求人の応募が来ないときのホームページ見直し相談

2026.02.04

求人の応募が来ないとき、原因は「魅力がない」よりも「伝わる順番が合っていない」「応募までの道が分かりにくい」に寄っていることが多いです。
ここを押さえると、直す場所がはっきりし、社内での意思決定も進めやすくなります。

応募が来ない原因を切り分ける

最初にやるべきことは、原因を一つに決めつけないことです。
応募が増えない現象は同じでも、止まっている場所が違えば直し方も変わります。

よくある分かれ道は、次の4つです。
「見つからない」「読まれない」「信じきれない」「行動できない」です。
このどこで止まっているかが分かると、やることが絞れます。

まずは、症状から当たりを付けてください。

症状見る場所ありがちな原因次の一手
検索で求人ページが出にくいページタイトルと見出し職種名が社内呼びで伝わらない一般語に寄せて言い換える
アクセスはあるが応募が少ない募集要項と不安の説明判断材料が足りず迷いが残る仕事の流れと質問を足す
応募フォームで途中離脱必須項目数と入力しやすさ項目が多くスマホで負担必須を減らし選択式を増やす
応募は来るがミスマッチ仕事内容の具体例期待と現実の差が想像できない1日の例と写真で現場感を出す
会社が分からず不安会社情報と人の紹介働く人の顔や雰囲気が見えない代表の言葉と社員の声を載せる

この表は、正解を断定するためではなく「次の一手」を決めるための地図です。
一つ当てはまったら、その行の「見る場所」だけを先に確認してください。

まず確認するのは応募までの流れ

応募が増えないとき、意外と多いのが「情報はあるのに、たどり着けない」状態です。
採用ページの文章を直す前に、応募までの流れが一本になっているかを見ます。

ここで役に立つのがアクセス解析です。アクセス解析は、どのページが見られ、どこで離脱したかを数字で確認できる方法です。
数字が苦手でも、「入口のページ」と「最後に見られたページ」だけ分かれば、十分に仮説が立ちます。

入口から応募まで、迷わせない順番にする

応募の流れは、次の順に並ぶと迷いが減ります。

  • 仕事内容が分かるページに着地する
  • 自分に関係があるか判断できる
  • 不安が消える材料が見える
  • すぐ応募できる

たとえば、求人一覧から募集要項へ進めても、応募ボタンがページの下で見えない場合があります。
このときは「応募はこちら」と書くより、固定表示のボタンにして、いつでも押せる状態にした方が親切です。

応募フォームは「短さ」より「安心」で離脱が減る

入力項目を減らすことは大切ですが、削り過ぎると不安が残ります。
氏名や連絡先だけで送れる形にするなら、「送った後に何が起きるか」をはっきり書いてください。

  • 何日以内に返信するか
  • 連絡方法は何か(電話かメールか)
  • まずは面談なのか、書類選考なのか

この3つが見えるだけで、応募の心理的なハードルは下がります。

求人ページで伝えるべき情報

求人ページで読者が知りたいのは、条件の良し悪しだけではありません。
自分の生活や得意不得意と照らして「続けられそうか」「後悔しないか」を考えています。

その判断に必要な情報が欠けると、応募の前で止まります。
迷いを減らすために、まず次の項目がそろっているかを確認してください。

項目足りないと起きること直し方の例
仕事内容の具体例自分ができるか不安が残る作業例と期待値を書く
1日の流れ忙しさが想像できない時間帯ごとの例を出す
応募条件の書き方対象か判断できず離脱必須と歓迎を分ける
写真雰囲気が伝わらない人と現場が分かる写真
選考の流れ準備ができず先延ばし回数と目安日数を書く
応募後の連絡返事が来るか心配になる連絡手段と期限を書く

このチェック表で埋まっていない行があるなら、条件を盛るより先にそこを補ってください。
応募は「勢い」ではなく「納得」で起きやすくなります。

信頼を作るページと会社情報

応募を迷う人は、条件の前に「この会社で大丈夫か」を確かめています。ここで材料が足りないと、求人ページを読んでも最後の一歩が出ません。信頼を作るページは、飾りではなく不安を減らすための部品です。

不安が出る場面は「会社が見えない」とき

採用ページから会社概要へ移動した瞬間に、情報が薄いと不安が戻ります。会社概要は沿革を並べる場所というより、判断の土台を置く場所です。最低限、次の3つがあると見え方が変わります。

・事業が何をしている会社か(誰の何を支えているか)
・拠点と働く場所(現場の写真があると早い)
・連絡手段(電話だけ、メールだけ等の偏りを減らす)

この3つがそろうと、「連絡してよい会社か」が判断しやすくなります。逆に、住所だけで終わっていると、求人情報が良くても慎重な人ほど離脱しがちです。

社員の声は「感想」より「事実」が強い

社員紹介やインタビューは、きれいな言葉を増やすほど信用が落ちることがあります。強いのは、事実が入っている文章です。たとえば次のような情報は、読む側が自分を重ねやすくなります。

・入社前に不安だった点と、今どうなったか
・最初の1か月に任されたこと
・忙しい時期の働き方(残業の有無ではなく、どう調整するか)
・向いている人、向きにくい人

弱みを書けという話ではありません。ただ、現場の温度が見えると「想像と違った」を減らせます。結果的に応募数だけでなく、面談につながる割合も上がりやすくなります。

よくある質問で応募の迷いを先回りする

問い合わせ対応で多い質問は、ページに先に置いた方が応募が早くなります。質問が減るだけでなく、応募前の不安が軽くなるからです。たとえば「未経験でも大丈夫か」「車通勤は可能か」「選考の服装は」など、細かいことほど迷いの原因になりがちです。

ここは長文にせず、質問を短く、答えも短くして大丈夫です。採用ページの末尾に置くと、応募ボタンの直前で安心材料として働きます。

集客の見直し(検索と求人媒体の役割)

応募が増えないとき、集客を増やす前に「来た人が決められるか」を確認しました。次は、そもそも候補者がどこから来る設計になっているかを見直します。求人媒体とホームページは役割が違うため、同じ文章を貼り付けても噛み合いません。

求人媒体は入り口、ホームページは決める場所

求人媒体は一覧で比べられる場所なので、強い見出しと条件の分かりやすさが求められます。一方でホームページは、比較の最後に「自分はここに合うか」を確かめる場所です。媒体の文章をそのまま載せると、判断材料が増えず、読む側は行動を先延ばしにします。

媒体からのリンク先は、トップページではなく職種ごとのページが向きます。職種名、勤務地、勤務時間が最初に見えるだけで、離脱が減りやすいです。

検索で見つけてもらうための整え方

SEOは、検索で見つけてもらうためにページの中身と見出しを整える工夫です。採用の場合、探す人は社名よりも「職種名+地域」や「未経験+職種名」のように検索します。

このとき迷いが出るのが、社内呼びの職種名です。一般的な言い方に寄せるだけで、見つけてもらえる可能性が上がります。さらに、職種が複数あるなら、1ページに詰め込まず職種ごとに分けます。検索から来た人が、最初の数秒で「自分のページだ」と分かるからです。

また、採用ページに行く前に会社の特徴を知りたい人もいます。採用の入口となる短いページを1つ作り、そこから職種ページへ案内すると回遊が増えます。ここで大事なのは、ページ数を増やすことではなく、迷わない道を作ることです。

成果の見方とKPIの考え方

応募数だけを見ていると、増えない理由が見えません。途中で止まっている場所が分からないため、直す場所も毎回ぶれます。そこで、途中の目印となる数字をKPIと呼びます。

見る数字は3つで足りる

採用サイトで最初に見る数字は多くなくて構いません。たとえば次の3つがあると、改善の会話が進みます。

・職種ページが見られた回数
・応募ボタンが押された回数
・応募フォームが送信された回数

この3つを比べると、「読まれていない」のか「読まれているが決めきれない」のか「フォームがつらい」のかが分かります。数字を細かく追い過ぎると、毎週の報告で疲れて続かないので、まずはここからで十分です。

数字が動かないときの見立て

職種ページが見られていない場合は、集客か入口の設定が原因です。応募ボタンは押されるのに送信が少ない場合は、フォームの項目数やスマホでの入力負担が疑わしいです。職種ページの閲覧が多いのにボタンが押されない場合は、募集要項の書き方や不安の説明が足りない可能性が高いです。

この見立てができると、社内で「どこから直すか」で揉めにくくなります。意見ではなく状況から話せるためです。

費用の目安と投資判断

採用サイトの費用は、安く作るかどうかより「どこまで直すか」で決まります。見た目だけ直しても、止まっている場所が別なら成果は動きません。先に、直す範囲の選択肢を持っておくと判断がしやすくなります。

依頼の形向くケース含まれやすい作業注意点
部分修正原因が絞れている原稿修正、導線の調整全体の矛盾は残りやすい
採用ページ作り直し内容が古い、薄い構成変更、写真追加原稿素材が必要になる
採用サイト新規職種が多く伝えにくい職種別ページ、よくある質問運用担当を決めておく
運用支援更新が止まりやすい更新代行、改善提案月ごとの優先順位が要る

表のどれが正しいではなく、自社の状況に合う形を選ぶための比較です。迷う場合は、いきなり作り替えるより、原因を見ながら「まず直す1か所」を決めると失敗が減ります。

また、費用の判断は採用単価という考え方が便利です。採用単価は、1人採用するまでに使える費用の上限を先に決める見方です。求人媒体の費用や面接対応の時間も含めて考えると、ホームページにかける金額の妥当性が見えやすくなります。

体制と進め方(社内外の役割)

応募が増えない状態が長引く理由の一つは、直す内容より「進め方」が曖昧なことです。採用サイトの見直しは、採用担当だけでもWeb担当だけでも完結しません。だからこそ、最初に役割を決めて、止まりにくい形にします。

最初に決めるのは「責任者」と「決め方」

担当者が複数いると、文章の言い回しや判断がばらけて、公開まで進みにくくなります。まずは、社内で1人だけ「採用ページの責任者」を決めます。完璧な原稿を書く人ではなく、最後に決める人です。

次に、決め方も決めます。
たとえば「迷ったら応募者の不安が減る方を選ぶ」といった基準があると、会話が早くなります。基準がないと、好みの話になりやすいからです。

原稿と写真は、集め方でスピードが変わる

採用ページの修正で詰まりやすいのは、原稿と写真の準備です。ゼロから文章を作ろうとすると止まるので、先に材料を集めます。

材料は、次の2つだけでも十分スタートできます。

  • 現場でよく聞かれる質問(応募前に迷う点)
  • 仕事の流れが分かるメモ(箇条書きでよい)

写真は、上手さより「状況が分かるか」が大事です。人の表情、作業の様子、職場の空気が分かる写真があると、文字の説明が短くても伝わります。

外注に任せる範囲は「直す順番」から決める

外注に頼むかどうかで迷うときは、作業の種類で分けると判断しやすくなります。

  • 文章や構成の組み立て
  • 写真の撮影や選定
  • 応募フォームや導線の修正

全部まとめて頼む必要はありません。社内で出せる材料を先に出し、足りないところだけ外に頼む形でも進みます。特に採用は、社内にしかない情報が多いので、外注側が動きやすい材料を渡せると手戻りが減ります。

リスクとトラブルを避けるための注意点

採用サイトの見直しは、良かれと思った変更が逆効果になることもあります。ここでは、起きやすいトラブルを先回りして潰します。

ページの場所を変え過ぎると、見つけにくくなる

検索や求人媒体から来た人は、特定のページを目当てに訪れます。ページの場所や名前を大きく変えると、たどり着けずに離脱することがあります。見直しの最中でも「入口になるページ」は変え過ぎない方が安全です。

どうしても構成を変えるなら、以前のページから新しいページへ迷わず移動できる道を残します。アクセスが落ちたのか、流れが変わっただけなのか、判断もしやすくなります。

応募フォームは公開前に「スマホで送信」まで試す

応募フォームは、作っただけでは安心できません。公開前に、スマホで入力して送信まで試します。ここで見るのは、次のような点です。

  • 入力欄が小さくて打ちにくくないか
  • 必須が多すぎて疲れないか
  • 送信後の案内が分かるか

また、送信した内容が社内に届いているか、自動返信が届くかも確認します。応募が来ない原因が、実は受信トラブルだったというケースもあります。

個人情報は「集め過ぎない」で信頼が落ちにくい

応募の段階で、必要以上の情報を求めると不安が増えます。住所や詳細な経歴を最初から求めるより、まずは連絡先と簡単な確認だけで始める方が応募の心理的負担は下がります。

その代わり、送信後の流れをはっきり書きます。返信の目安、連絡手段、次のステップが見えると安心につながります。

相談で解決できることと進め方

ここまでの内容は、自社でも見直せます。ただ、実際には「どれから直すか」で止まりやすいです。相談で解決できるのは、作業の代行だけではありません。原因の切り分けと、直す順番を決めるところから一緒に進められる点が大きいです。

相談で進むこと

相談では、次のような順で状況を確認します。

  • 入口と応募までの流れを確認する
  • 採用ページの不足情報を洗い出す
  • 不安を減らすページを足すか判断する
  • 直す順番と担当の分担を決める

この順番で見ると、やることが増えたように感じても「今やること」と「後でよいこと」が分かれます。結果として、社内での合意も取りやすくなります。

事前に用意すると話が早い情報

全部そろっていなくても進められます。分かる範囲で、次があると判断が早くなります。

用意するもの分かること未定でもよい例
サイトURL全体の導線が見える採用ページだけでも可
募集職種と地域入口と見出しが決まる職種名が仮でも可
欲しい人物像書く言葉の方向が出る経験の有無だけでも可
いまの集客状況媒体とサイトの役割が分かる体感だけでも可
希望時期進め方と優先順が決まる相談して決めたいでも可

準備が少ないほど相談しにくい、と感じるかもしれません。ですが、最初の段階は「足りない情報を特定する」こと自体が成果になります。未定のままでも話は進みます。

まとめ

求人の応募が来ないときは、条件を足す前に「どこで止まっているか」を切り分けると、直す場所が見えてきます。応募までの流れ、求人ページの判断材料、会社の信頼材料がそろうと、迷っていた人が動きやすくなります。

次に、検索や求人媒体からの入口を整え、見る数字を少なく決めて追いかけると、改善が続きやすくなります。さらに、費用は作業の範囲で決まるので、いきなり作り替える前に「まず直す一か所」を決める方が失敗が減ります。

ここまで読んで、直す内容は見えたのに「どれから着手するか」「社内で決め切れない」で止まることも多いです。その場合は、状況を見ながら直す順番を決めるところから進めると、前に進みやすくなります。

株式会社みやあじよでは、現状を確認したうえで「止まっている場所」と「直す順番」を一緒に決め、必要なら採用ページの改修まで対応しています。何か採用ページに関してお困りごとございましたら、こちらお問い合わせフォームより気軽にご相談ください

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