ホームページのどのページが見られているか知りたい時どうしたらいいの?

2026.03.10

ホームページを更新しているのに、問い合わせが増えない。社内では「このページが原因では」と話しているけれど、根拠がなくて動けない。こうした状態は中小企業でよく起きます。

結論から言うと、まずは「よく見られているページ」と「成果につながる前に見られるページ」を分けて把握すると、直す順番が決まります。数字がないまま改善案だけ増えると、作業が増えても成果が伸びにくいからです。

まだ計測の準備ができていなくても、できる範囲の確認から始めれば大丈夫です。この記事では、無料での確認方法、数字の読み違いを減らす見方、改善の優先順位の決め方までをつなげて説明します。

どのページが見られているかを知る意味(効果)

「人気ページ」を知るとムダが減る

見られているページが分かると、更新のムダが減ります。たとえば社内で力を入れているページがほとんど読まれていないなら、内容の前に入口を作る必要があります。逆に想定外のページが読まれているなら、そのページが会社の顔になっています。まず直すべき場所が変わります。

成果につながる動線を作りやすくなる

問い合わせにつながるサイトは、偶然ではなく「読む順番」が作られています。最初に読まれるページ、比較のために見られるページ、最後に背中を押すページが揃うと、検討中の人の迷いが減ります。ページごとの役割が分かれば、文章やボタンの置き方も判断がつきやすいです。

まずはここから:計測の準備と前提

ゴールを先に決める

ページの閲覧状況を見る前に、サイトとして増やしたい行動を決めます。コンバージョンは、問い合わせ送信などサイトのゴールに当たる行動です。ここが曖昧だと、閲覧数が多い少ないだけで一喜一憂しがちです。

迷いやすい場合は、次のどれか一つから選ぶと進みます。

  • 問い合わせフォームの送信
  • 電話のタップや電話番号のクリック
  • 資料請求や見積もり依頼

計測タグが入っているかで難易度が変わる

計測タグは、訪問情報を送るためにページに入れる短いコードです。これが入っていると、ページごとの動きが追いやすいです。入っていない場合は、サーバーはホームページのデータを置く場所で、契約しているサーバーの管理画面にアクセス履歴が残ることがあります。そこで当たりを付けて、あとで整える流れが現実的です。

先に集めたい情報

ここからは、後の判断が速くなる情報を短く並べます。

  • 代表的な目的(問い合わせ、採用など)
  • 問い合わせが来てほしいサービスや商品
  • よく見てほしいページ候補(3〜5本)
  • いま一番困っていること(例:問い合わせが少ない)

これだけでも、「見るべき数字」と「直す順番」の方向が見えます。

無料でもできる確認方法(ツール別)

まず見るならGA4とSearch Console

GA4はGoogleが提供する、サイトの訪問を記録する道具で、どのページが何回見られたかなどを残せます。Search ConsoleはGoogle検索での見え方を確認する道具で、検索結果に表示された回数やクリック数が分かります。

両方が使えるなら、役割が違う数字として併用します。片方しか使えない場合でも、今の課題の把握には十分です。

ここでは、無料で始めやすい確認方法を比べます。

方法向く場面良い点注意点
GA4全体の傾向を見たいページ別の動きが分かる初期設定が必要
Search Console検索からの流入を見たい検索語や表示回数が分かる広告や投稿の流入は見えない
サーバー管理画面人気ページを早く知りたい追加費用なしのことが多い人の動きは追いにくい
サイト管理画面の統計導入済みなら手軽画面が分かりやすい数字の意味が限定的
問い合わせ記録達成数を把握したい実数で把握しやすい経路は別で確認

「どのページが見られているか」を知りたいなら、最初はGA4のページ一覧を見るのが近道です。検索流入が主役の業種なら、Search Consoleで「検索で読まれているページ」を先に押さえると、改善の候補が絞れます。

見る順番は「上位ページ」だけで止めない

一覧で上位ページが出たら、次に確認したいのは「入口になっているページ」と「問い合わせの直前に見られるページ」です。同じ人気ページでも、役割が違うからです。入口がブログ記事、直前が料金ページという形なら、料金ページの内容と導線が成果を左右します。

数字の見方:勘違いしやすい読み方

1位のページが一番大事とは限らない

アクセスが多いページは目立ちますが、そこだけを直しても問い合わせが増えないことがあります。よくあるのは、情報収集の段階で読まれるページが増えている状態です。読む人の温度が低いので、いきなり問い合わせにはつながりにくいです。

この場合は「次にどこへ進んでいるか」を見ると、改善場所が見えます。読まれているのに次に進まないなら、関連ページへの案内が弱いか、読者の不安が残っています。

入口のページと、成果前のページを分けて見る

入口のページは集客の役割、成果前のページは決断の役割を持ちます。入口ばかり強くしても、決断のページが弱いと成果が伸びません。逆に決断のページだけ作り込んでも、入口がなければ読まれません。

まずは次の二つを分けてメモすると、社内の会話が噛み合います。

  • 入口になっているページ(最初に読まれる)
  • 成果の前に読まれるページ(最後に読む)

少ない数字でも価値が高いページがある

アクセスが少なくても、成果に直結するページがあります。たとえば「料金」「納期」「対応範囲」「事例」など、検討中の人が最後に確認する情報です。こうしたページが分かりにくいと、読者は比較の途中で離れます。

数字を見るときは、順位よりも「そのページを見た人が次に動けるか」を基準にすると判断が早まります。

よくある計測トラブルと対処

数字を見て改善したいのに、そもそも数字が正しく取れていない。ここで詰まると、どれだけページを直しても「直した感」だけが残りやすいです。まずは計測が安定しているかを押さえます。

まず確認したいのは「計測が動いているか」

計測タグが外れていると、ページ別の閲覧がごっそり欠けます。サイトの更新やページ追加のタイミングで起きやすいので、変化に気づいたら最初に疑います。

確認の順番は次の通りです。

  • 以前は数字が取れていたか
  • 直近でサイトの修正や移転があったか
  • 特定のページだけ取れていないのか、全体なのか

この3つが分かると、原因の当たりが付けやすくなります。

急にゼロ、または大きく減ったとき

よくある原因は、タグの外れ、設置場所の変更、読み込みの不具合です。まずは「全ページで同じ条件で起きているか」を見ます。特定ページだけなら、そのページ固有の問題のことが多いです。

数字が多すぎる、二重に増えるとき

二重に増えるときは、同じ計測が二回走っている可能性があります。サイトを触った記憶がなくても、追加機能の導入や共通部分の変更で起きます。こちらも「全ページか、一部ページか」で分岐します。

問い合わせだけ数えられないとき

ページ閲覧は見えるのに、問い合わせの完了数だけが取れないことがあります。原因は「完了を数える設定がない」「完了ページが存在しない」「フォームの挙動が特殊」などです。ここは設定の話に寄りやすいので、社内で止まりやすい場面です。

次のどれかに当てはまる場合は、改善より先に計測方法を決めると判断が早くなります。

  • 送信後に表示される完了ページがない
  • 外部サービスのフォームを使っている
  • 電話やメールでの問い合わせが中心

トラブル切り分け早見表

迷いやすい症状を、確認場所と対処の方向でまとめます。

症状よくある原因確認場所対処の方向
急に閲覧数がゼロ計測タグが外れたサイト全体設置状況を確認し再設定
特定ページだけ出ないそのページだけタグなし該当ページページ固有の設置を修正
数字が二重に増えるタグが二重に入った設定一覧重複を削除して一本化
問い合わせ完了がゼロ完了を数える設定なし問い合わせ完了画面完了を数える方法を決める
検索は表示されるが来ないクリックされにくい見え方Search Consoleタイトルや説明文を見直す

表で当たりを付けたら、原因が一つに絞れなくても構いません。大事なのは「いま直すべきは内容か、計測か」を分けることです。ここが分かると、次の改善の優先順位が決まります。

問い合わせにつなげる改善の順番

数字が安定して取れたら、次はページの役割をそろえます。問い合わせが増えないとき、ページ単体の良し悪しよりも「読む順番が途切れている」ことが原因になりやすいからです。

直す順番は「入口、決断、背中を押す」

入口のページで興味を持ってもらい、決断のページで不安を消し、最後に背中を押す。これを意識すると、何を直せばよいかが見えます。入口だけ増えている場合は、決断のページが弱い可能性が残ります。

入口ページで、次に読むページを案内する

ブログやお知らせが入口になっている場合、読者は「自分に関係あるか」を確かめています。ここでサービスや料金に自然につながる案内がないと、読んで終わりになりがちです。

案内は多すぎると逆に迷います。まずは二つに絞ると運用しやすいです。

  • 具体的なサービス説明へ進む導線
  • 料金や事例など判断材料へ進む導線

決断のページで、迷いを減らす

サービスページや料金ページは、文章のうまさよりも「判断材料がそろっているか」が問われます。たとえば次の情報が不足すると、比較の途中で離れます。

  • 対応できることと、できないこと
  • 料金の考え方と目安
  • 進め方と納期のイメージ
  • よくある質問への回答

問い合わせページは「不安の受け皿」にする

問い合わせページは、入力フォームだけだとハードルが上がります。読者が不安に感じやすいのは、問い合わせ後に何が起きるかが見えないことです。

次のような一文があるだけでも、動きやすくなります。

  • 返信までの目安時間
  • 相談の範囲と、準備が必要なもの
  • まだ決めていなくても良い項目

目的別に見るページと順番

目的によって、最初に見るべきページが変わります。自社の目的に近い行から着手すると、社内での判断が速くなります。

目的優先ページ見る数字次の一手
問い合わせを増やすサービス、料金、問い合わせ入口と完了数導線と判断材料を追加
電話を増やすサービス、会社情報電話クリック数安心材料と連絡手段を明確化
資料請求を増やす資料ページ、料金、事例閲覧数と到達数資料の中身と使い道を示す
来店予約を増やす店舗情報、メニュー、予約閲覧数と予約数空き状況と流れを見せる
採用応募を増やす募集要項、仕事紹介、応募閲覧数と応募数仕事内容と条件を具体化

表の「優先ページ」を見て、まずは一つだけ直す場所を決めます。改善の候補が多いほど、実行が止まりやすいからです。次の章では、社内で誰が何を見るか、外部に頼む場合の進め方と費用感をつなげます。

社内体制と外注の進め方(体制)

数字が見えると、次は「誰が何を判断するか」で止まりやすいです。担当が曖昧なままだと、確認はするけれど更新は進まず、時間だけが過ぎます。ここは仕組みにすると回りやすいです。

まず決めるのは「見る人」と「決める人」

最小の形は、二人いれば回ります。

  • 数字を見る人:毎月の変化を拾って共有する
  • 決める人:直すページと優先順を決める

実際の修正は、社内でできる範囲と外部に頼む範囲が混ざります。最初から完璧に分けなくても大丈夫です。まずは「今月はこの1ページだけ直す」と決められる状態が目標です。

毎月の確認は「上位ページ」と「成果前のページ」だけで足りる

毎日見る必要はありません。月に一度、次の三つだけ確認すると、状況の変化がつかめます。

  • よく見られているページが入れ替わったか
  • 入口のページが変わったか
  • 問い合わせの前に見られるページが変わったか

変化がなければ、改善の実行に時間を使った方が成果に近づきます。変化が大きい月だけ、理由を深掘りします。

外部に頼んだ方が早い場面

社内で頑張ろうとしても、ここで止まりやすいです。

  • 計測タグや問い合わせの数え方が不安定
  • 直すページは見えたが、文章の直し方で意見が割れる
  • 直したいが、作業が担当者の手に負えない
  • ページの役割が多く、どこを削るか決めきれない

外部に頼むときは「何を見て、何を決めたいか」まで渡すと、提案が噛み合います。逆に「とにかく見てほしい」だけだと、報告で終わりやすいです。

外注で失敗しにくい頼み方

相談や見積もりの段階では、次の三つがあると話が進みます。

  • サイトで増やしたい行動
  • 直したいページ候補(分かる範囲でよい)
  • 最近変えたこと(移転、フォーム変更など)

この三つがそろうと、作業が「確認」から「優先順の決定」へ進みます。

費用の目安と投資判断(費用)

費用は、金額そのものより「何にお金が出ていくか」を理解すると判断しやすいです。ここを押さえると、見積もりの比べ方も見えてきます。

費用が変わるのは「決める範囲」と「手を動かす量」

同じ「アクセスを見たい」でも、やることは大きく二つに分かれます。

  • 数字が取れる状態にする作業
  • ページを直して成果につなげる作業

前者は、計測の確認や設定の見直しが中心です。後者は、文章の見直し、導線の修正、必要ならデザインの修正まで広がります。どこまで頼むかで費用も動きます。

見積もりを見るときのチェック

見積もりは、金額よりも中身で判断します。次が明記されているかを見ると、後から揉めにくいです。

  • 何を確認し、何を成果物として出すか
  • 修正は誰が実施するか
  • いつまでに、どこまで進めるか
  • 公開後の見直しが含まれるか

成果物が「報告」だけだと、社内で次の一手が決まらないことがあります。反対に、修正まで含む場合は費用が上がりやすいので、優先度の高いページに絞ると現実的です。

投資の判断は「問い合わせ1件の価値」から逆算する

迷ったときは、問い合わせ1件がどれくらいの利益につながるかを起点にします。仮に受注までの確率が低くても、1件の価値が大きい業種は投資を回収しやすいです。

逆に単価が小さい場合は、最初から大きく作り替えるより、入口のページを増やす、問い合わせ前に見られるページの説明を増やす、といった小さな改善を積み重ねた方が合うこともあります。

相談すると何が早く進むか

「どのページが見られているか」は分かっても、次の判断で止まることが多いです。相談の価値は、数字の読み方よりも「直す順番」と「やる範囲」が決まる点にあります。

相談で進みやすくなる場面

社内で迷いが出やすいのは、このあたりです。

  • 見られているページはあるのに、問い合わせが増えない
  • 直す候補が多く、優先順が決まらない
  • 計測が不安定で、改善の評価ができない

ここで必要なのは、やることを増やすことではなく、やらないことを決めることです。

相談で一緒に決められること

相談では、次のような判断が一気に進みます。

  • 入口と成果前のページの整理
  • 直すページの優先順
  • 直す内容の方向(文章か導線か、どちらが先か)
  • 社内でやる範囲と、外部に頼む範囲

相談のあとに残るものも、文章で渡せる形にしておくと社内で動きやすいです。たとえば「今月やることの短いメモ」と「次に直す候補の一覧」だけでも、会議の時間が減ります。

相談の前に揃うと助かる情報

全部そろっていなくても大丈夫です。分かる範囲で次があると、状況把握が速くなります。

  • サイトのアドレス、または対象ページ
  • 増やしたい行動(問い合わせ、電話など)
  • いま困っていること
  • 直近で変えたこと

もし数字が見られる環境があるなら、その画面を見ながら話すと、原因の切り分けが早まります。

まとめ

見られているページを知ることは、改善の出発点です。まずは人気ページを眺めるだけで終わらせず、入口のページと成果前のページを分けて把握すると、直す順番が見えてきます。

次に、計測が安定しているかを確認します。数字が取れていない状態でページを直すと、良くなったのか分からず、社内で判断が止まりやすいからです。

そのうえで、直すページを一つに絞り、導線と判断材料を足します。大きく作り替える前に、まずは「今月やることが決まる」状態を作ると、サイトの改善が回り始めます。

方向は見えているのに、自社に当てはめた瞬間に止まりやすいテーマです。株式会社みやあじよでは、数字と導線を見ながら詰まりどころを切り分け、直す順番を決めたうえで、必要な修正をサイトへ反映するところまで対応します。
計測が取れているか不安、どのページから直すか迷う、外注の見積もりを比べにくいなど、ホームページ計測に関して何かお困りごとございましたら、どうぞこちらお問い合わせフォームよりご相談ください

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