SEO対策料金の相場と見積もりの見方

2026.02.23

SEO対策の料金を調べると幅が広く、何を基準に選べばよいか迷いやすいです。見積もりを取っても項目名や説明の仕方がバラバラで、比較が難しいことも珍しくありません。
結論としては、料金は「何をやるか」と「誰がやるか」が見えれば、納得して選べます。
ただし、サイトの土台が崩れている場合や立ち上げ直後で情報が少ない場合は、同じ料金帯でも優先順位が変わります。
この記事では次の3つが分かります。

  • 料金が分かりにくい理由と、見えない作業の正体
  • 契約形態ごとの違いと、向き不向き
  • 料金相場の目安と、内訳で見るべき部分

SEO対策の料金が分かりにくい理由

料金は「作業」だけでなく「判断」にもかかる

SEOは、検索で見つけてもらうためにサイトを整える取り組みです。ここで混乱が起きやすいのは、目に見える作業と、裏で行う判断がセットになっているからです。
たとえば記事を書く作業は分かりやすい一方で、「何を書けば問い合わせにつながりやすいか」を決める工程は見えにくく、見積もりの書き方も会社で差が出ます。

同じ会社でも、フェーズが違うとやることが変わる

同じ「seo対策」でも、現状が違えばやることも変わります。
公開ページが少ないサイトは、書く前に情報の棚卸しが必要です。逆に記事が増えているサイトは、内容の重複や導線の迷いを減らす作業が中心になることがあります。
この違いがあるため、他社の料金例をそのまま自社に当てはめるとズレやすいです。

料金だけで選ぶとズレが起きやすい場面

安い提案が悪いわけではありません。ズレが起きやすいのは、依頼側が期待している範囲と、提供側の範囲が噛み合っていないときです。
たとえば「アクセスを増やしたい」と思っていたのに、実際は「問い合わせまでの道筋」を整えるところが詰まりだった、というケースがあります。料金の前に、詰まりどころの見立てをそろえると失敗が減ります。

料金が決まる仕組みと契約形態

契約形態は「責任範囲」の違い

契約形態の違いは、支払い方だけの話ではありません。どこまでを相手の責任として任せるか、逆に社内で担うかの線引きが変わります。
同じ月額でも「提案だけ」なのか「実装や制作まで」なのかで金額は大きく変わります。まずは形を知ると、見積もりの読み方が楽になります。

契約形態料金の出方向くケース注意点
月額固定毎月定額継続して改善したい範囲が曖昧だと揉める
一括初期にまとめて設計や土台づくり中心運用は別契約になりやすい
成果報酬条件達成で支払い条件が明確なとき条件設計が難しくなりがち
スポット診断単発現状把握から始めたい実行は別途必要
伴走型支援月額や回数制社内で動かしたい社内工数が前提になる

この表で見てほしいのは、どれが正解かではなく「自社が動かせる量」と「任せたい責任範囲」に合う形かどうかです。選び方が合えば、料金は判断しやすくなります。

料金相場の目安と内訳

相場は「作業範囲」で読み替える

料金相場を知りたいときは、金額だけでなく「何が含まれる前提か」をセットで見るのが近道です。
一般的に、低価格帯は作業が限定されやすく、中価格帯は改善の幅が広がり、高価格帯は制作や全体設計まで含まれることが増えます。数字だけで比べると誤解しやすいので、範囲の違いを先に押さえます。

料金帯含まれやすい作業向く会社注意点
月5万円前後助言や小さな修正中心社内で手が動く制作は別費用になりやすい
月10〜20万円改善と制作が一部含まれる継続的に伸ばしたい記事本数など条件確認が要る
月20〜40万円設計から制作まで幅広い外注比率を上げたい窓口担当の負担が増えやすい
月40万円以上全体設計と制作を厚めに競合が強い領域成果定義を先にそろえる

見積もりの内訳で見たいもの

内訳は会社により表現が違いますが、だいたい次の要素に分かれます。

  • 現状把握:アクセスやページの状態を確認し、詰まりを見つける
  • 設計:検索意図は、検索した人が本当に知りたいことです。これに合わせてテーマと構成を決める
  • 制作:記事作成、既存ページの加筆、導線の整備など手を動かす工程
  • 技術面の調整:表示の遅さや構造の分かりにくさを減らす
  • 報告と打ち合わせ:数字の読み解き、次に直す場所の合意を作る

ここまで見えると、「記事を増やす」以外の費用も何のためか理解しやすくなります。次の章では、費用対効果の考え方から、見積もり比較でブレない軸を作ります。

費用対効果の考え方

成果の見方を「問い合わせに近い数字」へ寄せる

費用対効果を見ようとして、まずアクセス数だけを追うと判断がぶれます。アクセスが増えても、問い合わせが増えない場面があるからです。
見たいのは「事業の前進につながるか」です。そこでKPIは成果の目印として、問い合わせに近い数字を選ぶと迷いが減ります。

たとえば、次のような順で考えると見失いにくいです。

  • 問い合わせ数、資料請求数
  • 商談数、見積依頼数
  • 主なサービスページの閲覧数
  • 問い合わせ前に読まれるページの閲覧数

アクセスが増えているのに問い合わせが増えないなら、記事より先に「説明の順番」や「不安を消す材料」が足りない可能性が出てきます。逆に、問い合わせ数が伸び始めたなら、費用の妥当性を数字で話しやすくなります。

月額費用を「1件あたり」に直して眺める

難しい計算は不要です。まずは月額費用を問い合わせ件数で割って、問い合わせ1件あたりの費用を出します。
たとえば月15万円で問い合わせが月5件なら、1件あたりは3万円です。月15万円で月2件なら、1件あたりは7万5千円です。
この数字だけで良し悪しは決まりませんが、社内で話を進める材料になります。

次に、問い合わせの質も一緒に見ます。

  • 自社の対象になる問い合わせが増えているか
  • 既存客や取引先の連絡が増えただけではないか
  • 営業側の体感で「話が早い」問い合わせが増えたか

ここまで見られると、単なる集客ではなく、商談につながる改善として評価しやすくなります。

効果が出るまでの見方は「先に変化するもの」から

SEO対策は、着手してすぐ結果が出るタイプの取り組みではありません。そこで、早い段階は「順位」よりも、作ったページが正しく評価され始めているかを見ます。
具体的には、検索で表示される回数が増えているか、狙ったテーマのページが読まれているか、問い合わせ前に読まれるページが増えているかです。

早い変化を追うと、途中で不安になって方向転換しすぎる状況を避けやすくなります。結果として、投資の判断が落ち着きます。

見積もり比較で確認する項目

比較は「作業範囲」を同じ土俵にそろえる

見積もりで金額差が出るのは、提供範囲の差が多いです。
片方は助言中心、もう片方は記事作成や修正作業まで含む、といった違いがあると、金額だけ比べても結論が出ません。

そこで、まず確認項目をそろえます。次の表は、見落としで揉めやすいところだけを短くまとめたものです。表の項目が埋まれば、比較が現実的になります。

確認項目見落とし例確認のしかたメモ
作業範囲記事作成が別料金月に何を何件までか
成果物報告が口頭のみ提出物と頻度を確認
修正対応軽微修正も追加請求回数と条件を明文化
更新の権限触れず実行が遅れる誰がどこを更新するか
契約条件最低期間が長い解約手続きと締日確認
追加費用初期費用が別枠想定ケースを先に共有

この表で揃うのは「何にいくら払うか」です。ここが揃ったうえで、提案内容の良し悪しや相性を判断すると、後からの食い違いが減ります。

体制と進め方(社内と外注の分担)

まず社内は「3つの役」を決める

外注しても、社内側の役割が曖昧だと進みません。逆に、役が決まると打ち合わせの時間が短くなります。
おすすめは、次の3つを分けることです。

  • 窓口:日々の連絡と情報共有を受け持つ
  • 判断者:優先順位や方針を決める
  • 情報提供:商品や現場の事実を出す

窓口と判断者が同じ人でも構いません。大切なのは「誰が決めるか」が止まらないことです。ここが曖昧だと、改善案が出ても保留が続き、費用が生きにくくなります。

外注範囲は「社内で動かせる量」で線引きする

外注範囲の決め方はシンプルです。社内で手を動かせる量を先に見て、足りない部分を外注で埋めます。
代表的な分担は次の3パターンです。

  • 社内中心:社内が記事や更新を担い、外注は方針と確認を担う
  • 分担型:社内が素材と確認、外注が構成と制作を担う
  • 外注中心:社内は意思決定に集中し、制作も外注が担う

社内が忙しい時期に社内中心を選ぶと、進行が止まりやすいです。逆に外注中心でも、社内の判断が遅いと同じように止まります。体制は「忙しい現実」に合わせた方が、結果としてコストを抑えやすくなります。

報告と打ち合わせは「次に直す場所」が残る形にする

月次の報告で見たいのは、数字の羅列よりも「次に直す場所」と「直す理由」です。
たとえば、今月はこのページを直す、次はこのテーマを増やす、のように優先順位が残ると、社内の合意も取りやすくなります。
報告が分かりやすいかどうかは、継続の判断材料にもなります。改善の道筋が残るかを見ておくと、見積もりの妥当性が読みやすくなります。

よくあるトラブルと回避の考え方

追加費用が出やすいのは「範囲が曖昧」なとき

追加費用の原因は、悪意というより「最初に想定していなかった作業」が出てくることが多いです。たとえば、記事作成は含まれているが画像作成は別、修正回数の上限が決まっていない、更新作業は社内の前提だったなど、前提の食い違いでズレます。

回避のコツはシンプルで、契約前に次を短い言葉でそろえます。

  • 月に何を、どの量までやるか
  • 誰がサイトを更新するか
  • 修正の回数と、追加になる条件
  • 報告で出てくる成果物は何か

ここがそろうと、金額の比較がやりやすくなり、途中で揉めにくくなります。

「順位を約束する話」より「何を直すか」を見る

検索結果は外部要因でも変わります。だから、特定の順位だけを約束する提案は、判断材料として弱くなりがちです。
見たいのは、順位の言い回しよりも「何を直す計画か」「直した結果をどう確かめるか」です。

具体的には、次が話せる相手かを見ます。

  • どのページが足を引っ張っているかの見立て
  • 直す順番と、先に直す理由
  • 数字の見方と、次月の打ち手の決め方

言葉で説明が通ると、社内の合意も取りやすくなります。

制作物やデータが手元に残らない

依頼先を変えること自体は珍しくありません。困るのは、引き継ぎのときに「どこをどう直したか」が分からない状態です。
回避するには、次を最初から決めておくと安心です。

  • 変更内容が分かる記録を残す
  • 記事原稿や画像などの素材は自社でも持つ
  • ログイン情報や管理情報の扱いを明確にする

運用が長くなるほど、こうした差が大きく効いてきます。

社内確認が止まると、改善も止まる

外注の質とは別に、社内の返答が遅いと前に進みません。特に、記事やページの内容は現場確認が必要になりやすいです。
回避策は「判断者を決める」「確認期限を決める」の2つです。これだけで、同じ費用でも進み方が変わります。

依頼前に用意する情報と相談の進め方

見積もりが早くなる情報

相談の時点で完璧にそろっている必要はありません。ただ、次が分かると話が早くなります。

  • サイトURLと、伸ばしたいサービス
  • 問い合わせで増やしたい内容
  • いま困っている状況
  • 社内で動かせる人手と、忙しい時期
  • 参考にしている競合サイトがあればそのURL

「よく分からない」も立派な情報です。分からない場所が分かれば、決める順番を作れます。

最初に決める順番は、ここだけで足りる

最初の打ち合わせで決めるのは、細かい施策名ではありません。迷いを減らすために、順番だけ押さえます。

  1. 目的を一文にする(問い合わせを増やす、など)
  2. 誰の、どんな悩みを解消するかをそろえる
  3. 直す対象を絞る(ページ全体か、一部か)
  4. 役割分担を決める(社内と外注の境界)

この順番が固まると、見積もり比較の軸も自然にそろいます。

小さく始めるのも選択肢

社内で判断が割れやすい場合は、いきなり長期契約にせず、現状把握と優先順位づけから始める方法もあります。
先に「直す順番」と「作業範囲」を見える形にすると、投資判断がしやすくなります。

まとめ

SEO対策の料金は、金額だけを見るとブレます。迷いが減るのは、次の2つが見えるときです。
何をやるか、そして誰がやるか。ここが言葉でそろうと、見積もりは比べやすくなり、追加費用や進行の停滞も起きにくくなります。

費用対効果は、アクセスの増減だけで判断しない方が安全です。問い合わせに近い数字を見て、改善の優先順位が動いているかを確認すると、継続の判断が落ち着きます。

このあと自社に当てはめた瞬間に迷いが増えたら、考えが足りないのではなく、判断材料がまだそろっていないだけです。先に状況を言葉にして、決める順番を作ると前に進みます。

まだ社内でまとまっていない状態でも大丈夫です。株式会社みやあじよでは、現状を一緒に言語化し、効果的なSEO対策や制作までトータルで対応させていただきます。SEOにに関して何かお困りごとございましたら、どうぞ気軽にこちらからご相談ください

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