展示会後フォロー用LPで資料ダウンロードを増やす

2026.01.31

展示会のあと、名刺やメモは手元に残っているのに、次の一手が遅れてしまうことがあります。そこで役に立つのが、資料ダウンロードに特化したLPです。LPは1枚で完結する案内ページで、来場者が迷わず次へ進めるように道筋を作れます。

この記事では、展示会後のフォローを「メールや電話の頑張り」だけに頼らず、資料ダウンロードから商談までをつなぐページ設計を解説します。

展示会後のフォローが停滞する理由

展示会は接点を作る場ですが、会期が終わった瞬間に「日常業務の山」に戻ります。フォローが遅れるほど相手の記憶は薄れ、連絡しても反応が取りにくくなります。

名刺が増えるほど「誰に何を送るか」が曖昧になる

来場者は温度感がバラバラです。すぐ検討したい人もいれば、情報収集だけの人もいます。全員に同じ内容を送ると刺さる人が減りやすい一方で、個別対応は現実的ではありません。

営業の会話が始まらず、次の接点が切れる

展示会で話せた内容は、数日たつと細部が思い出せません。相手も同じです。資料を渡すだけで終わると、営業側は「次に何を聞けばよいか」が決まらず、連絡が途切れやすくなります。

Web上の受け皿がないと、行動が分散する

資料ファイルを添付したり、製品ページを案内したり、複数リンクを並べたりすると、相手は迷います。迷った結果、後回しになりやすいのが展示会フォローの落とし穴です。

フォローが止まる原因は、熱量ではなく「次の行動を一本化できていないこと」が多いです。ここを整えるだけで、社内の動きもそろいやすくなります。

フォロー用LPが担う役割と導線

フォロー用LPは、展示会の名刺を「次のアクション」へ変えるための受け皿です。やることは難しくなく、相手が判断しやすい順番で情報を置きます。

来場者の温度差を受け止め、同じ導線に乗せる

すぐに相談したい人には、資料を見たうえで連絡できる状態を作ります。まだ検討前の人には、今すぐ決めなくても価値がある資料を渡し、関係を切らない形にします。どちらも「資料ダウンロード」という同じ入口で受け止められます。

営業の次の一言を作る

資料ダウンロードは、相手の関心を知る手がかりです。どの資料に反応したかが分かると、電話やメールでも話題が作りやすくなり、売り込み感も薄れます。

展示会フォローの流れを短くする

おすすめの導線は次の通りです。

  • お礼の連絡でLPを案内する
  • LPで資料を選んでダウンロードしてもらう
  • ダウンロード後の完了ページで「次にできること」を1つだけ示す

選択肢を増やしすぎないことが、離脱を減らす近道です。

資料ダウンロードLPの基本構成

結論から言うと、フォロー用LPは「誰の、どんな迷いを減らすか」を先に示し、その後に資料を並べます。製品説明を最初から詰め込むより、来場者が判断できる材料を優先したほうが進みやすくなります。

最初に置くのは「資料で得られること」

ページ上部では、次の3つが伝われば十分です。

  • この資料は何のためのものか
  • どんな人に向くか
  • 読んだあとに何が分かるか

ここが曖昧だと、資料の価値が伝わらず、入力の手間だけが目立ちます。

資料は「タイトル」より「中身の一言要約」

資料名だけでは比較できません。各資料に一言の要約を付けると、相手は選びやすくなります。さらに、ページ内で資料を3つ以内に絞れると、迷いが減ります。

不安を減らす情報は「短く、先に」

初めての相手は、会社の信頼材料を探します。会社概要や実績がある場合は、長文ではなく要点だけを置き、詳細は別ページへ誘導します。LPは読み物ではなく、判断の道具だからです。

目的入れる情報ありがちな抜け補足
自分向けか判断対象の業種・立場誰向けか不明「営業向け」など明記
価値を早く理解資料の一言要約タイトルだけ読むと分かることを書く
比較しやすくする資料は3つ以内並べすぎる用途で分けて見せる
不安を減らす会社の要点説明が長い詳細は別ページへ
次へ進める完了後の案内終わってしまう次の一手を1つに絞る

この表で埋まらない欄がある場合、文章を増やすより先に「誰に向けた資料か」と「読んだあとに分かること」を短く言い切ってください。そこが定まると、ページ全体のブレが減ります。

フォームで離脱を減らす工夫

資料ダウンロードの入力欄は、来場者にとって小さな壁です。入力する理由が分からない項目があると、そこで止まります。逆に、必要な理由が伝われば、項目が少し増えても進める人は増えます。

入力項目は「営業に必要な順」で考える

最初から細かく聞きすぎると離脱します。一方で、連絡先が分からなければフォローもできません。まずは「連絡できる最低限」と「会社を特定できる情報」を中心に組み立てます。

項目入力の負担代替案注意点
会社名任意でも可表記ゆれが起きやすい
氏名必須ふりがなは任意が無難
メール必須誤入力対策を入れる
電話任意必須にすると離脱しやすい
部署・役職選択式自由入力は手間が増える
興味の対象チェック式項目数は増やしすぎない

表の「電話」を任意にしても、完了ページで「希望があれば折り返しも可能」と添えるだけで、必要な人は連絡をくれます。まずは相手の負担を減らし、関係を切らないことを優先してください。

展示会フォロー施策とのつなげ方

フォロー用LPを作っても、案内の出し方がバラバラだと成果が読みづらくなります。最初は、連絡の型を少しだけ決めておくほうが運用が楽です。

メールは「1通で完結」より「次へ進める1リンク」

展示会後のお礼メールは、本文に情報を詰め込むほど読まれにくくなります。資料を添付して終わると、相手の手元に残る一方で、誰がどれを見たかが分からず、次の会話も作りにくくなります。

おすすめは、メールの役割を「LPへ案内すること」に絞る形です。メール本文は短く、リンクは1つだけにすると迷いが減ります。リンク先のLPで資料を選べるようにしておけば、相手は必要なものだけ持ち帰れます。

電話フォローは「売り込み」ではなく「資料の補足」から入る

展示会後の電話は、いきなり商談の打診をすると警戒されやすいです。先に「資料を見て判断できる状態」を作り、そのうえで補足の連絡を入れると会話が始まりやすくなります。

営業側で使いやすい流れは次の通りです。

  • 先にお礼メールでLPを案内する
  • 相手が資料を取ったかだけ確認できる状態にする
  • 電話は「不明点の確認」と「必要なら次の提案」で締める

この順番にすると、押し付け感が出にくく、営業側も話す材料が揃います。

来場者リストは「温度」で分け、連絡頻度を変える

展示会の来場者は、全員が同じ検討段階ではありません。ここを一つにまとめようとすると、連絡が薄くなったり濃くなりすぎたりします。

分け方は複雑にしなくて大丈夫です。最初は3段階で十分です。

  • すぐ相談に近い層:打ち合わせの候補日を出せる
  • 比較検討中の層:資料を揃え、判断材料を渡す
  • 情報収集中の層:最低限の案内で関係を切らない

3つに分かれるだけで、営業の追いかけ方が揃い、社内の混乱が減ります。

期待できる効果とKPIの見方

フォロー用LPの成果は、資料ダウンロード数だけでは決まりません。目的は「商談につながる行動」を増やすことなので、途中の数字もあわせて見ます。

よく出る効果は「迷いが減る」「次の会話が作れる」

LPがあると、次の変化が起きやすくなります。

  • 連絡のたびに資料を添付する手間が減る
  • 来場者が自分で選べるので、営業の対応が軽くなる
  • どの資料が選ばれたかをもとに、話題が作れる

営業が忙しい会社ほど、ここが効いてきます。人が増えなくても、同じ人数で回しやすくなるからです。

KPIは「止まっている場所」を探すために使う

KPIは成果を測る目安の数値です。見るときは、良し悪しを判定するより「どこで止まっているか」を当てるために使います。

見る数字よくある原因見直す場所次にやること
LPの訪問数メールから来ていないメール文面・送信先件名と1リンクに絞る
資料DL数価値が伝わらない冒頭の説明・資料見せ方一言要約を足す
フォーム完了率項目が多い入力項目・エラー表示任意項目を減らす
営業への相談数次の一手が見えない完了ページの案内相談導線を1つ置く
商談化率追客の優先順位が曖昧資料の種類・タグ興味選択を用意
対応工数個別対応が多い資料管理・テンプレ資料を統合し更新手順化

表の見方はシンプルです。訪問数が少ないなら「案内が届いていない」、訪問はあるのに資料DLが少ないなら「価値の伝え方が弱い」、フォーム完了率が低いなら「入力の壁が高い」といった具合に、直す場所が絞れます。

体制と進め方

展示会後のフォローはスピードが勝負ですが、急ぐほど手戻りも増えます。早く出して育てるために、社内の役割分担だけ先に固めておくと進みます。

最低限そろえたい担当は3つ

人数が少ない会社でも、役割が分かれていれば回せます。

  • 展示会担当:来場者の温度感と、よく聞かれた話を渡す
  • 営業:フォローの話し方と、商談化の条件を決める
  • Web担当:LPの構成、公開、数字の確認を回す

ここが一人に集中すると、どこかで詰まります。特に原稿の確認待ちが起きやすいので、「誰が最終判断するか」だけは先に決めておくほうが安全です。

初回公開までの流れは短くする

最初から完璧を狙うより、最低限の形で出して改善したほうが動きます。初回公開までの流れは、次の順で進めると手戻りが出にくいです。

  • 資料を3つ以内に絞る
  • 各資料の一言要約を作る
  • フォーム項目を決める
  • お礼メールの文面を用意する
  • 公開日と初回の確認日を決める

この順にすると、ページとメールが同じ方向を向きます。社内の判断が割れやすいときほど、「資料を絞る」と「一言要約」を先に終わらせると、残りが早く進みます。

費用の目安と投資判断

展示会後フォロー用のLPは、見た目の作り込みより「迷わず資料にたどり着けるか」と「公開後に直せるか」で費用の出方が変わります。
最初に作る範囲を決めておくと、見積もりの比較もしやすくなります。

費用がブレやすいのは「原稿」と「作る範囲」

同じ1ページでも、次の条件で工数が増えます。

  • 原稿が未整備で、文章づくりから必要
  • 資料が多く、選び方の設計が必要
  • フォームの入力項目や完了後の案内を作り込む
  • 展示会ごとに差し替える前提で、更新しやすさを作る

反対に、資料と一言要約がそろっていて、社内の承認が速い場合は、短い期間で形になります。

よくある見積もりの出方

金額は制作会社や範囲で幅があります。ここでは「どの作業を含めるか」で価格帯が変わる感覚をつかむための目安を置きます。

価格帯含まれる範囲向くケース注意点
10万〜30万円既存雛形で文言調整資料が整っている差別化が弱くなりやすい
30万〜70万円構成見直しとデザイン調整初めて作るLP原稿の準備が必要
70万〜120万円原稿づくり支援も含む競合が多い領域承認待ちで遅れやすい
120万円〜運用設計まで含める年間で使い回したい作る範囲を先に決める

この表を見て迷う場合は、「どこまでを今回のLPで完結させるか」を先に決めると判断が早くなります。たとえば、初回は資料ダウンロードに絞り、商談の打診は完了ページで軽く触れる程度にする、といった切り分けです。

投資判断は「商談までの道筋」で見る

判断がぶれやすいのは、LP単体の良し悪しで考えるときです。展示会後フォローは「資料を渡す」「次の会話を作る」「営業の優先順位を作る」までがセットです。

社内で決めるときは、次の順に並べると腹落ちしやすくなります。

  • まず、誰に渡したい資料かを決める(来場者の温度別)
  • 次に、資料を取った人に営業がどう動くか決める(電話かメールか、いつか)
  • 最後に、その動きに必要な情報だけフォームで集める

この順で決まると、LPに載せる内容も費用も自然に絞れます。

よくあるリスクとトラブル回避

展示会後のフォローは、やり方次第で「丁寧」と受け取られることも、「しつこい」と受け取られることもあります。先に想定しておけば、余計な火種を減らせます。

連絡がしつこい印象になる

一斉送信で頻度が高いと、反応は落ちやすくなります。特に展示会直後は、同じようなメールが大量に届いている相手もいます。

避け方はシンプルです。

  • お礼メールは短く、リンクは1つにする
  • 連絡頻度は最初に決めて守る(毎週のような連絡は避ける)
  • 電話は「資料の補足」から入る

LPがあると、メール本文で説明しなくてよくなり、圧が下がります。

個人情報への不安が増える

フォームに入力する側は、「この情報を何に使うのか」が分からないと止まります。対策は長文の説明ではなく、安心できる一言を置くことです。

たとえば次のような形です。

  • 連絡の目的を明記する(資料送付のため、など)
  • 連絡の範囲を言い切る(必要な場合のみ、など)
  • 会社の基本情報が分かる導線を置く(会社概要や問い合わせ先)

「入力しても大丈夫」と思える材料が先にあるだけで、完了率が変わります。

営業とWebで判断が割れる

展示会後はスピード優先になり、関係者の意見が割れやすくなります。ここで揉めると公開が遅れ、機会を逃しやすくなります。

回避策は、決める順番を固定することです。

  • 先に資料を絞る
  • 次に資料の一言要約を決める
  • 最後にフォーム項目を決める

見た目の議論は最後で構いません。順番が揃うと、短時間で決まります。

資料が古くなり、信頼を落とす

展示会用の資料は更新されやすく、古い版が出回ると信頼を落とします。
対策は「更新の責任者」を決め、差し替えの手順を短くすることです。

初回から完璧な運用を作るより、最低限でも「最新版の置き場所」と「差し替える人」を決めるほうが事故が減ります。

公開後の改善サイクル

LPは公開した瞬間が完成ではありません。展示会後フォローは短期間で動くため、公開後の小さな修正が成果に直結します。

最初の見直しは「入口」と「上部の説明」

公開後に確認する順番は、次の通りです。

  • まず、LPに来ているか(お礼メールから流入しているか)
  • 次に、資料が取られているか(魅力が伝わっているか)
  • その次に、フォームで落ちていないか(入力の壁が高くないか)

訪問数が少ないなら、LPよりもメールの文面や送信先の見直しが先です。訪問はあるのに資料DLが少ないなら、上部の説明と資料の見せ方から触るほうが早く直せます。

直すときは「1回で1つ」に絞る

一度に全部を変えると、どれが良かったのか分からなくなります。改善は次のように「1つ変えて、様子を見る」を繰り返すと迷いが減ります。

  • 上部の一文だけを変える
  • 資料の並び順だけを変える
  • フォームの任意項目を1つ減らす
  • 完了ページの案内を短くする

小さく直すほど、社内の合意も取りやすく、スピードも出ます。

展示会が終わっても使い回せる形にする

展示会ごとに毎回ゼロから作ると、運用が破綻しがちです。最初から「差し替える部分」と「共通で使う部分」を分けておくと、次回が楽になります。

具体的には、次を分けるイメージです。

  • 共通:資料DLの流れ、フォーム、会社の安心材料
  • 差し替え:冒頭の一文、資料の種類、完了ページの案内文

これだけでも、展示会のたびに追われる状態から抜けやすくなります。

まとめ

展示会後フォローで成果が出にくいとき、多くの場合は「次の行動が一本化されていない」ことが原因です。資料ダウンロード用LPを用意すると、来場者は迷いにくくなり、営業は会話の入り口を作りやすくなります。

社内で進めるときは、資料を絞り、一言要約を作り、フォームを軽くする順で固めると手戻りが減ります。費用もこの順番で作る範囲が見え、比較がしやすくなります。

公開後は、訪問数、資料DL数、フォーム完了率の順で詰まりを探し、1回で1つだけ直す運用が合います。展示会ごとに差し替える部分も最初から分けておくと、次回が楽です。

相談する前に

まだ社内でまとまりきっていない状態でも大丈夫です。分かる範囲で、次だけ書いていただけるとやり取りが楽になります。未定は未定で構いません。
・サイトURL(または対象ページ)
・目的(例:資料DLを増やしたい)
・困りごと(例:資料はあるが動きが少ない)
・希望時期(例:未定/相談して決めたい)
・予算感(例:未定/目安を知りたい)
【入力例】
目的:資料DLを増やしたい
困りごと:来場者が次に進まない
希望時期:未定(相談して決めたい)
予算感:未定(目安を教えてほしい)

展示会後フォローのLP制作を相談したい場合

ここまで読んで、方向は見えたのに「自社の資料だとどう並べるか」「フォームをどこまで軽くするか」で手が止まることがあります。展示会後は時間がなく、社内の判断も割れやすいので、着手前に道筋を揃えるほうが早く進みます。

株式会社みやあじよでは、目的から逆算してLPの構成と導線を組み立て、原稿のたたき台まで形にします。資料の絞り方と見せ方が決まらない、フォーム項目の落としどころが分からない、営業フォローの流れまで揃えたいなど、WEBで何かお困り事ございましたら気軽にお問い合わせください

週に1回、ちょっと役立つ
WEB系メルマガをお届けします。

当社では企業のWEB・EC担当者の方に向けてウェブ制作やデザイン、SEOやマーケティングに関する最新情報を週1回配信しています。
ぜひインターネットビジネスの業務改善や課題解消にお役立てください!

〈配信内容〉
・ウェブサイトのアクセス数をアップするための対策情報
・ウェブ業界の最新情報
・ウェブサイト制作に活用できる補助金情報
・ウェブを活用した採用活動に役立つ情報

カテゴリー

アーカイブ

サービス