内部SEO対策では、まず検索に掲載できる状態かを確かめ、そのうえでタイトル、冒頭、本文、内部リンクを、読者の疑問に沿って整えます。 キーワードを増やすだけでは、そのページで何が分かり、どんな相談ができるかは伝わりません。
この記事では、架空の「測定器の修理受付ページ」を例に、ページを読んだ人が受付対象や相談方法を判断できる内容へ直す手順を説明します。実在企業の実績や、検索順位が上がった事例ではありません。自社の対応範囲は、実際の担当者と資料で確認して置き換えてください。

直す前に、検索掲載の前提を確かめる
Googleの検索掲載に必要な最低条件は、Googlebotのアクセスがブロックされていないこと、ページがHTTP 200を返すこと、インデックス登録できるコンテンツがあることです。条件を満たしても、登録や表示が保証されるわけではありません。Googleの技術要件で確認できます。
ブラウザで開けることと、Googleが取得できることも分けます。Search ConsoleのURL検査で、前回のクロール、取得の成否、登録を許可する設定、Googleが選んだ正規URLを確認します。保存された検査結果と、今のページを調べる公開URLテストは別です。公開URLテストの合格だけで、登録済みとは判断しません。
noindexは、検索へ掲載しない指定です。Googleがその指定を読むには、ページをクロールできる必要があります。robots.txtで取得を止めることと、検索から除外することは同じではありません。原因を確認せず、サイト全体の設定を変えないようにしましょう。
未登録や正規URLの相違が見つかった場合は、文章の修正だけで解決すると決めつけません。詳しい切り分けは、「クロール済み・インデックス未登録」の確認方法を参照してください。ここからは、掲載の前提と併せて、ページの伝え方を点検します。
タイトルとH1で、何のページかをそろえる
最初に、そのページが答える疑問を一文にします。例の修理受付ページなら「手元の測定器について、修理の相談を受け付けてもらえるか」です。この答えに必要な言葉を、タイトルと見える大見出しであるH1へ入れます。
例えば、タイトルが「サービス紹介」、H1が「私たちの強み」だと、検索する人にも、開いた人にも受付内容が伝わりません。次のように、ページの役割が分かる表現へ直します。
| 見直す箇所 | 架空の修正例と確認 |
|---|---|
| タイトル | 「測定器の修理受付と事前相談」。実際に受け付ける業務を表す |
| H1 | 「測定器の修理受付」。ページ冒頭で主題を明確にする |
| 冒頭 | 機種と症状を確認し、発送前に相談する流れを説明する |
タイトルとH1を一字一句同じにすることが目的ではありません。意味がそろい、本文で説明している範囲を超えないことが大切です。実際には条件付きで受け付けるのに「全機種対応」「必ず修理できます」と書けば、開いた後の説明と食い違います。
タイトルは、内容を具体的かつ簡潔に説明します。検索語を繰り返したり、どのページも同じ長い定型文にしたりしないでください。固定の文字数へ押し込むより、主題と必要な条件を残す判断が先です。
Googleの検索結果に出るタイトルは、title要素だけでなく、ページ上の大見出しなどを基に自動生成されます。設定した文言が必ずそのまま表示されるとは限りません。異なる表示が続く場合は、タイトルだけを何度も書き換えず、目立つ見出しや本文との不一致も確かめます。
冒頭で答え、本文で判断できる材料を示す
ページを開いても、会社の沿革や抽象的な強みが続くと、読者は受付対象を判断できません。冒頭では、誰のどんな疑問に答え、次に何を確かめるかを先に伝えます。
例のページなら「お使いの測定器が受付対象か、機種と症状を確認します。発送や持ち込みの前に、機種名と不具合の状況をご相談ください」という説明が考えられます。これは架空の案内文です。実際の受付方法や対応範囲に合わせて確認が必要です。
続く本文では、冒頭の案内を裏付けます。例えば「対象となる機器と、受け付けられないもの」「相談時に必要な情報」「受付後に確認する内容」「送付の案内を受けるまでの手順」を、担当者が答えられる範囲で記載します。未確認の料金や期間を、読みやすさのために補ってはいけません。

図の順序は、検索結果から読んだ人が判断する流れです。すべてのサイトを同じ見出しへそろえる指示ではありません。自社の読者が最初に迷うことから、必要な説明を選んでください。
文章量を増やす前に、実際の問い合わせで聞かれることと、本文の答えを照合します。料金が個別見積もりなら、確定額を創作するのではなく、見積もりに必要な情報と、何を確認した後に回答するかを説明します。対象外の相談が多いなら、条件や相談先を、申し込み前に読める位置へ置きます。
見出しだけ具体的にして、本文に答えがない状態も避けます。「受付対象」と書いた節を読んで対象が判断できるか、「相談の流れ」で次の行動が分かるかを、一つずつ確かめます。
descriptionも、本文と同じ約束にする
meta descriptionには、ページ固有の内容と、読者が確認できることを短くまとめます。例なら、受付対象の確認、事前相談に必要な情報、送付前の流れがあることを説明します。本文にない料金保証や対応地域を足さないでください。
Googleは検索結果の説明文を主に本文から作り、ページを適切に要約できる場合にmeta descriptionを使うことがあります。検索語によって表示が変わる場合もあります。入力した説明文を表示させることだけを目標にせず、本文の冒頭や各節にも、具体的な答えを置きます。
内部リンクは、次の疑問へつなぐ
修理受付ページを読んだ人には、「何を用意して相談すればよいか」という次の疑問があります。別ページに案内があるなら、「こちら」だけでなく「修理相談に必要な情報」のように、移動先が分かる言葉でリンクします。図とこの例のリンク名は、架空のページ構成です。
リンク先を開き、本文が約束した情報が本当にあるかも確認します。相談フォームへ直接進める場合は、送信前に必要な情報を説明し、受付の可否がフォーム送信だけで確定するような表現を避けます。関連性の薄い記事を、リンク数を増やすためだけに並べる必要はありません。
Googleは、href属性を持つa要素のリンクを通常クロールできます。見た目がボタンでも、クリック処理だけで移動する作りでは、同じように取得できるとは限りません。担当者だけで判断できない場合は、制作担当へ移動先URLと実装を確認してもらいます。
重要なページには、サイト内の少なくとも一つの別ページからリンクがあるかも点検します。サービス一覧など、読者が探す場所から受付ページへ進めるかを実際にたどってください。Googleも、内部リンクの理想的な本数はないと案内しています。数よりも、関連する文脈と、移動後に得られる答えを確認します。
スマートフォンで、説明と相談までの流れを読む
修正した文章は、管理画面だけで確認せず、実際のページをスマートフォン相当の幅でも読みます。冒頭で主題が分かるか、対象外の条件が見落とされないか、表や図の文字が読めるか、リンクを押せるかを確認します。

例えば、対象条件を横に長い表へ入れたために、必要な列が画面外へ隠れるなら、項目を減らすか、段落に分けます。画像にしか重要な案内がない場合は、本文にも説明を置きます。装飾や写真を加えても、受付条件と相談先が読める位置にあるかを優先してください。
リンクをたどる確認と、問い合わせが実際に届く確認は別です。フォーム送信まで確かめる場合は、社内で確認方法と受信担当を決め、通常の問い合わせと区別できるテストとして行います。
修正した内容と、検索成果を分けて確認する
反映後は、公開URLでタイトル、H1、本文、画像、リンクが予定どおり保存・表示されているかを確認します。これが修正作業の確認です。検索への登録、表示回数、クリック、相談件数の変化は、その後の別の確認になります。
Search Consoleで評価する場合は、対象URLと関係する検索語を選び、比較する期間と変更日を記録します。表示回数やクリック率が変わっても、検索語、掲載位置、需要、同時期の別の変更を合わせて見ます。短期間の増減だけで、タイトル変更の効果と断定しないでください。
次の作業は、記録から選びます。表示される検索語と内容が合わないなら主題や説明を見直し、読者から同じ質問が続くなら該当箇所の答えを補います。検索に掲載できない状態なら、その原因の確認へ戻ります。順位の上昇だけで、相談しやすいページになったと判断しないことも大切です。
まずは、重要なページのURLと、読者の疑問、実際の対応範囲をそろえ、タイトルから相談先まで通して読んでください。サイト全体の点検や実装の分担を決めたい場合は、SEO内部対策を優先順位から進める手順が参考になります。
みやあじよでは、現状調査、既存ページの改善、コラム設計、公開後の確認などをご相談いただけます。SEO対策の支援内容をご覧ください。対応範囲と読者の疑問が伝わる材料から、必要な改善を整理します。
参考資料
- Google検索セントラル:技術要件
- Google検索セントラル:noindexによるインデックス登録のブロック
- Google Search Consoleヘルプ:URL検査ツール
- Google検索セントラル:タイトルリンク
- Google検索セントラル:スニペット
- Google検索セントラル:クロール可能なリンク
2026年10月2日確認。測定器の修理受付、案内文、ページ構成、図、写真は説明用の架空例です。実在企業の対応範囲、顧客、監修、検索成果を示すものではありません。
