新しいホームページのデザイン案を社内で見ると、「落ち着いた方が会社らしい」「もっと親しみやすい方がよい」と意見が分かれることがあります。好きな方を聞くだけでは、話が同じところを回り、決めにくくなるかもしれません。
まず、誰が何を確かめるための画面かを揃えます。そのうえで、読みやすさ、会社らしさ、情報の見つけ方を分けて話し、案ごとに採る点と直す点を残しましょう。好みの理由も受け止めながら、今回の目的にどう合うかを確かめるための進め方です。
取引先と応募者では、最初に確かめたいことが違う
たとえば、堺市の会社のトップページに二案があるとします。A案は落ち着いた写真と事業の説明を中心にし、B案は働く人の大きな写真を中心にした案です。営業は「主力サービスが分かるA案」、採用担当は「人の雰囲気が伝わるB案」をよいと感じている、という仮定の例です。
この場面では、同じ色や写真を見ていても、想定している読み手が違う可能性があります。取引先として見る人は、何を頼める会社か、どこへ相談するかを確かめたいかもしれません。応募を考える人は、仕事の内容や働く人を知り、採用の案内へ進みたいかもしれません。同じ案を、それぞれの立場で見直します。

今回の優先が「初めての取引先へ主力サービスを伝えること」なら、その情報と相談先への案内を先に確かめます。採用の案内も必要なら、そこへどう進めるかを別に見ます。もし採用を先にする事情があるなら、その目的から揃え直しましょう。両方の要望を、同じ強さで一つの場所へ詰め込む前に、情報の役割を話すことが大切です。
二案の「採る点」と「直す点」を分ける
A案かB案かを丸ごと選ぶ前に、目的に役立つ部分と、気になる部分をそれぞれ残します。先ほどの例で取引先への事業紹介を優先するなら、次のような確認メモにできます。
| 案 | 採りたい点と理由 | 直す・確かめる点 |
|---|---|---|
| A案:事業の説明が中心 | 主力サービスが最初に分かり、相談先を探せる | 働く人や会社の雰囲気も知れる写真・案内があるか |
| B案:働く人の写真が中心 | 人の様子を伝える写真の見せ方を相談したい | 取引先が頼める仕事を見つけ、相談へ進めるか |
ここでは、B案の意見を捨てる必要はありません。事業の情報を先に伝える並びと、働く人が見える写真を両立できるかを、制作会社へ相談できます。別の案のよい部分をそのまま足すだけで情報が混み合わないかも、一緒に確かめます。
会社らしさを、写真・色・言葉で具体的に話す
「会社らしい」という言葉も、人によって意味が違います。丁寧に説明する姿勢を伝えたいのか、仕事の確かさを見せたいのか、担当者へ話しかけやすく感じてほしいのか。その姿を、どの写真、言葉、情報の並びで伝えるかを話します。
色については、「この色なら必ず信頼される」と決めるより、自社のロゴや既存の会社案内とどうつながるか、伝えたい印象に合うかを確かめます。写真が親しみやすいと感じたなら、どんな仕事や人の姿がそう感じさせたかを言葉にできます。
読みやすさや情報の見つけ方は、印象と分けて確認します。「落ち着かない」と感じた箇所で、写真に文字が重なって読みにくいのか、案内が多く次に進む場所を選びにくいのかを、画面の具体的な位置で示しましょう。好みの投票で意向を知ることと、読み手が必要な情報を確かめられるかを見ることは、別の判断材料です。
採用する理由と、まだ確かめることを残す
社内で話した後は、選ぶ理由を短く残して制作会社へ渡します。結論に加え、どの点は調整したいかが分かると、次の案で確認することも揃います。たとえば、次のように伝えられます。
今回は初めての取引先が主力サービスと相談方法を確かめられるよう、A案の情報の並びを採りたいです。働く人の雰囲気も伝えたいので、B案でよいと感じた写真の見せ方を組み合わせられるか相談したいです。採用の案内へ進める場所も、次の画面で確認させてください。
何を先に伝えるかが社内でまだ決まっていないなら、その点を未決として伝えます。色や写真の修正だけを何度も重ねる前に、読み手と情報の優先順を相談しましょう。採用する点、直す点、次に確かめる点が見えるメモが、意見を次の検討へつなぎます。
デザインの方向を決めにくい方は、堺のホームページ制作・改修をみやあじよに相談するから、気になっている画面と、伝えたい会社の姿をお聞かせください。みやあじよでは、事業のお話を伺い、内容と構成・デザインを整理するところからご相談いただけます。社内の意見がまとまり切っていない段階でも構いません。


