機械メーカーのホームページでは、製品を一台ずつ紹介する案内に加え、生産のどの工程で使い、前後の設備へ何を受け渡すかを示します。既設の機械、追加する候補、まだ決めていない部分を同じ工程図で見分けられると、購入側は相談したい範囲を伝えやすくなります。
一台の仕様は載せているのに、既存の生産ラインへどこから加えるかが伝わりにくい。そんな東大阪市の機械・装置メーカーへ、製品一覧と工程の説明を導入相談へつなぐサイト構成を紹介します。図・表・文例は説明用の計画例で、接続の仕様や設備の能力を判断するものではありません。
製品の分類に、物が流れる順番を重ねる
製品カタログは、型式や機械の種類を知っている人が探すときに役立ちます。一方、工場の担当者は「成形後の作業も含めて相談したい」「今ある設備の後に追加できるか知りたい」と考えている場合があります。分類名だけでなく、製造する物が進む順番からも製品へたどれる案内にします。
東大阪市菱江に本社を置く脇坂エンジニアリングは、成形機、トリミング装置、除塵・包装機などの製品と、成形機ラインの概要を公開しています。原反の供給から成形、抜き、集積、除塵・包装、箱詰めまで、工程と装置の役割を結ぶ公開例です。
自社でも、主に相談を受ける製品を一つ選び、前後の仕事へ置いてみます。たとえば成形、切抜き、集積、除塵・包装、箱詰めという主要な関係を示し、そのどこに自社の機械が入るかを説明できます。実際には原料供給や途中の加工などもあるため、必要な工程を省いたまま完成するラインとして案内しないことが大切です。

工程名から入った人には、その役割を担う製品の詳細へ進むリンクを置きます。製品ページにも、工程全体のどこに位置するかを短く示します。単体の機械を知っている人と、作業の流れから考える人が、同じ製品情報を行き来できる形です。
自社が製造しない装置まで、同じ色や見出しで一貫して提供するように見せないことも重要です。自社製品、既設設備、他社へ確認する部分など、実際の説明に必要な区分を使います。工程を全部描くことと、全部を自社へ発注できることを分けます。
工程の順番を示す図と、工場内の設置位置を示す図も役割が違います。前者は何の作業から次へ進むかを読み、後者は場所や寸法等の確認に使います。サイトの説明図では役割を混ぜず、設置位置を相談するときに必要な資料は専門担当が案内するようにします。
前後の機械へ、何を渡すかを説明する
工程図の線には、物がどこからどこへ進むかという意味を持たせます。機械の箱を矢印で並べただけでは、次の設備へどんな状態で渡すかが分かりません。材料や半製品、積み重ねた物など、実際の製品紹介で確認している状態を、写真や短い説明へ対応させます。
切り分ける前の状態を受け取るのか、個々に分かれた物を受け取るのか。次の作業へ渡すときに、どんなまとまりになっているか。購入側が自社の工程と比べるための情報を示し、個別の適合は専門担当へ相談する流れにします。
| 確認すること | 製品ページに添える説明 | 個別相談へ渡す内容 |
|---|---|---|
| 受け取る物 | 対象物と、前工程から来る状態 | 購入側の材料・形・現在の渡し方 |
| 機械の役割 | その装置が行う工程と対象範囲 | 任せたい作業と、残す作業 |
| 次へ渡す状態 | 後工程へ進む物のまとまりや形 | 次の設備が受け取る条件 |
| 既設との関係 | 説明例で残す設備と追加する候補 | 既設の機種、利用中の工程と制約 |
| 確認の担当 | 製品の窓口と、組込みを相談する先 | 接続・制御・配置等を確認する担当 |
掲載する速度や処理数には、メーカーが確認した条件を添えます。一台の数値だけでライン全体の能力を算出したり、既設の後へ置けば同じ速度で動くと約束したりしません。どの条件の値かと、購入側の工程で確かめることを区別します。
動画がある場合も、どの機械のどの受渡しを映しているかを示します。映像で前後の設備が見えていても、それらを含む構成が標準の販売範囲とは限りません。映る構成と、今回相談できる製品や作業が対応する説明にします。
受渡しを写真で示すときは、機械へ入る側と出る側のどちらを写しているかを添えます。同じ対象物でも、途中の状態と次へ渡す状態が分かると、購入側は自社の工程との違いを話せます。写真に使った見本と、顧客が実際に扱う物を同一条件とせず、異なる点を相談へ渡せる説明にします。
既設を残す計画と、新しいラインの相談を分ける
新しい設備を検討する人も、すべての機械を入れ替えたいとは限りません。既設の成形機を残し、その後の作業を見直したい人と、新しく全体を組みたい人では、最初に確認する範囲が変わります。
工程図には、現状と導入後の希望を同じ工程名で置きます。既設、追加する候補、未定を文字で示し、薄い色、濃い色、点線などを補助として使います。色だけで意味を区別せず、紙に印刷したり社内で共有したりしても、何を残す相談かが分かる形にします。

既設を残す計画なら、どの機械の後にどんな作業を加えたいかを伝えてもらいます。残す設備の型式や資料は、分かる範囲で参考にします。機種名だけで組込み可能と答えるのではなく、現状と希望の違いを担当者が確認する出発点にします。
全体が未定の計画では、作りたい物と、どこからどこまでを相談したいかを聞きます。工程が決まっていない人に、完成した配置図を最初から求める必要はありません。自社が提案できる範囲と、別に確認する設備を説明しながら、次の検討へつなぎます。
未定の部分は、空白を埋めるために仮の機種を決定済みのように置かず、未定と表示します。営業が相談を受けた後に候補を示す段階と、技術条件を確認する段階が読み分けられると、購入側も社内へ計画を説明できます。
型式を指定する見積と、工程からの相談をつなぐ
製品を選んでいる人には、型式から見積や仕様の相談へ進む入口を用意します。まだ機種が決まっていない人には、現在困っている作業や残したい設備から話せる入口を作ります。同じ窓口でも、二つの書き方の見本を置けます。
機種の候補がある場合は、単体と前後の条件を伝える
候補の製品名と型式、用途、使う予定の工程を伝えてもらいます。単体の見積を希望する場合も、前後の設備へ加える計画があれば、その希望を分けて記入できるようにします。
掲載されている装置の導入を検討しています。候補の製品名と型式を記入します。まず単体の見積条件を知りたいです。既設設備の後工程へ加える計画もあるため、前後の受渡しについて相談する際に必要な情報を教えてください。
工程の見直しから相談する場合は、現状と希望を伝える
機種が未定の人には、製造する物、現在どの作業で困っているか、残したい機械を概要として伝えてもらいます。詳しい図面や技術資料の受渡しは、営業担当が案内する段階へつなげます。
成形後の作業を見直したいと考えています。現在の工程と、引き続き使いたい設備を分かる範囲で記入します。どの機種を追加するかは未定です。切抜きから包装までのどこを相談できるか、次に確かめる条件と合わせて教えてください。
送信後は、相談を受け取った段階と、仕様や構成を確かめて回答する段階を示します。フォームで希望した機械が、自動的に既設へ適合した扱いになる案内にはしません。対象の製品と工程を引き継ぎ、営業・技術担当が次の確認を伝えます。
販売する機械と、調整を相談する範囲をそろえる
工程全体を示すページには、自社が製造・販売する機械と、組込みについて相談を受ける範囲を添えます。機械を一台納めるのか、前後の設備を含む構成を提案するのか、個別に対応を確認するのかが分かる説明にします。
単体の見積と周辺設備を含む提案がある場合は、何を対象にした案かを見積の名前とそろえます。工程図に描いた機械の全部を含む案なのか、一部だけを検討する案なのかを示します。購入側が希望を追加した際も、どの対象を見直しているかが分かると、営業担当と同じ範囲を確認できます。
既設に他社の機械がある場合も、その設備の条件を確認する担当と、自社が回答する内容を整理します。接続や制御の仕様、設置や作業の安全性をWeb担当者が判断するのではなく、どの情報を誰へ渡して確かめるかを案内します。
購入側の生産担当、設備担当、購買担当が同じ計画を見ることもあります。相談している工程名と候補機種、まだ確かめていない点をそろえると、担当が変わったときに同じ対象へ戻れます。部署ごとに別の製品名を使わず、メーカー側の説明とも対応させます。
提案する構成が変わったときは、どの機械を残し、どの候補を変えたかを示します。以前の図を見た人にも、現在確認している対象が分かるようにします。説明用の工程図と、専門担当が扱う技術資料を区別して引き継ぐことが大切です。
製品詳細と工程図で、同じ名前と条件を使う
工程図、製品ページ、カタログ、問い合わせ画面で、装置の呼び方をそろえます。図には作業名だけ、詳細には型式だけが出ているなら、その関係が分かる説明を補います。一つの工程に複数の機種がある場合は、候補を比較する詳細へ案内します。
機種の追加や販売終了、仕様変更があったときは、工程図のリンクと説明も確認します。以前の導入例に使った機種を残す場合は、当時の構成と現在の相談先を分けます。新しい型式へ写真だけを替えて、過去の条件まで同じだったようには書き換えません。
自社の機械を紹介する写真には、実際に販売する部分と、説明のために一緒に写った設備を対応させます。見積に含める範囲が異なるときは、該当する製品の説明で分かるようにします。全体写真の印象だけで販売範囲が広がらないことを確かめます。
営業で使う図とWebの図を別々に更新するなら、変更した機械や工程名を照合する担当を決めます。サイトだけを新しくしても、商談で配る資料が違う構成を示せば、購入側はどちらを基に相談するか迷います。現在の製品情報へ戻れる場所をそろえます。
主力製品の一台を、工程から相談までたどる
見直しは、主力製品を一つ選んで始められます。その機械が担う作業、受け取る状態、次へ渡す状態を営業用の説明から整理し、工程図から製品詳細へ進んで読みます。
既設を残す人と全体を相談する人の両方で、希望の範囲を伝えられるかを確認します。型式が未定でも相談できるか、図で見た工程名を問い合わせでも使えるか、技術担当へ確認する内容が分かるかを確かめます。
製品を増やす前に、一台と前後の工程の関係をそろえると、図に足す説明が具体的になります。単体の性能紹介を生かしながら、購入側が自分の生産の流れについて相談できるホームページへ整えましょう。
製品の一台ずつの説明を、ラインの相談へつなぐ
単体の写真や仕様はあるのに、どこまでまとめて相談できるかが伝わらないなら、今の製品一覧と営業用の工程説明から見直せます。自社製品と前後の作業、既設と追加候補を対応させることから始めます。
みやあじよでは、機械の製品紹介と工程の説明、導入相談の入口をつなぐホームページ制作・改修をご相談いただけます。機械の役割を購入側の工程へ伝えたい場合は、東大阪市のホームページ制作をご覧ください。


