問い合わせフォームの迷惑メールが多い時の対策と相談

2026.02.09

毎朝受信箱を開くと、広告や怪しい英文が何通も混ざっている。担当者の時間が削られ、本来の返信が後ろにずれてしまう。そんな状況は多くの会社で起きています。

原因を切り分け、負担が大きい順に対策すると、迷惑メールは減り、本物の問い合わせを守りやすくなります。
ただ、サイトの仕組みや公開状況によっては、フォームだけ直しても再発することがあります。

この記事では、まず確認すべき原因、対策の進め方、相談した方が早い境界線をまとめます。

迷惑メールが増えると何が困るか

対応の時間が消える

迷惑メールは「削除するだけ」でも積み上がります。受信のたびに通知が鳴り、開いて確認し、削除して、念のため他も見直す。これが毎日続くと、営業や事務の手が止まります。
担当が複数いる会社ほど「誰が対応するか」が曖昧になり、余計に時間が溶けやすいです。

本物の問い合わせを見落としやすい

迷惑メールが増えると、受信箱の中で本物が埋もれます。返信が遅れて失注したり、採用応募を取りこぼしたりと、損失は静かに出ます。
さらに、迷惑メール対策で受信ルールを強くしすぎると、今度は本物まで弾いてしまうことがあります。減らすだけでなく「守る」視点が欠かせません。

小さなミスが事故につながる

迷惑メールには、リンクを踏ませたり、添付を開かせたりする狙いが混ざります。忙しいときほど、うっかり返信して情報を渡してしまう事故も起きがちです。
「どうせ迷惑だから」と放置しても、対応する人の不安は残ります。安心して運用できる状態に戻すことが目的です。

まず押さえる原因の切り分け

迷惑メール対策で迷うのは、原因が一つではないからです。大きく分けると、次の三つが混ざります。

  • 自動送信がフォームを狙う
  • 人が営業目的で送る
  • フォームではなく、メールアドレス宛てに直接届く

まずは「フォーム経由かどうか」を確認します。フォームの項目名が本文に残っている、送信完了の通知が同じ形式で届くならフォーム経由の可能性が高いです。逆に、フォームの形と合わない内容が混ざるなら、掲載しているメールアドレスが拾われていることもあります。

送信元の手がかりとして、IPアドレスは送信元の住所のような番号です。確認できる環境なら、同じ番号から短時間に大量に来ていないかを見ると切り分けが早くなります。
また、CAPTCHAは人と自動送信を見分ける仕組みです。後の対策で使うため、ここで言葉だけ押さえておきます。

次のチェック表で、状況に近い行から当てはめてください。

観察できる状況ありがちな原因まず見る場所次の一手
短時間に連続で届く自動送信が狙う送信時刻と回数送信回数を制限
空欄や記号が多い入力チェックが弱い必須項目の設定必須と形式を見直す
英文やランダム文字自動送信が試す送信元の傾向CAPTCHAを追加
同じ文面が繰り返し自動か一斉送信本文の共通点同一文面を振り分け
リンクが目立つ誘導型の迷惑送信本文のリンクリンクを弾く設定
フォーム以外も届く宛先の露出サイトの掲載箇所窓口の出し方を変える

この表で「自動送信が狙う」に当てはまるなら、フォーム側の対策が中心です。「宛先の露出」に当てはまるなら、サイト上の表示方法と受信側の運用も一緒に見直します。原因が混ざっている場合も多いので、近いものを二つ選んで進めても構いません。

対策はこの順で進めると迷いにくい

迷惑メール対策は、強い仕組みをいきなり入れるより、手戻りが少ない順に積む方が安全です。特に問い合わせが減る失敗を避けたい場合、順番を先に決めると安全です。

1) 受信側で見落としを減らす

最初は受信箱を守ります。迷惑メールを自動で別フォルダに移す、通知を分ける、担当の確認時間を決める。これだけでも日々の負担が落ちます。
ここでの狙いは、対策の作業中に本物を取りこぼさない状態を作ることです。

2) フォームの入口を狭める

次にフォーム側です。必須項目の見直し、入力の形式チェック、送信回数の制限など、シンプルな変更から始めます。
自動送信が多い場合は、CAPTCHAの追加が候補です。ただ、設置の仕方によっては入力が面倒になり、離脱が増えることもあります。次の章で、向くケースと注意点を具体化します。

3) 記録を残して再発に備える

対策は一度入れて終わりではありません。いつから増えたか、どの変更で減ったかを、メモ程度で残しておくと次に迷わず動けます。
ここまで整うと「どこから手を付けるべきか分からない」状態から抜けやすくなります。

対策メニュー別の向くケースと注意点

迷惑メール対策は、強くするほど送信の手間が増え、本物の問い合わせが減ることがあります。まずは負担が小さいものから選び、状況に合わせて足すと進めやすいです。

迷惑メールには、自動送信が狙う型と、人が営業目的で送る型があります。自動送信は短時間に大量、人の営業はリンクが多いなど癖が違います。癖に合わせて対策を選びます。

次の表で、よく使う対策と向く場面を先に押さえてください。

対策名期待できる変化注意点向く状況
必須項目の見直し空欄の送信が減る項目が多いと面倒空欄や記号が多い
入力形式のチェック機械的入力が減る厳しすぎると弾く電話やメールが崩れる
送信回数の制限連投が止まりやすい共有回線の誤判定短時間に連続で届く
URLや単語の制限営業文の混入が減る正当なURLを弾くリンクだらけが多い
CAPTCHAの追加自動送信が減りやすい入力が面倒になりがち英文や乱数が多い
表示メールの見直し直メールが増えにくい導線設計も必要フォーム外にも届く

URLはページの住所です。URL制限は営業文を減らせますが、正当なURLも弾く場合があります。

表の上から順に、読者側の負担が小さい傾向があります。最初の一手に迷う場合は「必須項目」「入力形式」「送信回数」までを先に入れ、様子を見るのが安全です。

CAPTCHAを入れるときは、問い合わせが多い業種ほど慎重に進めます。入力が面倒だと、急ぎの人ほど送らずに戻ります。対策を入れた直後は、迷惑メールの件数だけでなく「本物の問い合わせが減っていないか」も合わせて見ます。

次にやることは一つだけにします。まずは、フォームの入力チェックを軽くしつつ、送信回数の制限を足せるか確認してください。

費用の目安と投資判断(内製と外注)

費用は、フォームの種類と「どこまで手を入れるか」で大きく変わります。内製はお金がかからない代わりに担当者の時間を使います。外注は費用が出ますが、送信エラーの不安を減らし、再発しにくい形まで持っていきやすいです。

作業は、受信側の運用、フォーム設定の見直し、仕組みの改修に分けて考えます。前の二つは社内で触れる範囲が多く、最後の一つは環境によって手が届きにくいことがあります。

作業内容内製の負担外注費の目安失敗しやすい場面
受信の振り分け低い小規模なら不要担当が増えて混乱
入力チェックの調整中くらい数万円前後正当な入力を弾く
送信回数の制限中くらい数万円前後共有回線で誤判定
CAPTCHAの追加中くらい数万円から送信をやめて戻る
フォームの改修高い十万円台から送信エラーが出る
運用ルールの整備中くらい相談込みで変動決めても守れない

外注の境界線は「社内で触れる場所が分からない」「変更が売上機会に直結する」「送信エラーが怖い」の三つです。特に、問い合わせが少ないサイトほど、一件の取りこぼしが痛くなります。小さな改修でも、テストと確認の手順まで含めて任せられるかが大事です。

相談や依頼の前に、どのフォームで起きているか、いつ頃から増えたか、受信先は誰が見ているかをメモしておくと判断が早いです。

リスクとトラブル回避(誤検知・送信エラー)

迷惑メールを減らす対策で怖いのは、誤検知で本物を落とすことと、送信エラーで「送ったつもり」が発生することです。変更は一度に盛り込みすぎず、確認しながら進めます。

誤検知は、善意の問い合わせが迷惑扱いになる状態です。たとえばURL制限を強くすると、製品ページのURLを添えた問い合わせまで弾くことがあります。送信回数の制限も、同じ会社の回線を共有していると巻き込みが起きます。

対策を入れる前後で、次の確認を入れると安心です。

  • 送信テストを複数端末で行う
  • 迷惑扱いのメールを見返す
  • 完了画面と通知メールを確認する

もしフォームが止まったときに備え、ページ内に「送信できない場合の連絡方法」を小さく置くのも現実的です。困っている人ほど、別の連絡口があると離れにくくなります。

体制と運用ルール(担当・一次対応・記録)

仕組みを入れても、担当が曖昧だと受信箱が荒れやすくなります。迷惑メール対策は、技術と運用の両方で成り立ちます。誰が一次対応し、誰が判断するかが決まると、返信の遅れが減り、相談の取りこぼしも起きにくいです。

小さな会社ほど、理想のルールより「守れるルール」に寄せます。おすすめは次の三つです。

  • 一次対応の担当を決め、確認する時間帯を決める
  • 迷惑メールの判断基準を短く決める
  • 対策の変更履歴をメモで残す

判断基準は長い文章にしなくて大丈夫です。「本文が空」「同じ文面が連続」「リンクが不自然」のように、現場が迷わない言い方にします。返信が必要か迷うメールは、すぐに反応せず、社内で共有してから対応すると事故を減らせます。

変更履歴のメモは、いつ増えたか、何を変えたか、変えた後にどうなったかの三行で足ります。これがあると、次に同じ問題が出たときに、手が早く動きます。

効果の見方とKPI(問い合わせを守りながら減らす)

対策を入れたら、減ったかどうかを数字で確かめます。KPIは、改善できたかを確かめるための目安の数字です。感覚だけで判断すると「減った気がする」「また増えた」に戻りやすく、次の一手が決まりません。

見る数字は多くなくて構いません。まずは次の三つがあると判断が早くなります。

  • 迷惑メールの件数(1日あたり、または週合計)
  • 本物の問い合わせ件数(同じ期間で数える)
  • 対応にかかった時間(ざっくりで良い)

ここで気を付けたいのは、迷惑メールだけを見ないことです。本物の問い合わせが落ちたまま迷惑メールだけ減っても、サイトの目的は達成しにくくなります。対策の直後は、送信の手間が増えていないかも一緒に見ます。

減ったかどうかを確かめる流れ

はじめに、対策を入れる前の一週間を基準にします。次に、変更を一つ入れたら一週間見ます。変化が出たら、次の変更を足します。
変更をまとめて入れると、何が効いたのかが見えにくくなります。

もし問い合わせが急に減った気がする場合は、次を先に確認します。

  • フォーム送信のテストが通るか
  • 通知メールが迷惑扱いになっていないか
  • 入力チェックが厳しすぎないか

「迷惑メールが減った」だけで安心せず、「本物が届く」状態までをゴールにします。

相談で何が解決できるか(依頼時の準備)

社内で試せる対策もありますが、次の条件が重なると手が止まりやすいです。

  • どこを触れるのか分からない
  • 対策を入れたのに減らない
  • 減ったはずなのに、また増えてきた
  • 問い合わせが減った気がして不安

この場合は、状況を見ながら「原因の候補」と「直す順番」を先に固めた方が進みます。フォームの種類やメールの受け取り方まで含めて確認し、必要なら設定変更や改修までつなげます。

相談で進めると、次のようなことが片づきます。

  • 迷惑メールがフォーム経由か、別経路かの切り分け
  • 対策の候補を並べ、現状に合うものを選ぶ
  • 変更後のテスト方法と、運用ルールの決め直し

あると判断が早い情報

相談の前に、完璧な資料は要りません。分かる範囲で次があると、初動が早くなります。

  • 対象ページのURLと、フォームがある場所
  • いつ頃から増えたかのメモ
  • 迷惑メールの実例を数通(個人情報は伏せてよい)
  • 現在の受信先と、誰が一次対応しているか

ここまでそろうと「まず何を変えるか」が決まりやすくなり、手戻りを減らせます。

まとめ

問い合わせフォームの迷惑メールが増えたときは、まずフォーム経由かどうかを確かめ、受信箱を守ってからフォーム側の対策へ進むと安全です。
対策は一気に盛り込まず、小さく入れて変化を確かめます。迷惑メールの件数だけでなく、本物の問い合わせが届いているかまで見て、安心して運用できる状態を作ります。

株式会社みやあじよでは、フォーム周りの現状を確認し、直す順番を決めたうえで、必要な設定変更や改修までまとめて対応します。フォームに関してお困りごとございましたら、こちらお問い合わせフォームより気軽にご相談ください

週に1回、ちょっと役立つ
WEB系メルマガをお届けします。

当社では企業のWEB・EC担当者の方に向けてウェブ制作やデザイン、SEOやマーケティングに関する最新情報を週1回配信しています。
ぜひインターネットビジネスの業務改善や課題解消にお役立てください!

〈配信内容〉
・ウェブサイトのアクセス数をアップするための対策情報
・ウェブ業界の最新情報
・ウェブサイト制作に活用できる補助金情報
・ウェブを活用した採用活動に役立つ情報

カテゴリー

アーカイブ

サービス