打ち合わせが近づくほど、何を話せば良いか分からず不安が増えます。社内でも意見が割れて、結局なにも決まらないまま終わることもあります。
先に決めるべきは、サイトで増やしたい成果と、社内で決める順番です。
一方で、原稿や写真がすでにそろっている会社は、設計より先に公開までの段取り確認が中心になります。
この記事では、初回で決めること、事前にそろえる情報、話が止まりやすい所の避け方をつかめます。
打ち合わせで止まりやすい理由
打ち合わせが止まる原因は、デザインの好み以前に「判断に必要な材料」が足りないことです。材料がないと、制作側も提案の根拠を置けず、話が抽象的になります。
止まりやすいのは、だいたい次の場面です。
- 目的が一つに決まらず、話題が散らかる
- 誰が最終判断するか曖昧で、持ち帰りが増える
- 会社の強みや実績が社内でも言葉になっていない
この状態だと、見積もりを見ても比べようがありません。先に「決める順番」と「決める人」をそろえると、打ち合わせが前に進みます。
打ち合わせ前に決めたいゴール
まずは、サイトで増やしたい成果を一つだけ決めます。問い合わせ、採用、資料請求、来店予約など、複数あるのが普通です。ですが最初から全部を追うと、構成も文章もブレます。
ゴールが一つだと判断が早い
ゴールが決まると、必要なページも原稿の順番も決めやすくなります。逆に、ゴールが揺れると「トップに何を書けば良いか」から止まりがちです。
決め方はシンプルで、次の二つを言葉にします。
- 誰に見てほしいか
- 見た人に何をしてほしいか
例えば「地元の法人担当者に見てほしい」「まずは電話かフォームで相談してほしい」のように、行動まで置くと軸がブレにくくなります。
社内の合意を作る一文
社内で意見が割れるときは、こう言い換えると進みます。
「今回のサイトは、まず問い合わせを増やす。採用は次の段階で強化する」
優先順位が見えると、掲載する情報の順番が決まり、議論が短くなります。
準備する資料と情報
事前に完璧な資料は要りません。足りない所が分かるだけでも、次回までに用意する宿題が決まります。特に泉南や堺市周辺の中小企業だと、担当が兼務で時間が限られます。用意できる範囲でそろえましょう。
打ち合わせ前に用意する情報チェック
| 項目 | 具体例 | 誰が用意 | メモ |
|---|---|---|---|
| 現在のサイトURL | 会社名で検索できる | Web担当 | 閲覧環境も |
| 目的 | 問い合わせを増やしたい | 経営者 | 優先順位も |
| 主力サービス | 主力を3つに絞る | 現場・営業 | 価格の目安 |
| 実績 | 代表事例を3件 | 営業 | 写真の有無 |
| 参考サイト | 良いと思うサイト | 関係者 | 理由を一言 |
| 制約条件 | 公開希望時期 | 経営者 | 未定でも可 |
この表が埋まると、打ち合わせで話す順番が自然に決まります。空欄があっても構いません。空欄が見えるだけで「先に確認すること」が分かります。
初回打ち合わせの進め方
初回は、見た目を決める場というより、迷いが出る所を早めに言葉にする場です。進め方を型にすると、時間が短くても決まることが増えます。
当日の流れはこの順で進む
- 現状の確認(いま困っていること)
- ゴールのすり合わせ(誰に何をしてほしいか)
- 伝える順番の仮決め(載せる情報の優先順位)
- 必要ページの洗い出し(足す、まとめる、削る)
- 次回までの宿題の確認(原稿、写真、社内確認)
この順で進むと、打ち合わせ後にやることが具体的に残ります。見積もりの精度も上がり、比較もしやすくなります。
オンラインでもズレを減らすコツ
オンラインの場合は、画面共有で「現サイトのどこが困るか」を一緒に見ながら話すとズレが減ります。口頭だけだと、同じ言葉でも指しているページが違うことが起きがちです。
費用と見積もりの見方
費用で迷うのは、金額そのものより「どこまでやってくれるか」が見えにくいからです。同じページ数でも、原稿づくりの支援や写真の扱いで手間が変わり、見積もりも動きます。まずは、見積もりを作業のまとまりごとに分けて読みます。複数社を比べる場合は、同じ前提で依頼し、条件をそろえて出してもらうと判断が早くなります。
見積もり比較で見る内訳
| 内訳 | 含まれやすい作業 | 追加になりやすい例 | 確認の一言 |
|---|---|---|---|
| 全体設計 | 構成案、導線の整理 | 大幅な方向転換 | 戻れる範囲は |
| ページ制作 | 各ページの作成 | 途中でページ追加 | 想定ページ数は |
| 原稿まわり | 文章の整え | 全面の書き起こし | 誰が書く想定か |
| 写真・素材 | 写真調整、素材選定 | 撮影や素材購入 | 撮影は含むか |
| 公開作業 | 公開手順、動作確認 | メール設定の調整 | 対象範囲はどこ |
| 運用・保守 | 更新の相談、軽い修正 | 更新代行の回数増 | 月額と範囲は |
導線は、見た人が迷わず次の行動に進むための道筋です。
見積もりで押さえたいのは、追加が出る条件です。例えば、修正の考え方が曖昧だと、少し直したいだけでも積み上がってしまいます。最初に、修正は何回までか、どの段階まで戻れるかを言葉にしておくと安心です。
もう一つは、原稿と写真の担当です。会社側で用意すると内容の精度は上がりますが、担当者の手が空かないと止まりやすくなります。制作側がたたき台を作る形なら進行は早い一方で、社内の確認が遅れると公開が延びます。どちらが良いかではなく、社内の時間の使い方に合わせて決めます。
体制とスケジュールの作り方
スケジュールが伸びる原因は、作業が難しいからではなく「待ち」が増えるからです。誰が確認し、誰が決めるかが決まっていないと、返事待ちが連続します。制作を動かすには、社内の役割を小さくても良いので分けます。
制作を止めない役割分担
| 場面 | 会社側 | 制作側 | 目安の期限 |
|---|---|---|---|
| 初回後 | 目的と優先を確定 | 構成案の提示 | 3日以内 |
| 構成案確認 | 窓口が意見を集約 | 修正方針を反映 | 2〜5日 |
| 原稿・素材 | 原稿と写真を準備 | 整えて不足を指摘 | 1〜2週 |
| デザイン確認 | 判断者が最終決定 | 修正案を作成 | 2〜5日 |
| 公開前確認 | 最終承認と共有 | 公開準備と確認 | 1週 |
| 公開後 | 反応と課題を共有 | 改善案をまとめる | 1か月 |
この表の要点は、連絡の窓口を一人に寄せることです。意見が複数あるのは自然ですが、制作側にバラバラに届くと判断が遅れます。社内で意見を集める人を決め、制作側へは一本化して伝えるだけで進み方が変わります。
公開希望日が先に決まっている場合は、原稿と写真の締め切りから逆算します。会社紹介や実績ページは確認が増えやすいので、早めに着手すると安全です。
効果につながる設計の考え方
作るべきページは、会社の紹介を並べるだけでは決まりません。相手は、初めてその会社を知る人です。比べながら検討している最中に、任せて良い根拠が見える材料を、順番に置く必要があります。
法人向けで反応が出やすい並べ方
問い合わせにつながる流れは、多くの場合この順です。
何をしている会社か → 自分の課題に関係があるか → 依頼して良い理由があるか → 連絡の不安が消えるか。
この流れに沿って、各ページに役割を持たせます。
- トップは、主力と提供範囲を短く示す
- サービスは、対象と成果のイメージを具体に書く
- 実績は、業種と課題と対応内容をそろえる
- 会社情報は、体制や姿勢を安心材料にする
- お問い合わせは、入力の手間を減らす
意識したいのは、判断材料の不足をなくすことです。説明が丁寧でも、比較に必要な情報が抜けていると先に進めません。対応できる範囲、進め方、公開までの目安があるだけで、相談の心理的な壁が下がります。
リスクとトラブルを避ける確認項目
ここからは、あとで揉めやすい所だけを先に押さえます。打ち合わせの段階で決め切れない項目があっても構いません。ただ「未定のまま進める所」と「決めてから進める所」を分けると、追加費用や納期のズレが減ります。
トラブルの種を早めに潰すチェック
| 確認項目 | なぜ必要か | 抜けると困ること | 決め方 |
|---|---|---|---|
| 最終決裁者と窓口 | 判断が止まらない | 返事待ちで延びる | 連絡は窓口一本 |
| 目的と優先順位 | 作る順が決まる | 情報が散る | 目的は一つに絞る |
| 対象ページ範囲 | 見積もりが固まる | 追加費用の種 | ページ一覧を作る |
| 修正の範囲 | 手戻りを減らす | 無限修正になる | どこまで戻るか |
| ドメイン・サーバー | 公開時に止めない | サイトやメール停止 | 管理者を確認 |
| 公開後の対応 | 相談先が決まる | 更新が止まる | 月額の範囲を決める |
URLは見たいページを開くための場所を示す文字列です。問い合わせフォームは、お問い合わせ内容を入力する画面です。
ドメインはサイトの住所のような文字列です。サーバーはサイトのデータを置く場所です。ここが曖昧なままだと、公開の直前に連絡が止まり、サイトだけでなくメールにも影響が出ることがあります。
追加費用が出やすいのは範囲と戻り方
追加費用が出やすいのは、途中でページが増えるときと、方向転換で前の工程まで戻るときです。
気をつけたいのは、修正回数より「どこまで戻れるか」です。文章の言い回し調整と、構成のやり直しでは手間が違います。戻る範囲を言葉にしておくと、社内でも判断がそろいやすくなります。
公開前に一度だけ確認したいこと
公開前は、作業が重なって焦りやすい時期です。次の三つを一度だけ確認しておくと安心です。
- 連絡窓口と最終承認者は誰か
- 公開日と、その前の確認期限はいつか
- 公開後に直す場合の連絡先と範囲
ここが決まっていると、公開後に細かい直しが出ても混乱しにくくなります。
依頼先を比較するときの見方
依頼先選びで迷うのは、金額が違うのに何が違うのかが見えないからです。比較は、見た目の好みより「目的に合わせて決める順番を作れるか」で差が出ます。
比較の軸は、だいたいこの三つ
- 初回で、目的と優先順位まで掘ってくれるか
- 見積もりの前提がはっきりしていて、追加条件も言葉になっているか
- 公開後の相談先が決まっていて、直し方が想像できるか
堺市や泉南周辺で対面できる安心感はありますが、オンラインでも進行が整っていれば問題は起きにくいです。距離より、やり取りの型があるかを見ます。
打ち合わせで聞いておくと迷いが減る質問
同じ質問を複数社に投げると、回答の違いが見えます。
- うちの目的だと、最初に決めるのは何ですか
- 想定ページ数と、増減したときの扱いはどうなりますか
- 原稿と写真は、どこまでこちらが用意しますか
- 公開後に直す場合、どの範囲まで対応しますか
- いまのサイトの引き継ぎで、止まりやすい所はありますか
返答が具体的なら、制作中も迷いが減ります。ふわっとした回答が続く場合は、後から認識のズレが出やすい傾向があります。
まとめ
打ち合わせをスムーズにするコツは、資料を完璧にそろえることではありません。目的を一つに絞り、社内の決める人と順番を先にそろえることです。
次に、見積もりは金額より範囲で読みます。ページ数、原稿と写真の担当、修正でどこまで戻れるかが見えると、追加費用の不安が減ります。
最後に、公開直前で慌てないために、ドメインやサーバーの管理者、公開後の連絡先だけは早めに確認しておくと安心です。ここまで押さえると、泉南周辺での制作相談でも、打ち合わせが「決まる場」になりやすくなります。
制作やリニューアルは、着手前に目的と伝える順番がそろうほど、手戻りが減ります。株式会社みやあじよでは、目的から逆算してページ構成と導線を組み立て、原稿のたたき台まで形にします。
何かホームページでお困りごとございましたら、こちらより気軽にご相談ください。