Google検索で出てくる住所や電話番号が古いままだと、連絡が取れず機会を逃しやすいです。社内では正しい情報を共有しているつもりでも、検索結果だけが昔のまま残っているケースもあります。
結論としては、「どこに古い情報が残っているか」を見つけ、直す順番を揃えると混乱が減ります。店舗がない事業や電話番号を公開しない業種では、直す範囲の決め方が少し変わります。
この記事で分かることは次の3つです。
- 古い会社情報が残る代表的な原因
- 直す場所の見つけ方と、迷わない手順
- 反映されない時の見方と、再発しない運用の作り方
なぜGoogle検索の会社情報が古くなるのか
会社情報が古いままになる理由は、情報の出どころが一つではないからです。Googleは登録情報だけでなく、公式サイトや外部サイトの掲載、ユーザーの提案なども材料にして表示を作ります。どれか一つでも古いと、検索する人の画面で食い違いが起きます。
よくあるのは、引っ越しや電話番号変更のあとに「直した場所」が分散することです。名刺や請求書は直したのに、公式サイトの会社概要だけ旧住所のまま残る。こうしたズレがあると、検索結果が安定しません。
もう一つは、似た情報が二重に存在するパターンです。同じ会社なのに登録が二つあり、片方だけが更新されている状態です。担当が変わったり、過去に別の業者が登録していたりすると起きやすいです。
ここで出てくる「Googleビジネスプロフィール」は、Google検索やGoogleマップに出る店舗情報を管理するための登録情報です。
まず確認する「どこに古い情報が残っているか」
最初にやることは、修正作業ではなく現状の棚卸しです。表示されている場所を特定できると、直す先が見えてきます。
確認は、次の順で行うと迷いにくいです。
- Googleで会社名を検索し、会社情報の枠に出ている住所・電話・営業時間をメモする
- 地図を開き、Googleマップ側の表示も見る
- 公式サイトの「会社概要」「アクセス」「ページ最下部」を見て、旧情報がないか確認する
- 会社名+住所、会社名+電話で再検索し、外部サイトの古い掲載が残っていないか拾う
会社情報のズレは、正誤よりも「一致しているか」で見た方が早いです。同じ内容に揃っていれば、検索結果も安定しやすくなります。
以下は、よく表示される場所と修正先の目安です。
| 表示場所 | 主な修正先 | 反映の目安 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 検索の会社情報枠 | ビジネスプロフィール | 当日から数日 | 権限がないと編集不可 |
| Googleマップ | ビジネスプロフィール | 当日から数日 | 重複登録があると乱れる |
| 公式サイト | サイトの編集 | 公開後すぐ | ページ最下部も要確認 |
| 業界ポータル | 各サイト管理画面 | 数日から | 審査で遅れることがある |
| 電話帳系の掲載 | 各サービスの申請 | 数日から | 古い情報が残りやすい |
自社で直せる場所と、運営側の審査が入る場所が混ざります。後者は時間が読みにくいので、先に手を付けておくと安心です。
直す作業の全体手順(最短で迷わない順番)
作業は「正しい情報を決める → 表示元を直す → 周辺の古い掲載を減らす」の順にすると、やり直しが減ります。住所表記のゆれと営業時間の例外が、迷いの種になりやすいです。
まず、修正前に手元にそろえると楽になる確認項目です。
| 確認項目 | 何のため | 見る場所 | メモ |
|---|---|---|---|
| 会社名の表記 | 表記ゆれ防止 | 登記、名刺 | 全角半角も統一 |
| 住所の正式表記 | 検索の一致 | 登記、郵便 | 丁目番地の形を決める |
| 電話番号 | 誤発信防止 | 代表番号案内 | 受付時間も確認 |
| 営業時間 | 来店機会の確保 | 店頭、案内 | 昼休みの有無 |
| 定休日・例外日 | 休業トラブル回避 | 社内予定 | 臨時休業も扱う |
| サイトURL | 導線の統一 | 公式サイト | 古いURLがないか |
ここまで揃うと、直す作業は「写す作業」に近づきます。次は、直す順番を具体的に決めます。
- 会社情報の“正式版”を1つに固定する
住所は、郵便の表記に寄せるとブレが減ります。営業時間は、平日と土日で違う場合や昼休みがある場合を先に書き出します。 - Google側の表示元を更新する
検索の会社情報枠や地図の表示に直結しやすいのがGoogleビジネスプロフィールです。編集できる権限があるかを確認し、住所・電話・営業時間を同じ表記で揃えます。祝日や臨時休業がある業種ほど、例外日の扱いを先に決めておくと問い合わせ対応の負担が減ります。 - 公式サイトの会社情報を更新する
次に、公式サイトの会社概要とアクセス、そしてページ最下部を見直します。文章だけでなく、画像に埋め込まれた住所や電話番号も見落としやすいので、表示のまま確認します。 - 外部サイトの古い掲載を減らす
会社名で検索すると、昔の求人掲載やポータルが上位に出ることがあります。まず上位に出ているものから着手すると負担が減ります。更新先が分からない場合は、掲載元の「運営会社」と「修正方法」を探し、編集画面か問い合わせ窓口にたどり着きます。
この時点で、検索する人が見る主要な場所はかなり揃います。次の章では、内製と外注のどちらが合うかを、体制と手戻りの観点で判断します。
自社でやるか外注するかの判断軸(体制を含む)
自社で直すか外注するかで迷うのは、会社情報が一か所にまとまっていないからです。判断を早くするなら「ログインして編集できるか」「直す場所がどれだけ散っているか」「直した後も更新を回せるか」の3つで見ます。
自社で進めやすいケース
次の条件がそろうと、社内の作業だけでも進めやすいです。
- Googleビジネスプロフィールの管理者が社内にいる
- 公式サイトを更新できる状態にある
- 店舗や拠点が少なく、掲載先も多くない
- 営業時間がシンプルで例外が少ない
この場合は、表示元の更新と公式サイトの修正を先に済ませるだけでも、問い合わせの取りこぼしを減らしやすくなります。外部サイトの修正は、検索で上位に出るものから順に着手すると負担が増えにくいです。
外注が向きやすいケース
逆に、次のような状態だと「調べる作業」や「権限の扱い」で止まりやすいです。
- 管理者が不明で、編集できない
- 似た登録が複数あり、表示が揺れている
- 外部サイトの掲載が多く、追い切れない
- 社内で対応できる人の時間が取れない
- 移転や電話変更の頻度が高く、再発しがち
この場合は、修正そのものより「どこを直せば表示が揃うか」を見つける工程に手間が出ます。調査と手順の設計まで含めて外に任せると、社内の負担を読みやすくできます。
併用という進め方もある
全部を外注しなくても、役割を分けるやり方があります。たとえば、社内で正しい会社情報を確定し、公式サイトは自社で更新する。一方で、権限の回収や外部サイトへの修正依頼など、手間が分散する部分だけ外に任せる方法です。やる範囲が見えるので、費用も抑えやすくなります。
| 進め方 | 向くケース | 社内の手間 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 内製中心 | 権限が社内にある | 中 | 外部掲載は追いづらい |
| 外注中心 | 権限不明や重複がある | 小 | 依頼範囲を決める必要 |
| 併用 | 一部だけ難所がある | 小〜中 | 役割分担を先に決める |
この表で自社がどこに当てはまるか分かると、「何を社内でやり、何を頼むか」が決まりやすくなります。
費用と工数の考え方(予算化と優先順位)
会社情報の修正は、作業の量が「直す場所の数」と「権限の状況」で変わります。費用を見積もるときは、デザインや広告のように大きな制作費が発生するというより、調査と更新の作業時間が積み上がるイメージで捉えると現実に合いやすいです。
社内でかかりやすい工数は、だいたい次の3種類です。
- 正しい情報を確定し、表記を揃える作業
- Google側と公式サイトの更新
- 外部サイトの洗い出しと修正依頼、反映確認
外注する場合も、費用が増えやすいのは「どこに古い情報が残っているか」を追う工程です。店舗数が多い、外部サイトが多い、管理者が不明といった条件が重なるほど、調査の比重が上がります。
優先順位の付け方
先に直すと損を減らしやすいのは、連絡や来店に直結する場所です。
- Google検索の会社情報枠と地図表示
- 公式サイトの会社概要・アクセス・ページ最下部
- 検索上位に出てくる外部サイト
逆に、更新しても見られにくい掲載は後回しでも大きな損になりにくいです。全部を一度に片づけようとすると疲れて止まりやすいので、影響が大きいところから片づける方が進みます。
期待できる効果の見え方(問い合わせにつなげる)
会社情報が古いと起きる損は、目に見えにくいのが厄介です。たとえば、旧電話番号にかけてつながらない、営業時間のズレで来店できない、住所が違って到着できないなど、行動の直前で離脱が起きます。検索した人の側から見ると「この会社で大丈夫か」が判断できず、比較の段階で外されることもあります。
直したあとの変化は、派手な数値より「取りこぼしが減る」形で現れやすいです。
- 代表電話へのつながらない電話が減る
- 受付時間の勘違いによる行き違いが減る
- 地図を見て来た人の案内がスムーズになる
効果を確かめるときは、難しい分析よりも、現場で追えるものからで十分です。
- 受付や代表電話で「間違い電話が減ったか」をメモする
- 問い合わせフォームの数を、修正前後で見比べる
- 来店型なら「道に迷った連絡」が減ったかを見る
会社情報の修正は、問い合わせの入口を整える作業です。入口が整うと、次に「サイト内で迷わず連絡できるか」を見直しやすくなります。
リスクとトラブルを避けるためにやること(再発も含む)
会社情報の修正は、一度直して終わりにしようとすると再発しがちです。トラブルになりやすいのは「第三者の提案で情報が混ざる」「登録が二重で表示が揺れる」「旧情報が外部サイトに残り続ける」の3つです。
第三者の提案で情報が混ざるのを避ける
まず、Googleビジネスプロフィールの管理者を社内で把握し、引き継ぎできる状態にします。担当者の個人アカウントだけに依存すると、退職や端末変更のタイミングで手が止まりやすくなります。社内で管理用の連絡先を決め、関係者が困らない形にしておくと安心です。
登録が二重で表示が揺れるのを避ける
似た登録が複数あると、正しい情報に更新しても、別の登録が検索に出てしまうことがあります。検索と地図で「同じ名前の表示が複数ないか」を確認し、重複が疑われる場合は先に整理します。ここが残ったままだと、表示が安定しにくくなります。
旧電話番号や旧住所による混乱を抑える
電話番号を変えた直後は、旧番号に連絡が来る期間が一定あります。可能なら、しばらく旧番号を残して案内メッセージを流す、転送を使うなどで機会損を抑えられます。住所移転も同様で、公式サイトのアクセスだけでなく、資料のPDFや画像に古い住所が残っていないかを確認しておくとトラブルが減ります。
反映されない時に見る順番
正しい情報に直したのに検索結果が変わらないときは、作業が失敗したというより「別の出どころが残っている」ことが多いです。焦って何度も編集すると、どこをどう直したか分からなくなりやすいので、確認の順番を決めて落ち着いて見ます。
まずは次を上から見てください。
- 検索の表示と地図の表示で、内容が食い違っていないか
- 似た名前の登録がもう一つ出ていないか
- 公式サイトの会社概要や最下部に旧情報が残っていないか
- 会社名で検索した上位の外部サイトが古いままではないか
たとえば公式サイトが旧住所のままだと、登録側だけ直しても表示が安定しないことがあります。逆に公式サイトは直っているのに古い外部掲載が上位に残り、そこから古い情報が参照されるケースもあります。
次にやることは、直した場所と日付をメモすることです。数日後に再確認するとき、何が変わっていないかがはっきりします。
情報を出し過ぎない配慮
事務所が自宅兼用などで、住所を公開したくない事情もあります。その場合は「問い合わせや来店に必要な情報だけ出す」形に寄せると、安全面と集客の両方で判断しやすくなります。
たとえば来店が前提でない業態なら、住所よりも連絡先と受付時間を優先した方がトラブルが減ります。来店がある業態なら、住所を出す代わりに入口の案内や目印を追加して迷いを減らす方が問い合わせにつながりやすいです。
直した後に回る運用ルール(担当とチェックの仕組み)
直した会社情報を安定させるには、更新のルールを一つ作っておくのが近道です。立派な仕組みは要りません。変更が起きたときに迷わない形にしておくと、次から速くなります。
変更が起きたらやる3つ
結論から言うと、やることは3つだけに絞れます。
1つ目は、会社情報の原本を一つに決めることです。社内で共有できるメモで構いません。ここだけ見れば正しい表記が分かる状態にします。
2つ目は、直す先を固定することです。Google側、公式サイト、外部掲載のうち、どこまで自社が触れるかを決めておきます。新しい掲載を増やすより、よく見られる場所を確実にそろえる方が楽です。
3つ目は、更新後の確認日を決めることです。更新した当日だけで判断せず、数日後に検索と地図を見直す予定を入れておくと不安が減ります。
チェックの頻度とタイミング
頻度は四半期に一度くらいで十分なことが多いです。逆に、次のようなタイミングは臨時で確認した方が安心です。
- 移転、代表電話の変更、営業時間の変更があった
- 長期休業や臨時休業が発生した
- サイトを改修して会社概要まわりを触った
ここでの狙いは、ズレの芽を早く見つけることです。間違い電話や来店の行き違いが起きる前に潰せます。
複数拠点がある場合の考え方
拠点が増えるほど、更新漏れが起きやすくなります。全拠点を一人で抱えるより、拠点ごとに更新の窓口を決めて、原本だけ本部が持つ形にすると回りやすいです。
たとえば、各拠点は営業時間や臨時休業を連絡し、本部は公式サイトと全体の整合を確認する。こう分けると、現場の変化が反映されやすくなります。
よくあるつまずきと対処(反映されない、権限がない等)
ここからは、相談が多いところを「原因」と「次にやること」に分けてまとめます。読者の状況に近い項目だけ拾って構いません。
管理者が分からず編集できない
原因は、過去の担当者や外注先のアカウントで登録されていて、社内が把握できていないことが多いです。まずは社内のメールを検索し、登録時の案内や招待メールが残っていないか確認します。
次にやることは、社内で管理用の連絡先を決めて引き継ぐことです。前の担当と連絡が取れるなら、その連絡先に権限を移してもらう方が早く進みます。連絡が取れない場合は、Google側で所有者確認の手続きを進めます。
直したのに旧住所が検索に出る
原因は、公式サイトや外部掲載が旧住所のまま残っていることが多いです。検索する人は会社名だけでなく住所でも探します。そのときに古い掲載が残っていると、古い方が先に見つかることがあります。
次にやることは、会社名と旧住所で検索し、上位に出てくるページから順に更新依頼を出すことです。全部を一度に片づけなくても、上位から手を付ければ損が減ります。
電話の行き違いが増えた
原因は、電話番号だけ直して受付時間が伝わっていない、あるいは「昼休み」「定休日」などの例外が抜けているケースが多いです。結果として、つながらない印象が残ってしまいます。
次にやることは、電話に出られる時間を明確にすることです。受付時間が限られるなら、その時間が分かる場所に合わせて書きます。折り返しの目安を用意しておくと、問い合わせ対応の負担が減ります。
営業時間が季節や曜日で変わる
原因は、例外が多くて管理が追い付かないことです。現場では分かっていても、検索する人には伝わっていない状態が起きます。
次にやることは、基本の営業時間と例外の扱いを決めることです。基本だけは常に表示をそろえ、例外は事前に予定が分かる範囲で更新する形にすると続きます。
来店がない業態で住所をどうするか迷う
原因は、来店の必要がないのに住所を出してしまい、説明の手間が増えていることです。逆に住所を伏せたことで、信用が足りないと感じさせてしまう場合もあります。
次にやることは、顧客が知りたい情報を先に考えることです。来店がないなら、連絡先、受付時間、対応エリアなどを分かりやすく示した方が問い合わせにつながりやすいです。住所を出す場合も、郵便物の受け取り先としての意味なのか、対面場所なのかを公式サイトで補足すると誤解が減ります。
まとめ
Google検索で会社情報が古いときは、直す場所を当てずっぽうで探すより、出どころを特定して順番に直す方が早く進みます。最初に検索と地図で表示をメモし、次にGoogle側と公式サイトをそろえ、最後に上位の外部掲載を減らす。これだけでも取りこぼしを抑えやすくなります。
直した後に不安が残るのは、情報がまた戻るのではないか、という心配です。会社情報の原本と更新先、確認日を決めておくと、次の変更があっても迷いにくくなります。
社内で権限が分からない、拠点が多くて追い切れない、外部掲載が多くて手が回らない。こういう状況でも、まずは「何をどこから直すか」を決めれば前に進めます。
更新や管理が属人化して不安なら、まず現状を書き出して関係者で共有するだけでも前に進みます。株式会社みやあじよでは、表示の出どころを確認し、直す先を切り分け、直す順番を決めたうえで、必要な修正まで一緒に進められます。何か更新作業や保守作業に関してお困りごとございましたら、こちらお問い合わせフォームより気軽にご相談ください。