名刺にホームページのQRコードを入れたいときの進め方

2026.02.03

名刺にQRコードを載せたいと思っても、「どのページに飛ばすべきか」「印刷で失敗しないか」で手が止まりやすいです。QRコードはスマホで読み取れる二次元のマークです。名刺は作り直すとコストもかかるので、勢いだけで進めたくない気持ちも分かります。

結論から言うと、QRコードは「渡した相手に次に何をしてほしいか」を決めてから入れると成果につながりやすいです。すでに問い合わせが安定していて、サイト更新も少ない場合はトップページへのリンクだけでも運用できますが、多くの中小企業では“名刺経由の人”に合わせた入口を用意した方が迷いが減ります。

この記事では、リンク先の選び方、依頼前に決めること、用意する素材をまとめます。

名刺にQRコードを入れると得られる効果

名刺交換の熱が冷める前に案内できる

名刺の情報だけでは、相手があなたの会社を思い出す材料が足りないことがあります。QRコードがあると、会社案内や実績、サービスの説明をその場で渡せます。会話の流れで「あとで見てください」と言えるだけで、次の接点が作りやすくなります。

電話やメール以外の導線を作れる

相手によっては、電話やメールより先に「まずサイトで確認したい」人もいます。導線は、次の行動までの道順のことです。QRコードは、その確認行動を短くできます。結果として、問い合わせの入口が増え、営業側も追いかけが軽くなります。

測れる形にすると改善が回る

アクセス解析は、ページが何回見られたかを数える仕組みです。名刺用の入口を用意しておくと、名刺からの流入がどれくらいあるかが把握しやすくなり、改善の打ち手も決めやすくなります。

リンク先の選び方と作り方

いちばん多い失敗は「飛び先が合っていない」

名刺を受け取った人の多くは、あなたの会社を初めて知った直後です。いきなり商品一覧や難しい会社沿革に飛ぶと、読む前に閉じられがちです。逆に、入口が分かりやすいと「自分に関係があるか」を判断しやすくなります。

ランディングページを作ると迷いが減る

ランディングページは、名刺のQRから来た人専用の入口ページです。載せる情報を絞れるので、読む順番が作りやすく、問い合わせまでの道筋も短くできます。既存サイトの内容が豊富なほど、入口を分けた方が親切です。

リンク先向く場面注意点用意する内容
トップページ全体をざっと見せたい迷いやすい見てほしい導線
お問い合わせ今すぐ相談が多い説明不足になりがち相談前の安心材料
会社案内信頼を先に作りたい次の行動が弱い強みと実績の要約
名刺用入口成果を出したい作る手間が増える1ページの構成案
予約・来店案内店舗型で予約が目的条件が多いと閉じられやすい料金と手順

表で迷う場合は、「名刺交換の場で話した内容」と「相手にしてほしい次の行動」を優先して選ぶと決まりやすいです。

依頼前に決めること

まず決めたいのは「目的」と「次の一歩」

依頼側が最初に詰まるのは、作業そのものより判断です。目的が「問い合わせを増やす」なのか「信頼を作る」なのかで、リンク先も名刺の見せ方も変わります。ここが曖昧だと、制作側も提案がぼやけ、後から作り直しになりがちです。

ここまで決まると、「名刺に載せる情報」と「ページで説明する情報」の線引きができ、デザインも早く固まります。

用意する情報と素材

依頼がスムーズになる最低限のセット

制作側が困るのは、素材の不足よりも「最終決定が誰か」が見えない状態です。名刺とWebの両方が絡むので、最初に渡すものをそろえると手戻りが減ります。

  • いま使っている名刺のデータ(手元になければPDFでも可)
  • 会社ロゴと、色の指定が分かるもの
  • QRコードのリンク先候補(2案まで用意すると決めやすい)
  • 入口ページに載せたい内容(サービス、実績、会社の強み)
  • 問い合わせ先の情報(電話、受付時間、担当窓口など)

「載せたいこと」より「相手が迷う所」を出す

原稿がなくても進められますが、相手が迷う所が分かると構成が作りやすいです。たとえば「料金の目安で止まる」「対応エリアで迷う」など、質問が出る場面だけメモして渡すと、入口ページの内容が決まりやすくなります。

費用の目安と見積もりの見方

費用の差が出るのは「どこまで頼むか」

名刺にQRコードを追加するだけなら、作業は小さく見えます。ところが実際は、次のどちらに寄るかで費用が変わります。

ひとつは「いまの名刺にQRコードを載せるだけ」。もうひとつは「名刺から来た人が迷わない入口まで整える」です。後者は、リンク先ページの調整やスマホでの見え方の確認が入りやすく、やる範囲が広がります。

ここで迷うときは、「名刺を渡した相手に、次に何をしてほしいか」を思い出してください。次の行動がはっきりしているほど、余計な作業が減って見積もりも揺れにくくなります。

見積もりは“作業の抜け”を見つけると比べやすい

金額だけで比べると、あとから追加作業が出て結局高くなることがあります。先に「この作業は含まれていますか」を確認すると、条件がそろい比較が早くなります。

下の表は、見積もりで分かれやすい内訳と、依頼時に聞いておくと安心な観点です。

項目含まれがちな作業見落としやすい点確認の聞き方
QRコード作成URLを画像にする大きさ違いの用意名刺向けの大きさも出ますか
名刺デザイン調整配置と余白の調整読み取り確認印刷前に読み取り確認しますか
印刷用データ作成印刷会社向けデータ印刷条件の確認印刷会社の指定に合わせますか
リンク先ページ調整入口ページの修正スマホの見やすさスマホ表示も確認しますか
公開後の確認実際に開けるか点検共有と保管URLとQR画像を共有できますか

同じ「名刺にQRコードを入れる」でも、どこまで含む見積もりかで中身は変わります。自社でできる所と、任せたい所を分けて考えると、納得感のある依頼になりやすいです。

進め方と社内体制

名刺とサイトを別々に進めると手戻りが起きやすい

名刺は印刷が絡むぶん、やり直しが効きにくいです。一方で、リンク先の内容は後から変えられます。だからこそ「名刺側を固める前に、リンク先を一度完成に近づける」流れが合います。

よくある手戻りは、名刺を先に入稿してから「やっぱり別ページにしたい」となるケースです。リンク先が変わるとQRコードも変わるので、名刺側も修正になります。

社内で決める役割を小さく割ると進む

この作業は、全員が詳しくなる必要はありません。決める人と、確認する人と、進行する人を分けるだけで動きます。

ここからは、迷いが出にくい順に並べます。

  • 目的と次の行動を決める(責任者)
  • 名刺で話す内容を出す(営業、事務)
  • リンク先の構成を固める(Web担当)
  • QRコードを作り、名刺に配置する(制作側)
  • スマホで見え方と動線を確認する(担当者数名)
  • 印刷会社へ発注し、校正を確認する(窓口)

上から順に決めると、後半の作業が軽くなります。社内の確認人数が多いほど、途中で横やりが入りやすいので、最初に承認者を決めておくと安心です。

よくあるリスクとトラブル回避

読み取れない事故は「印刷の見え方」で起きる

QRコードは画面では綺麗でも、紙になると潰れることがあります。原因はだいたい、サイズが小さい、余白が足りない、色の差が弱いのどれかです。名刺は小さい媒体なので、見た目のバランスを優先しすぎると読み取りに影響が出ます。

リンク切れは“更新の習慣”で防ぐ

サイトのページ構成を変えたときにリンクが切れると、名刺は直せません。対策としては、名刺用の入口ページを用意して、そのページの中身だけ更新する運用が現実的です。ページの役割が固定されていると、社内でも判断が揺れません。

読み取った後に迷うと成果が止まる

読み取れたとしても、開いた先が見づらいと離脱されます。特にスマホでは、文字が多いだけで疲れてしまいます。入口は「何の会社か」「何ができるか」「次に何をすればよいか」を短く示す方が前に進みます。

チェック起きやすい問題予防策確認タイミング
サイズ・余白読み取れない白地を残して大きめデザイン確定前
色の組み合わせ濃淡が弱い黒×白など差を付けるデザイン確定前
印刷前の読み取り印刷で潰れる試し刷りで確認発注前
2台以上で読み取り一部端末で開けないiPhone/Androidで試す印刷前
リンク先の見やすさ次の行動が分からない要点と導線を先に置く公開前
フォームの迷惑送信対応が増える対策と受信ルールを決める公開前

このチェックを一度通すだけで、「刷ったのに読めない」「開いたのに動かない」といった痛い失敗が減ります。名刺は配り始めると回収できないので、印刷前の確認だけは丁寧に進めるのが得策です。

効果測定と改善の回し方

まず「名刺から来た人」を分けて見えるようにする

名刺にQRコードを入れても、リンク先がトップページだと、名刺経由の閲覧かどうかが分かりにくくなります。改善を回すなら、名刺用の入口ページに飛ばす設計が向きます。入口ページがあれば、そのページが何回見られたかを見て、名刺が次の接点を作れているか判断しやすくなります。

入口ページを作れない事情がある場合は、名刺専用のURLを決めておき、配布した名刺のQRはそのURLに固定します。後から中身のページを変えたくなったときも、名刺側を作り直さずに済む可能性が上がります。

反応が弱いときは「最初の10秒」を見直す

名刺から来た人は、忙しい移動中や打ち合わせの合間に見ています。最初の10秒で迷うと閉じられます。見直す順番は次の通りです。

  • 何の会社かが一目で分かるか
  • 自分に関係がある内容か判断できるか
  • 次の行動がはっきりしているか

入口ページに載せる情報は多いほど親切、とは限りません。まずは「短い説明」と「次の行動」を前に出し、詳しい説明は下に置く方が前へ進みやすくなります。

問い合わせにつながったかを確かめる小さな工夫

名刺経由の成果は、ページの閲覧数だけでは読みづらいことがあります。問い合わせまでつながったかを確かめたいなら、フォームに「名刺を見た」という選択肢を入れる方法があります。電話が多い会社なら、受付のメモに「名刺経由か」を一言残すだけでも判断材料にできます。

ここまでできると、名刺のQRコードは一度作って終わりではなく、営業の現場とサイト改善をつなぐ道具として回しやすくなります。

依頼先の選び方と伝え方

依頼先は「名刺だけ」か「リンク先まで」かで変わる

依頼先選びでつまずくのは、頼む範囲が曖昧なまま見積もりを集めてしまうことです。名刺だけを整えたいなら、名刺制作や印刷に強い先で進められます。一方、成果まで見たいなら、リンク先ページの作成や改善まで扱える先の方が話が早くなります。

判断の基準はシンプルです。名刺の見た目を整えることが目的なら「名刺中心」。問い合わせにつなげることが目的なら「リンク先中心」で考えると、依頼先が絞れます。

依頼前に伝える内容を短くそろえる

制作側に渡す情報が多すぎても、少なすぎても止まりやすいです。最初は次の材料がそろえば十分です。

  • 名刺の現状データ(画像やPDFでも可)
  • QRコードのリンク先候補と、迷っている理由
  • 名刺を渡す場面(訪問、展示会、紹介など)
  • 相手にしてほしい次の行動(問い合わせ、来店、資料請求など)
  • 印刷会社が決まっているか、未定か

伝え方のコツは「やってほしい作業」より先に「何を増やしたいか」を短く言うことです。目的が見えると、リンク先の提案や名刺の配置も決めやすくなります。

丸投げの不安を減らす依頼文のひな形

文章が苦手でも、箇条書きのメモで構いません。以下の形に寄せると、やり取りが落ち着きます。

目的:名刺経由の問い合わせを増やしたい
現状:名刺にQRコードがなく、サイト案内が口頭だけ
検討中:リンク先はトップページか、名刺用の入口ページかで迷っている
お願いしたいこと:QRコード作成、名刺への配置、リンク先の案内ページの調整
時期:いつ頃までに必要か(未定でも可)

この情報があると、制作側は「どこまで含めるべきか」を判断しやすく、見積もりの前提もそろいやすくなります。

まとめ

名刺にホームページのQRコードを入れる依頼は、作業より判断が難しいテーマです。最初に「誰に渡し、次に何をしてほしいか」を決めると、リンク先も名刺のレイアウトも迷いが減ります。印刷前に読み取りとスマホ表示を確認し、名刺用の入口を作っておくと、公開後の改善も回しやすくなります。

ここまで読んで、自社に当てはめた瞬間に止まりそうなら、判断材料をそろえる所から相談すると前に進みます。株式会社みやあじよでは、名刺のQRコード追加だけで終わらせず、リンク先の設計と公開後の改善まで見据えて、一緒に進め方を決められます。ホームページ制作に関してなにかお困りごとござしましたら、どうぞこちらお問い合わせフォームより気軽にお問い合わせください

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