ホームページは
自社ブランドの認知価値向上とサービスや会社案内、
プレスリリースなどの情報発信等、様々な役割を担っています。
ホームページを作ったならば
その役割を最大限に発揮し売上アップに繋がるよう運用したいところですが、
なかなか成果が出ずお悩みの方も多いのではないのでしょうか。
そんな時、取り入れて頂きたいのがPDCAサイクルです。
この記事では
ホームページ運用においてのPDCAサイクルの回し方について具体的にご紹介いたします。
PDCAサイクルとは?
![](https://myajo.net/wp/wp-content/uploads/2019/06/PDCA.png)
・Plan(計画)
・Do(実行)
・Check(評価)
・Act(改善)
の頭文字を取ってPDCAということはご存じの方も多いのではないかと思います。
この4段階を繰り返すことによって業務を継続的に改善していくのがPDCAサイクルの考え方です。
Plan(計画)
まず目標を設定し、その目標達成の為の計画を立てます。
計画の基本概念である
「5W2H」
・Who(誰が)
・When(いつ)
・Where(どこで)
・What(何を)
・Why(なぜ)
・How(どうやって)
・How much(いくらで)
の考えを元に組んでいきましょう。
Do(実行)
Plan(計画)を実行していきます。
この際に重要なのは、
次の段階であるCheck(評価)ができるよう記録を残し成果を数値化しておくことです。
Check(評価)
Do(実行)にて数値化した結果から
「実行したことが良かったか悪かったか」を評価します。
できるだけ主観的な意見は除き、数値化した結果から評価するようにしましょう。
Act(改善)
Check(評価)を元に改善策を打ち出します。
Plan(計画)
Act(改善)で打ち出した改善策を元に再度Plan(計画)をします。
PDCAで終わらず、またPlan(計画)に戻りサイクルをさせることが
PDCAサイクルにおいて一番重要な点です。
PDCAサイクルをホームページの運用に活用する方法
![](https://myajo.net/wp/wp-content/uploads/2019/06/PDCA_web.png)
続いて、ホームページ運用においては
どのようにPDCAサイクルを回していけば良いのかのヒントを具体例を上げてご紹介いたします。
今回は、洋服のECサイトを運営していると仮定します。
Plan(計画)
まず目標を立てます。
ECサイト運営においては
・CV数の増加
がメインの目標になるかと思います。
CVとは「Conversion(コンバーション)」の略でホームページにおいての目標の達成を指し、
ECサイト運営においては商品購入が相当します。
しかし、CV数の増加以前に訪問者数が少ないことが分かったので
訪問者数を増やすためにSEOを強化することにしました。
SEOについては弊社のライブラリーのSEOの項目にて解説しております。
今回のPlan(計画)は
目標を「月間予算30万でCV数を2か月後に2倍にする」
計画は「その為にまず訪問者数を増やす為SEOを強化する」としました。
Do(実行)
Plan(計画)を実行していきます。
次の段階であるCheck(評価)ができるよう記録を残し成果を数値化しておく必要があります。
Google Analytics等のアクセス解析サービスを用い毎日の訪問者数・CV数はもちろん、
どのような人か・どこからきたのか・どのような行動をしたのか・どのページをどれぐらい見たのかなど、様々な情報を記録しておきます。
Check(評価)
Do(実行)で記録した結果を解析した所、
訪問者数は順調に増え先月比の1.5倍になっていました。
また、検索による訪問者が増加しているため、SEOの強化は成果を出していることが分かりました。
しかし、CV数は1.05倍程度しか増加していません。
Act(改善)
Check(評価)を元に改善策を打ち出します。
訪問者数は増えているがCV数は少ししか増えていない・・・ということは
訪問者数中のCV率を増やす必要があります。
原因として商品ページへの滞在時間が短かくすぐに移動してしまっていることが考えられました。
そこで、商品ページの改善、そして、ラインディングページの導入を進めることにしました。
ランディングページについては弊社のランディングページ制作のページをご参照ください。
Plan(計画)
Act(改善)をもとに再度Plan(計画)していきます。
「SEOの強化は成果を出しているので継続」
「CV率を上げる為、商品ページの改善とラインディングページを導入を進める」
という計画を立てました。
目標はまだ達成できていない為、変えずもう1か月様子を見ます。
そして、またDo(実行)→Check(評価)→Act(改善)→Plan(計画)・・・と繰り返していきます。
今回ご紹介したのはあくまで一例ですが、
このようにPDCAサイクルを取り入れ継続的に運用を改善していくことによって
売上を上げるホームページを目指すことができます。
まとめ
ホームページは作って終わりではなく、そこからがスタートです!
こちらの記事が少しでも、ホームページ運営のヒントになっていれば幸いです。
他にもAIDMAやAISASなどは、
PDCAサイクルと同じく多様に使用できる優れたフレームワークです。
下記記事で取り上げていますので、ぜひ参考にしてくだい。
消費者心理の分析-AIDMAの法則とは-