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コラム

整骨院・接骨院のWebサイト:スタッフの資格と担当の紹介

チップス

整骨院・接骨院のスタッフ紹介を、資格の事実・院内の担当・対応する院と曜日に分けて整理。共通の資格見出しや受付担当のカード、通常の担当予定を取り違えない掲載方法を紹介票で確認します。

資格と担当を一人ずつ分けて伝える見出しと受付

スタッフ紹介の上に「国家資格保有」とあり、その下に施術者と受付の写真が並んでいる。院では資格を持つ人を把握していても、初めて読む人には、誰が何の資格を持ち、何を担当するのか分からない場合があります。名前の近くに資格を書くだけでなく、説明が誰にかかっているかまで確認したいところです。

整骨院・接骨院のWeb担当者が整理するのは、資格の事実、院内での担当、対応する院と曜日です。この記事では、この三つを一人分の紹介票へ分け、一覧と詳細へ反映する方法を説明します。資格や業務の法的な可否を判定するのではなく、院が確認した情報を取り違えずに掲載するための設計です。

全員にかかる見出しと、個人の資格欄を分ける

ページの最上部に「国家資格を持つスタッフ」と書き、その直下に受付担当まで並べると、見出しが全員の資格を説明しているように見えます。小さな注記で対象者を補う前に、誰についての説明なのかが写真と名前のまとまりから分かる配置を考えます。

資格は個人の名前と対応させ、役割は別の項目にします。「院長」は院内の役職、「柔道整復師」は資格名、「予約の受付」は担当業務です。これらを一つの肩書き欄へ連ねると、役職が資格を表しているように見えたり、資格から当日の担当を推測させたりすることがあります。

厚生労働省のあはき・柔整広告ガイドラインは、資格名称と「国家資格保有」の表記の関係を示しています。また、同省の「知ってほしい国家資格のハナシ」では、国家資格を必要とする業を行っていると誤認させる表示への注意を案内しています。紹介文でも、資格の事実と、読み手が受け取る意味を照合する必要があります。

例えば、資格欄を全員共通の飾りとして置き、入力がない人にも同じバッジを出す設計は見直します。資格情報が未入力なのか、掲載対象となる資格がないのかは、制作側だけでは判断できません。空欄を見栄えのために埋めず、本人と院の確認へ戻せる入力方法にします。

原稿を書く前に、三つの欄を別々に聞き取る

「自己紹介を書いてください」と依頼するだけでは、資格、経歴、得意分野、勤務予定が一続きの文章になりがちです。最初の聞き取りでは、資格の正式名称を確かめる質問と、この院で現在何を担当するかを確かめる質問を分けます。

資格については、院内で本人の資料と照合した表記を受け取ります。制作会社が免許証の画像をそのまま公開用に加工することを前提にせず、確認担当、確認日、掲載する名称を紹介票へ記録します。資料の個人情報や番号をどこまで共有・公開するかは、院側で用途に応じて決めます。

担当については、「この院で来院者と接する際に何をするか」を聞きます。施術を担当する人なのか、予約や会計の案内を受け持つ人なのかを整理します。資格を保有する人であっても、この院で紹介する現在の役割と一致するとは限りません。保有資格から担当業務を自動で作らないことが大切です。

対応日については、通常の担当曜日、対象となる院、午前・午後などの区分を院の予定と照合します。院全体が開いている曜日と、その人が対応する曜日は別です。「月〜土」と共通欄を複製する前に、本人の担当予定を確認してください。日ごとに変わる運用なら、固定の曜日を書かずに最新予定への案内を検討します。

取材で「何でも相談してください」という言葉が出た場合も、担当欄へそのまま移さないようにします。受付で用件を受けて施術者へつなぐことと、受付担当本人が施術内容を判断することは異なります。誰が話を受け、誰が内容を確認するのかを、掲載する一文の主語まで具体化します。

資格事実・担当・対応日をそろえる紹介票

次の表は、院内で記入してから原稿へ移す紹介票の設計例です。実在するスタッフの資格や勤務を設定したものではありません。「確認できたこと」と「公開文」を別に持ち、資料や連絡先まで一緒に公開しない使い方を想定しています。

紹介票の欄 院内で確かめること 公開欄へ移す情報
人物の識別 本人、掲載名、使用する写真の対応 合意した名前と写真
資格の事実 正式名称、本人の保有、確認担当と日付 確認した資格名を本人の欄に表示
現在の担当 この院で受け持つ仕事、説明する範囲 施術、受付などの役割を分けた説明
対応する院・日 院名、通常の曜日や時間区分、例外の確認先 対象院と通常予定、最新情報への案内
担当の決まり方 指名の扱い、初回の担当方法 来院者が確認する方法
掲載の確認 本人・院責任者・表現確認担当の回答範囲 確認を終えた原稿だけを反映

この紹介票の中心は、同じ人について三種類の情報を結び付けることです。資格が同じでも、担当院や曜日は異なる場合があります。反対に、同じ曜日に勤務していても、役割が同じとは限りません。一覧画面の行と列を作る前に、この対応を一人ずつ確かめます。

資格の確認日と勤務予定の適用日も分けます。資格名を確認した日を更新日として表示するだけでは、来月から変わる担当曜日がいつの情報なのか分かりません。内部の記録では、それぞれの変更に対応する日付を残し、公開側には予定の対象期間など、来院前の判断に必要な情報を出します。

確認中の欄は、原稿を短くするために「ほか多数」「各種資格あり」へ置き換えません。未確認であることを内部に残し、掲載する情報と分けます。確認済みの役割だけ先に載せる場合も、資格を示す見出しやバッジが自動で付かないかを制作担当が点検します。

一人分の資格事実と役割と院別予定を分ける図
紹介項目を分ける設計例です。資格や業務の適法性を判定する図ではありません。

受付担当と施術者を、同じ見た目でも区別できるようにする

紹介カードのデザインをそろえることと、全員の説明を同じにすることは別です。顔写真の大きさや名前の位置は共通にしても、名前の近くに実際の役割を表示します。受付担当を紹介するなら、予約の案内や会計など、院が確認した担当内容を読めるようにします。

架空の構成例として、Aさんのカードは「役割:施術担当」「保有資格:院が確認した正式名称」「通常の担当:本院の月・水・金」と分けます。Bさんのカードは「役割:受付」「担当すること:予約・会計の案内」とします。これは掲載項目の組合せを示す例で、架空の人物へ実在の資格を与えた実績紹介ではありません。

受付のカードに資格欄を出さない場合も、空欄だから無資格であると断定する表示にはしません。今回の紹介で必要な情報として、担当業務を示していることが分かる構成にします。院内確認用の紹介票には確認状況を残し、公開用カードの情報量をそろえるためだけに資格や経歴を追加しないようにします。

また、全員に同じ「相談する」ボタンを付けると、個人が直接回答するように受け取られる場合があります。共通受付につながるなら「院へ担当について確認する」など、実際の連絡先が分かる名前にします。症状から担当者を自動で推薦したり、資格数による順位を付けたりする機能へ、紹介ページの目的を広げる必要はありません。

担当曜日は、その人の空き枠を意味しない

通常の担当曜日を示す目的は、その人がどの院で対応する予定かを知ってもらうことです。曜日表に印が付いていても、その時刻に予約できることや、その人を指名できることまで表すとは限りません。表の見出しを「通常の担当予定」とし、予約の空き状況とは区別します。

複数院に勤務する人では、資格欄は本人にひも付く情報ですが、対応日は院ごとに変わります。人物紹介を各院ページへ複製するとき、資格と一緒に曜日まで同じ内容で複製しないようにします。「本院:月・水」「分院:金」のように院名と予定を一組にし、予約先も対象院の案内へつなぎます。

臨時の変更をプロフィール本文へ毎回書き足すと、通常予定との区別が難しくなります。通常の担当を示す欄と、特定日の変更を知らせる欄を分け、対象日を過ぎた案内の扱いも決めます。「本日不在」という文章を画像に入れるだけでは、後日見た人がどの日の話か判断できません。

初回の担当者を院側で決める運用なら、その方法を紹介一覧の近くに案内します。担当者を選ぶ入力欄を設ける場合も、希望を聞くのか、担当が確定するのかを既存の予約方法と照合します。ここでは予約システム全体を作り替える前に、人物紹介が実際の受付と違う約束をしていないかを見ます。

資格の紹介を、効果や技術の保証へ広げない

資格の正式名称を載せた後に、「だから必ず改善する」といった文章を加えると、資格の事実とは異なる主張になります。「資格を確認した」という院の回答を、施術の効果や優位性まで確認した回答として扱わないようにします。

広告ガイドラインでは、ウェブサイト等の扱いも示されています。自社サイトに載せるから自由に表現できると考えず、広告からのリンクや掲載媒体を含めて、院の表現確認担当へ原稿を渡します。資格・担当・曜日の紹介票は、情報の整合を確認するためのもので、掲載許可の一覧ではありません。

担当者は具体的に分担します。本人と院責任者が資格の事実と担当を確認し、勤務予定の管理者が院・曜日を照合します。広告表現は、院が依頼する当該分野の専門確認担当へ、実際の掲載先と一緒に確認します。判断に迷う場合の相談先として、厚生労働省は施術所所在地を管轄する自治体窓口を案内しています。

人柄を伝える文は、結果の約束を足さなくても作れます。例えば、説明時に質問を受ける場面や、受付から担当へ用件をつなぐ方法など、実際の対応を聞き取ります。ただし、こうした文も一律に掲載可能と判断するのではなく、資格欄と合わせて使う画面で確認します。

スタッフ紹介の原稿を整理する無地の資料と机

一覧とスマートフォン表示で、資格の対象を読み違えないか確認する

公開前は、一人分の紹介票と、一覧・詳細・担当日案内を並べます。写真と名前、資格と本人、曜日と院名がそれぞれ対応しているかを確認します。紹介カードを入れ替えたときに、隣の人の資格や曜日が残るような入力方法なら、個人単位で管理する仕組みを制作会社へ相談します。

スマートフォンでは、写真の下に名前、次に別の人の写真、その後にまとめて資格欄が出る配置になっていないかを見ます。横並びの画面では対応していても、縦並びにした際に所属が分かりにくくなることがあります。一人分の名前・役割・資格が途中で分断されないまとまりにします。

写真は、本人と掲載用途を確認した実際のものを用います。生成した人物や素材写真へ実在スタッフの名前を付けないようにします。写真を載せない方針の場合でも、資格と役割、対象院の案内は文字で整理できます。全員の顔写真をそろえることを、担当情報を直す前提にしない進め方も可能です。

更新の依頼では、何が変わったかを三つの欄から選んで伝えます。資格表記だけの修正か、役割の変更か、担当院・曜日の変更かによって、照合する資料と直す掲載先が異なります。過去に確認した紹介文を残したまま曜日だけ変える場合も、人物の所属や受付案内と矛盾しないかを読み直します。

まずは一人について、紹介票から現在の掲載画面までを照合してください。文章の並べ替えで改善できるのか、資格バッジや曜日欄の入力方法を直す必要があるのかが分かります。確認済みの事実と実際の画面を制作会社へ渡すことで、院内の判断とWeb改修の作業範囲を具体的に分けられます。

参考資料

厚生労働省「あはき・柔整広告ガイドライン」(2025年2月18日、資格表示・ウェブサイトの取扱い)、「知ってほしい国家資格のハナシ」、柔道整復師等に関する案内ページ。確認日:2026年9月21日。本文のリンクから参照できます。紹介票・カード例は架空の設計案であり、個別の資格・業務・広告表現の適法性を保証するものではありません。

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