ホームページにアクセスの道案内を入れたい人の依頼ガイド

2026.02.28

「地図は載せているのに、初めて来る人から道順の電話が入る」「入口が分かりにくく、直前で迷わせてしまう」。こうした状態だと、来てもらう前から信頼を削りやすくなります。
結論から言うと、道案内は“地図を置く”よりも、“迷いが出る場所を先回りして消す”ほうが問い合わせや来社につながりやすいです。

この記事では、外注して道案内を追加したいときに、社内で決めることと用意する材料を実務の順番でまとめます。読んだあとに「何を渡せば見積もりが揃うか」「公開後にどこを直せばいいか」が見える状態を目指します。
対象は、店舗だけでなく、オフィス訪問、打ち合わせ、面接など「初めて来る人」が発生するサイトです。

道案内が弱いと起きることと、入れる効果

道案内はアクセスページだけの話ではありません。問い合わせや来社予約の手前で“迷う理由”をつぶす役割があります。ここが弱いと、損が静かに積み上がります。

道案内が弱いと起きやすい損

まず多いのは、電話やメールでの案内が増えることです。担当者が毎回説明すると、本来の仕事の時間が削られます。
次に、遅刻や日程変更が増えることです。迷った側は焦り、訪問そのものがストレスになりがちです。結果として、商談の空気が悪くなるケースもあります。
もう一つは「この会社、段取りが雑かも」という印象です。入口が分からない、駐車場が見つからないなどは、サービス品質とは別のところで不安を生みます。初回接点がサイトの企業ほど、ここで損をしやすいです。

道案内を入れると何が良くなるか

道案内を整えると、来社前の不安が減り、問い合わせや予約の行動に移りやすくなります。特にスマホで見たときに、読む量が少なく迷いが消える構成だと成果が出やすいです。
また、検索で「会社名+最寄駅」「地域名+業種」で調べる人に対しても、アクセス情報がまとまっているページは安心につながります。SEOは検索で見つけてもらうための工夫ですが、道案内はその“見つけた後の不安”を減らすのに役に立ちます。

ここまでで押さえたいのは、道案内は見た目の飾りではなく、来てもらうためのハードルを下げる情報だということです。次は、何を載せれば迷いが減るのかを具体化します。

道案内に入れる情報の基本セット

道案内で迷いが生まれる場面は、だいたい次の三つです。
到着地点が合っているか、入口がどこか、到着後に何をすればいいか。ここを埋める情報を最小セットとして揃えます。

「文章をたくさん書けば親切」ではありません。初めて来る人がスマホ片手に動く流れに合わせて、短く置くのがコツです。
地図アプリで近くまで来る、建物を見上げて看板を探す、入口で止まる、受付の手順で迷う。この順番に合わせて情報を置くと、読む量は少なくても伝わります。

たとえば最寄駅の案内は、「徒歩何分」だけだと迷いやすいです。出口番号、進行方向、曲がり角の目印が一つ入るだけで、到着率が上がります。
同じ住所に建物が複数ある場合は、棟名やフロア、受付の場所まで書くと迷いが減ります。エレベーターの入口が裏側にある場合は、外から見た写真があると安心です。
車で来る人がいる業種なら、提携駐車場の有無や満車時の代替(近隣のコインパーキングを使うなど)まで触れると、当日の電話が減りやすいです。

以下は、依頼時に渡しやすい形にしたチェック表です。埋められない箇所があっても、空欄が分かるだけで外注側は提案しやすくなります。

情報項目目的抜けがちな点確認のコツ
住所・建物名到着地点を明確にする丁目やビル名の抜け地図の位置と照合
最寄駅・出口徒歩の迷いを減らす出口番号や信号の数初めての人で確認
駐車場・駐輪場車でも来られると分かる高さ制限、満車時入口写真も用意
入口の目印最後の一手で迷わせない正面と裏口の違い写真と短文をセット
受付方法到着後の不安を減らす階数、呼び出し方法流れを二文で書く
連絡先迷ったときにすぐ連絡受付時間、担当窓口電話番号と時間帯

この表が埋まると、道案内ページの骨格はほぼ完成です。あとは「どこに置くか」「どう見せるか」で、同じ情報でも伝わり方が変わります。
次の章では、地図・文章・写真をどう組み合わせると迷いが減るか、依頼時に決める基準を説明します。

地図・文章・写真の出し方と選び方

道案内で迷いが残るのは、情報が足りないからだけではありません。見る人の行動に合わせて、地図と文章と写真の役割が分かれていないと、必要な情報にたどり着けずに止まります。
おすすめの考え方は単純で、地図は「場所の確認」、文章は「判断の助け」、写真は「最後の確信」に役割を分けます。

まず決めるのは「誰が、どの場面で迷うか」

来社が多い会社でも、迷い方は一律ではありません。徒歩の人は駅の出口と信号で迷い、車の人は曲がる交差点と駐車場の入口で迷います。ビルの中に入ってから迷う人もいます。
この違いが見えたら、ページ構成も決めやすいです。徒歩が中心なら「駅からの道順」を先に、車が多いなら「駐車場」や「車でのルート」を先に置きます。

地図は「見せる」より「開ける」が早い

地図そのものは多くの場合、外部の地図アプリで拡大して使われます。だからサイト側では、地図を眺めさせるより「すぐ開ける」ボタンやリンクを置いたほうが迷いが減ります。
住所の近くに、地図を開くボタンを置く。電話で来社連絡が来やすい業種なら、同じ並びで電話も押せるようにする。これだけで当日のやり取りが軽くなりやすいです。

一方で、パソコンで見た人が多い場合や、周辺の状況をその場で把握してほしい場合は、ページ内に地図を表示する方法も合います。どちらが良いかは「使われ方」で決めるのが早いです。

文章は短く、目印は具体的に

道順の文章は、読み物ではなく案内札です。長くなるほど読まれにくく、逆に迷います。
短くするコツは、曲がる場所と目印だけに絞ることです。たとえば「二つ目の信号を右」より「コンビニの角を右」のほうが迷いにくいことがあります。出口番号、進行方向、信号の数、横断歩道の有無など、当日目に入る要素を一つ混ぜると伝わりやすいです。

写真は「最後の迷い」をつぶす素材

写真が役に立つのは、到着直前の不安を消す場面です。外観、入口、看板、駐車場入口、エレベーター前の案内板など、迷いやすい地点の写真が一枚あるだけで「ここで合っている」と確信できます。
逆に、雰囲気写真だけを増やしても道案内としては弱いままです。迷う地点に合わせて撮る。これが撮影依頼のときの基準です。

表示方法の比較

下の表で、よく使う出し方を比べます。どれか一つを選ぶより、組み合わせた方が迷いを減らしやすいです。

方法向くケース良い点注意点
地図をページに表示パソコン閲覧が多いその場で拡大できる表示が重い場合がある
地図を開くボタンスマホ訪問が多い迷わず地図へ移動住所の誤記に注意
地図画像目印が多い周辺強調したい情報を載せる周辺変化で更新が要る
道順の文章出口や曲がり角が多い判断材料を補える長文だと読まれにくい
入口の写真建物が分かりにくい最後の確認が早い明るさと角度が大事

迷いが減りやすい組み合わせ

多くの企業サイトでは、次の組み合わせから始めると失敗しにくいです。住所と地図を開くボタンやリンク、最寄駅からの短い道順、入口写真、受付方法。
ここまで揃うと、初めての人でも当日の動きが頭の中で再生され、迷いが減ります。

費用の考え方と、見積もりで確認したい範囲

道案内の依頼は、見積もりがバラつきやすいテーマです。理由は単純で、地図の表示だけを指す人もいれば、アクセスページの設計から写真撮影、文章作成まで含めて考える人もいるからです。費用の判断は「どこまでを外注するか」を先に言葉にしたほうが早いです。

費用がブレるのは作業範囲が曖昧なとき

たとえば、既存ページに要素を追加するだけなのか、アクセスページを新設するのかで作業量が変わります。写真が手元にあるか、撮影から必要かでも変わります。原稿を社内で用意できるか、外注側で整えるかでも変わります。
逆に言えば、範囲が決まれば見積もりを比べやすいです。

見積もりで確認したい項目

金額そのものより、何が含まれているかの確認が先です。次の観点が揃うと、社内の判断が早くつきます。

  • 対象ページはどこか(アクセス、会社概要、ページ下部など)
  • 追加する内容はどれか(徒歩、車、受付、写真、地図画像など)
  • 文章作成の有無と、修正回数の目安
  • 写真の撮影有無と、撮影範囲(外観だけか、館内もか)
  • 公開後の更新方法(社内で直せる範囲と、外注に頼む範囲)

ここが曖昧なままだと、安く見える見積もりでも後から追加が出やすいです。最初に条件をそろえて比べるほうが、結果として早く前に進みます。

小さく始めるなら「先に困りごとだけ消す」

予算や社内工数が限られる場合は、全部を一度に作り替える必要はありません。電話が増える原因が駐車場なら駐車場だけ、入口で迷うなら入口写真と受付手順だけ、というように最初の一手を小さく決めます。
そのうえで、問い合わせや来社の反応を見て足す。こうした進め方は、社内の合意を取りやすいです。

進め方と体制の作り方

最後に、依頼が止まりやすいところを先回りします。道案内は情報が社内に散らばりやすく、誰が決めるかが曖昧だと公開が遅れます。ここを最初に決めておくと、外注とのやり取りが短く済みます。

社内で決めておく担当の分け方

最小限で構いません。役割は次の三つに分けます。
ひとつ目は、住所や受付方法などの最終決定をする人。ふたつ目は、写真や道順メモを集める人。三つ目は、サイト反映の窓口になる人です。
兼任でも問題ありませんが、決める人と集める人が同じだと遅れやすいので、分けられるなら分けたほうが進みます。

外注へ渡すと進みやすいメモ

情報が文章になっていなくても、メモで十分です。駅の出口、曲がる場所、目印、駐車場の入口、受付の流れ。これだけが揃うと、制作側はページの形に落とせます。
このメモを作るときは、社内の慣れた人ではなく、初めて行く人の目線で書くのがコツです。

置き場所を決めると当日の迷いが減る

道案内はアクセスページにまとめるだけでなく、迷う前に見つけてもらう配置も大事です。よくあるつまずきは、アクセス情報が会社概要の中に埋もれ、スマホで探しづらい状態です。
外注へ依頼するときは「どこに置くか」を一文で指定しておくと、提案や見積もりがブレにくくなります。

たとえば、次の二つがあるだけでも見つけやすくなります。
ページの一番下にアクセスへのリンクを置く。問い合わせや来社予約のボタン付近に、最寄駅と地図を開くリンクを置く。アクセスページへ行かなくても行動できる状態にします。

更新の担当とタイミングも先に決める

道案内は公開して終わりではなく、地味に変わります。駐車場の入口が変わる、工事で通行止めが出る、受付方法が変わる。こうした変更を放置すると、せっかく用意した案内が逆にトラブルにつながりやすいです。

ここは難しく考えず、担当と更新の入口を決めます。
更新の連絡が来たら誰がページを直すか。社内で直せる形にするのか、外注へ連絡するのか。運用を決めておくと、あとで困りにくいです。

複数拠点がある場合は分岐を先に見せる

拠点が複数ある会社は、訪問先を間違えるリスクが上がります。最初に「どこへ行けばよいか」が分かる分岐を置くと、迷いが減ります。
たとえば「本社」「営業所」「工場」のように拠点名を並べ、各ページで住所と道順を完結させます。共通の受付手順がある場合だけ、全拠点の上部に短くまとめると読みやすいです。

リスクとトラブルを減らす注意点

道案内は親切な情報ですが、出し方を間違えるとトラブルにもつながります。依頼時に注意点を共有しておくと、公開後の手直しが減ります。

位置情報のズレと表記ゆれを先に潰す

地図のピン位置がズレると、近くまでは行けても最後で迷います。住所表記のゆれも同じです。丁目、番地、ビル名、フロア。ここが統一されていないと、案内が分散します。
制作側へ渡す住所は、郵便物に使っている正式表記をベースにするとズレが出にくいです。

入口や館内写真は「迷う地点」だけに絞る

写真は多いほど良いわけではありません。情報が多すぎると、当日に見比べるのが面倒になり、結局迷います。
外観、入口、受付前。この三つに絞るだけでも十分なケースが多いです。館内の撮影が難しい場合は、入口付近の目印を文章で補います。

外部の地図が表示されないときの逃げ道を用意する

通信環境や端末の設定で、地図が表示されないことがあります。その場合でも困らないように、住所と建物名、最寄駅の出口番号、電話番号をページ内に残します。
「地図が見えないときは住所をコピーして検索できる」状態にしておくと、訪問の失敗が減ります。

受付方法は出しすぎない

受付手順は役に立ちますが、細かすぎると情報の扱いが難しくなります。安全面でも、館内の詳細や機器の場所まで書く必要はありません。
「何階で、どう呼ぶか」「受付時間」程度に留め、個別の案内は当日連絡で補う運用が合います。

公開前後のチェックと改善の回し方

道案内は、一度作るとそのままになりがちです。だからこそ公開前と公開後の見る場所を決めておくと、少ない工数でも改善が回ります。

公開前に確認したいこと

公開前は、机の上で読むより「移動する前提」で確認します。スマホで見て、指一本で迷わず次の行動に進めるかを見るのが早いです。

  • 住所を見ただけで建物名まで分かる
  • 地図を開くリンクが見つけやすい場所にある
  • 駅からの道順が短く、曲がる場所が具体的
  • 入口写真が明るく、目印が写っている
  • 受付方法が二文程度で理解できる

この確認を一度通すだけで、公開直後の問い合わせが減りやすくなります。

公開後は「迷いが減ったか」を数字で見る

KPIは成果を測るための数字です。道案内のKPIは売上のような大きな数字でなくても構いません。まずは迷いが減ったかを測ります。

代表例は、地図を開くクリック、電話ボタンのクリック、アクセスページの閲覧数です。来社が多い会社なら、迷い電話の回数をメモで残すだけでも比較できます。
公開前後で変化が見えれば、次に直す場所が決めやすくなります。

改善は「迷う地点」から小さく直す

改善の入口は、来社前の連絡で出た声です。
「出口を間違えた」「駐車場が見つからない」「入口が裏だった」。このような具体的な迷いが出たら、その場所の文章か写真を一つ足します。ページ全体を作り直さなくても、迷いが消えることがあります。

依頼前に用意すると早いもの

外注へ依頼するときは、情報を完璧に揃える必要はありません。ただ、判断に必要な材料が揃っているほど、提案が具体的になり、見積もりも比較しやすくなります。
次の一覧は、用意できるものから埋めれば十分です。

用意するものどこで使う担当代替案
サイトURL対象ページの確認Web担当対象ページのURL
目的の一文載せ方の判断責任者来社の困りごと
来社の手段構成の優先決め受付担当来社者の傾向メモ
駅からのメモ道順の文章作成現場担当地図に印を付ける
駐車場の情報車向け案内総務近隣駐車場の候補
入口と受付の写真迷いの解消担当者目印を文章で補う

この表が埋まると、制作側は「何を作るか」を想像でき、やり取りが短くなります。空欄があっても問題ありません。空欄が見えていること自体が、次に集める材料として使えます。

まとめ

道案内の依頼で最初に決めたいのは、地図を載せるかどうかではなく、迷いが出る場所を消すことです。住所、最寄駅、駐車場、入口、受付。この順番で情報を揃えると、初めて来る人の不安が減ります。
次に、地図は開けるリンク、文章は短い判断材料、写真は最後の確信という役割で組み合わせると、同じ情報でも伝わり方が変わります。
公開後は、迷い電話やクリックなど小さな数字を見ながら、迷う地点から直すと改善が続きます。

株式会社みやあじよでは、道案内の追加だけで終わらせず、サイト全体の問い合わせまでの流れや、各ページの役割も踏まえて、直す順番と実装までまとめて対応します。
たとえば、アクセスページを作り直すべきか迷っている、写真の撮り方が分からない、複数拠点の見せ方で社内の意見が割れている、といった段階でも問題ありません。ホームページに関して何かお困りごとございましたら、こちらお問い合わせフォームより気軽にご相談ください

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