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ホームページリニューアル費用の見積もり方

チップス

ホームページリニューアル費用の見積もり方を解説。相場と公開料金の条件を確認し、固定ページ・お知らせ・実績・PDFの移行量、原稿と写真、CMS、公開確認、初期費用と公開後12か月の支出、依頼メモを具体例で整理します。

サイトリニューアルの掲載資料と機器情報を整理するため、計測機器レンタル会社を想定した保管室で機器と資料を確認する生成イメージ

ホームページリニューアルの費用を見積もるには、新しく作るページと、旧サイトから引き継ぐ情報を分けることが大切です。「10ページのサイトにしたい」だけでは、過去のお知らせ、実績、PDF、問い合わせの仕組みをどこまで移すかが伝わりません。

原稿や写真の準備、CMSの変更、公開前後の確認、公開後の運用まで範囲をそろえてから金額を比べます。この記事では、企業サイトのリニューアルを例に、相場の読み方、移行対象の整理、初年度の費用、見積もり依頼のメモを解説します。

サイトリニューアルの掲載資料と機器情報を整理するため、計測機器レンタル会社を想定した保管室で機器と資料を確認する生成イメージ

相場は参考にし、自社の作業範囲を確かめる

Web幹事の費用相場の記事では、同サービス経由の発注データをもとに、コーポレートサイトのリニューアル費用を平均131.1万円、中央値81.4万円と示しています。中央値は、金額を順に並べたときの中央の値です。

これは、その紹介サービスを通じた案件の公表値です。国内すべての制作会社や案件を表す平均ではなく、自社のページ数や依頼範囲に対応する見積額でもありません。該当する掲載箇所では、集計期間、コーポレートサイトの対象件数、税込・税別の区別を確認できません。社内の税込予算や、今年の全国相場へそのまま置き換えないようにします。

個別の制作料金にも条件があります。WEBデザイン本舗の料金案内には、全10ページのリニューアルが税別72万円という基本料金が掲載されています。Zoho Sitesを用い、ページ内の原稿・画像は依頼側が用意する条件です。有料画像は実費で、月額運用費用も別に案内されています。基本料金表であり、実際の条件は打ち合わせ後の見積もりで決める案内です。

この公開例だけでも、ページ数と金額に加え、素材の担当、使うCMS、継続費用を見る必要が分かります。取材、撮影、既存データの移行などを自社でどこまで頼むかが違えば、同じ条件で依頼できるとは限りません。公開料金を、すべて込みの予算へ置き換えないようにします。

「作るページ数」と「移す件数」を分ける

説明用の架空例として、計測機器のレンタル会社がサイトを見直すとします。調べた対象は、固定ページ10ページ、お知らせ40件、実績20件、資料PDF15ファイルです。固定ページは内容から作り直し、過去のお知らせと実績は移行を基本にする方針とします。

「固定ページ10ページを制作」とだけ伝えると、別にある投稿60件とPDF15ファイルの扱いが分かりません。記事の本文を一括で取り出せても、写真、分類、記事内リンク、添付ファイルが新しいサイトで正しく使えるかは確認が必要です。

固定ページ10ページの再制作と、お知らせ40件・実績20件・PDF15ファイルの移行確認を分ける架空の見積もり範囲の図

ここで分けたいのは、デザインする画面の型、入力・移行する件数、文章を書き直す件数です。共通の型を使う記事が多くても、移行する情報と確認作業がなくなるわけではありません。反対に、全記事を新規ページと同じ単価で作り直す前提が、自社に必要なのかも確認します。

例えば「お知らせ40件を移行」という項目が、文章の取り込みまでなのか、画像・分類・記事内リンクの点検までなのかで、頼める内容は変わります。実績20件も、古い事例をそのまま残すか、現在のサービスに合わせて書き直すかを分けます。PDFはファイルの数と、案内するページ側のリンクの両方を確認対象にします。

件数を調べきれていない段階では、想定した数量と、増減したときの扱いを見積書へ書いてもらいます。追加1件ごとなのか、作業時間で計算するのか、調査後に金額を決め直すのかを確かめてください。調査自体が有料なら、その範囲と金額、次の制作へ進むかを判断する時点も分けて合意します。

既存サイトのURL一覧に、内容の種類、残す理由、使える原稿・写真、希望する対応を追記します。「移す」「書き直す」「調査が必要」を分け、まだ判断できないものは未確認として渡してください。閲覧数が少ないという理由だけで、営業が案内する資料や必要な説明を削除しないようにします。

全面改修が必要か迷う場合は、リニューアル時期と部分改善の判断基準も参考になります。一つのページの説明不足なら、全体の作り直しとは別に改善できる場合があります。

部分改修を頼む場合も、直す箇所の数だけで金額が決まるとは限りません。今の画面や更新の仕組みを調べる作業、他のページへ影響しないかを確かめる作業が必要かを聞きます。現行の制作会社から情報を受け取れるかも、調査と引継ぎの範囲に含めて確認してください。

原稿・写真・更新方法を、実務の単位で決める

「原稿支給」は、社内に文章があるというだけでなく、誰が公開できる内容へ仕上げるかまで確認します。古い製品名や対応範囲を直す人、取材する人、文章を整える人、事実を承認する人を決めてください。

例えば架空のレンタル会社なら、機器の写真と名称だけでなく、用途、利用できる条件、受け渡し方法、相談時に伝えてほしい情報が必要です。どの機器まで対応できるかは社内が確認し、依頼先へ事実として渡します。原稿の支給と取材からの作成は、同じ作業ではありません。

写真は、現在の機器や現場と一致するか、掲載する権利を確認できるか、十分な画質があるかを点検します。既存素材があっても、そのまま使えるとは限りません。撮影を頼むなら、訪問先、撮る対象、使用する画像、交通費などを確認します。

CMSは、ページや投稿を管理・更新する仕組みです。「WordPress導入」などの項目名に加え、担当者が実績の文章・写真・分類をどこまで編集できるかを伝えます。操作説明、権限、更新後の確認まで依頼範囲に含むかを聞いておくと、納品後の仕事を具体化できます。

担当者が過去の実績ページの写真と移行用の資料を照合する架空の手元イメージ

移行と公開確認を、制作費の外へ落とさない

URLを維持できるページと、変更が必要なページを分けます。変更する場合は、旧URLと新URLの対応、転送の設定、内部リンクや添付ファイルの修正を見積もりで確認します。関係のない旧ページを、すべてトップページへ送る計画にはしないようにします。

Googleのサイト移行ガイドも、URLの対応付け、適切な転送、内部リンクやサイトマップなどの更新と確認を案内しています。移行時は検索順位が一時的に変動する場合もあり、転送を設定すれば順位や流入が必ず維持されるとは言えません。

公開の作業には、新しい画面が表示されること以外の確認もあります。スマートフォンの操作、主要な旧URLからの到達、フォームの受付と通知、PDFの閲覧、解析の引き継ぎ、自社での更新を対象として共有します。サーバーも変えるなら、会社のメールへの影響も管理担当へ確認してください。

切り替え前のバックアップ、問題があったときの戻し方、公開の判断者、公開後の確認担当も決めます。「本番公開一式」にどこまで含まれるか、対象と確認結果を受け取れる形で合意しましょう。検索成果の後日の観察と、公開直後の動作の合否は分けて記録します。

URLが変わる部分は、URL変更時の引き継ぎチェックリストで、公開前後に確認する項目を整理できます。

転送を公開直後だけの作業にしないことも大切です。Googleの移転ガイドは、一般には1年以上の維持を案内しています。旧ドメインや転送を動かす環境の費用、制作後の契約が終わった場合の引継ぎを、誰が担当するか確認しておきます。元のサーバーをそのまま残す必要があるかは、構成を確認して決めます。

初期費用と、公開後12か月の費用を分けて出す

次は説明用の架空の見積もりです。すべて税込とし、制作・移行の110万円に撮影は含まれていない設定です。別の撮影8万円を採用し、公開後の保守を月額1.65万円で12か月利用するとします。

費用の区分この架空例の金額
制作・移行110万円
別料金の撮影8万円
初期費用の合計118万円
公開後12か月の保守1.65万円 × 12か月 = 19.8万円
初期費用+公開後12か月の支出137.8万円

この例では、保守にサーバーとドメインの費用も含むと確認した設定です。既に含まれるものを重ねて加算しません。実際の見積もりで含むか分からない費用は、0円とせず確認待ちにします。

契約期間、利用料、更新代行、障害対応、軽微な修正の範囲を確認してください。公開後12か月という比較期間は、この説明でそろえた条件です。契約が年払いなら、その支払い時点も別に整理します。追加ページや改善施策は、この仮定の金額には含めていません。

同じ「保守」という名称でも、文章の更新、システムの更新、不具合の調査・復旧は別料金の場合があります。月額料金に含む回数や時間、依頼の窓口、支援が終わったときに受け取る情報を確認します。無償で直す対象と、新しく依頼する改善作業も分けて聞いておくと、公開後に必要な費用を見落としにくくなります。

予算が合わない場合は、金額だけを下げる前に範囲を見直します。後でも足せる機能と、公開時に必要な受付や移行確認を分けます。重要な情報の書き直しを先に行い、他の追加を後へ回す場合も、新旧の案内や更新方法が混乱しないかを確認します。

同じ依頼メモで、見積もりの前提をそろえる

各社へ渡すメモには、分かることと調査が必要なことを併記します。次は、架空のレンタル会社の記入例です。最初から全仕様を決める必要はありません。

伝える項目記入例
目的と直したい場面法人の担当者が、借りられる機器と依頼方法を判断しづらい
制作と移行の対象固定10ページ、お知らせ40件、実績20件、PDF15ファイル。対象URLの一覧を添付
原稿と写真現行素材を共有。対応条件は社内確認し、再利用・修正・撮影の要否を相談
更新と公開確認担当者が実績を更新したい。旧URL、フォーム通知、PDFの到達も確認対象
希望日と担当公開日は相談。内容の承認者と、現行CMS・サーバーの確認先を共有
予算と未確認事項税込の予算範囲を提示。移行方法と利用料の条件は調査後に確定

見積書を受け取ったら、このメモに対して、含む作業、別料金、除外する作業、前提条件を照合します。追加や変更が出たときは、着手前に金額と日程への影響を確認できる取り決めにします。安さだけでなく、必要な仕事が説明されているかを見てください。

移す情報が未整理でも、見積もりの範囲からご相談ください

みやあじよのコーポレートサイト制作では、現行サイト、原稿・写真、CMS、既存データの移行などを確認し、必要な工程を整理して見積もりの範囲を決めます。相談時は、現在のURLと直したい場面、分かる範囲の移行対象をお知らせください。予算と内容を判断できる材料から、一緒に整理できます。

まだ総件数や予算が決まっていなくても構いません。今のサイトURLと困っている場面を、お問い合わせからお聞かせください。分からない条件を確認し、今回頼む作業と後へ回す作業を整理するところから相談できます。

参考資料

2026年10月26日に確認。統計は参照元の対象に限った公表値、制作会社の料金は個別の条件付き公開例です。本文のレンタル会社、件数、見積もり金額、画像は説明用の架空例で、当社の実績や料金を示しません。

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