無料相談

売上あげる、
おてつだい。

  1. トップページ
  2. コラム
  3. 記事

コラム

設備工事の施工事例、写真で伝わらない仕事の見せ方

チップス

設備工事の施工事例で完成設備全体を自社施工と誤解させないため、機器、配線配管、試運転の担当範囲を原資料と照合。見出し・写真説明・問い合わせへ反映する方法を解説します。

設備室の写真に完成写真へ担当範囲を添える見出しを重ねた画像

空調設備を写した完成写真を「当社の施工事例」として載せると、見る人は機器の選定、配線・配管、据付、試運転まで一社で行ったと受け取るかもしれません。実際の案件では、設備ごと、工程ごとに担当が分かれることがあります。自社が関わった仕事が確かでも、写真に写る設備全体を自社の成果として説明すれば、次の相談で期待される範囲がずれます。施工事例では、完成した姿と自社が担当した範囲を同じ画面で示すことが大切です。

この記事は、電気・空調・設備工事会社の経営者、営業、現場、Web担当者に向けたものです。工事の技術や契約上の責任を解説するのではなく、確認できる施工記録をWebページの見出し、本文、写真説明、問い合わせの案内に反映する方法を扱います。後の表は架空の編集例で、実在の現場や業務分担を示すものではありません。施工範囲、試運転の内容、掲載許可は案件ごとに承認済み資料で確認します。

みやあじよの電気・空調・設備工事向けホームページ制作は、どの設備をどこまで任せられるか、設置後の写真に担当した仕事を添えることを案内しています。既存の建設業の施工事例ページの記事は、案件の選び方、写真、掲載許可などの全体像を扱います。この記事では、完成設備の写真と実際の担当範囲がずれる一点に絞り、機器・配線配管・試運転の担当表を作ります。その表をもとに、事例の見出しや写真説明へ担当した仕事をどう書くかを説明します。

写真に写る設備と、自社が担当した仕事を分けて説明する

最初に「何が写っているか」と「何を担当したか」を別々に書き出します。機械室の写真には、空調機、ダクト、配管、電源設備、制御盤などが同時に写ることがあります。しかし写真に写るすべてを、その会社が設計・調達・施工したとは限りません。事例タイトルを「空調設備一式工事」とする前に、見積範囲、施工記録、引き渡し資料、写真の撮影位置を現場側と照合します。社内で通じる「空調更新」の一語では、サイトの閲覧者には、どこまで担当したかが伝わりにくいからです。

国土交通省の公共建築工事標準仕様書(機械設備工事編)令和7年版には、機器の設置や配管などの工事項目と、設備全体の総合試運転調整に関する記述が分けて記載されています。これは公共建築工事の仕様書であって、民間の個別案件でどの会社が何を担当したかを決める資料ではありません。ただ、機器・配管・試運転を事例原稿で一語にまとめないための確認観点になります。担当は自社の契約・作業・承認記録で確かめます。

「据付をした」と「機器を選定した」、「単体の試運転に立ち会った」と「設備全体の性能を確認した」も同じ意味ではありません。ここをあいまいにした事例は、見込み客が依頼できる仕事を判断しにくくします。施工会社の強みを小さく見せる必要はありません。担当した仕事の境目を示すことで、配線だけ、更新工事の一部、運転確認の立会いなど、実際に相談できる範囲を伝えられます。

機器・配線配管・試運転の担当を確認し、事例の原稿を作る

設備工事の施工事例で機器、配線配管、試運転、公開表現の担当を照合する図
機器、配線配管、試運転と公開表現を結ぶ編集図。実際の担当と掲載範囲は案件の承認資料で確認します。

掲載用の表は、契約書の項目をそのまま公開するものではありません。見込み客が誤解しやすい工程に分け、自社の担当、他者の担当、確認資料、ページに書ける表現を並べます。担当が未確認の欄を「一式」にまとめて埋めず、原資料の確認が終わるまで掲載を保留します。会社名や発注者名を出せない場合でも、「別事業者が担当」「発注者支給」など、承認された範囲で境界を示す方法があります。

表は左右にスクロールして確認できます。

分けて確認する仕事 自社担当の記入例 写真だけで広げない表現 掲載前に照合する資料
機器の選定・支給・据付 支給された機器の据付を担当 機器の選定や販売まで担当したとは書かない 見積範囲、支給品の記録、施工記録
電気配線・制御接続 接続の一部を担当 建物全体の電気設備工事としない 工事範囲図、協力会社との分担
冷媒・水・排気などの配管・ダクト 指定区画の配管を担当 系統全体を施工したとは書かない 図面、施工範囲、写真の位置
試運転・調整 自社工事部分の確認に立ち会い 全系統の性能保証をしたとは書かない 試運転記録、立会い範囲、承認内容

表の文言は説明のための仮例です。実際には工種や発注方式によって分担が異なります。事例ページへ表の全列を公開する必要はなく、編集用の台帳として使い、「担当した仕事」と「写真に写るが自社担当ではない仕事」を短い文章にします。たとえば、承認された記録があれば「既存機器の撤去と新設機器の据付を担当。電源工事は別途」と書けます。ただし、この例を実際の会社の実績として使ってはいけません。

表を埋める際は、写真を選ぶ前に自社の担当範囲を確定します。次に、その範囲と写真に写る対象を照合します。写真を先に選んでから「写っているから施工したはず」と原稿を作ると、現場担当者の確認が後追いになります。工程別の担当が同じ会社でも、役割を一つずつ確認すれば、事例として説明する価値のある仕事が明確になります。公開表現は営業だけで決めず、現場責任者と掲載承認者が確認します。

事例のタイトルと写真説明に、担当した仕事を添える

一覧カードのタイトルは、詳細ページを開く前に読まれます。カードへ「大型施設の空調設備工事」とだけ書くと、施工範囲が広く見えるかもしれません。確認した担当範囲が限定されるなら、設備の種類に加え「既存機器の撤去・据付」「指定区画の配管更新」のような仕事を見出しに含めます。建物用途や地域を出せるかも掲載許可で確認します。案件名を伏せても、担当範囲を明確にしたタイトルは作れます。

写真は「完成」「作業中」「確認」のどの場面かを分けます。完成写真は設備の全景を伝える一方、自社担当の境界までは示しません。作業中の写真で担当部分を示せても、別会社や顧客の作業が同時に写るかもしれません。キャプションには、写真の対象、自社が担当した部分、写真では判断できない範囲を短く添えます。必要なら図に撮影位置や対象箇所を示しますが、図面や機器番号を無断で公開しないよう確認します。

一枚目の写真は事例の印象を決めるため、特に確認が必要です。機械室全景を先頭に置いた場合、自社が担当したのがその一角でも、閲覧者は全体を施工したと感じることがあります。対象箇所を写した写真を先に置く、全景の下に担当範囲を明記する、別会社の作業部分が目立たない構図へ変えるなど、説明と写真を一緒に選びます。ただし、画像を切り取って自社担当だけだったように見せる編集は避けます。写真を選んだ理由と元画像を台帳に残し、現場担当が完成画面で再確認できるようにします。

複数の写真を並べる場合は、撮影時点を確認したうえで「施工前後」と表示します。撮影角度、工事段階、見えている設備が違えば、二枚を並べただけでは変化の説明になりません。「施工前」は自社の着工前か、その現場全体の工事前かも区別します。違いが確認できないなら、時系列の比較より「担当箇所」「設置後の状態」のように、それぞれの写真が示す内容を独立して書きます。

Google Search Centralの画像に関する公式案内は、画像の近くの文章やキャプション、代替テキストが画像の内容を伝える助けになると説明しています。施工事例では、検索語を詰め込むためではなく、写真の意味を正確に伝えるために使います。「当社施工の空調設備」と一括して書くより、「据付を担当した空調機の設置後の様子」といった、確認済みの範囲を表す説明が適切です。写真を見られない人にも担当箇所が伝わるよう、代替テキストは周囲の本文と整合させます。

試運転は、確認した範囲と自社の役割まで書く

設備事例で「試運転まで対応」と書くと、設備全体の性能を確認したように読めることがあります。実際には、自社が取り付けた機器の動作確認、協力会社による調整への立会い、建物全体の連動確認など、対象と役割が違います。公開する際は、対象機器、確認した範囲、担当した行為を現場の記録で確かめます。測定値や合否を掲載したい場合は、その値の意味と公開許可も確認します。根拠がない性能向上や省エネ効果は書きません。

試運転記録があっても、その表の全項目をサイトへ載せる必要はありません。見込み客に必要なのは、工事後にどこまで確認し、どの部分を相談できるかです。記録の一部を原稿へ言い換えるときは「試運転を実施」「立会い」「結果を受領」など、行為の主語を取り違えないようにします。実績の説明に使う資料と、契約上の保証内容は混同しません。保証や性能条件を示す場合は、個別の承認資料へ戻ります。

本文写真を試運転の節へ置くなら、写真が単なる完成後の機械室なのか、測定や確認の場面なのかを明記します。完成写真へ「試運転完了」とだけ付けても、試験の対象は分かりません。図解は、機器、配線配管、試運転の行ごとに自社の担当と確認資料を結び、営業・現場・Web担当者が同じ説明を使うために設計します。案件ごとの実績値を図に載せる前には、原資料と掲載承認を照合します。

現場の写真・名前・図面を、どこまで公開できるか確認する

設備工事担当者が無記名の図面と施工写真を見比べる写真

工事範囲を明確にすると、写真や図面に現場固有の情報が増えます。発注者、元請、施設、協力会社との約束を確認し、施主名、建物名、所在地、機器の識別番号、図面の詳細、作業者の顔を出せるか決めます。掲載許可がない情報は、ぼかすだけで十分かも確認が必要です。現場写真そのものを使えない場合は、公開を承認された範囲を文章や模式図で説明できます。架空画像を実績写真のように見せて補うことはしません。

公開範囲を絞ることと、担当範囲をぼかすことは別です。顧客名を伏せても「当社は指定区画の配管工事と機器据付を担当し、制御盤の工事は別事業者」のように、承認された役割を伝えられる場合があります。元請の立場を表示するか、協力会社としての参加を示すかも確認します。社名を出さず「他社」と書くと関係者に誤解を招く案件では、公開文案を個別に承認してもらいます。

事例公開後に顧客や協力会社から修正依頼が入ったときに備え、台帳に掲載を承認した人、承認日、対象の写真と文章、差し替え担当を残します。SNSや営業資料へ同じ写真を再利用する場合、サイトの掲載許可だけで他媒体にも使えると決めつけません。ページ削除や写真差し替えの範囲も、事前の確認で決めておくと運用しやすくなります。

事例で紹介した工事と、現在相談できる仕事をつなぐ

施工事例の最後には、その案件と似た相談を受けられる範囲を示します。完成写真の印象だけで「同じ設備を一式任せられる」と思わせず、対応する工種、建物や稼働条件、調査で確認したい事項を短く案内します。個別案件の担当と、現在の会社の一般的な対応範囲も分けます。一つの案件では配線を担当していなくても、会社として別の案件で扱えるかもしれません。その場合も、事例の担当範囲を書き換えて広げるのではなく、サービス案内へ別にリンクします。

一覧ページでは工種や担当工程から事例を探せるようにし、詳細ページでは「この事例で担当したこと」を先に置きます。問い合わせフォームでは、事例に載せた案件を指定しないと相談できない設計にせず、設備名、現場の状況、予定時期、既に決まっている工事範囲を伝えられる入口にします。範囲が未定の相談を受ける場合は、現地確認や資料確認を経て対応可否を判断することを示します。受注率や相談増加を測らないまま成果として書きません。

公開前の確認では、カード見出し、詳細本文、写真キャプション、代替テキスト、関連サービスへのリンクが同じ担当範囲を示しているか確かめます。スマートフォンでは写真が先に大きく見え、説明文が後ろに隠れないかも見ます。事例を更新したときは一覧と詳細を両方開き、古い「一式」表現が残っていないか確認します。まず一件の事例で、機器・配線配管・試運転の担当表を作り、掲載許可を確認します。その内容に沿って、ページのタイトルと写真説明を見直すことから始められます。

参考資料

マーケター・コンサルタントの皆様へクライアントの「価値」を伝えるWebトータルパートナー提携Webに関するトータルからスポット作業まで必要な部分だけお任せできるWeb制作パートナー提携