【ブランドをアピールするのに最適】 ブランドのキャッチコピーどう考える?

2019.02.13

ブランドイメージを確立するためのキャッチコピーを考えた際に
どう考えればいいかわからない、いまいちパッとしない、
などと困った方も多いのではないでしょうか?

暮らしの中で見聞きすることの多いのブランドのキャッチコピー。
しかし、そのフレーズは覚えていても本来の意味までは理解していない人は多いと思います。
では、なぜ企業がブランドキャッチコピーを制作し発信するのでしょうか?

その本質を学び、インパクトのあるわかりやすい
キャッチコピーを考えてみましょう。

1.キャッチコピーについて

ブランドのキャッチコピーとは、
企業理念、ビジョン、事業内容を明確にしわかりやすく
イメージしてもらうための印象的なスローガンのことです。

費用や時間をかけず、人にイメージを伝えることができますので
手軽に考えることができます。

ですが、明確なものでないと、
消費者や取引先だけでなく、社員にもアピールできません。

目標を定めて効果的なキャッチコピーを考えていきましょう。

2.キャッチコピーを作る3つのポイント

キャッチコピーは、手軽に考えることができるものですが
短い文章なのでそこに至るまでには、
さまざまな人々の知恵や考えがあって、凝縮されている言葉だと言えます。

ブランドのあり方や、印象付けたいイメージを収まりよく
ワンフレーズで表すキャッチコピーを、そう簡単に決定することはできません。

ましてやブランド名と同等に親しまれるものなると、
どのように作っていけばよいのでしょうか?

ここではキャッチコピーを作る際のポイントをご紹介します。


ターゲットを明確にする

ターゲットを意識することはもっとも重要なポイントです。
ターゲットがよく分からないままにキャッチコピーを
作ったところでそれが伝わるはずがありません。

例えば20代女性向けなのか60代男性向けなのか、学生なのか、仕事をしているのかなど
年齢や性別、仕事だけで見てもターゲットが違うと響くフレーズが変わってきます。

取り扱う商品やサービスを誰に伝えたいのか特定の個人をイメージしても良いので
そのターゲットにハマるフレーズを考える必要があります。


ターゲット目線でのフレーズを作る

キャッチコピーは、ターゲットを絞り、
一方的に思いを伝えるだけでは消費者には響きません。
やり方を間違えてしまうと、企業の伝えたいことだけを、
押し付けてしまうことになってしまいます。

ここで大切なのは、
ターゲットがそのキャッチコピーを
「どう受け取るのか」というターゲットの目線になって
客観的に企業に目を向けること
です。

ターゲット層は自社にどのような期待を向けているのか、
自分たちはそれにどう応えて行くのかなどを一つのフレーズに入れ込むのです。


ターゲットに対して何ができるのかを考えて作っていきましょう。


ブランド・未来のビジョンをイメージさせる

キャッチコピーは、
ブランドとして末永く親しんでもらうために重要なものです。
そのキャッチコピーを読んで、消費者はどのようなイメージをするのか、
どのような未来をイメージするのか
を考えてみましょう。

また、消費者だけでなく、
その企業ではたらく社員のモチベーションをアップさせ
同じ方向を向いて進んでいけるキャッチコピーを作ることが大切です。

有名な企業のキャッチコピーほど記憶に残っているものです。
企業が消費者と、社員と共に生活の一部であり続けれる印象を
与えれるように工夫をしてみましょう。

3.キャッチコピーを作る上での注意点

● 抽象的な言葉は使わない

抽象的な言葉では、企業の具体的なイメージが伝わりづらくなります。
ターゲットが理解できるフレーズが必要です。

● 日本語と英語を混在させない

音楽の歌詞では、日本語と英語を混在させているものが多いですが、リズムにあった歌詞になっています。
日本語と英語を混在させてしまうと、
違和感を与えてしまう可能性があるのでブランドを
イメージさせるキャッチコピーへの使用は避けたほうがよいでしょう。

● 聞こえのよい単語は使わない

「幸福」「価値」「挑戦」「貢献」などの単語は、
聞こえはよいですが、
見せ掛けのイメージが強くなり、「ブラック企業では?」という憶測を生む場合があります。

●  インパクトを取り入れる

それっぽいありきたりなフレーズではなく、
意外性を突いたフレーズを考えてみましょう。
インパクトがあれば、知名度の低い企業でも、
多くの人々に知ってもらう可能性があります。

● ポジティブなものにする

何かの目標や目的に向かっていくフレーズでなくてはならないので
モチベーションが下降しメンタル面でも
険悪さが生じるものは使用しないようにしましょう。
ポジティブな目線で、困難な状況でも立ち向かっていけるフレーズが良いです。

4.キャッチコピーの例

ー お口の恋人 ー


お口の恋人誰もが知っているロッテのキャッチコピーです。


ロッテの社名はドイツ文豪のゲーテが著した名作『若きウェルテルの悩み』の中に
登場するヒロイン「シャルロッテ」から由来しています。
そのシャルロッテは永遠の恋人として知られている為、
そんな永遠の恋人と知られる彼女のように世界中の人々から
愛される会社でありたいという願いが
ロッテ社のキャッチコピーに込められているようです。


ー 一瞬も 一生も 美しく ー


化粧品メーカーの資生堂のキャッチコピーです。


一生美しく有りたいというのは女性の生涯のテーマ。
その願いをサポートするということをうまく表現しています。


ー 今日を愛する。 ー


人の人生は今日という日々の積み重ねで、
充実した今日を生きることが幸せの基本を作っていくという、
150年の歴史を積み重ねたLION株式会社ならではのキャッチコピー。


LIONはキャッチコピーを何度か改定しています。
企業の成長と共に自社を見直し、伝えたいイメージを一新しています。


ー eat well, live well ー


直訳すると『よく食べ、よく生きる』となりますが、
よく生きるという日本語だと違和感があるので、
自然な言い回しにすると“よく食べ、健康的に生きる”という意味になると思います。


食に関する企業であるだけに、食に対する大切さや、
健康は毎日の食生活に大きな鍵があることが伺えるキャッチコピーです。

5.まとめ

以上がブランドのキャッチコピーについてのご紹介になります。
日頃見る企業のキャッチコピーも
たくさんの思いや考えが詰まっていることがわかります。

ブランドをアピールをするために
ブランド名と並ぶほど大切なのがキャッチコピーです。

いろいろな角度から考えることで、
インパクトがあり、消費者に響くキャッチコピーができると思います。

ブランドごとに伝えたいことは違うので
ご紹介したポイントに気をつけながら
じっくりとご自身の扱うブランドにぴったりなキャッチコピーを考えてみましょう。

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