SEO対策を自分でできる手順

2026.02.14

検索からの問い合わせを増やしたいのに、何を直せば良いか分からず止まることがあります。外注も考えるけれど、まず社内で触れるところを知りたい、そんな場面で役立つ内容をまとめます。
結論としては、自分でできる範囲は広く、順番さえ決めれば前に進みます。
ただし競合が強い分野や、サイト自体が古くて更新しづらい場合は、土台から見直す方が早いこともあります。
この記事では、現状の見方、直す順番、外注の境目を、問い合わせにつながる目線で説明します。

SEO対策を自分でやる前に知っておきたいこと

SEOは「検索で見つけてもらう準備」

SEOは、検索で見つけてもらうためにページの内容と構造を整える取り組みです。
記事を増やすだけがSEOではなく、サービスページや会社案内など「問い合わせに近いページ」を分かりやすくすることが先に来ます。
理由は単純で、検索で来た人は「この会社は自分の課題を解決できるか」を短時間で判断するからです。

現場でよく見るのは、サービスの説明が社内向けの言葉で、初めて読む人が置いていかれるケースです。
専門用語が並ぶ、対象があいまい、料金や流れが見えない、といった状態だと、記事が読まれても相談まで進みません。

まずは、問い合わせにつながるページを一つ決め、そのページを入口として育ててください。
「ここを育てる」と決めるだけで、作業が散らかりにくくなります。

先に決めるのは「誰の何を解決するか」

自分で進めるときに迷いが出るのは、直す場所ではなく、伝える内容が定まっていないときです。
検索意図は、検索した人が今知りたいことや解決したいことです。
検索意図に合う答えを先に出し、根拠や事例を後ろに置くと、読まれやすくなります。

ありがちな流れは、会社の想いから始めてしまい、相手が知りたいことに届くまでが長い構成です。
法人向けの場合は特に、最初に「何ができて、どんな会社に向くか」を短く伝える方が安心につながります。

ここでやるのは、想定する相談を一つだけ言葉にすることです。
例として「新規の問い合わせを月に数件増やしたい」のように、数字がなくても構いません。

まず現状を把握する:検索と問い合わせの入口を見る

最初は「入口ページ」と「検索語」だけ見る

現状把握でやりがちなのは、数字が多すぎて結局何も決められないことです。
最初は、入口として機能しているページと、そこに人が来る検索語だけ見れば十分です。
入口が分かると、直す順番が自然に決まります。

Google Search Consoleは、検索結果での表示回数やクリックを確認できる無料ツールです。
ここでは「どの検索語で」「どのページが」見られているかを確認します。
同じページでも、検索語が違うと相手の期待が変わるため、先に把握しておくと手戻りが減ります。

Google Analyticsは、サイトに来た人の動きや流入元を見られる計測ツールです。
ここでは、よく見られているページと、問い合わせページまでたどり着けているかを確認します。
問い合わせが増えないとき、入口は増えているのに次のページへ進めていないことがよくあります。

まずは、次の三つをメモに書き出してください。

  • 入口になっているページの上位3つ
  • そのページに紐づく検索語の上位5つ
  • 問い合わせに近いページの一覧

目で見て違和感を探す

数字を見たら、次はページを実際に開いて確認します。
検索語とページ内容がずれていると、表示はされてもクリックされにくく、クリックされても離脱されやすくなります。
ずれは「書き足す」「並べ替える」で直せることが多いので、ここは自社で手を付けやすい部分です。

典型例は、検索語が「費用」「流れ」なのに、ページの上部にその答えが見当たらない状態です。
もう一つは、資料のような文章が続き、結局どう相談すれば良いかが分からない状態です。

ここでの一手は、入口ページの冒頭だけを3行で書き直すことです。
「誰向けか」「何ができるか」「次に何をすれば良いか」を先に置くと、迷いが減ります。

自分で直せること:記事とページの内容

直す順番は「問い合わせに近いページ」から

作業の候補が多いときは、問い合わせに近いページから直す方が成果につながりやすくなります。
記事は入口を増やす役割ですが、受け皿のページが弱いと相談に結びつきません。
まず受け皿を整え、その後で入口を増やす流れの方がムダが出にくいです。

ここからは、社内で着手しやすい順に並べます。

やること狙い目安時間着手の順
主要ページの冒頭を直す何の会社かを3行で伝える30〜60分最優先
サービス説明を足す対象とできることを明確化1〜2時間早め
導線を分かりやすくする迷わず連絡できる状態30分早め
よくある質問を足す不安を減らす1時間
既存記事を書き足す検索意図とのずれを修正2〜3時間
新しい記事を増やす入口を増やす半日以上後回し

この表を上から埋めるだけでも、やることの順番が見え、社内の判断が早くなります。

サービスページは「判断材料」を先に置く

問い合わせにつながるページで大事なのは、読者が判断できる材料がそろっていることです。
判断材料がないと、良さそうでも社内で稟議が通らず、比較の段階で落ちやすくなります。

よくあるのは、強みだけ書かれていて、費用の目安や進め方が見えないページです。
もう一つは、対応範囲が広すぎて「結局どこまで頼めるか」が分からないページです。

まず足すなら、サービスページに次の要素を一つ追加してください。
「対象」「提供内容」「進め方」「費用の考え方」のうち、今いちばん不足している一つからで構いません。

自分で直せること:サイトの構造と表示の速さ

内容が良くても、迷子になるサイトは問い合わせが増えにくいです。見た人が迷わない状態を作ると、記事も活きます。
ここでは、専門知識がなくても触りやすい場所に絞ります。

まずは「道案内」を減らす

メニュー名が社内用語だと、初めて来た人は意味を考える時点で疲れてしまいます。
「サービス」「会社案内」「実績」「お問い合わせ」など、迷いにくい言葉へ寄せるだけで改善するケースがあります。

次に見るのはページの下の案内です。読み終えた人が次に動けるよう、関連ページや相談の入口を置きます。
文章を増やす前に案内を一つ追加する。これだけでも流れが途切れにくくなります。

「問い合わせまでの距離」を短くする

スマホで見たときに、問い合わせの入口が見つからないことがあります。
対策は入口を増やすことではなく、目立つ場所を固定することです。全ページ共通で、上部か下部のどちらかに導線を置き、文言もそろえます。

フォームまでの道のりが長いと、途中で迷いが出ます。まずは最短ルートを一本だけ作り、他の導線は控えめにします。

表示が遅いと、内容が読まれない

表示が遅い原因の多くは、画像の容量が大きいことです。大きな画像が続くページほど、読み始めるまで待たされます。
社内でできる範囲は、画像を小さくしてから掲載し直すことです。見た目が変わらないのに軽くなることがあります。

確認は、スマホの通信でページを開き、体感で遅いかを見るだけです。
画像を変えても重い場合は、土台側の調整が必要な合図です。

効果の見方:目標の数字と確認のリズム

数字を開いたのに情報が多くて閉じてしまうことがあります。最初は、見る数字を減らすほうが続きます。
検索で見つけてもらえたか、ページが読まれたか、相談につながったか。この三つだけ追えば判断できます。

週1は「入口の変化」だけを見る

週に一度見るなら、入口が増えたかどうかだけで十分です。入口が増えていれば、次は受け皿のページを直す理由がはっきりします。
入口が動かないなら、検索語とページ内容のずれを疑い、冒頭の3行から直します。

月1は「相談につながった経路」を見る

月に一度は、相談の数と、相談直前に見られたページを確認します。
よく見られているのに相談が少ないページは、判断材料が足りないか、導線が見つけにくい状態です。

次の表は、数字と次の一手をセットにしたものです。迷ったら、この表の通りに手を動かすと止まりにくいです。

見る数字分かること見る頻度次の打ち手
検索からのクリック数見つけてもらえているか週1冒頭3行と見出しを見直す
検索での表示回数探される量の変化月1新しいテーマを追加する
入口ページの上位最初に読まれる場所週1次に読む案内を追加する
問い合わせ数相談につながった量月1費用と流れの説明を足す
問い合わせ直前のページ決め手になった情報月1その情報を前半へ移す

入口が動き、受け皿が整い、最後に相談へつながります。この順番を意識すると、やることが定まりやすいです。

費用と投資判断:社内対応と外注の切り分け

費用を考えるとき、外に払う金額だけ見てしまいがちです。実際には、社内の時間も同じくらい重い要素です。
月に何時間使えるかが決まると、社内でやる範囲と外に頼む範囲が見えます。

社内でやると進むこと、止まること

社内で進めやすいのは、現場にしか分からない情報を言葉にする作業です。
止まりやすいのは、サイトを触る作業です。表示が崩れそう、どこを触れば良いか分からない、という不安が出やすいからです。

切り分けは「戻しやすさ」で考える

判断が割れたら、失敗しても戻しやすい作業を社内で行い、戻しにくい作業を外へ寄せます。
文章の差し替えは戻しやすいです。ページ全体の見た目や構造を変える作業は戻しにくいです。

次の表は、作業を切り分けるための目安です。

作業社内で対応外注が向く判断の目安
伝える内容の洗い出し向く補助現場の具体例が出せる
記事テーマの案出し向く補助顧客の質問が分かる
文章の見直しと編集状況次第向く時間が取れず止まる
導線の見直し状況次第向くどこで迷うか不明
ページの追加や改修難しい向く表示崩れが怖い
表示の重さの改善難しい向く画像以外が原因

外注を検討するときは、成果物が何かを最初に確認します。記事だけなのか、受け皿のページも直すのかで、成果の出方が変わるためです。

リスクとトラブル:やりがちな失敗と回避

自分で進めるときのリスクは、検索の順位が下がることよりも、時間を使ったのに相談につながらないことです。
原因は、内容の良し悪しではなく「読む人の期待」と「作る側の都合」がかみ合っていないことが多いです。

失敗の多くは「期待のずれ」から起きる

検索で来る人は、今すぐ知りたいことを持っています。
ところがページ側が、会社紹介や背景説明から始まると、答えにたどり着く前に離脱されます。

もう一つは、社内の言葉で書いてしまうことです。
たとえば「対応可能」「柔軟に支援」と書いても、相手は自分が対象か判断でき、次に何をすれば良いかが見えません。

やりがちな失敗と直す方向

失敗は直し方までセットで考えると、手が止まりにくいです。

失敗例起きやすいこと直す方向
検索語を詰め込みすぎ読みにくく信頼が下がる自然文へ戻し見出しで補う
冒頭に答えがない読む前に離脱されやすい最初に結論と対象を置く
受け皿が弱いまま量産記事が増えても相談が増えないサービスページから直す
古い情報を放置不安が増え比較で負けやすい日付と条件を更新する
ページを消してしまう以前の案内が行き止まり代わりのページへ案内する

最初に直すなら「冒頭に答えがない」を優先してください。ここが変わると、他の改善も効率が上がります。

ページを動かすときの注意

ページのアドレスを変えたり、統合したりすると、以前のリンクから来た人が迷子になりやすいです。
このときは、古いページから新しいページへ自動で案内する設定を使うと混乱を減らせます。その設定を入れると、移動の手間が減ります。

触るのが不安な場合は、まずはページを消さずに「この情報は移動しました」と案内を出す方法でも回避できます。
営業資料や名刺などに載っているリンクがある企業ほど、ここでの手戻りが起きやすいです。

内容面で起きやすいトラブル

他社の文章や写真をそのまま使うと、著作権の問題になりやすいです。
同業のページを参考にするのは良いのですが、構成や言い回しは自社の言葉に置き換え、現場の具体例を足して差を出してください。

また、担当が代わるたびに言い方が変わると、サイト全体の印象がぶれます。
迷いが出やすい言葉は、社内で一度だけ決めておくと更新の手間が減ります。

体制と進め方:続けるための役割分担

一度直して終わりにすると、検索語や問い合わせの動きに追いつけません。
続けるコツは、頑張ることではなく、短い作業で回る形にすることです。

役割は3つに分けると回りやすい

人数が少ない会社でも、役割だけ分けると判断が早くなります。

  • 方向を決める人:狙う相談と優先順位を決める
  • 書く人:ページや記事の文章を直す
  • 確認する人:数字とページを見て次の修正を決める

一人が兼務しても構いません。役割が分かれるだけで、止まる場所が見えます。

週と月のリズムを固定する

週に一度は入口の変化だけ確認し、直すページを一つ選びます。
月に一度は問い合わせまでの流れを見直し、説明不足や導線の迷いを減らします。

大がかりな作業を毎週入れると続きません。
直すのは一度に一つ。代わりに、続けることを優先します。

外注と社内がぶつからない工夫

外注を入れる場合は、社内が持つ情報と外の作業を分けておくと手戻りが減ります。
社内は「よくある相談」「断られる理由」「費用の考え方」など、現場の話を出します。
外は「見せ方」「文章の組み立て」「触りにくい部分の修正」などを担うと進みやすいです。

この切り分けができていると、見積もり比較もしやすくなります。
何を頼むかが決まっている会社ほど、結果が出るまでの道筋がぶれません。

まとめ

自分でできるSEOは、作業の量より順番で成果が変わります。
入口と検索語を把握し、問い合わせに近いページから直し、数字で確かめて小さく回す。これで前に進みます。

一方で、ページの構造が古い、触るのが怖い、社内で判断が割れるといった壁があるときは、途中で止まりやすいです。
その場合は、状況に合わせて「社内でやること」と「外に頼むこと」を切り分けるだけでも、次の一手が見えます。

株式会社みやあじよでは、数字とページの状態を見ながら詰まりどころを見つけ、改善案で終わらせずにサイトへ反映するところまで進めます。

もしSEOに関して何かお困りごとございましたら、どうぞ気軽にお問い合わせフォームよりご相談下さい

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