ホームページのアクセス数を見れるようにしたい依頼前準備

2026.02.06

ホームページは作ったのに、見られているのか分からない。問い合わせが少ない理由も、勘だけでは判断しづらい。そんな状態が続くと、更新や広告の判断が止まりやすくなります。

結論から言うと、「アクセス数を見られる」だけでは足りません。依頼の前に、何のために数字を見るのか、どこまで数えるのかを決めると、導入後の動きが早くなります。

なお、すでに広告を回している、複数サイトを運用している、社内ルールで個人情報の扱いが厳しい、といった事情がある場合は設計が少し変わります。この記事では、まず大枠の考え方を押さえます。

この記事で分かることは次の3つです。

  • 数字が見えると、どんな判断ができるか
  • 依頼前に決めておくべき「目的」と「見る数字」
  • 問い合わせにつながる動きを、どこまで数えるか

アクセス数を見られるようにすると何が変わるか(効果)

数字があると「原因探し」が短くなる

アクセス数が分かると、「やったこと」と「結果」を切り分けられます。たとえばブログを増やしたのに問い合わせが増えないとき、そもそも読まれていないのか、読まれているのに相談につながらないのかで、打ち手が変わります。

また、社内の会話が前に進みます。感覚の議論になりやすい場面でも、数字があると「次はどこを直すか」を決めやすくなります。担当が変わっても引き継ぎやすいのもメリットです。

アクセス数だけでは目的に届かない

ここで役に立つのがKPIです。KPIは、目標に向けた進み具合を見る数字です。ホームページの目的が問い合わせなら、アクセス数だけでなく、問い合わせ件数や、問い合わせ前に見られるページも合わせて見ます。

よくある失敗は、アクセス数だけを追って安心してしまうことです。来訪が増えても、相談につながらなければ目的は達成できません。最初に「成果に近い数字」を決めておくと、無駄な遠回りが減ります。

依頼前に決めること(目的と見たい数字)

まず目的を一文で決める

依頼の場で迷いが出やすいのは、「どの数字を見たいか」を言葉にできないときです。先に目的を決めると、必要な設定と見積もりの範囲が自然に決まります。

目的は、長い文章にしなくて構いません。たとえば「問い合わせを増やしたい」「採用の応募を増やしたい」「広告のムダを減らしたい」など、社内で同じ言い方にそろえるだけでも前に進みます。

見る場所は2つに分けると迷わない

多くの会社では、次の2つの無料ツールを軸にします。

  • Google Analyticsは、来訪数やページの見られ方を集計して見せるツールです。
  • Google Search Consoleは、検索でどう見つけられたかを確認できるツールです。

「ホームページの中で起きたこと」と「検索で起きたこと」を分けて見られるので、原因が追いやすくなります。

目的の行動を数える言葉をそろえる

目的に近い行動の数え方もセットで考えます。ここで出てくる言葉がコンバージョンです。コンバージョンは、問い合わせや資料請求など「してほしい行動」を指します。

迷いが出やすい目的と、見る数字の組み合わせを表にしました。社内で方向性をそろえるときにも使えます。

目的見る数字分かること注意点
問い合わせを増やす問い合わせ数増減の理由を追える数え方を先に決める
集客の見直し流入元伸びた経路が分かる短期の上下に振れやすい
ページ改善ページ別の閲覧読まれる所が見える目的ページと分けて見る
検索の強化検索の表示回数見つけられ方が分かる順位だけで判断しない
採用の強化応募導線の到達どこで止まるか分かる導線の定義が必要

この表が埋まると、依頼先に「どこまで設定してほしいか」を伝えやすくなります。まずは自社の目的に近い行だけ決めれば十分です。

どこまで数えるか(ページ・フォーム・電話などの範囲)

まずは「問い合わせに近い動き」から

次に決めたいのが、「何を問い合わせとして数えるか」です。ここが曖昧だと、数字が増えたのか減ったのかすら判断できません。

よくある範囲は、次のようなものです。

  • 問い合わせフォームの送信完了
  • 電話番号のタップ(スマホ)
  • メールアドレスのクリック
  • 資料請求や見積もり依頼の送信完了
  • 採用のエントリー完了

続けられる基準を選ぶ

ここで迷うのは「送信ボタンを押した」だけで数えるのか、「完了画面まで進んだ」ものだけにするのか、という違いです。実務では、同じ基準で数え続けられる形を選ぶと、月ごとの比較がしやすくなります。

もう一つ、数える範囲を決める理由があります。ページの閲覧は増えたのに、問い合わせが増えないとき、原因はページの内容だけとは限りません。フォームが分かりにくい、スマホで電話が押しにくい、といった導線の問題が見えるようになるからです。

ここまで決まったら、依頼の準備は半分終わりです。次は、実際にどこを触って設定するのか、作業の流れを具体化します。

導入作業の流れ(触る場所と確認方法)

結論から言うと、導入作業は「現状確認 → 計測の設置 → 目標の設定 → 動作確認」で進むと迷いが減ります。先に流れが見えると、依頼先との会話も短く済みます。

依頼先が触る場所はだいたい3つ

1つ目は、数字を見るための管理画面です。Google Analytics と Google Search Console を使う場合は、その設定と権限を整えます。
2つ目は、ホームページ側です。計測のための小さなコードをページに入れ、どのページでも同じように数えられる状態にします。
3つ目は、問い合わせの導線です。フォーム送信や電話ボタンなど「目的の行動」を数えられるようにします。

作業の順番を知っていると、手戻りが減る

ここからは、依頼前にイメージしやすい順に並べます。

  • 現状確認(いま何が入っているか、目的は何か)
  • アカウントと権限の整理(会社側で管理できる形にそろえる)
  • 計測コードの設置(全ページで同じ集計にそろえる)
  • 問い合わせなどの設定(数える範囲を決めて反映する)
  • 動作確認(テスト送信やクリックで確かめる)
  • 見方の共有(どこを見れば良いか、最初の型を作る)

この順で進むと、「入れたのに数字が出ない」「あとから数え直し」といった痛みが起きにくくなります。

完了確認は「見えること」より「合っていること」

管理画面に数字が出るだけでは安心できません。
多いトラブルは、二重に数えて増えて見える、逆に一部だけ数えられない、のどちらかです。完了時点で「問い合わせの数え方が合っているか」「電話ボタンが押された回数が増えるか」まで確かめると、導入後の改善がスムーズです。

費用と見積もりの見方(料金が変わる条件)

費用は、ツール自体より「どこまで数えるか」と「現状がどれだけ整っているか」で動きます。金額だけで比べると、あとから追加作業が出て苦しくなりやすいです。

見積もりで見たいのは、作業の中身

見積もりを受け取ったら、次の観点で内容を読みます。

  • 何を数える設定が入るか(フォーム、電話、資料請求など)
  • どこまで確認するか(テストまで含むか)
  • 何を納品してくれるか(見方の説明、簡単な手順メモなど)
  • 導入後の支援があるか(月次の見方、改善の相談など)

「入れて終わり」なのか、「数字を使って直すところまで」なのかで、同じ作業名でも中身が変わります。

料金が動きやすい条件

次の表は、追加作業が出やすい場面をまとめたものです。最初に共有できると、見積もりのブレが小さくなります。

条件起きる追加作業対処
既に計測が入っている重複の確認と整理数字が倍に見える現状調査を依頼
数える動きが多い個別の設定が増える電話も資料も数える優先順を決める
外部のフォームを使う連携方法の確認予約サイトのフォーム提供元の情報共有
権限が不明アカウントの整理前任者の個人管理会社管理に切替
複数サイトがある対象分の設定が必要店舗別のサイト範囲を先に絞る

ここで条件が当てはまるほど、作業時間が伸びやすいです。逆に言えば、先に共有できれば「後出しの追加」を減らせます。

体制の決め方(誰が見るか、月次の回し方)

数字は、誰かが見ないと動きません。大きな体制は要りませんが、役割が曖昧だと放置されやすいです。

小さく回すなら、役割は4つで足りる

迷いが出やすい点だけ、役割を短くまとめます。

  • 数字を見る人(状況を把握する)
  • 直す内容を決める人(優先順位を決める)
  • 直す作業をする人(ページを修正する)
  • 問い合わせを受ける人(質の変化を拾う)

これがそろうと、「数字は見たが、何もしない」が起きにくくなります。

役割担当の例月1でやること判断先
数字を見る人事務、Web担当前月の変化を確認経営者
決める人経営者、営業直す順番を決める経営者
直す人制作会社、担当者ページ修正を実施Web担当
対応する人営業、受付相談の質を共有営業責任者
記録する人事務変更点をメモWeb担当

担当は兼務で構いません。大事なのは「見て終わり」を避けることです。

月1の確認は、見る順番が決まると続く

最初の月次確認は、次の順で見ると判断が早くなります。

  • 問い合わせ数(目的に近い数字)
  • どこから来たか(検索やSNSなど)
  • よく見られたページ(入口と人気ページ)
  • 問い合わせ前に見られたページ(迷いが出る場所)

この順なら、打ち手が「ページを直す」「導線を変える」のどちらかに寄ります。

よくあるトラブルとリスクの避け方

導入で詰まりやすいのは、技術よりも「管理」と「定義」です。事前に避け方を知っていると安心です。

二重に数えてしまい、増えたように見える

よくある原因は、昔の計測と新しい計測が同時に入っていることです。
導入の現状確認で「いま何が入っているか」を調べ、重複があれば片方を外す方針にすると、数字の信頼が落ちにくいです。

権限が個人に寄って、引き継げない

前任者の個人メールで管理されていると、退職や部署替えで見られなくなることがあります。
会社で管理する窓口を決め、依頼先には「会社側が管理者として残る」形を最初から求めると、運用が止まりにくいです。

問い合わせの数え方がズレる

同じ問い合わせでも「フォーム送信だけ数える」のか「電話も含める」のかで数字が変わります。
依頼時に「何を問い合わせとして数えるか」を日本語で書いて渡すと、のちの比較が楽です。

サイト修正で計測が止まる

ページ改修やデザイン変更のタイミングで、計測のコードが外れることがあります。
公開や更新のあとに、数字が増えるかを軽く確認する習慣があると、気づくのが早いです。

導入後の見直し手順(数字を改善につなげる)

導入後に差が出るのは、数字を見たあとに「直す行動」へつなげられるかどうかです。最初から大きく変えるより、小さな直しを積む方が進みます。

見直しは「入口」「中身」「導線」に分ける

問い合わせが増えないとき、原因はだいたい次の3つに分かれます。

  • 入口が弱い(そもそも見つけられていない)
  • 中身が弱い(読んでも判断できない)
  • 導線が弱い(行動の手前で止まる)

数字を見る狙いは、このどれかを切り分けることです。

直す場所の決め方は、よくあるパターンで十分

  • 入口ページは読まれているのに、問い合わせが増えない
    会社の特徴や対応範囲、料金の考え方など、判断材料が足りないことがあります。先に不安を消す情報を足すと前に進みやすいです。
  • 問い合わせページは見られているのに、送信が少ない
    入力項目が多い、説明が長い、送信後が分かりにくい、といった導線の問題が出やすいです。
  • そもそも特定のページしか見られていない
    見つけられているテーマが偏っている可能性があります。検索で来た人が何を探しているかを見て、関連ページを増やす判断がしやすいです。

一度に全部を直すより、「今月はここだけ」を決めて動くと続きます。

依頼先の選び方と、依頼時に渡す情報

依頼先選びは、技術の話より「目的に近い数字まで一緒に決めてくれるか」で差が出ます。導入だけで終わると、次の改善が止まりやすいです。

依頼先の見方は3つ

  • 目的から逆算して、数える範囲を提案してくれる
  • 会社側に権限を残し、引き継ぎまで考えてくれる
  • 導入後に、どこを見て何を直すかの道筋がある

この3つがそろうと、社内の「次どうする?」が決まりやすいです。

依頼時に渡す情報チェック

未確定な項目があっても問題ありません。分かる範囲で共有できると、見積もりと着手が早くなります。

項目分かる場所未確定でも書ける例補足
サイトURLブラウザhttps://〜複数なら一覧
目的社内問い合わせを増やす優先は1つ
数えたい動きサイトフォーム送信、電話迷えば代表だけ
導線の場所サイトどのページにあるかURLで指定
管理情報社内IDの所在だけ共有不明なら現状共有
既存の計測社内入っているか不明分からなくて可

ここまでそろうと、「どこまでやるか」を先に固められます。結果として、導入後の改善へ入りやすいです。

まとめ

ホームページのアクセス数を見られるようにしたいときは、「数字を見たい」気持ちのまま依頼するより、目的と数える範囲を言葉にして渡す方が進みます。最初の設計が決まると、見積もりの比較も、導入後の改善もやりやすくなります。

株式会社みやあじよでは、目的と数える範囲を一緒に言葉にして、必要な設定とページの見直しまでつなげます。何かホームページに関してお困りごとございましたら、こちらお問い合わせフォームより気軽にご相談ください

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