体験授業の案内ページを作ったのに、申込みが思ったほど増えない。忙しい時期ほど見直したいのに、何を直せば良いかが分からず止まってしまう。
結論として、体験授業LPは「保護者が迷う順」に情報を並べると、申込みまで進みやすくなります。
一方で、紹介だけで常に満席の教室は、LP改善の優先度を下げても運営は回ります。
この記事で分かることは次の3つです。
- 反応が伸びない原因の見つけ方
- 体験授業LPの基本構成と、外しやすい箇所
- 原稿を組み立てる順番と、伝わり方を整えるコツ
ここで言うLPは、申込みに集中させるための1枚のWebページです。サイトの中の1ページでも、役割が同じなら考え方は使えます。
LPの反応が伸びない塾で起きていること
申込みが増えないとき、原因は「内容が悪い」より「判断ができない」が多いです。保護者は短い時間で見比べるので、迷う材料が残ると先送りされます。
よく止まるのは、だいたい次の場面です。
- どんな子に合うのかが読み取れない
- 体験で何をするかが曖昧で、想像できない
- 料金や回数の目安が見えず、後で調べようとなる
- 申込み手順が分かりにくく、途中で面倒になる
たとえば「無料体験受付中」と書いてあっても、授業の流れ、教室の雰囲気、当日の持ち物、所要時間が見えないと不安が残ります。結果として「電話で聞くのも気が重いし、また今度」となりがちです。
最初にやることは、ページを開いて10秒で次の3つが分かるかを確認することです。
- 自分の子が対象か
- 体験で得られるものは何か
- 申込みはどこからできるか
この3つが見えるだけで、離脱の多くは減らせます。
体験授業LPの役割と、申込みまでの心理の流れ
体験授業の申込みは、買い物より慎重です。学習面だけでなく、通塾の負担や相性まで想像するからです。だからLPの役割は、説明を増やすことではなく「迷いを減らすこと」にあります。
保護者が申込みまでに通る道筋は、ざっくり次の順番です。
- うちの子に合いそうか(対象かどうか)
- 教室に任せても大丈夫か(信頼できるか)
- 体験で何が分かるか(時間を使う価値があるか)
- どう申し込むか(手間と不安が少ないか)
この流れに合わせて情報を置くと、読まれる順番と気持ちの動きがそろいます。逆に、教室の想いを先に長く語ると、比較中の保護者には「結局うちの子はどうなのか」が見えにくくなります。
次にやることは、体験授業で約束できることを1行で言い切る準備です。たとえば「今のつまずきがどこかを一緒に確認し、次の2週間の勉強のやり方を持ち帰れます」のように、体験後に手元に残るものを示します。
反応を上げるLP構成の基本設計(ファーストビューから申込みまで)
ファーストビューは、ページを開いて最初に見える範囲のことです。ここで「自分ごと」と判断できないと、その先は読まれません。
構成を考えるときは、上から順に「迷いが大きい順」で置くのが基本です。塾側が伝えたい順ではなく、保護者が決める順です。
まず、全体像を短く押さえます。下の表は、体験授業LPで外しやすい要素をチェックできる形にしたものです。埋まっていない行があるなら、そこが伸びしろです。
| セクション | 役割 | 書く内容 | よくある抜け |
|---|---|---|---|
| ファーストビュー | 対象と魅力を一瞬で伝える | 誰向け、得られるもの | 対象が曖昧 |
| 体験で分かること | 時間を使う価値を示す | 確認内容、持ち帰れるもの | 授業説明だけ |
| 授業の流れ | 当日の不安を減らす | 所要時間、持ち物、進め方 | 準備が不明 |
| 教室の安心材料 | 任せる判断を支える | 講師、方針、実績の見せ方 | 根拠が弱い |
| 料金と通塾条件 | 通えるか現実を確認 | 月謝目安、曜日、振替 | 費用が別ページ |
| 申込み導線 | 迷いを残さず予約へ | 入力項目、受付後の流れ | 次の案内がない |
表を見て「全部入れたのに申込みが少ない」と感じる場合は、要素の有無ではなく、順番と書き方で損をしている可能性が高いです。特にファーストビューは、文章を増やすより、迷いを減らす言い方に寄せたほうが伝わります。
ファーストビューで最低限そろえたいのは、次の3点です。
- 対象を1行で絞る(学年、悩み、状況)
- 体験で得られる変化を1行で示す
- 申込みボタンを迷わず押せる位置に置く
たとえば「中学生の数学が伸び悩むご家庭へ。つまずきの原因を一緒に確認し、次の学習手順まで作ります。」のように、読む人の状況と体験後の状態が結びつくと、比較がしやすくなります。
次のセクションでは、体験の中身を詳しく書きます。ただし、授業の説明を長くする前に「体験で何が分かるか」を先に置くほうが、申込みにつながりやすいです。保護者が知りたいのは、授業の細部より、体験で不安が減るかどうかだからです。
体験授業の魅力を伝える原稿の組み立て方(言い方と順番)
原稿が書けない原因は、文章力ではなく順番の迷いが多いです。最初に「何を約束するか」を決めると、必要な情報が自然に集まります。
組み立ては、次の流れが扱いやすいです。
- 約束:体験で何が持ち帰れるか
- 理由:なぜそれができるのか(指導の考え方)
- 具体:体験当日の流れ、見る観点
- 安心:よくある不安への答え
- 行動:申込み方法と、次の案内
たとえば「成績を上げます」だけだと、比較材料になりません。代わりに「今の勉強のどこで止まっているかを確認し、家庭でのやり方を1つに絞ります」のように、体験で起きる出来事を具体にすると伝わります。
また、塾の特徴は「こちらが頑張っていること」より、「通う側が助かること」に言い換えると読みやすいです。例を出します。
- 解説が丁寧 → 分からない箇所をその場で言葉にできます
- 宿題を出す → 家で迷わない学習手順が残ります
- 面談がある → 今の状況を共有し、次の打ち手を揃えます
次にやることは、いまの案内文を見て「約束」が最初のほうに出ているかを確認することです。もし後ろに埋もれているなら、先頭に移すだけで読み手の理解が速くなります。
安心材料の出し方(実績・講師・授業の中身・通塾のイメージ)
体験授業は「気になっているけど、まだ決めきれない」段階の申込みが多いです。だからLPでは、魅力を盛るより、不安を先に減らすほうが進みやすくなります。
安心材料は、なんでも載せるより「迷いが出やすい順」に並べるのがコツです。
導線は、ページ内で申込みへ迷わず進む道筋です。迷いが強い場所に、短い安心材料を置くと歩みが止まりにくくなります。
迷いを減らすために、よくある不安と置き場所を対応させます。
| 不安の種類 | 具体例 | 置く場所 | ひと言の見せ方 |
|---|---|---|---|
| 合うかどうか | 学年や悩みが近いか | 冒頭の次 | 対象と悩みを明記 |
| 雰囲気が不安 | 厳しすぎないか | 講師紹介の近く | 指導のスタンスを短く |
| 体験の中身 | 授業だけか面談もか | 体験説明の先頭 | 当日の流れを3行で |
| 費用が読めない | 教材費や追加費用 | 安心材料の後 | 目安と別料金を分ける |
| 通えるか心配 | 曜日・時間・振替 | 料金の近く | 通塾条件を短く列挙 |
| 申込み後が不安 | 返事が来るか | 申込み直前 | 折り返し目安を明記 |
表の通り、安心材料は「一か所にまとめる」より「迷う場所の近くに置く」ほうが読まれます。次は、各項目をどう書くと伝わるかを整えます。
実績は「大きい数字」より「近い条件」で見せる
実績を出すとき、数字の大きさだけで勝負すると、地域や規模が違う教室では逆に距離が出ます。
それよりも「どんな学年の、どんな悩みが、どう変わったか」を短く添えるほうが、保護者は自分の子に重ねやすいです。
例としては、学年、教科、つまずき方、取り組んだ期間を、個人が特定されない範囲でそろえます。結果の表現は誇張を避け、体験で確認できることと矛盾しない形に寄せると信頼が落ちにくいです。
講師紹介は「人となり」と「見立て方」を見せる
講師紹介で効くのは、経歴を長く並べることより、教室としての見立てが伝わることです。
たとえば「どこで止まりやすいかを一緒に言葉にする」「宿題は量より手順を残す」など、指導の姿勢が1行で分かると安心につながります。
写真を出せるなら、硬い証明写真より、教室の空気が伝わるほうが合います。出せない場合は、担当体制や連絡の取り方など、運営面の情報を厚めにして補います。
授業の中身は「体験で何を確認するか」を先に置く
体験授業の説明が「普段の授業紹介」だけだと、体験の意味がぼやけます。
先に「体験で確認すること」を出し、そのあとで当日の流れへつなげると理解が速いです。
流れは複雑にせず、次のように短くまとめると不安が減ります。
最初に現状の確認、次にミニ授業、最後に振り返りと次の学習提案。これだけで、体験が単なる見学ではなく、判断材料を持ち帰れる場だと伝わります。
通塾イメージは「現実の段取り」を書く
保護者が最後に引っかかるのは、通えるかどうかの現実です。
曜日、時間帯、振替、欠席時の扱い、持ち物、駐輪や送迎の注意など、生活に関わる情報は早めに見せたほうが安心して申込みに進めます。
申込みフォームと導線の作り方(離脱を減らす設計)
内容が良くても、申込みの最後で止まると成果が残りません。ここは「意思はあるのに、面倒でやめる」を減らす設計が中心です。
フォームは、申込み情報を入力して送るための入力欄のまとまりです。入力が長いほど離脱しやすいので、迷いを減らす順で整えます。
入力項目は「今決めるために必要な分だけ」に絞る
体験申込みの段階で、詳細な要望まで取ろうとすると途中で止まりやすいです。
まずは連絡に必要な情報と、日程調整に必要な情報に寄せます。
一般的に入れやすいのは、保護者名、連絡先、学年、希望日時、相談内容の短い自由記入です。住所や細かいアンケートは、体験後や初回面談で十分な場合があります。
申込みの直前に「この後どうなるか」を書く
申込みボタンを押す前に不安が残ると、押されません。
送信後の流れを短く書くだけで、申込みの心理ハードルは下がります。
たとえば、折り返しの目安、連絡手段、当日の案内方法、キャンセルや変更の連絡先。この4点が見えると「とりあえず送ってみる」がしやすくなります。
申込みボタンは「押したくなる言葉」と「見つけやすさ」を両立する
ボタンの文言は、機能説明より行動の内容が伝わるほうが迷いません。
「体験を申し込む」「日程を相談する」のように、押したあとに起きることが想像できる言葉が合います。
また、ボタンは一か所にしか置けないわけではありません。長いページほど、要所に再掲したほうが、戻って探す手間が減ります。
成果・KPIの見方と改善サイクル(何を見て、どう直すか)
KPIは、申込みまでの途中経過を判断するための数字です。申込み数だけを見ていると、どこで止まっているかが分からず、直す場所がぶれます。
まずは、LP内を次の流れで分けて考えると整理しやすいです。
見られた数、申込みボタンが押された数、フォームの送信完了数。この3つが分かるだけで、改善の方向が決まりやすくなります。
数字の落ち方で、直す場所が変わる
- 見られた数が少ない
ページ自体に人が来ていません。校舎の案内からのリンク、検索で見つかる導線、チラシやSNSからの誘導など、入口を先に整えます。 - ボタンが押されない
冒頭で「対象」と「体験で得られるもの」が弱いことが多いです。ファーストビューの言い方を見直し、体験の持ち帰りを前に出します。 - フォーム送信が少ない
入力項目の多さ、スマホでの入力しづらさ、送信後の案内不足が典型です。フォームを短くし、送信後の流れを明記します。
次にやることは、まず3つの数字を取れる状態にすることです。ここが見えると、当てずっぽうの修正が減り、少ない手数で改善が進みます。
費用の考え方と発注範囲の決め方(投資判断の軸)
体験授業LPは、作ること自体が目的ではありません。申込みが増えるかどうかは、どこが詰まっているかで決まります。だから費用の考え方も「何を直すための出費か」を先に置くと判断が早くなります。
最初に確認したいのは、受け入れ枠です。体験の枠が週に数名しか取れないなら、申込みを増やす前に日程調整の運用を整えたほうが、現場が荒れずに回ります。逆に枠に余裕があるなら、LPの改善がそのまま成果につながりやすいです。
次の表は、やる範囲を分けて考えるための整理です。今の状況に近い行から見ると、無駄な出費を避けやすくなります。
| やる範囲 | 含まれる作業 | 向く状況 | 注意点 |
|---|---|---|---|
| 既存ページの部分改修 | 原稿、導線、フォーム調整 | 閲覧はあるが申込み少 | 土台が弱いと限界 |
| LPを新規で用意 | 構成設計、原稿、見せ方 | 体験申込みに集中させたい | 素材準備が必要 |
| 写真・安心材料の追加 | 写真、講師紹介、流れ整備 | 信頼材料が薄い | 盛りすぎない |
| 申込み周りの整備 | ボタン配置、入力項目整理 | フォームで止まる | 必要情報は残す |
| 公開後の小さな改善 | 数字確認と部分修正 | 少しずつ伸ばしたい | 担当と頻度を決める |
表の「注意点」にもある通り、部分改修で伸びるのは、すでにページを見てもらえていて、申込みまでの最後の詰まりが原因のときです。反対に、対象が曖昧だったり、体験で得られるものが弱かったりする場合は、表面の調整だけでは伸びにくいので、構成から組み直すほうが近道になります。
発注範囲を決めるときは、見た目の作業だけを想像しないことが大事です。体験授業LPで効いてくるのは、次のような「判断材料の設計」です。
- 誰向けかを絞る言い方
- 体験で持ち帰れるものの見せ方
- 不安への先回りの順番
- 申込み後の流れの明確さ
ここまで含めて頼むのか、教室側で用意するのかを決めるだけで、見積りの読みやすさが変わります。
リスク・トラブル回避(炎上・誤解・問い合わせ増の防止)
体験授業LPのトラブルは、技術的な話より「伝わり方のズレ」から起きます。ズレがあると、申込みが増えるどころか、問い合わせ対応が増えて現場が疲れます。
よくあるのは次の3つです。
条件の書き方が曖昧で、誤解が生まれる
「無料体験」と書いていても、対象や回数、教材の扱い、入塾の有無がはっきりしないと不信感につながります。
対策はシンプルで、条件を短く並べ、例外も同じ場所で示すことです。別のページに飛ばすと読まれないまま申込みが進み、後から揉めやすくなります。
表現が強すぎて、期待値が上がりすぎる
強い言い方は目を引きますが、教育は成果の感じ方に幅があります。言い切りが続くと、慎重な保護者ほど離れます。
体験授業LPでは、約束は「体験で確認できる範囲」に寄せると安全です。たとえば成績の話をするなら、体験で何を見て、どんな提案をするのかまで書くほうが信頼が残ります。
申込み後の案内不足で、不安が増える
送信したのに返事が来ないと感じるだけで、不安は一気に強まります。ここはページ側で先に手当てできます。
申込み直前に、連絡までの目安、連絡手段、当日の案内方法、変更の連絡方法を短く書くだけで、問い合わせの増加を抑えやすくなります。
現場の負担を減らすという意味でも、トラブル回避は後回しにしないほうが結果的に楽です。
体制・進め方(準備物、担当、公開までの段取り)
体験授業LPは、塾の中にある情報を集めて、順番を整える仕事です。文章が書ける人がいるかどうかより、材料がそろうかどうかで進み方が決まります。
まず、用意しておくと作業が止まりにくい材料を挙げます。
- 対象(学年、教科、悩みの例)
- 体験の流れ(所要時間、内容、持ち物)
- 受け入れ条件(曜日や時間、定員感)
- 料金の目安と、別途の費用が出る条件
- よくある質問と、現場の回答
- 写真を出せる範囲(外観、教室内、講師)
次に、担当を決めます。おすすめは「決める人」と「集める人」を分けることです。
- 決める人は、対象と体験で約束することを決めます
- 集める人は、体験の流れ、条件、質問を拾います
- 返信対応の担当は、折り返し方法と目安を固めます
この3つがそろうと、制作側は構成に集中できます。逆にここが曖昧だと、見せ方だけ整っても申込みが伸びにくいです。
公開までの流れは、難しく考えなくて大丈夫です。
- 対象と体験の約束を1行で決める
- 体験の流れと条件を短文でそろえる
- 不安への答えを、迷う順に並べる
- 申込み後の案内を整える
- 公開後に、前に説明した数字で詰まり場所を見る
最後の「見る」を入れると、作って終わりになりません。小さな修正を重ねるほど、申込みは安定しやすくなります。
まとめ
体験授業LPで反応を上げる鍵は、情報量ではなく順番です。保護者が迷う順に、対象、体験で得られるもの、安心材料、申込み手順を置くと、比較の途中で止まりにくくなります。
費用も同じで、何を直すための出費かを先に決めると、やる範囲が絞れます。条件の書き方や申込み後の案内を整えるだけで、問い合わせの負担が軽くなるケースもあります。
今日動くなら、まずはファーストビューで「対象」「体験で持ち帰れるもの」「申込み場所」が10秒で分かるかを確認してください。そこが整うだけで、次の改善がやりやすくなります。
体験授業LPの相談窓口
体験授業の申込みを増やしたいのに、日々の授業や面談で手が回らない。そんな状態でLPを触ると、言葉が散らかって逆に迷わせてしまうことがあります。
株式会社みやあじよでは、体験授業LPを「保護者が迷う順」に整えるところから一緒に整理します。見せ方だけでなく、何を約束し、どこで安心してもらうかまで落とし込みます。
既存ページのどこから直せば良いか分からない、無料体験の伝え方が強すぎないか不安、フォームを短くしたいが、必要情報は集めたいなど何か何かお困り事ございましたら気軽にお問い合わせください。