ホームページ制作費用相場とは?費用内訳や種類別・依頼先別に費用相場を解説

2023.05.15

ホームページ制作費用相場

ホームページ制作費用の相場は20万~300万円程度です。

ここまで幅がある理由は、制作するホームページの種類やデザイン、必要なページ数、実装する機能、制作を依頼する業者によって、費用が大きく異なるからです。

ホームページ制作費用内訳

ホームページ制作にかかる費用としては以下が挙げられます。

  • ドメイン取得費用
  • レンタルサーバー契約費用
  • ホームページ制作費用

ホームページをリニューアルする場合、ドメインを取得したり、レンタルサーバーを契約したりする必要はないため、かかる費用はホームページ制作費用のみとなります。ただし、ホームページにかかるのは制作費用だけではありません。

レンタルサーバーの月額費やドメイン更新費、メンテナンス費、ホームページ更新費などの維持費用もかかります。すべて自社で対応するのであれば問題ありませんが、ホームページの運用・保守も業者に依頼する場合は制作費用だけでなく、維持費用も加味しておかなければなりません。

ホームページ制作費の算出方法

ホームページ制作費の算出方法として次の2つが挙げられます。

  • 工数
  • 制作ページ数

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.工数

Webデザインやコーティングなどの各工程に単価が設定され、工数単価で制作費を算出する方法です。費用内訳は多少複雑となりますが、細かい要望が出しやすいといったメリットがあります。

ページによって制作の手間が異なる場合や、コンテンツ数が多いホームページを制作したい場合におすすめです。

2.制作ページ数

1ページごとに単価を設定し、ページ単価で制作費を算出する方法です。ページ数×単価という分かりやすい計算方法で制作費を算出できるため、費用内訳がシンプルで確認しやすいといったメリットがあります。

ページ数が少なく、簡単な内容のホームページを制作したい場合におすすめです。

ホームページ制作費用が変わる3つのポイント

ホームページ制作費用が変わるポイントとして次の3つが挙げられます。

  • ホームページの機能・デザイン
  • ホームページ制作の目的
  • ホームページ制作を依頼する業者

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.ホームページの機能・デザイン

ホームページの制作費用が大きく変わる要因の1つとして挙げられるのが「ホームページの機能・デザイン」です。機能やデザインすべてにこだわれば当然、ホームページの制作費用も割高となります。

検討している機能・デザインが必要なのかどうか、依頼前にしっかりと検討することが大切です。

2.ホームページ制作の目的

ホームページ制作の目的を明確にすることも大切です。ホームページにはECサイトやランディングページ、採用サイトなど、制作目的別に様々な種類があります。

したがって、ホームページを制作する目的を明確にしていないと、どのようなホームページが必要なのかが分からないため、不必要な部分に費用をかけるといった事態になりかねません。

費用対効果を高めるためには、ホームページ制作の目的を明確にするとともに、目的に合った相場感を養っておくことが大切です。

3.ホームページ制作を依頼する業者

ホームページ制作を依頼する業者も制作費用が変わるポイントとなります。ホームページ制作の依頼先は中小規模業者や大規模業者、フリーランスとピンキリです。

また、同じ規模の業者であっても、業者によって制作費用は異なるため、しっかりと見積もりを取り、比較することが大切です。費用を抑えたい場合はフリーランスがおすすめですが、トラブルが起きた場合は少々不安が残るといったデメリットがあります。

反対に信頼性の担保といった観点でみれば中小規模・大規模業者がおすすめですが、規模が大きくなるほど制作費用は割高となります。どの業者にもメリット・デメリットはあるため、費用だけでなく、自社との相性なども加味して、総合的に判断することが大切です。

【種類別】ホームページ制作費用相場

ここでは以下7項目に分けて、ホームページ制作費用相場を種類別に解説します。

  • コーポレートサイト
  • オウンドメディア
  • 採用サイト
  • ランディングページ
  • ECサイト
  • ポータルサイト
  • WordPressを使用したホームページ制作

それぞれ詳しくみていきましょう。

コーポレートサイト

「コーポレートサイト」とは、企業概要やサービス、沿革など、企業に関連する情報を発信するホームページです。質の高いコーポレートサイトを制作できれば、企業イメージを定着させられる他、認知度の向上やブランディングにつなげられるといったメリットがあります。

コーポレートサイトの制作費用相場はホームページの規模によっては変動し、おおよそ40万〜320万円です。

採用サイト

「採用サイト」とは、求職者に向けて求人情報を発信するためのホームページです。スマホやインターネットが普及した現代では、自分が企業に合っているかどうかの判断材料として、求職者が企業のホームページを確認することが当たり前となっています。

そのため、人材を確保するために、採用サイトを制作する企業も増えてきました。採用サイトの制作費用相場は求めるクオリティによって変動しますが、10万~150万円程度です。

クオリティにこだわりがない場合、無料のツールを使用して、自社で制作することもできます。

ランディングページ

「ランディングページ」とは、ネット広告をクリックした際の飛び先として表示される縦長のWebページのことです。LPなどとも呼ばれ、宣伝したい商品・サービスを訴求して、購入や申し込みなどのコンバージョンを獲得することを目的に制作されます。

コンバージョンの制作費用相場は10万~60万円程度ですが、プロに参入してもらい本格的なマーケティング運用を望む場合はこれ以上の費用がかかる可能性もあります。

ECサイト

「ECサイト」とは、ネットを介して商品を販売するホームページのことです。ネットショップやオンラインショップとも呼ばれます。

ECサイトのタイプは「モール型」と「自社サイト型」の2つがあります。モール型はモールが提供しているシステム上に出店して、商品を販売するタイプです。

楽天市場やAmazonなどがモール型に該当します。

自社サイト型は自社でECサイトを構築するタイプです。自社サイト型はシステムによってさらに次の3タイプに分類されます。

  • ASP:提供されているクラウド上で構築するタイプ
  • パッケージ:ショッピングカートシステムを用いて構築するタイプ
  • オープンソース:一般公開されたプログラムを用いて構築するタイプ
  • フルスクラッチ:イチから立ち上げるタイプ

ECサイトの制作費用相場は上記タイプによって大きく変わります。

モール型であれば無料~10万円程度で制作可能です。一方、自社サイト型だと、ASPは10万~100万円程度、パッケージは安くて500万円、オープンソースは100万~500万円程度、フルスクラッチは500万~数千万円程度かかります。

ポータルサイト

ポータルサイトとは、ホットペッパーやホットペッパービューティーなどのように各サービスへの入り口となるホームページの総称です。検索エンジンや地図、天気といったサービスを提供しているGoogleやYahoo!などもポータルサイトに該当します。

ポータルサイトの制作費用相場は、規模や取り扱うサービスの広さなどによって大きく変動します。小規模なものの場合、50万円あれば制作可能です。

しかし、規模によっては100万円以上かかる他、Googleなどのように複数ジャンルを取り扱ったり、豊富な機能を実装したりする場合は、より高額となります。

WordPressを使用したホームページ制作

「WordPress」とは、ホームページを簡単に制作できる仕組みで、CMS(コンテンツ管理システム)の1つです。ホームページ制作のスキルがなくても簡単にホームページの制作・投稿・管理が行えることから、個人はもちろん、企業や官公庁に至るまで幅広く用いられています。

WordPressを使用したホームページの制作費用相場は、どこまでオリジナル要素を出すかによって変動します。例えば、テンプレートを用いただけであれば3万~30万円程度あれば制作可能です。

しかし、オリジナルデザインを用いる場合は30万~80万円程度かかる他、動画といった動的なコンテンツも含めながら大規模なホームページを制作する場合は80万円以上かかります。

【依頼先別】ホームページ制作費用相場

ここでは以下3項目に分けて、ホームページ制作費用相場を依頼先別に解説します。

  • ホームページ制作会社
  • 外注に依頼している制作会社
  • フリーランス

それぞれ詳しくみていきましょう。

ホームページ制作会社

ホームページ制作会社の場合、会社の規模によって制作費用相場が変わります。小中規模の場合は10万~300万円程度、大規模の場合は300万円以上かかりますが、前述のとおり、ホームページの種類や内容などによっても制作費用は変動します。

そのため、実際に依頼する際は複数社から見積もりを取得し、比較検討することが大切です。

外注に依頼している会社

ホームページ制作を請け負っている広告代理店の中には、ホームページ制作を外注するケースも少なくありません。ホームページ制作を外注依頼している会社の場合、ホームページ制作会社の費用相場に対して、約2割~5割のマージンが上乗せされることも多く、相場も割高となりがちです。

ただ、広告代理店の場合は制作後の運用をフォローしてもらえるというメリットがあります。

フリーランス

フリーランスは個人対応となるため、ホームページ制作費用相場は10万~20万円程度と他の依頼先よりも安価となるケースがほとんどです。ただし、対応の質やスキルは個人によって大きな差があります。

したがって、依頼先を検討する際は制作費用の安さだけでなく、実績や相性なども加味するようにしましょう。

ホームページ制作費用を抑える4つのポイント

ホームページ制作費用を抑えるポイントとして次の4つが挙げられます。

  1. 素材は自社で準備する
  2. 複数社から見積もりを取り比較する
  3. 依頼内容を明確にしておく
  4. テンプレートを活用する

それぞれ詳しくみていきましょう。

1.素材は自社で準備する

素材とは、ホームページのオリジナリティを出すために欠かせないテキストや画像、写真、動画、ロゴなどのことです。これらの素材を依頼先にすべて準備してもらった場合、それだけ費用がかかります。

これらの素材を自社で準備しておけば、制作費用を抑えられます。

2.複数社から見積もりを取り比較する

ホームページ制作を依頼する際は、複数社から見積もりを取り、比較するようにしましょう。依頼先によって費用や対応範囲が異なるため、1社だけで依頼先を判断するのは非常にもったいないことです。

そのため、最低3社は見積もりを取って、比較するようにしましょう。

3.作業内容やイメージを明確にしておく

制作費用をできるだけ抑えたいという場合、作業内容は明確にしておくべきです。曖昧な場合、ホームページが完成した時にイメージしたものとはまったく異なることもあります。

作業内容を明確にして依頼先と共有しておけば、不要な作業を省いたり、足りない部分を補ってもらったりすることも可能です。また、ホームページのイメージを明確にしておけば、依頼先に具体的なイメージを伝えられるため、追加費用の発生や納期遅れといったリスクを低減できます。

4.テンプレートを活用する

依頼する業者によっては、テンプレートを用意していることがあります。デザインのイメージや細かいこだわりがないという場合、テンプレートを活用するのも1つの手段です。

テンプレート通りにホームページを制作してもらえれば、オリジナルのデザインを制作する手間が省ける分、制作費用を抑えられます。

ホームページ制作 費用のまとめ

ホームページ制作費用相場は20万~300万円程度です。ただし、あくまでもこれは平均的な費用であり、必ずしもこの費用で収まるというわけではありません。

例えば、採用サイトはオリジナリティやクオリティにこだわっても150万円程度で制作できます。一方、ECサイトをイチから立ち上げて、クオリティにこだわった倍は、数千万円程度かかることもあります。

制作するホームページの種類によって、制作費用相場は大きく変動するため、ホームページの制作目的に合った相場観を持つことが大切です。

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