●はじめに
文章を簡単で分かりやすく入力する方法はご存知でしょうか？
身近で言えば、レポートや資料・議事録などパソコンで文章入力をしていることの多い時代です。
その際、文章を見やすくする為に、文字の大きさや太さを変えたりする方も多いですよね。
更に現代では、ブログやWEBサイトをアップし、文章を沢山のユーザーに閲覧していく時代になりました。自分だけではなく他の方に見やすく、最後まで読んでもらえる文章をいかに作るかが重要になってきます。記事を読みやすくするためには内容はもちろんのこと、視覚的にも読み進めやすい状態に仕上げることが重要です。
markdownとは？
Markdownとは、文章を記述するための記法（マークアップ言語）の一つで、文章を書くルールです。
尚マークアップは、文書を構造化するための言語で、「タグ」という要素を使って意味付けを行います。具体的には、「"この文がタイトル" "この語句は太文字"、"ここからここまでが引用箇所"」などと指示していきます。マークアップ言語には前述した「HTML」の他にも「SGML」「XHTML」「XML」などがあります。中でも最もよく使われており認知度も高い言語が「HTML」です。
マークアップ言語を簡単にしたものが、マークダウンだと考えるとわかりやすいと思います。マークダウンは「軽量マークアップ言語」と呼ばれることもあります。
要約すると
- 文章を記述するための軽量マークアップ言語のひとつである。
- 簡単で覚えやすいプレーンテキストとして記述した文章を、妥当なHTML（もしくはXHTML）文章へと変換できるフォーマットとして、ジョン・グルーバー（JhonGruber）と、アーロン・スワーツ（AaronSwartz）によって考案された。
- Markdown記法の多くは、電子メールにおいてプレーンテキストを装飾する際の習慣から着想を得ている。
- 対応アプリを使うことでより快適に読み書きできる5.拡張子は「.md」もしくは「.txt」となります。
Markdownのメリット・デメリット
ではまず、マークダウンを使用するメリット・デメリットをお伝えいたします。
⒈メリット
- ある程度整えられた文章が書け、書式が揃えられることにより閲覧性が上る
（決まったルールに沿って書くことになるので、誰が見てもある程度文章ルールが分かる） - ▪書式を覚えるのが簡単でまとめる速度が速くなる
（デザインの勉強をしなくてもある程度のルールを覚えたら即座に使用できる） - キーボードで殆どの機能が対応できるので、作業効率が上がる
（マウスを使用する頻度が減る） - 色々なWebサービスやソフトウェアがマークダウンを取り入れている
（一度覚えてしまえばどのサービスでも使うことができる） - 書いた文章を即座に見やすい形に変換できる
（マークダウンのテキストエディタのプレビュー機能で即座に確認できます） - PDF・HTML化して別の媒体で使用したり、共有ができる
（紙媒体・Web媒体どちらにも対応）
⒉デメリット
▪サービスごとに変換機能が多少異なる
（例えると、AというWebサービスとBというサービスで、文字を太くする書式をマークダウンで書く場合AとBでマークダウン書式が少し異なる）
Markdownエディタの選び方
まずはじめに各テキストエディタが対応しているデバイスの確認をします。
エンジニアの方は、iOSアプリを開発するときはMac、VBAの開発をするときはWindowsと、用途によって使用するデバイスがことなります。このような場合は、Windows・Macの両方に対応しているテキストエディタをおススメします。
Markdown記入方法
マークダウンは、
文章の中にルールをつけられた記号を入力作成する記述方法になります。
下記画像の左側をご覧いただくと、文章の中に記号が使用されている箇所があります。「例）'＃' '＝' '－' '>'などの記号です」その記号こそがMarkdownwを使用した文章記述になります。その文章がHTML/PDFで抽出された結果が右側になります。左と比べると、文章がかなり見やすくなったと思います。
この様に簡易な記号をプラスする事により、文章の記述クオリティーが上がるのがMarkdown記述方になります。記述方法を詳しく解説している参考サイトを記載しておきます。
●おわりに
マークダウンで少しの手間をかけるだけで、伝えたいことを強調できたり、長い文章でも視覚的に読み進めてもらいやすくできたりします。もちろん書く側にとっても編集中の文章構造がはっきりと見え、思考を整理しやすくなります。HTMLほど複雑な記述ではなく覚えやすいので、使いこなせれば作業効率がアップすること間違いないと思います。
ぜひマークダウンのご使用をおススメ致します。
