無料相談

売上あげる、
おてつだい。

  1. トップページ
  2. コラム
  3. 記事

コラム

設計事務所の作品一覧は写真だけでよい?用途・敷地条件・担当範囲で探せる構成

チップス

設計事務所の作品一覧で、用途・規模・敷地条件・担当範囲を伝える方法を解説。作品カードの比較例から、絞り込みの選択状態、該当なしの案内、詳細から一覧へ戻る動きまで、Web改修の判断材料を整理します。

白い建築模型と作品資料を並べた設計事務所の編集イメージ

作品一覧には美しい写真が並んでいるのに、店舗の改修を相談したい人から「住宅以外も頼めますか」と聞かれる。建築設計事務所のサイトでは、写真から空間の雰囲気が伝わっても、どの作品を自分の計画と比べればよいか分からないことがあります。作品名を一つずつ開かなければ用途さえ分からない一覧は、見直す余地があります。

一覧で整えたいのは、作品を選ぶための短い情報と、詳しい説明へ進む入口です。用途、規模の対象、敷地の特徴、自社の担当範囲を整理し、写真の印象と合わせて作品を探せるようにします。この記事は、事務所の経営者・Web担当者が、作品カードと絞り込みの改修範囲を決めるためのものです。建物の設計方法や、個別の敷地で建築できるかは扱いません。

作品写真のそばに、探すための条件を置く

作品名が「光の家」「余白のある場所」といった表現でも、名称を変える必要はありません。その近くに「戸建て住宅・新築」「店舗・内装改修」のような説明を添えます。作品の呼び名と用途の表示を分ければ、事務所が大切にしている名称を残しながら、初めて見る人も候補を選べます。

ここでの目的は、一覧だけですべてを説明することではありません。自分の相談に近そうな作品を見つけ、詳細を読む理由を作ることです。設計者が考えた理由、敷地への応答、写真ごとの説明までカードに詰めると、作品同士を見比べにくくなります。カードには共通の短い項目を置き、その作品に固有の判断は詳細で伝えます。

横河建築設計事務所の作品紹介には、用途や竣工年による絞り込み、キーワードで探す欄があります。作品の掲載項目には構造、階数、面積なども含まれています。写真の見せ方とは別に、作品を探す軸と概要情報を用意する公開例として参考になります。横河建築設計事務所の作品紹介

ただし、他社と同じ分類をそのまま増やす必要はありません。自社への相談で「新築か改修か」がよく話題になるなら、その区別を先に見せます。住宅作品が少数なら、細かな条件を選ばせる仕組みより、すべてのカードを読める一覧のほうが確認しやすい場合もあります。分類の数は見栄えではなく、公開できる作品と実際の相談内容から決めます。

最初の表示順も、選ぶ理由と結び付けます。新しい作品を順に紹介するのか、用途の代表例を先頭に置くのかを決め、古い作品があること自体を隠さないようにします。「最近の作品」と表示するなら対象年が分かる状態にし、写真を差し替えた日と竣工年を混同しないようにします。

用途・規模・敷地条件を混ぜずに整理する

用途は何のための建物か、新築・改修はどのような計画か、担当範囲は事務所がどこに関わったかを示します。「店舗」「改修」「基本設計」を一つの分類欄へ並べると、別々の意味を同じ選択肢で扱うことになります。管理画面でも欄を分け、一覧では項目の意味が分かる順に表示します。

規模は数字だけで比べられるように見せないことが大切です。建物全体の延床面積と、内装改修の対象面積では、示している範囲が違います。「面積」とだけ書かず、何の面積かを表示します。棟の一部を担当した作品なら、建物全体の規模を自社の担当量のように読ませない説明が必要です。

K&G一級建築士事務所の実績ページでは、用途や延べ床面積などの項目に加え、基本設計など担当内容を限定する表記が見られます。また、現在の会社の実績と、前身の会社で責任者として担当した物件を別の見出しで案内しています。作品の建物情報と、自社の関わり方を区別する掲載例です。K&G一級建築士事務所の実績

敷地条件は、設計担当が確認した事実を、探す人に分かる短い言葉へ整えます。「道路側の視線への配慮」「高低差のある敷地」など、作品詳細の説明と対応する表現を選びます。写真を見た制作担当が、狭小地や傾斜地と推測して分類することは避けます。分類の名前を付ける前に、その作品のどの資料・説明で確かめられるかを確認します。

似た言葉も整理します。担当者ごとに「増改築」「改修」「リノベーション」を自由に付けると、同じ探し方をしても作品が別々に分かれます。事務所が使う名称と説明を決め、必要なら読者が使う別の呼び方を検索対象へ含めます。名称を統一するために、工事や設計の内容まで同じものとして扱わないようにします。

面積が非公開の作品は、未入力なのか、公開しない判断なのかを管理側で区別します。範囲をぼかした数値を載せる場合も、事務所が公開できる内容を確定します。具体的な数字を出せないという理由で、制作側が「小規模」などの分類を推測して埋めるべきではありません。

三つの作品カードで、一覧に残す情報を決める

次の表は、架空の事務所を想定した作品カードの設計例です。実在の設計作品や受託実績ではありません。作品の用途が同じでも担当や敷地条件が違うことを、一覧と詳細でどう伝えるかを比較しています。面積の数値は置かず、表示する範囲を示しています。

想定する作品 一覧カードに残す情報 詳細で確かめる内容
A:戸建て住宅の新築 住宅・新築、延床面積、道路側の視線への配慮、設計・工事監理 当初の要望と敷地条件、配置や開口を考えた理由
B:既存建物内の店舗改修 店舗・内装改修、改修対象面積、既存区画内、自社の内装設計範囲 既存部分と変更部分、建物全体を担当したわけではないこと
C:高低差のある敷地の共同住宅 共同住宅・新築、建物の延床面積、高低差あり、基本設計を担当 敷地条件と検討内容、自社が関わった段階と協働体制

この例では、「店舗を探す」「敷地の特徴が近い作品を見る」「担当した仕事を知る」がそれぞれ違う確認になります。用途だけを選んだ結果でも、担当範囲はカードに残します。利用者が作品写真だけを見て、事務所が建物全体を手掛けたと受け取らないためです。

写真は作品の魅力を伝える一枚を選びつつ、カードの説明と矛盾しないものを使います。内装だけの担当作品で建物全景を大きく見せるなら、少なくとも担当の限定が同じ画面で読めるかを確認します。必要な撮影者表記などの掲載条件は、事務所が確認した内容に従います。カードの見た目に合わせて条件を落とさないようにします。

作品名や短い説明を写真の中だけに焼き込むと、画像の切り抜きや小さな画面で読めなくなる場合があります。用途と担当範囲はページの文字として用意し、写真とは別に読める状態にします。スマートフォンで長い作品名が二行になっても、担当表示を途中で省略しない枠の取り方を依頼します。

竣工写真と計画段階の画像が混ざる一覧では、その状態も分かるようにします。実現した建物の写真、計画案、完成予想図を同じ見た目で並べるだけでは、経験の内容を誤って受け取られることがあります。作品の状態を確かめ、写真を開く前から区別できる表示を選びます。

用途選択・作品カード・詳細説明を対応させる作品一覧の配置図
作品を条件から探す画面の設計例。実在する事務所の作品一覧ではありません。

絞り込みは、選択中と該当なしの状態まで設計する

絞り込みを付ける場合は、何を選んでいるかが画面に残るようにします。用途を選んだ後に一覧へ移動すると選択内容が見えなくなる構成では、表示されている作品の範囲を確かめにくくなります。選択中の条件、該当件数、条件を外す操作を、作品の近くに置きます。

複数の条件を選べるなら、その組み合わせ方も決めます。「店舗」と「住宅」を選んだときはどちらかの用途を含む作品を見せ、「改修」を加えたときはその中の改修作品へ絞る、といった動きです。これは一つの設計例であり、唯一の決まりではありません。制作担当と事務所が実際の作品で結果を確認し、利用者の予想と合う動きを採用します。

該当する作品がないときは、空白のままにしません。「この条件に一致する公開作品はありません」と案内し、一つの条件を外す操作や全作品へ戻る入口を置きます。作品が掲載されていないことと、その仕事を受け付けていないことは同じではありません。現在の対応範囲を確認できる業務紹介へ進めるようにします。

条件を緩めた作品を見せる場合は、利用者が選んだ条件と違うことを明示します。たとえば店舗改修が見つからず、新築店舗を参考として出すなら、同じ条件に一致した結果のように混ぜません。利用者が自分で比較範囲を広げられる案内にし、関連しそうな作品を無言で追加しないことが大切です。

作品数が少ない間は、用途ごとの見出しとカードだけで始める選択もあります。どの区分にも一件ずつしかなく、選ぶたびに一覧が途切れるなら、全体を見渡せる構成を検討します。検索機能を増やす前に、今ある公開作品でどの探し方が役立つかを確かめてください。

詳細から一覧へ戻って比較できるようにする

作品を一つ開いた後、別の候補も見たい人がいます。一覧へ戻るたびに選択条件が消え、先頭から探し直す状態は避けたいところです。戻ったときに条件と表示位置を引き継ぐか、少なくとも同じ条件の一覧へ戻れる入口を設けます。制作の依頼には、一覧と詳細の完成画面だけでなく、この往復の動きを含めます。

詳細ページでは、一覧で読んだ項目を同じ意味で確認できるようにします。カードに「高低差あり」と書いたなら、その条件についての説明へつながることを確かめます。すべてのカードに同じ抽象的な文章を付けるより、作品ごとの条件と設計意図が対応しているほうが、比較する材料になります。

関連作品の選び方も、単に新しい順へ任せるか、条件が近い作品を案内するかを決めます。「同じ用途の作品」「改修の作品」など、案内する理由が分かる見出しを使います。選択条件から外れる作品を載せる場合は、どの点を参考にしてほしいかを示し、同じ条件だと思わせないようにします。

作品を気に入った人が相談する際には、作品名やページを伝えやすい入口を用意します。その一方で、過去の設計経験から、現在の受託条件まで自動的に保証しない説明が必要です。現在受け付ける用途・地域・業務は、事務所が確認した業務紹介と相談案内で伝えます。作品一覧は、その説明を具体的な経験と結び付ける役割を担います。

白い建築模型と資料を机に置いた編集イメージ

既存作品を使って表示と追加操作を確かめる

改修の準備では、用途や担当が異なる公開作品を選び、現在のURL、写真、掲載している概要を並べます。その情報に、用途、新築・改修、面積の対象、敷地条件、自社の担当という欄を当てはめます。空欄が多い場合は、先に設計担当へ確認し、管理画面の入力欄だけを増やして終わらせないようにします。

確認版では、写真が美しく並ぶかに加え、異なる条件の作品が混ざってもカードの意味が変わらないかを見ます。長い作品名、面積を公開しない作品、一部だけを担当した作品、該当結果がない条件を用意すると、通常の短い表示だけでは分からない問題を確認できます。スマートフォンでも用途と担当範囲が写真の近くで読めるかを確かめます。

操作は、条件を選ぶ、作品を開く、一覧へ戻る、条件を外す、という順番で試します。選択が色だけに頼っていないか、キーボードでも条件と作品へ移動できるか、今どこを操作しているかが分かるかも確認します。完成した一画面の画像だけで、絞り込みが使えると判断しないことが重要です。

新しい作品を追加する担当者には、分類の意味と公開前の確認先を渡します。用途や面積の対象は事務所が確定し、制作側は入力した内容が一覧・詳細・関連作品へ同じ意味で表示されるように整えます。既存作品を複製したときは、前の作品の敷地条件や担当が残らないかも確かめます。

まずは用途と担当の異なる三つの作品で、写真のそばに何を残すかを決めてください。そのうえで、公開作品の数と相談内容に合う探し方を選びます。作品の魅力を保ちながら、相談者が自分の計画と照らして次に読むページを選べる一覧を目指します。

作品一覧の項目と探し方を整えたい方へ

みやあじよでは、事務所が確認した作品情報をもとに、一覧カード、用途などの分類、作品詳細と相談への導線を整理します。写真はあるものの条件が伝わりにくいと感じる方は、建築設計事務所のホームページ制作をご覧ください。現在の一覧ページと、見せ方に迷う作品をお聞かせください。

参考・出典

確認日:2026年9月17日。各社の公開表示を参照したもので、個々の実績や契約を独立検証したものではありません。表と図は架空の画面設計例です。実際の用途・面積・担当・公開範囲は事務所による確認が必要です。

マーケター・コンサルタントの皆様へクライアントの「価値」を伝えるWebトータルパートナー提携Webに関するトータルからスポット作業まで必要な部分だけお任せできるWeb制作パートナー提携