「検査治具を製作しています」と書いていても、初めて読む人には、検査を頼める会社なのか、検査に使う道具を作る会社なのかが伝わらない場合があります。問い合わせを受けてから「品物を調べる依頼ではなく、道具の製作です」と説明し直しているなら、サービス紹介の最初を見直す余地があります。
東大阪市で検査・試験用の治具や装置を設計製作する会社は、検査する対象、対象を支える道具、測定する機器、作業する人の関係を示しましょう。その中で自社が何を作り、依頼者が何を用意するかを説明すると、写真と仕事の範囲を結べます。
この記事では、依頼者が自社内で使う、部品を支える検査用の道具を作る場面を、架空の説明例にします。道具の設計や固定方法、測定精度、検査の合否を決める記事ではありません。
検査を頼む依頼と、検査に使う道具を作る依頼を分ける
品物を渡して調べてもらい、結果や記録を受け取る依頼と、自社で調べるときに使う道具を作ってもらう依頼は違います。「検査」という言葉が共通していても、受け渡す物と、依頼後に行う仕事が異なります。
道具の製作を受けるページなら、冒頭で「お客様の検査工程で使う治具を設計製作します」と説明します。検査そのものも受託している場合は、そのサービスを別に案内し、どちらの依頼なのかを相談時に確認できるようにします。製作物の紹介から、検査受託まで当然に含まれると思わせないことが大切です。
東大阪市加納のアリスは、会社概要で、検査用を含む治具の設計製作を事業として紹介しています。用途を添えて、何のための道具を作る仕事かを伝える地域の公開例です。同社は別の事業も案内しており、治具の掲載だけから、ほかの仕事を受けないと判断するものではありません。[1]
また、東大阪市で創業したことを公表する玉山技研は、試験装置や検査用治具などの設計製作を紹介しています。自社の案内でも、検査という大きな名称だけで終えず、道具・装置を作ることと、それを使う場面を結んで説明できます。[2]
検査対象・治具・測定器・人を、別々の役割として示す
治具は、作業するときに対象を支えたり、位置をそろえたりするための道具です。検査用なら、調べる対象と測定する機器の間で、どんな役割を担うかを説明します。専門用語を知らない購買担当者にも、何を製作する相談なのかを想像してもらうためです。
写真一枚に部品と道具、機器が一緒に写っている場合は、それぞれが何かを短く添えます。次の表は、自社内で使う道具を製作する依頼の説明用です。対象の支え方や機器の選び方を決める表ではありません。
| 写真・図で示す物 | 読み手へ伝える役割 | 掲載前に確認すること |
|---|---|---|
| 検査対象 | 今回、調べる部品や製品 | 実物を公開できるか、説明用の素材か |
| 治具 | 対象を支え、位置をそろえる道具 | 自社が設計製作した部分とその用途 |
| 測定器 | 必要な内容を測定する機器 | 製作範囲に含むか、依頼者が用意するか |
| 作業する人 | 対象や機器を扱い、決めた作業を行う人 | 道具を使う側と、製作を受ける側の分担 |
たとえば、写真の中央にある支えの道具を製作したなら、その部分へ説明を付けます。横に写る測定器や、載せている部品まで自社製品として見せないようにします。「検査設備」の一語で写真全体を紹介するより、何を頼めるかが具体的になります。
説明のために一式を並べる場合も、写真に写っていることと、納品する物に含まれることは分けます。対象を置いた状態の写真だけを載せると形が見えにくいなら、道具だけの写真を補い、同じ物を示していることが分かる順番にします。

自社が作る物と、依頼者が用意する物を対応させる
製作範囲を説明するときは、「設計から対応」「一式で対応」だけでは、相手の想定とずれる場合があります。何を設計し、何を製作し、どの状態で渡すかを、道具を使う場面に沿って書きます。
今回の例で、依頼者の測定器と組み合わせる支えの道具を作るなら、その分担を見本の近くへ置きます。「検査対象と使用する測定器の条件を伺い、支える道具の製作範囲を確認します」という説明から、技術担当者との相談へつなげます。測定器まで新しく製作する仕事だと受け取られないためです。
反対に、機器を組み合わせ、操作や記録に関わる部分も含む装置を作るなら、その範囲を別の説明で示します。どこまで自社が担当するかを確かめず、紹介文を「検査工程をすべてお任せください」へ広げることはできません。
道具と装置の違いを、部品数の多さや大きさだけで説明しないことも大切です。依頼者が知りたいのは、その物を受け取った後、自社の何と組み合わせ、誰がどの作業をするかです。操作する人や記録の扱いまで含める依頼なら、担当範囲を技術者が確認してから原稿へ反映します。
納品時の確認についても、作った道具が依頼された内容に合うかを確かめることと、依頼者の製品の合否を決めることを分けます。自社が実際に行う確認と渡す資料を説明し、道具の完成だけで、以後の製品がすべて合格するような表現にしないようにします。

製作した道具の見本を、検査結果の証明と混ぜない
製作事例には、「何を調べる場面で使う道具か」「自社が作った部分はどこか」「依頼者が用意する物は何か」を一組にして載せます。検査中の写真であっても、まず製作物の役割を説明します。
たとえば「部品を支える検査用治具の製作例」と書き、その下で、写真中の道具が今回の製作対象であることを示します。対象の部品や測定器が説明のために置かれた物なら、その位置付けも添えます。製作例を、顧客の製品を検査して結果を出した事例へ書き換えないようにします。
説明用の見本なら、「写真の支えの道具が製作対象です。部品と測定器は、使う場面を伝えるために配置しています。実際のご依頼では、お使いの機器と対象の条件を確認します」と書く形が考えられます。三つの物が写る写真でも、道具の製作と検査作業の両方を受けた実績にはなりません。実際に確認した役割に合わせて、言葉を選びます。
顧客の図面や実物を公開できないときは、会社名を消すだけで足りるかを確かめます。形状や機器の組合せから用途が分かる場合もあるため、担当者に公開範囲を確認します。架空の説明素材を使うなら、実際の納品物や顧客事例と区別できる説明を付けます。
測定値や合格率を画像へ足せば仕事が伝わる、というものでもありません。掲載する数値があるなら、何をどの条件で確かめた値か、誰が説明を確認するかを先に決めます。確認していない値を例として埋めるより、道具の用途と製作範囲を、公開できる材料から伝えます。
治具を改めたり、組み合わせる機器を変えたりした写真を使うときは、以前の説明も見直します。旧版で確認した条件を、新しい物の説明へそのまま引き継がないよう、写真と原稿がどの製作物に対応するかを残します。
図面がなくても、使う場面から相談できるようにする
自社が受ける仕事を説明できたら、初回相談で何を伝えてもらうかを決めます。道具の仕様をすべて入力させる前に、「何を対象に、どんな作業で困っているか」「すでに使う機器や道具があるか」を分かる範囲で受け取る案内が考えられます。
検査に使う道具の製作を相談する案内
お客様の検査工程で使う治具の製作についてご相談いただけます。対象となる物と、使う場面、現在お困りのことを分かる範囲でお知らせください。使用する機器や必要な条件を伺い、担当者が設計製作の範囲を確認します。
この文例は、構想段階の相談を実際に受ける会社を想定しています。図面が必須の仕事なら、その条件を曖昧にしません。まだ条件が決まっていない相手にも、何を用意すれば次の話をできるかを返せるよう、営業と技術担当者で受付の範囲を合わせます。
既存の道具が使いにくい相談なら、すでに道具があることと、どの場面で困っているかを受け取ります。新しく作る前提か、今ある物の見直しも受けるかは会社ごとに違います。初回の案内だけで改造を約束せず、必要な資料と確認の進め方を返せるようにします。
検査自体も受ける会社は、別のサービスへ案内する
次は、道具の製作に加えて、品物の検査も実際に受託している会社で使う案内例です。
品物の検査をご希望の方は、検査サービスの窓口へご相談ください。対象と確認したい内容を伺い、対応できる範囲と、受け取る記録をご案内します。品物の送付方法は、受付条件の確認後にお知らせします。
両方を受ける会社なら、製作の相談と検査受託の相談から、対応する説明へ進めます。道具の製作だけを受ける会社なら、その旨を伝え、受けていない検査を引き受けるような窓口を作りません。資料の受渡しも、既存の手順に合わせて案内します。
一つの製作物で、写真と営業説明を読み合わせる
ホームページを見直す最初の対象は、公開できる一つの製作物で十分です。対象・治具・測定器・人の役割を並べ、写真のどこを自社が作ったか、その物を誰が使うかを、営業担当者に説明してもらいます。
技術担当者には、掲載した用途と製作範囲、納品時に確認することが、実際の仕事に合うかを見てもらいます。写真の説明だけで、測定器の準備や検査結果の判定まで頼めると読めるなら、その箇所へ分担を戻します。詳しい仕様を別資料へ置く場合も、製作する物の意味はページ内で伝えます。
次に、検査を外注したい人と、社内で使う道具を作りたい人の二通りでページをたどります。どちらも、自分が探している仕事かを確かめ、次に何を相談するかが分かるでしょうか。名称や設備一覧を増やす前に、取り違えた場所を確認します。
公開後は、聞き直しが発生した理由を残します。品物の検査依頼だったのか、測定器まで含むと思われたのか、使う場面が共有できていなかったのか。理由が分かれば、冒頭の説明、見本の注記、相談の案内のうち、どこを直すか選べます。
道具の役割から、頼める仕事が伝わるメーカーサイトへ
検査治具の紹介では、道具の形と一緒に、何を支え、誰がどの場面で使うかを説明します。検査を受ける仕事と、道具を製作する仕事の違いを、最初の一つの見本から確かめてみてください。
みやあじよでは、現在の営業資料と製作物の説明をもとに、用途、製作範囲、写真、相談の入口を整える制作をご相談いただけます。東大阪市で技術の伝え方を見直したい方は、東大阪市のホームページ制作をご覧ください。


