よく見る「404エラー」とは?原因や対処方法を解説!

2019.11.21

皆さんはWebサイトを見ていると「404 not found」又は「お探しのページは見つかりませんでした」とメッセージ表示が出たことはありませんか?

このページを404エラーページといいます。
この記事では404エラーページについて、原因と対処方法を分かりやすく解説していきます。

404エラーページとは

分かりやすく言うとサーバーからそのデーターはありませんとWebブラウザからサーバーに対してリクエストしているページに返答されたときに表示されます。
404エラーページはHTTPステータスコード404」や「404 Not foundと別名でいう場合もあります。

HTTPステータスコード

ステータスコードは100番、200番、300番、400番、500番があり3桁の数値は、2xx、3xxなど色々な数値に分かれています。

  • 100番(情報)➡ リクエストに対し、処理は継続される
  • 200番(成功)➡ リクエストは受け取られ、理解、受理された
  • 300番(リダイレクション)➡ リクエストを完了させるために、追加的な処理が必要
  • 400番(クライアントエラー)➡ クライアントからのリクエストに誤りがあった
  • 500番(サーバーエラー)➡ サーバーがリクエストの処理に失敗した

エラーコード「404」

「404」はリクエストしているページをWebサーバーが見つけられなかった時に返すコードです。

ページがみつかりませんでしたと言う事を伝えるために、表示されるページが、404エラーぺージです。

404エラーが発生する4つの原因

404が発生する4つのケーススタディ

入力したURLが間違っている

URLのスペルを見間違えたり、打ち間違えたりすると、存在しないURL(場所)を表示させようとしているため、表示で来ません。404エラーが表示されたら、まず入力したURLに間違いがないか確認してみましょう。 

リンク切れが発生している

リンク先のページが見られないリンクのことをリンク切れと言います。
リンク先のページが削除されている場合、新しいページのURLに貼りかえるか、リンクそのものを削除する必要があります。
設置したリンクのURLが間違っていた場合、設置されたリンクのURLが間違っていたり、存在しないページにリンクが貼られていると、そのリンクをたどった人全員に影響します。リンクを設置する時は、リンク先に問題がないか確認が必要です。

ページが削除、閉鎖されている

もともとあったページが削除されているにも関わらず、それを知らずに以前貼られていたリンクにアクセスしてしまうと、404エラーになってしまいます。
サイトを移転した場合はユーザーがアクセスしようとしたページに関連する新規ページやトップページへのリンクを設置し、離脱させないように工夫することが大切です。

新しいURLへのリダイレクト設定が出来ていない

ページが削除された場合や、URLが変わった場合には、古いURLから新しいURLに対して301リダイレクトの設定を行い、ユーザーが新しいURLに自動でたどり着くようにします。
リダイレクトの設定に不具合があった場合、新しいURLにアクセスすることができないため、404ページになってしまいます。リダイレクトの設定は正しく行う必要があります。
ドメインの変更によりリダイレクト設定がうまくできていない場合には、外部リンクの効果を引き継ぐことができなくなるため、機会損失をしている可能性があります。

404エラーとSEO、ユーザーへの影響

404はSEOやユーザーのUXに対してどのように影響するのでしょうか?

検索順位への影響はない

過去のGoogleが公式ブログで「サイトの一部のURLが既に存在しない、また404を返した場合も、サイトの他のURLの検索結果内での掲載順位には影響しません」とコメントしています。
なので404エラーはGoogleの検索結果に影響は基本的にはないといえます。
参考:https://webmaster-ja.googleblog.com/2011/07/404.html

ユーザーには影響を及ぼす

検索順位にはほとんど影響はありません。しかしページを見ているユーザーが見れないことが増えると、ユーザーはあなたのサイトから離脱してしまいます。
そこで、ユーザー離脱を防ぐ為、オリジナル404エラーページが必要になります。

ユーザー離脱を防ぐページの工夫

エラーメッセージを明確に伝える

ユーザーに「ページがない」と分かるようにしましょう。

サイトに合わせたデザイン

違うサイトを開いてしまった!等ユーザーの混乱させないように表現しましょう。

トップページへのリンクやパンくずリストを表示

エラーページが出た後、サイト内を探してもらいやすくするためにリンク設置しましょう。

サイト内検索や、サイトマップの設置

規模が大きいサイトの場合、ページを探すのに時間がかかります。サイト内検索が出来ると、ユーザーの探す手間が省けるので、滞在率を高くしましょう。

サイト内のおすすめコンテンツの表示

閲覧数が一番多いページや、おすすめコンテンツへのリンク、最近投稿した記事へのリンクを貼り、サイト内を回ってもらえるように誘導しましょう。

404をしっかりと設定するとユーザーに対して丁寧にサイト誘導を促すことができます。

株式会社サクラクレパスの404ページは、自社製品の消しゴムを使ったユニークなデザインです。

https://www.craypas.com/404

株式会社タカラトミーの404ページは、「黒ひげ危機一発」のイラストデザインで目的のページ飛ぶことを表現しています。
http://takaratomy.co.jp/404

404エラーの確認方法

Google Search Console(サーチコンソール)では、Googleクロールをした際に検知した404エラーページのURLを確認出来ます。
サイトにとって重要なページが意図せずに404エラーになっていないか、 設定ミスはないかというアラートを出す目的があります。

クローラーが辿ったページはユーザーも辿れるページです。ユーザーが不必要な404ページにアクセスしてしまっているかもしれません。
リンクしたURLを打ち間違えていたり、リダイレクト設定が誤っているURLがないか等を確認する時に使いましょう。

404のまとめ

404エラーページは、SEOへの影響はほとんどなく、ユーザへの影響を及ぼします。
ユーザーの離脱を防ぐためにサイト側は404エラーページを工夫しましょう!

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