画像おすすめサイト7選|安全に商用利用するための注意点も細かく解説

チップス

パブリックドメインとは?

パブリックドメインは、著作権の保護期間が終了した場合など、著作権による利用の制限がない状態を指します。日本では、個人の著作物の保護期間は原則として著作者の死後70年ですが、年の数え方、著作物の種類、国や地域などによって確認点が異なります。作者の名前や没年だけで判断せず、利用する作品と掲載元の説明を確かめましょう。権利者がCC0で提供する作品もありますが、商標や人物の権利などまで一律になくなる意味ではありません。

そもそも著作権とは?

著作物を使う際は、複製や公開などの利用に関わる著作権(財産権)と、著作者の名誉や作品への思いに関わる著作者人格権を分けて確認します。

種類特徴・ルール
著作者人格権公表の方法、氏名の表示、意に反する改変などに関わる、著作者本人の人格的利益を保護する権利。
財産権を譲渡しても、著作者人格権が一緒に譲られるわけではない。
著作者の死後も、著作権法60条による人格的利益の保護に注意する。
著作権(財産権)複製、公衆送信、翻案など、著作物の利用に関わる複数の権利。
保護期間中の作品を利用するときは、原則として権利者の許諾が必要。
ただし、法律で許諾なしに利用できる場合や、利用条件が示された素材もある。

写真や絵のように目に見えるものだけでなく、音楽なども著作権の確認が必要です。一方で、作者がいるものすべてに、同じ内容の権利が同じ期間あるとは限りません。利用したい作品、権利者、保護期間や許諾の条件を確かめて判断します。

パブリックドメインは商用利用ができる?

著作権の保護期間が終了した原作品は、著作権者の許諾を得ずに利用でき、商用利用も検討できます。ただし、それだけで、手元の写真データや商品化の方法に関わるすべての問題が解決するわけではありません。原画と、それを撮影・編集した画像は分けて確認します。人物、商標など別の権利や、掲載元が案内している利用条件にも目を通しましょう。

パブリックドメインを商用利用する際の注意点5つ

パブリックドメインの作品を商用利用する際には主に以下の5つについて注意しましょう。

  • 「フリー素材」と「パブリックドメイン」は違う
  • 二次的著作物の利用に注意
  • 著作者の死後も人格的利益に配慮する
  • 保護期間の終了を作品ごとに確認する
  • クレジット記載の必要性は念のため確認しておく

順番に解説します。

「フリー素材」と「パブリックドメイン」は違う

「フリー素材」は、掲載元が一定の条件で利用を認める素材の呼び方です。無料や商用利用可と書かれていても、著作権が切れているとは限りません。また、非営利ならどのように使ってもよいわけではありません。再配布や販売、加工、クレジット表示など、使いたい方法が規約に合うかを確認しましょう。

二次的著作物の利用に注意

原作品の保護期間が終了していても、それをもとに新しく作られた作品に別の著作権がある場合があります。原画そのものと、誰かが撮影・編集した画像データを同じものとして扱わないようにしましょう。写真なら、撮影者や掲載元が示す権利と利用条件を確認します。単に原画を写したというだけで、すべての画像に同じ権利が生じるとも決め付けず、実際に使うデータごとに確かめます。

著作者の死後も人格的利益に配慮する

日本の著作権法は、著作者の死後に作品を公に提供・提示するときも、著作者が生きていたなら人格権の侵害となる行為を原則として禁じています。文化庁も、保護期間が切れれば何をしてもよいという意味ではないと説明しています。「孫の代まで権利が続く」という一律の期限として覚えず、作品への改変や使い方に注意しましょう。
遺族が存命かどうかだけで、改変の可否を決めることはできません。著作者の死後の人格的利益を保護するルールと、差止めなどを請求できる人の範囲は別の話です。利用方法の判断が難しいときは、具体的な作品と使い方を整理して専門家に確認しましょう。

保護期間の終了を作品ごとに確認する

保護期間の終了は、作品の種類、著作者、必要に応じて公表年や国の条件などを確認して判断します。著作権が相続されていることだけを理由に、すでに終了した保護期間が延びるという説明ではありません。また、原作品と二次的著作物では、確認する期間が異なる場合があります。判断できる資料がそろわないときは、利用条件の明確な別の素材を選ぶ方法もあります。

クレジット記載の必要性は念のため確認しておく

クレジットの要否は、素材の権利表示や利用条件に照らして確認します。例えばCC0自体には著作者表示を求める条件はありませんが、CCライセンスや一般のフリー素材は条件が異なります。出所と確認日を控え、別の素材のルールをそのまま当てはめないようにしましょう。

画像素材サイト7選の利用条件と現在の案内

以前掲載していた7サイトについて、素材の種類と利用条件を整理します。無料素材サイトがすべてパブリックドメインとは限りません。また、パブリックドメインRの旧URLでは素材サイトの案内を確認できないため、現在の利用先としての紹介を終了しています。ほかの掲載先も、実際に使う素材の権利表示と規約を確認してください。

  • photoAC
  • O-DAN(オーダン)
  • パブリックドメインR(案内終了)
  • パブリックドメインQ
  • GIRLY DROP
  • Loose Drawing
  • ちょうどいいイラスト

順番に見ていきましょう。

photoAC

photoACは、写真などの素材を探せるサービスです。無料で利用できる素材も、著作権が放棄されたものとは限らず、利用規約に従って使います。再配布や写真自体の商品化などには制限があるため、ホームページの挿絵と、素材を中心にした販売物を同じ条件と考えないようにしましょう。会員種別による利用範囲も、現在の案内を確認します。

≫photoACのサイトはこちら

O-DAN(オーダン)

O-DANは、世界中の無料写真素材を探すためのサービスです。商用利用可の素材を探す表示があっても、すべてが著作権の切れた作品という意味ではありません。見つけた写真は、実際の配布元で権利表示と利用条件を確認しましょう。検索サービスの表示だけで、加工、再配布、商品化まで一律に可能とは判断しないことが大切です。

≫O-DAN(オーダン)のサイトはこちら

パブリックドメインR(案内終了)

パブリックドメインRは、以前の素材サイトとして紹介していました。2026年10月30日の確認では、旧URLに素材とは異なる内容のページが表示されたため、本記事からの案内を終了しました。以前の説明をもとに、現在の配布元や利用条件が同じと判断しないでください。

旧サイトへのリンクは削除しています。素材を探す場合は、ほかの掲載先で現在の利用条件を確認してください。

パブリックドメインQ

パブリックドメインQは、写真・イラスト・絵画などを掲載し、運営側はCC0の適用や保護期間の終了による素材と案内しています。ただし、個々の素材の出所と権利表示は確認しましょう。クイズに正解することを一律のダウンロード条件と考えず、現在の各素材ページの案内に従います。旧サイトRと同じ運営・同じ利用条件であるとも判断しないようにしましょう。

≫パブリックドメインQのサイトはこちら

GIRLY DROP

GIRLY DROPは、かわいらしい雰囲気の写真素材を掲載するサイトです。利用規約では著作権を放棄していないと明記され、商用サイトなどで使える範囲と禁止事項が定められています。写真自体や加工した写真の商品化、再配布、関連業種で実際の商品と誤認されるような使い方などに注意し、掲載先と用途に合うかを確認しましょう。

≫GIRLY DROPのサイトはこちら

Loose Drawing

Loose Drawingは、シンプルなイラスト素材を掲載するサービスです。商用・非商用で利用できる範囲がありますが、著作権は放棄していません。編集・加工ができても、イラスト自体を商品として再配布・販売することとは別です。有料データの購入も、著作権そのものを買い取ることを意味しないため、用途に合う条件を確認しましょう。

≫Loose Drawingのサイトはこちら

ちょうどいいイラスト

ちょうどいいイラストは、さまざまな場面に使いやすいイラストを掲載するサイトです。著作権は管理者にあり、無料利用や加工が認められていても、イラスト自体の販売・再配布などは禁止されています。加工すれば自分の著作物として自由に配布できると考えず、現在の規約と利用目的を確認しましょう。

≫ちょうどいいイラストのサイトはこちら

【あわせて知りたい】パブリックドメインと区別すべき作品の種類3つ

パブリックドメインの他にも、「自由に利用可能」とされる作品の種類はいくつかあります。その中でも以下の3つのことはおさえておきましょう。

  • クリエイティブ・コモンズ
  • CC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)
  • ロイヤリティフリー

パブリックドメインと区別するうえで注意が必要なことについても紹介します。

クリエイティブ・コモンズ

表示・改変・商用・継承の4つの条件をそれぞれ組み合わせて、6種類のライセンスを作ったものがクリエイティブ・コモンズです。

クリエイティブ・コモンズ・ジャパン「クリエイティブ・コモンズ・ライセンスとは」より引用

CCライセンスは、権利者が著作権を保持したまま、利用できる条件を示す仕組みです。種類により、商用利用、改変、クレジット表示などの条件が異なります。すべてが商用利用に不向きという意味ではなく、使いたい方法が、その作品に付いたライセンスに合うかを確認します。

CC0(クリエイティブ・コモンズ・ゼロ)

CC0は、権利を持つ人が、法令で認められる最大限の範囲で権利を放棄し、作品をパブリックドメインへ提供するための仕組みです。営利目的の利用や改変などができますが、本人が持たない第三者の権利まで消すものではありません。基本となる扱いは次のとおりです。

  • 商用利用が可能
  • クレジット記載が不要
  • 加工・改変が可能

CC0表示は、美術館や図書館以外の配布元でも見られます。利用するデータにCC0が付いているか、元の掲載ページで確認しましょう。また、人物のプライバシーや商標など、CC0で影響を受けない権利は別に確かめます。Creative Commons自身が、すべての掲載作品の権利状態を保証しているわけではありません。

ロイヤリティフリー

ロイヤリティフリーは、定められたライセンスの範囲で素材を繰り返し利用できる方式で、著作権の消滅や譲渡を意味しません。例えばAdobe Stockも、素材の使用権を認めるもので所有権の譲渡ではないと説明しています。料金を払えば何にでも使えると考えず、利用範囲、再配布、商品化などの条件を確認しましょう。

まとめ

素材を使うときは、保護期間が終了した作品なのか、条件付きで利用を許された素材なのかを分けて確認しましょう。「無料」「商用利用可」「ロイヤリティフリー」だけでは、著作権が放棄されているとはいえません。原作品と画像データ、利用目的とライセンスをそろえて確認し、必要な表示や制限を守って使うことが大切です。

参考資料(2026年10月30日確認):文化庁:パブリックドメインと著作者の死後の人格的利益/文化庁:保護期間の計算と延長Q&A/Creative Commons:CC0 1.0/CCジャパン:ライセンスの種類/写真AC:利用規約/GIRLY DROP:利用規約/Loose Drawing:利用規約/ちょうどいいイラスト:利用規約/Adobe Stock:利用とライセンス。

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