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コラム

LP制作の相場と見積の見方

チップス

LP制作の相場を、価格帯・依頼範囲・見積の内訳ごとに解説。費用の差が出る理由、安さだけで決めない比較軸、発注前にそろえたい情報、費用対効果の見方まで分かります。

「30万円の見積が高いのか分からない」「安い会社を選んで失敗したくない」。LPは、商品やサービスを1ページで案内し、問い合わせや資料請求につなげるページです。同じLPでも、誰に向けて、どこまで作り込むかで費用は大きく変わります。特にBtoBでは、比較検討や社内確認を前提にした情報設計が必要になりやすく、見た目だけでは金額を判断しにくくなります。この記事では、相場の幅が出る理由、予算別に確認したい制作範囲、見積書で見たい内訳を順に見ていきます。

LP制作の相場は何で変わるのか

LP制作の費用は、何を制作側へ任せるかで変わります。公開料金の例では、STSデジタルの料金プランは原稿支給のテンプレート活用が35万円から、企画・原稿・デザイン・実装を含む制作が65万円から(いずれも税別)です。SEデザインの料金プランはHubSpotの既存テンプレートのロゴ・色を調整するプランが40万円/本、素材・原稿を支給するLP制作が80万円から/本と案内しています(2026年10月2日確認)。SEデザインの税区分は見積時に確認してください。これらは各社のプラン例であり、市場全体の平均や当社の見積額ではありません。

相場が広い理由は、作業範囲がそろっていないから

同じ「LP制作」でも、原稿は自社で用意するのか、構成から考えるのか、写真や図版まで頼むのかで工数が変わります。同じ予算でも、素材支給の制作と、企画や原稿から任せる制作では含まれる作業が異なります。構成、原稿、デザイン、スマホ対応、実装、計測のどこまでを頼む前提か、金額と一緒に確認してください。

平均額だけを見ると判断を誤りやすい

平均額だけで発注予算を決めると、自社に必要な作業が見積に含まれているか判断しにくくなります。短期のテスト用なのか、広告と連動して商談獲得を狙うのかでも、依頼したい範囲は変わります。見積では、制作費だけでなく、素材準備、修正回数、公開後の改善に必要な費用まで同じ条件で比べることが大切です。

BtoB中心なら、見た目より説明の順番で差が出る

BtoBのLPは、閲覧した人がその場で決裁するとは限りません。問い合わせや資料請求が成果になりやすく、比較や社内検討を前提に判断材料をそろえる必要があります。CVは問い合わせや資料請求など成果のことです。BtoBではCVの先に商談や受注があるため、派手さよりも「何を、どの順で、どこまで説明するか」が費用に反映されやすくなります。

予算別に確認したい制作範囲と追加費用

以下は、自社の予算を整理し、見積前に確認する項目を分けるための例です。市場の平均価格や、価格帯ごとに保証される作業範囲ではありません。どの予算でも、依頼先が含める作業と別料金になる作業を確認してください。

予算の整理例素材・原稿の確認制作範囲の確認追加費用の確認
10万円未満自社で用意できるかテンプレート・長さ・実装範囲スマホ対応・フォーム・公開
10〜30万円原稿整理を誰が行うか構成・デザインの調整範囲修正回数・素材の購入
30〜60万円取材・原稿作成の有無設計・実装・計測の担当追加ページ・公開後の対応
60万円以上戦略・原稿をどこまで任せるか制作と運用の境界広告費・月額運用・改善支援

10万円未満で検討するときの確認項目

予算が10万円未満なら、原稿や画像を自社で用意できるか、テンプレートの利用範囲、必要なページの長さを先に確認します。表示される制作費にスマホ対応やフォーム、公開作業が含まれるとは限りません。追加作業まで含む総額が予算内か、見積で確認してください。

10〜30万円で検討するときの確認項目

10〜30万円で検討する場合も、デザインの自由度、構成や原稿を誰が用意するか、スマホ対応の範囲を確認します。素材支給の有無や修正回数が違うと、同じ金額でも依頼できる内容は変わります。予算を抑えるために自社で担当する作業と、制作側へ任せる作業を分けておきましょう。

30〜60万円で検討するときの確認項目

30〜60万円で検討するなら、構成、原稿、デザイン、実装のどこまでが見積に含まれるかを比べます。この価格帯なら原稿や計測まで一式で任せられる、と金額だけで決めないことが大切です。BtoBで商談獲得を狙う場合は、読み手に伝える順番や、公開後に見直す方法を誰が考えるかも確認してください。

60万円以上で検討するときの確認項目

60万円以上でも、広告運用、公開後の改善、複数案の検証が制作費に含まれるとは限りません。初期制作と月額の運用費を分け、支援の期間、作業範囲、確認する数字を見積で確かめます。商談や受注まで追いたい場合は、制作側と営業側がそれぞれ何を担当するかも合わせておくと進めやすくなります。

見積書で差が出やすい費用内訳

同じ30万円でも、設計に厚く配分する会社と、デザインと実装を中心に組む会社では中身が違います。ワイヤーフレームはページの設計図です。見積書は総額だけでなく、何の作業にいくら配分されているかまで見た方が判断しやすくなります。

項目含まれる作業別料金になりやすいもの確認したいこと
企画設計ターゲット整理、構成案競合調査、取材どこまで考えるか
原稿作成見出し、本文、訴求整理追加取材、修正増原稿支給か代行か
デザインPC・スマホ画面制作画像作成、素材購入スマホ別作成か
実装画面の組み立て、フォームアニメ、計測設定対応範囲はどこか
公開後対応軽微修正、公開支援改善提案、運用支援期間と回数は何回か

「LP制作一式」で終わっていないかを見る

一式見積は分かりやすく見える反面、比較しにくい形でもあります。デザインだけの依頼と、原稿や実装まで任せる依頼では条件が異なるため、総額だけを比べても判断しにくくなります。設計、原稿、デザイン、実装の担当範囲と、追加作業の料金を分けて説明してもらうと、見積の意味が分かりやすくなります。

別料金の線引きを先にそろえる

後から差が出やすいのは、スマホ用の別デザイン、フォーム項目の調整、計測タグの設置、CMS組み込み、公開後の軽微修正あたりです。最初にこの線引きがそろっていないと、安く見えた見積が公開直前に膨らむことがあります。見積比較では、金額より先に「どこまで含むか」を同じ条件にそろえる。これだけでも発注判断はかなりしやすくなります。

安さだけで決めたときのリスク

安さそのものが悪いわけではありません。気をつけたいのは、何が含まれていないかが見えないまま契約してしまうことです。テンプレートを使うか、原稿や画像を誰が準備するか、スマホ対応や計測まで頼むかで条件は変わります。価格帯から内容を推測せず、自社で用意するものと制作側が担当するものを見積で確かめてください。

BtoB向けのLPは、最初に興味を引き、悩みを言葉にし、解決策を示し、信頼材料を出してから行動につなげる流れが求められます。つまり、見た目を整えるだけでは足りず、読み手が迷わず進める順番まで設計されているかが成果を分けます。安い見積で失敗しやすいのは、デザインの好みより、その順番を組み立てる作業が入っていない時です。

依頼先別にそろえたい確認項目

依頼先を選ぶ時は、会社の規模と金額を結び付けて判断するより、担当範囲と契約条件を確認します。次の表は、依頼先と話す時にそろえたい確認項目です。

依頼先担当範囲の確認進行の確認契約条件の確認
フリーランス設計・原稿・実装の担当連絡窓口・代替担当納品物・公開後対応
小規模の格安プランテンプレート・素材支給の条件変更可能な範囲・確認回数追加作業の料金
中小制作会社原稿・設計・実装の分担窓口・確認日程見積の内訳・支援期間
大手制作会社制作と運用の担当範囲担当チーム・確認手順初期費用・継続費用

合う依頼先は、会社の大きさだけでは決まりません。原稿や写真がそろっているか、訴求の整理から頼みたいか、公開後の改善まで必要かを先に分けます。そのうえで、担当できる作業、確認の進め方、追加費用を同じ条件で比べると、自社に合う見積を選びやすくなります。

成果をどう見るか 費用対効果の考え方

LPは公開したら終わりではありません。公開後は、問い合わせ率、滞在時間、クリックされている箇所などを見ながら直していくのが前提です。ページの内容や導線を改善して成果を高める考え方も広く紹介されており、最初の制作費だけで良し悪しを決めると判断を誤りやすくなります。

ここで見ておきたいのがKPIです。KPIは、最終成果に向かう途中の進み具合を見る数字です。LPなら問い合わせ件数だけでなく、フォームまで進んだ人数、入力を完了した人数、商談につながった件数までつないで見ると、どこで詰まっているかが分かりやすくなります。フォームは項目が多いほど離脱しやすいため、入力のしやすさも成果に直結します。

費用対効果を見る時は、問い合わせ数だけで終わらせない方が実態に近づきます。BtoBでは営業連携まで含めて数字を見る考え方が示されており、経営判断でも投資回収の見え方が変わります。問い合わせが増えても受注につながらなければ評価しにくく、逆に少ない件数でも商談の質が高ければ十分に回収できることがあります。

社内体制と準備物で見積精度は変わる

見積の幅は、制作会社の違いだけで広がるわけではありません。ターゲット、顧客が迷う場面、問い合わせ後の流れが曖昧なままだと、設計の工数が読みづらくなり、提案内容にも差が出やすくなります。BtoBの集客では、ターゲットや購買プロセス、見る数字が曖昧なまま進めると失敗しやすいとされており、LP制作でも同じことが起きます。

社内では、窓口を一人決めて、確認する人と最終判断する人を早めにそろえておくと話が進みやすくなります。あわせて、商品資料、営業でよく聞かれる質問、競合と比べた時の違い、過去の提案書やチラシがあれば、原稿の整理が早くなり、見積の精度も上がりやすくなります。これは外注先に丸投げしないためではなく、外注先が考えるべき部分に時間を使いやすくするためです。

失敗しにくい相見積もりの進め方

相見積もりで比べたいのは、総額の安さより条件のそろい方です。修正回数、原稿作成の有無、スマホ対応、フォーム設定、計測設定、公開後の軽微修正まで同じ条件で出してもらうと、見積の差が読みやすくなります。契約範囲を文書で明確にすることや、設計、デザイン、実装、フォーム設定などの内訳を見ることは、公開情報でも比較の軸として挙げられています。

見積を並べた時は、金額だけで決めず、「自社の顧客をどこまで理解して提案しているか」を見てください。悩みの言葉が浅いままなら、公開後に直しが増えやすくなります。逆に、誰に何を伝えるかが最初からはっきりしている提案は、多少高く見えても後戻りが少なく、結果として進めやすいことがよくあります。

相談前に伝えると話が早い情報

まずはこの6つを共有する

発注前に伝えておくと話が進めやすい項目として、目的とゴール、想定する読者、載せたい内容や構成、参考にしたいサイト、予算感、公開希望時期、公開後の運用方針が挙げられています。原稿や写真、ロゴを自社で出せるかどうかも、制作範囲と費用に影響します。LPでは目標を具体的な数字で置くと効果を見やすいため、相談の段階でも「問い合わせ月10件」などの形で共有しておくと、見積の前提がそろいやすくなります。

項目例あると早い理由社内の担当
目的と成果目標問い合わせ月10件判断軸がそろう事業責任者
ターゲット製造業の総務部長訴求がぶれにくい営業・広報
提供内容と強み他社との違い3点原稿整理が早い営業
原稿・写真の有無会社案内、導入事例工数が読みやすい広報
予算と公開希望日30万〜50万円、6月公開提案が現実的決裁者
問い合わせ後の流れ資料請求→商談化導線を設計しやすい営業

全部そろっていなくても相談はできます。ただ、情報が足りないまま受け渡すと、制作側が判断に迷い、手戻りが起きやすくなります。商品やサービスの説明、素材の差し替え条件、リンク先、何を計測したいか、誰がいつ素材を出すかまで見えていると、見積の精度が上がり、進行もぶれにくくなります。

まとめ

LPの相場を見るときに大切なのは、最安値を探すことではなく、自社に必要な作業範囲を見極めることです。目的、読者、素材、予算、公開時期が見えているほど、見積は現実に近づきます。金額だけを横に並べるより、どこまで頼む前提かをそろえて比べた方が、発注判断はずっとしやすくなります。

相場を見るときの着地点

いま見ている見積が高いか安いかで迷ったら、「誰に、何を伝え、どこで行動してもらうか」が見積の中に表れているかを見てください。LPは目的やターゲットが定まるほど設計しやすく、商品やサービスの説明が具体的なほど、制作会社との打ち合わせも前に進みやすくなります。価格そのものより、中身の説明が通っているかを見る方が、公開後の後戻りを減らしやすいです。

見積を見ても違いが分かりにくいのは自然なことです。相談の場では、必要な作業範囲の整理、いまの見積の比較軸、作り直すべきか改善から始めるべきか、公開後に追う数字まで一緒に言葉にできます。よくある相談は、「30万円と60万円の差が見えない」「原稿がまだ整っていない」「広告と合わせて考えたい」「今のLPを活かすか作り直すか迷う」といった内容です。商品資料、既存サイトのページ、過去の広告結果、問い合わせ後の流れ、公開希望時期があると話が早いです。LP制作の相場や見積の見方で迷ったときは、株式会社みやあじよまでご相談ください。発注前にそろえたい条件から、状況に合わせて一緒に整えます。

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