会社情報(住所・電話・営業時間)の修正ガイド

2026.03.14

会社情報の更新は、やること自体は小さく見えます。ところが実際は「古い情報が残っていて連絡が取れない」「別のページだけ直っていない」など、信用や機会損失につながりやすい作業です。

この記事では、外部へ依頼する前にやるべき準備を、手戻りが出にくい順にまとめます。自社で判断が必要な部分と、作業として任せられる部分が分かれると、進行が一気に楽になります。

会社情報を直すと何が変わるか

住所・電話・営業時間は、訪問や問い合わせの直前に見られます。ここが古いと「電話がつながらない」「行ったのに閉まっていた」といった不満が起きやすく、次の連絡が途切れます。

もう一つ見落とされやすいのが、会社情報が複数箇所に分散している点です。会社概要だけでなく、フッターやお問い合わせページ、アクセスページ、スマホ用の固定ボタンなどにも載っていることがあります。直す範囲がズレると、直したつもりでも古い情報が残ります。

なお、SEOは検索で見つけてもらうための取り組みです。会社情報が整っていると、初めての人が安心して連絡しやすくなり、比較の場面でも不安が減ります。

修正対象を洗い出す(ページと表示箇所)

依頼の前にやるべき最初の作業は、「どこに載っているか」を全部見つけることです。作業自体を外部へ任せる場合でも、この洗い出しがあるだけで見積もりと進行が安定します。

探し方はシンプルです。まずはホームページ内を目視で追い、次に旧電話番号や旧住所でサイト内検索します。検索機能がなければ、検索エンジンで「旧電話番号+会社名」などで探す方法も使えます。ページ内の文章だけでなく、画像に埋め込まれた住所表記や、PDFに書かれた会社情報も対象に入れます。

次の表を、社内のチェック用として埋めてください。空欄が残っていても構いません。分かる範囲まで進めるだけで、依頼時の説明が短くなります。

掲載場所修正備考
会社概要ページ住所・代表電話要/不要表記ゆれ注意
フッター住所・TEL要/不要全ページ共通
お問い合わせ電話案内要/不要受付時間も確認
アクセス地図・住所要/不要最寄り記載も
スマホ固定電話ボタン要/不要リンク先も
PDF資料会社案内PDF要/不要差し替え要

この表が埋まると、「何を直すか」が一目で分かります。外部へ依頼する際も、対象範囲がはっきりするので、想定外の追加作業が出にくくなります。

社内で先に決めること(表記ルールと反映日)

洗い出しができたら、次は社内で判断が必要な部分を先に決めます。ここが曖昧だと、作業後に「表記をやっぱり変えたい」「旧住所も残しておきたい」となり、やり直しが増えます。

決める内容は主に2つです。ひとつは表記ルールです。住所の書き方、ビル名の有無、郵便番号の表記、電話番号のハイフンの入れ方、営業時間の書き方(曜日別にするか、休業日の書き方をどうするか)などを揃えます。拠点が複数ある会社は、本社と支店の見せ方も合わせて決めておくと迷いが減ります。

もうひとつは反映日です。いつから新しい住所や営業時間が正しいのか、移転前後の案内をどうするのかを決めます。移転直後などは「新住所へ移転しました」「旧住所での対応は終了しました」といった短い案内が必要な場合もあります。

依頼時に渡す情報と伝え方(手戻りを減らす)

外部へ依頼するときは、「直す内容」より「伝え方」で手戻りが決まります。口頭やチャットで断片的に伝えるより、1つのメモにまとめて渡すほうが早く終わります。

伝えるべき内容は、旧情報と新情報だけでは足りません。どのページに載っているか、どの表記に揃えるか、いつから切り替えるかまで一緒に渡すと、作業者側が判断に迷いません。特に電話番号は、表示だけでなく「電話ボタンのリンク先」も更新が必要なことがあります。

下の表は、そのまま依頼文の材料になります。社内で確定しているところだけ埋めて、未確定は未確定のまま残しておくと、やり取りがスムーズです。

項目決め方共有方法注意点
住所正式表記に統一新旧を並記表記ゆれを避ける
電話番号代表窓口を確定新番号を明記電話リンクも更新
営業時間曜日別の有無文章で指定休業日もセット
表記ルール社内の基準例文で渡す全ページで統一
反映日切替日を決める日付を明記移転前後の案内
対象ページ洗い出し表URL一覧PDFや画像も含む

ここまで揃うと、外注先は「作業の見積もり」と「作業の順番」を組み立てやすくなります。結果として、確認回数が減り、公開までの時間も読みやすくなります。

費用の考え方と見積もりの見方

会社情報の修正は、作業そのものより「どこまで直すか」と「誰が確認するか」で費用が変わりやすい仕事です。
見積もりを見るときは、金額だけでなく「含まれている作業」と「抜けやすい作業」を先に押さえると判断が早くなります。

費用が変わりやすい要因

大きく分けると、次の差で手間が増えます。

  • 修正箇所の数
    会社概要だけなのか、全ページ共通のフッターやボタンまで含むのかで作業量が変わります。
  • 文章の差し替えだけか、仕組みの変更もあるか
    たとえば電話番号の表示を直すだけでなく、スマホの電話ボタンが別の番号へ発信する設定になっていると、見た目以外も触る必要が出ます。
  • 画像やPDFの差し替えがあるか
    画像に住所が埋め込まれている、会社案内PDFがある、といったケースは作業が増えがちです。
  • 作業後の確認範囲
    PCとスマホ両方で確認するか、フォームや自動返信の文面も見るかで、確認の工数が変わります。

見積もりで見落としやすいところ

見積もりは「作業」が中心に書かれます。一方で、発生しやすいのは作業前後の部分です。
次の表は、見積もりを見比べるときのチェック用です。項目名が完全一致していなくても、近い言葉があるかを見ます。

見積もり項目含まれやすい作業抜けやすい作業確認項目
調査・対象確認掲載場所の洗い出しPDF・画像の確認対象範囲が明記
修正作業文章の差し替え電話リンクの更新リンク先も対象か
画像・PDF対応差し替え作業元データの用意誰が用意するか
動作・表示確認主要ページの確認スマホ表示の確認確認範囲が明記
公開・反映本番反映反映後の再確認再確認の有無
追加対応軽微な修正想定外の修正追加の扱い条件

見積もりは「安いほうが良い」とは限りません。抜けが多い見積もりは、後から追加が出て結果として高くなることがあります。
比べる軸を先に作っておくと、依頼先との会話も短く済みます。

体制と進め方(役割分担とスケジュール)

会社情報の修正は、担当が一人でも進められます。ただ、止まりやすいのは「確認」と「社内判断」です。
最初に役割を分けておくと、外部とのやり取りがスムーズになります。

社内で決めたい3つの役割

  • 依頼窓口(外部との連絡係)
    連絡の行き先が複数だと、認識違いが起きやすくなります。
  • 内容の決裁(表記ルールと反映日の最終判断)
    住所の書き方や営業時間の例外など、迷いが出たときに決める人です。
  • 最終確認(公開前後のチェック担当)
    直っているかを見て、問題があれば戻す役目です。

この3つが同じ人でも構いません。大事なのは「誰が見るか」が曖昧にならないことです。

進め方は「短い往復」を前提にする

修正は、だいたい次の流れで進みます。

  1. 対象範囲の共有(URLや掲載場所の一覧)
  2. 作業内容の確定(表記ルール、反映日、例外)
  3. 修正の実施
  4. 確認と微調整
  5. 公開と反映後の再確認

ここで詰まりやすいのが4です。
社内確認で「やっぱり営業時間の書き方を変えたい」が出るのは自然なので、微調整が起きる前提で進めたほうが気持ちが楽です。

リスクとトラブル(よくあるつまずきと回避)

会社情報の修正で起きるトラブルは、難しい技術の話というより「見えないところに残る」「関係者が多い」の2つが原因になりがちです。先回りして押さえておくと、やり直しを減らせます。

古い情報が残りやすい場所

よく残るのは、次のような箇所です。

  • 全ページ共通のフッター
  • スマホの固定ボタン(電話・問い合わせ)
  • 会社案内のPDF、画像内の住所表記
  • 自動返信メールの署名や案内文
  • 採用ページやプライバシーポリシーなど、普段見ないページ

洗い出し表を作っても抜けやすい場所なので、作業前に「ここも対象に入れるか」を明記しておくと安心です。

受付時間の誤表示が起きる理由

営業時間は、単に時間を書くより「例外があるか」を決めるほうが大変です。
祝日や臨時休業、電話受付と店舗営業時間が違うなど、会社ごとに前提が違います。

「平日9時から18時」だけで足りるのか、「土曜は午前のみ」「電話は17時まで」などをどう書くのか。ここが曖昧なまま作業に入ると、公開後に直しが増えます。

外部サービス側の情報が古いままのケース

ホームページを直しても、地図サービスや各種の掲載媒体に古い住所が残ることがあります。
サイトの修正とは別に、外部サービス側の更新が必要な場合がある、という前提を持っておくと混乱しにくくなります。

効果の見方(反映確認と見ておく指標)

会社情報の修正は、派手な改善ではありません。その分、成果の見方は「反映されているか」と「問い合わせ前の不安が減ったか」に寄せると現実的です。

まずは反映確認を“使う人目線”で行う

公開後は、次の順で確認すると抜けが減ります。

  • 該当ページで住所・電話・営業時間の表示を確認する
  • 電話ボタンを押して、正しい番号につながるか確認する
  • お問い合わせページの案内文や、受付時間の説明を確認する
  • PCだけでなくスマホでも表示を確認する

見た目が直っていても、リンク先が古いままのことがあります。電話ボタンはここで見つかりやすいです。

見ておくと変化が分かりやすい指標

効果は大げさに構えず、次のような「現場の困りごと」に直結するものを見ます。

  • 受付時間外の電話が減ったか
  • 問い合わせのやり取りで「住所の確認」が減ったか
  • 来店や訪問の前に迷う連絡が減ったか
  • フォームからの問い合わせが途切れにくくなったか

会社情報は、最後のひと押しになる情報です。ここが正確だと、連絡する側の迷いが減り、結果として問い合わせにつながりやすくなります。

公開後の運用(更新が止まらない仕組み)

会社情報の修正は、反映した瞬間がゴールではありません。次に移転や電話変更が起きたとき、同じ手間を繰り返さない仕組みにしておくと、運用が止まりにくくなります。

「正しい会社情報」を1か所に置く

社内でまず決めたいのは、住所・電話・営業時間の“原本”をどこに置くかです。共有メモでも、社内フォルダの1ファイルでも構いません。大事なのは「ここを見れば正しい」と言える場所が1つあることです。

原本が決まると、次の変更が出たときに迷いが減ります。担当が変わっても、新旧が混ざりにくくなります。

更新が発生しやすいタイミングを決めておく

会社情報は、変更が起きたときだけ直すと抜けが出やすいです。たとえば次の前後は、社内で見直しの声かけがしやすくなります。

  • 移転やレイアウト変更の前後
  • 電話回線の入れ替え、窓口変更の前後
  • 長期休暇や年末年始の前
  • 採用強化などで問い合わせが増える時期

「誰が気づいたら、誰に伝えるか」まで決めておくと、更新が自然に回ります。

公開後の反映確認は、チェック表で残す

反映確認は、口頭で済ませると後から不安が残ります。確認先を固定して、終わったらチェックを残すだけで、引き継ぎの負担が一気に減ります。

確認先見る内容反映の目安次の対応
主要ページ住所・電話・時間公開直後未反映なら連絡
電話ボタン発信先の番号公開直後リンク修正を依頼
PDF・画像旧情報の残り差し替え後再アップを依頼
検索結果表示される会社情報数日〜数週間後日もう一度確認
地図・掲載先住所・営業時間各サービス次第別途更新を行う

検索結果や外部の掲載先は、サイトを直してもすぐ切り替わらないことがあります。焦ってやり直すより、確認の予定を立てておくほうが安心です。

引き継ぎで困らないための最低限の残し方

外注で直した場合でも、社内に残す情報はシンプルで大丈夫です。次の3つだけでも残ると、後任が動きやすくなります。

  • どこを直したか(対象ページのURL)
  • 反映日と、社内で決めた表記ルール
  • 連絡先と、再依頼の手順(誰に連絡するか)

「直した事実」が残るだけで、次の変更時に余計な調査が減ります。

まとめ

会社情報の修正依頼は、作業そのものより、準備と確認で差が出ます。最初にやることは、掲載場所を洗い出して、直す範囲を決めることです。次に、表記ルールと反映日を社内で固め、外部へは1つのメモで渡すと手戻りが減ります。

公開後は、表示だけでなく電話ボタンやPDFまで確認し、チェックが残る形にしておくと安心です。ここまで整うと、会社情報の更新が「都度の大仕事」から「小さな運用」に変わります。

株式会社みやあじよでは、会社情報の掲載場所を洗い出し、直す順番を決めたうえで、修正の反映から公開後の確認までまとめて対応できます。ホームページの改修や修繕に関してなにかお困りごとございましたら、こちらお問い合わせフォームより気軽にご相談ください

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