写真が古く見えてきた、スタッフ写真を入れ替えたい、施工事例を差し替えたい。こうした更新は「見た目を変えるだけ」に見えますが、実際は料金に幅が出やすい作業です。
写真差し替えの料金は、枚数よりも作業範囲と確認回数で変わります。
ただし、写真の入れ替えをきっかけにページ構成やデザインも触る場合は、目安より大きく上下します。
この記事で分かることは次の3つです。
- 写真差し替えの料金目安(依頼範囲別)
- 費用が上がりやすい要因と、見積もりの読み方
- 依頼前に決めるべき範囲の切り分け方
まず確認:写真差し替えで「料金」に差が出る理由
写真の差し替えは、画像ファイルを入れ替えて終わりではないことが多いです。制作会社が見積もりを作るときは、次のような作業がどこまで入るかで金額が変わります。
差し替え作業に含まれやすい中身
- サイズ調整:横長や縦長の違いで、見え方を合わせます
- 画質調整:暗さや色味を整え、違和感を減らします
- データ軽量化:容量を減らし、表示が重くなるのを抑えます
- ページ側の調整:枠からはみ出す、余白が崩れるなどを直します
- 公開前確認:スマホとパソコンで見え方を確認します
同じ「差し替え3枚」でも、加工が不要でそのまま入れ替えられるケースと、ページのレイアウト調整まで必要なケースでは工数が違います。ここが料金差の大きな理由です。
料金が変わる軸は「枚数」より「難しさ」と「確認量」
見積もりが分かれる軸は大きく3つあります。
1つ目は、写真の状態です。サイズがそろっている、明るさが安定している写真なら作業が軽くなります。
2つ目は、サイトの作りです。たとえばWordPressは、ブログのように更新できる仕組みの一つです。この場合、管理画面から差し替えられる場所と、触れない場所が混在することがあります。
3つ目は、確認の回数です。差し替え自体よりも、差し戻しや選び直しが多いほど工数が増えます。
ここまで押さえると「なぜ見積もりが上がったのか」を理由つきで追いやすくなります。次は依頼範囲ごとの料金目安です。
料金の目安:依頼範囲別に見る(数枚・ページ単位・全体)
料金は、差し替える枚数だけでなく、差し替える場所の数や確認回数で動きます。ここでは中小企業サイトで多い依頼を前提に、よく見かける金額の幅を示します。実際の金額は、サイトの作りと素材の状態で上下します。
| 依頼範囲 | 作業例 | 料金の目安 | 納期の目安 |
|---|---|---|---|
| 数枚(1〜3枚) | 同一ページの差し替え | 5千円〜3万円 | 1〜3営業日 |
| 1ページ単位 | 複数画像と軽い調整 | 2万〜8万円 | 3〜7営業日 |
| 全体(10〜30枚) | まとめて差し替えと確認 | 5万〜20万円 | 1〜3週間 |
| 全体(30枚以上) | 複数ページで再確認 | 要見積もり | 2〜6週間 |
数枚だけ差し替える場合
「トップのメイン画像を入れ替える」「スタッフ写真を数枚更新する」などが該当します。画像のサイズが合っていて、ページ側の調整が不要なら費用は抑えやすいです。
一方、画像が大きすぎて表示が重い、縦横比が合わず切れてしまうといった場合は、加工と調整が入る分だけ上がります。
ページ単位で差し替える場合
採用ページや会社案内ページなど、1ページ内に複数の写真があり、見え方をそろえる必要があると作業が増えます。
この依頼で多いのは「写真を入れ替えたら文章の行間や余白が気になった」というパターンです。写真に合わせて見出しや配置の微調整が入り、数枚の差し替えよりも工数がかさみます。
全体をまとめて差し替える場合
施工事例を刷新する、数年ぶりにサイト全体の写真を入れ替えるといったケースです。1枚ずつ見ると単純でも、ページが増えるほど確認が増えます。
全体作業は、どこまで「同じルールで置き換えるか」を決めるとスムーズです。たとえば人物写真は同じトーンに寄せる、製品写真は背景を統一するなど、基準があると手戻りが減ります。
料金が上がりやすい要因(加工・素材探し・確認回数)
料金が上がる場面は、難しい作業が増えるときより、周りの作業が増えるときです。依頼する前に、増えやすい要因だけ先に知っておくと、見積もりの納得感が上がります。
加工が必要な写真が多い
撮った写真の明るさがバラバラ、被写体の向きが違う、背景に余計な物が写り込んでいる。こうした場合は、サイトに載せる前の手当てが必要です。
加工は見た目のためだけではなく、会社の印象を揃える意味もあります。特にトップや採用ページは、写真のばらつきが信頼感に影響しやすいです。
素材探しや差し替え候補の選定が発生する
写真データが社内に散らばっている、どれを使うか決まっていない状態だと、選定の時間が増えます。
「候補を出してほしい」まで依頼範囲に含めると、制作会社側で比較案の作成や掲載順の提案が入り、作業が広がります。
確認が増えるほど工数が増える
差し替え作業自体は早く終わっても、確認と差し戻しが続くと工数が膨らみます。
費用だけでなく納期にも影響するので、社内で「誰が最終判断するか」を決めてから動くとスムーズです。
追加費用が出やすいケースと回避策(撮影・権利・修正)
追加費用が出るのは、差し替え作業の外側に「準備」と「確認」が増えるときです。増えやすい場面を先に押さえると、見積もりの理由が見えます。
| 要因 | 起きやすい例 | 費用が増える理由 | 回避のヒント |
|---|---|---|---|
| 撮影が必要 | スタッフ写真を刷新 | 段取りと撮影が追加 | 撮る物と枚数を決める |
| 権利が不明 | 昔の写真の出所不明 | 確認や差し替えが必要 | 利用許可の有無を確認 |
| 加工が多い | 明るさや色がバラバラ | 見え方をそろえる手間 | 候補を絞って渡す |
| 差し戻しが多い | 直前に写真を再選定 | 反映と確認が繰り返し | 決裁者を決めてまとめる |
| 動く画像の差替 | 自動で切り替わる画像 | 動きの確認が増える | 対象箇所を先に特定 |
撮影を含める場合は、写真そのものの費用だけでなく、当日の段取りも作業に入ります。たとえば「誰をいつ撮るか」「服装はそろえるか」「背景はどうするか」が決まらないと、撮影後の選定が長引きやすいです。先に撮る対象と用途を決めておくと、費用も納期も読みやすくなります。
権利まわりは、後から気づくと手戻りになりがちです。取引先からもらった画像や、昔の担当者が集めた素材は、利用範囲が分からないことがあります。使えるか迷う写真は、最初から候補に入れない判断も有効です。
修正については「最初の確認を一回で済ませる」ことが、いちばんの近道です。候補を出しすぎると社内で意見が割れ、戻りが増えます。まずは差し替える理由を一言でそろえ、近い雰囲気の写真だけに絞って進めるのが安全です。
依頼から公開までの流れ(体制・納期・コミュニケーション)
写真差し替えは、作業そのものより「連絡待ち」で止まりやすいです。窓口と判断者を決め、渡す物をそろえると進みます。
流れはだいたい次の順です。
- 対象ページと差し替え箇所の確認
- 画像データの受け渡し
- 反映と見え方の調整
- 確認と修正
- 公開
ここで役に立つのが、対象ページの一覧です。URLはページの住所のような文字列で、これがそろうと作業範囲がぶれにくくなります。
| 用意するもの | 例 | 伝える理由 |
|---|---|---|
| 対象ページ | URLの一覧 | 作業範囲が迷いません |
| 差し替え画像 | ファイル名付き一式 | 入れ間違いが減ります |
| 差し替え指示 | この枠を新写真へ | 確認回数が減ります |
| 目的 | 採用の印象を良くしたい | 選ぶ基準がそろいます |
| 希望時期 | いつ公開したいか | 段取りが組みやすい |
社内の体制は、最小でも3役あるとスムーズです。「連絡窓口」「写真を出せる人」「最終判断の人」です。全部を一人で抱えると止まりやすいので、誰がどこまで決めるかを短く決めておくと、公開までのストレスが減ります。
納期を急ぐ場合は、作業時間よりも確認の段取りで差が出ます。公開日が決まっているなら、候補写真を早めに集め、確認日を先にカレンダーへ入れておくのが現実的です。
自社でやるか外注するかの判断軸(時間・品質・リスク)
費用を抑えたい気持ちは自然ですが、写真差し替えは「戻せない状態になる怖さ」も判断材料です。迷うときは、次の3つで考えると決めやすくなります。
- 時間:担当者が確保できるか、止まっても許されるか
- 品質:見た目の崩れや、写真の統一感を気にするか
- リスク:権利や公開ミスを避けたいか
自社で進めやすいのは、差し替えが少なく、対象ページが分かっていて、写真のサイズもそろっている場合です。逆に、全体をまとめて変える、写真の候補が散らばっている、権利が不安な写真が混ざる場合は、外注のほうが結果として早いことがあります。
外注にするか決めきれないときは、まず「差し替える範囲」を小さく区切って試す方法もあります。トップだけ、採用だけのように範囲を限定すると、費用の感覚もつかみやすいです。
成果につなげる写真の考え方(効果・KPI)
写真を入れ替える目的は「きれいに見せる」だけではありません。初めて見た人が安心できる材料を増やし、問い合わせや応募まで迷わず進める状態を作ることです。
ここで役に立つ考え方がKPIです。KPIは、成果に近づいているかを見る目印の数値です。写真差し替えの前後で、次のような数字を比べると判断が早くなります。
- 問い合わせフォームの送信数
- 電話ボタンや問い合わせボタンのクリック数
- 採用の応募数(または応募ページのクリック数)
ただし、写真だけ変えて数字が大きく動くとは限りません。写真は「信用できそう」「この会社なら任せられそう」と思う材料なので、文章や導線が弱いままだと変化が見えにくいことがあります。
ページの役割ごとに「見せたい不安」を減らす
同じ写真でも、置く場所によって役割が変わります。差し替え前に、写真で何を伝えたいかを一言にすると選びやすくなります。
- トップ:会社の空気感と安心感を伝える
- サービス:何を、どのくらいの品質でやるかを伝える
- 事例:実績の具体と再現性を伝える
- 採用:働く人と環境のイメージを伝える
たとえばサービスページなら、外観よりも作業中の様子や設備の写真が役に立つことがあります。初めての人が知りたいのは「任せても大丈夫か」なので、現場の情報が増えるほど迷いが減ります。
「良さそう」より「分かる」を優先する
写真選びで止まりやすいのは、見た目の好みが先に立つときです。迷ったら、次の基準で判断するとスムーズです。
- 誰が何をしている写真か、ひと目で分かる
- その会社の仕事の丁寧さが想像できる
- 近い雰囲気の写真でそろっている
この3つがそろうと、写真が説明の代わりになり、文章を読み飛ばされにくくなります。
変化を見るときは「同じ期間」で比べる
数字を見るときは、差し替え前後で同じ期間を比べると判断しやすいです。たとえば公開前の2週間と、公開後の2週間を比べます。繁忙期やキャンペーン時期が重なると差が見えにくいので、まずは大きな波がない期間で確認するのが無難です。
トラブル回避のチェック(表示崩れ・速度・権利)
写真差し替えで多いトラブルは、公開してから気づくものです。特にスマホ表示、読み込みの重さ、権利の3つは、後から直すと手戻りになりやすいので先に見ておくと安心です。
表示崩れは「切れ方」と「余白」で起きやすい
縦横比が違う写真を入れると、顔が切れる、文字が隠れるなどが起きます。差し替え後は、次の場所だけでも確認すると事故が減ります。
- トップのメイン画像
- 問い合わせボタンがある部分
- 採用や事例の一覧ページ
読み込みが遅い原因は「写真の重さ」が多い
写真が大きいほど、ページの表示に時間がかかります。見た目が同じでも、データの容量が大きいままだと重く感じます。差し替え用の写真は、用途に合う大きさにして渡すとスムーズです。
権利があいまいな写真は、後で差し替え直しになりやすい
取引先から受け取った写真、外部のカメラマンが撮った写真、スタッフが個人で撮った写真は、利用範囲が決まっていないことがあります。使って良いか迷う写真は、最初に確認するか、別の写真へ切り替えるほうが安全です。
依頼先の選び方と見積もり比較(失敗しない見方)
見積もりは金額だけ見ても比べにくいです。写真差し替えは、作業範囲と確認回数がズレると、後から追加費用が出やすいからです。まずは「同じ条件で比べる」ことから始めると迷いが減ります。
| 比較項目 | 自社対応 | 外注 |
|---|---|---|
| 手間 | 担当者の時間が必要 | 作業を任せやすい |
| 仕上がり | ばらつきやすい | 統一感を作りやすい |
| ミス対応 | 公開ミスの負担が大きい | 確認の流れがある |
| 権利確認 | 判断が難しいことがある | 確認も一緒に進める |
| 進行 | 社内の空き時間次第 | 納期を決めやすい |
見積もり比較でそろえたい条件
たとえば次が決まっていると、見積もりの精度が上がり、比較もしやすいです。
- 差し替えるページ数と写真枚数
- 写真の用意は自社か、探してもらうか
- 加工はどこまで必要か
- 確認と修正の回数は何回までか
- 公開後の最終確認を含むか
条件がそろっていないと、安く見える見積もりが出やすくなります。あとから「加工は別料金」「修正は都度」と分かり、結果として高くつくことがあります。
依頼先は「今のサイトを触れるか」で選びやすい
写真差し替えは、現在のサイトの作りを理解しているほど早いです。まずは次の優先順位で考えると現実的です。
- 既に制作を頼んだことがある会社
- 更新や保守の相談を受けている会社
- 新規の制作会社やフリーランス
いちばん避けたいのは、ログイン情報の管理や作業手順があいまいなまま進むことです。作業後に自社で更新できなくなると困るので、引き継ぎ方や記録の残し方まで含めて進められる相手だと安心です。
まとめ
ホームページの写真を差し替えたいときの料金は、枚数だけでは決まりません。差し替える範囲、写真の加工の有無、確認と修正の回数で費用と納期が変わります。先に対象ページと目的をそろえると、見積もりが読みやすくなり、手戻りも減ります。
写真は見た目の飾りではなく、初めての人の不安を減らす材料です。ページの役割に合わせて「何が分かる写真か」を選び、公開後は同じ期間で数字を見れば、次に直す場所も見えます。
このあと相談するとき、次が分かると話が早いです。未定は未定で構いません。
・サイトURL(または対象ページ)
・目的(例:問い合わせを増やしたい)
・困りごと(例:写真が古い、重い)
・希望時期(例:いつまでに公開したいか)
・予算感(例:まず目安を知りたい)
内容は分かったのに、自社に当てはめた瞬間に止まりやすいのが写真差し替えです。株式会社みやあじよでは、差し替え範囲の切り分けから見積もり比較の軸づくり、実際の反映と公開後チェックまでまとめて対応します。
どのページから写真を変えるか決めきれない、写真は用意できるが、加工や調整が必要か不安、見積もりの金額差の理由が読み取れないなど、更新・保守にに関してお困りごとございましたら、こちらお問い合わせフォームより気軽にご相談ください。