無料相談

売上あげる、
おてつだい。

  1. トップページ
  2. コラム
  3. 記事

コラム

Web制作の見積もりで確認する内訳

チップス

Web制作の見積もりで、作業範囲・自社の支給物・追加費用をどう確認するかを解説。包装資材会社の架空例で、一式の見積もりへの質問、回答の整理、再見積もりと発注前確認を具体化します。

包装資材会社の担当者が見積資料と紙箱のサンプルを確認する写真に、Web制作の見積もりで一式の中身を確かめる見出しを重ねたメイン画像

Web制作の見積もりは、合計金額だけで発注を決めず、その金額で完成するもの、自社が用意するもの、追加費用になる条件を確認してから判断します。「制作一式」と書かれていても、別紙の仕様書に範囲が明記されていれば確認できます。反対に、項目が細かくても、原稿や移行の担当が曖昧なら総額はまだ決まりません。

この記事では、企業サイトの見積もりを受け取った担当者に向けて、不明な項目への聞き方と、回答を発注判断へつなげる方法を説明します。架空の包装資材会社を例に、追加料金をゼロと扱ってはいけない場面まで具体的に見ていきます。

包装資材会社の担当者が見積資料と紙箱のサンプルを確認する写真に、Web制作の見積もりで一式の中身を確かめる見出しを重ねたメイン画像

最初に、見積書と前提条件を一緒に読む

見積書だけでなく、提案書、ページ一覧、仕様書、支給物の案内も並べてください。金額の横に全部書かれていなくても、どの資料の、どの版を前提にしているかが分かれば、作る範囲を追えます。有効期限、税込・税別、支払時期も確認します。

ページ数は特に行き違いが起きやすい部分です。「7ページ」に製品紹介が何ページ含まれるか、お知らせを自社で追加できるか、既存記事を何件移すかは、数字だけでは読み取れません。自社更新できるページと、制作会社が最初に登録する情報の件数も分けて確認しましょう。

相場との比較から予算を考える段階なら、Web制作の公開料金の見方を先に確認できます。本稿では、手元の見積もりの未確定部分を解消することに絞ります。

内訳から確認するのは、作業・担当・完了条件

「何が含まれますか」だけでは、回答も広くなりがちです。依頼したい作業を示し、誰が何を用意し、どこまで確認して完了するかを聞きます。

見積もりの項目確認する内容
構成・ページ制作ページ名、作成数、更新できる箇所。案を誰が確認するか
原稿・写真取材、新規執筆、支給原稿の整理、撮影のうち、含む作業と自社の支給物
CMS・フォーム自社で更新する情報、フォームの項目、通知先、実際の送信確認
既存サイトの移行対象URL・記事件数・画像。残すものと移さないもの
公開・引き継ぎ表示・動作確認、公開作業、管理権限、操作説明、受け取るデータ
公開後の費用保守と内容更新の違い、含む作業、別料金の条件、開始時期

CMSは、お知らせなどを管理画面から更新する仕組みです。導入されるだけで、サイト内の文章をすべて自社で変更できるとは限りません。「製品を追加したい」なら、追加操作と入力項目の説明まで依頼範囲に入るかを確かめます。

フォームも、設置した画面を見るだけでは完了しません。合意した項目で送信でき、指定した通知先で受信を確認する工程が含まれるかを聞いてください。公開後の修正と、制作時に合意した仕様の不具合への対応は、同じ扱いと決めつけず、条件を確認します。

架空例:「制作一式66万円」への回答を整理する

以下は説明用の架空例です。金額は市場相場や当社の料金ではありません。

包装資材会社が、7ページの企業サイトについて「Web制作一式66万円(税込)」の見積もりを受け取りました。会社には製品資料と写真がありますが、Web用の原稿は未完成です。既存サイトの事例20件を残し、社内でお知らせを更新したいと考えています。

担当者は要望を伝え、次の回答を受け取りました。

確認したこと回答と次の判断
原稿を一から書いてもらえるか7ページ分の完成原稿を自社支給。新規執筆は別見積なので、必要な4ページの執筆を追加依頼する
既存の事例20件を移せるか移行は現見積に未算入。20件と画像の一覧を渡し、作業範囲と追加額を確認する
「修正2回」は何の回数かデザイン案への意見をまとめて2回。構成承認後のページ追加は別見積なので、ページ一覧を先に確定する

原稿と移行の追加額が未回答なら、「66万円で全部できる」とは説明できません。必要な作業を加えた見積もりが届くまで、社内決裁に使う最終額は未確定です。一方、当初の条件どおりに社内で完成原稿を用意できるなら、原稿の追加依頼を外す選択もあります。その場合も担当者と期限を決めます。

包装資材会社の架空見積もりを、原稿の追加依頼、事例20件の移行確認、デザイン修正の条件確認に分け、必要な作業を反映した再見積もりへ進む図

この例の問題は、一式表記そのものより、会社の希望と見積もりの前提が揃っていなかったことです。別途の項目があるだけで悪い提案と判断せず、必要な作業か、社内で対応できるか、次回へ回せるかを決めます。

修正回数より先に、変更になる境目を聞く

「2回まで修正可能」という条件には、対象と数え方が必要です。1か所直すごとに1回なのか、社内の意見をまとめて返す1回なのか。構成案、デザイン案、公開前の確認のどの段階に適用されるのかを確認します。

承認済みの構成へサービスページを追加することと、合意した内容の誤字を直すことは、作業の性質が違います。追加になる条件、金額と納期を示す時点、誰の了承で着手するかまで合わせておくと、後から判断しやすくなります。「費用はあとで相談」のまま必要作業を始めてもらうと、決裁額を管理できません。

IPAのモデル取引・契約書の案内でも、契約時に仕様、進め方、検収方法などの共通理解を持つことが重視されています。これは情報システム開発を対象とした資料で、すべてのWeb制作に同じ契約条件を当てはめるものではありません。本稿では、発注前に作る範囲と確認方法を揃える参考にしています。

日程への影響まで確認する際は、コーポレートサイト制作のスケジュールも参照してください。追加作業だけでなく、自社の原稿提出や確認が遅れた場合の進め方も相談します。

見積もりの照会は、自社の条件を添えて送る

回答を具体的にしてもらうには、「不明です」で止めず、会社として必要な作業を伝えます。次は、架空例の会社が使える照会文です。

ご提示の見積もりについて、社内で依頼範囲を確認したいため、以下を教えてください。

  1. 7ページのページ名と、製品紹介・お知らせの更新可能な箇所を確認したいです。
  2. 原稿は4ページ分の新規執筆を希望します。既存資料を渡す場合の作業範囲、追加額、当社の確認期限を教えてください。
  3. 既存の事例20件と画像を移行したいです。対象一覧を渡すので、移行・確認・公開までの範囲と追加額をお願いします。
  4. デザイン修正2回の数え方と、構成承認後にページ追加が必要になった場合の見積・着手手順を確認したいです。
  5. 公開時のフォーム送信確認、操作説明、公開後費用を含め、上記条件を反映した見積書と仕様書をご提示ください。

自社では原稿を用意する予定でも、まだ担当が決まっていないなら、その点も伝えます。制作の目的や必要なページ自体が未定なら、BtoBサイトで先に決める内容を整理してから、見積条件を相談すると進めやすくなります。

包装資材会社の担当者が紙箱のサンプルと会社資料を机に並べ、見積もりへ追加する作業と自社の準備をメモする写真

発注前に、回答と見積条件を照合する

口頭で「対応できます」と聞けた項目も、費用に含むか、誰が担当するかは別の確認です。更新された見積書と仕様書で、依頼する作業、支給物、追加条件、公開後の費用を追える状態にします。古い版を社内決裁に使わないよう、資料の日付と版も揃えます。

未確定の作業が残る場合は、調査後に本制作を見積もる方法や、今回の範囲を絞る方法を相談できます。金額が分からない項目をゼロとして合計せず、何を確認すれば確定するかを残してください。条件が揃った2社を比べる段階では、制作費用の妥当性と見積比較の例が役立ちます。

みやあじよでは、企業サイトの目的、ページ構成、原稿や写真、移行、公開後の運用を確認して、必要な工程と担当を決めます。コーポレートサイト制作で対応内容をご覧いただけます。まだ範囲が決まっていない場合も、現在のサイトと困っていることを添えてご相談ください。

マーケター・コンサルタントの皆様へクライアントの「価値」を伝えるWebトータルパートナー提携Webに関するトータルからスポット作業まで必要な部分だけお任せできるWeb制作パートナー提携