検索順位が下がったらどうする?対処すべき点を解説!

検索順位が下がったらどうする?対処すべき点を解説!

 突然検索順位が下がったという経験は、サイトを管理している方なら誰でも一度は経験していることでしょう。サイトからの集客を伸ばすには、日々の検索順位チェックだけでなく、日々更新されるアクセス数も右肩上がりに増えていくことを期待してしまいます。
 しかしGoogleは高い頻度でアップデートを行うため、アップデートのタイミングで大きく順位が上昇することもあれば、逆に悪影響を受けて順位が下がってしまうこともあります。
 実際にはグーグルがどういったアップデートを行ったのか公式に発表されるわけではありませんので、競合や他社サイトから傾向を見て対策することが重要になります。一方で、テクニカルな対策ばかりを行っても常に良い結果を伴うとは限らないため、良質なコンテンツ作りに注力するという戦略もあるでしょう。
 今回はこの検索順位が下がるという現象が生じた際にチェックするべきポイントなどについて詳しくご説明していきたいきます。

なぜ検索順位が下がるのか

 まずは、検索順位がなぜ下がったのか、その原因を究明することが必要不可欠です。しかし、グーグルが直接原因を教えてくれるわけではありません。下がった原因は自分たちで究明し、対処していく必要があります。

検索順位が下がる原因

 はじめに、検索順位が下がる原因とは、日々グーグルが検索ユーザーに対して提供している検索結果をより良いものにすることが理由となっています。そのため、定期的にサイト内のコンテンツを評価基準に伴って評価することになっていますが、この評価基準を変更し、アップデートを繰り返すことで良質なコンテンツの提供を可能としています。
 Googleのアップデートはあくまでユーザーがグーグルを使いやすいくなるように、高頻度で基準の見直しを行っているものです。そのため、定期的なアップデートにより基準が変更され、検索キーワードに対して適切ではないとGoogleに判断された場合、該当ページは大きく順位を落とすことがあるのです。半t内に、これまで順位が付いていなかったようなページが急上昇したというケースもあります。
 度々変動する表示順位ですが、これは誤差の範囲でおさまるものから、大きな問題と捉えるべき重要な順位の変動まで振り幅も様々です。さらに、最近ではどういった人物が情報の発信源なのかといったことも重要視されています。SNSなどを通したサイテーションなど、検索順位をランキングする要因のうち3番目に重要だと言われているランクブレイン(人工知能)によって検索順位は日々上下しています。

検索順位が下がる原因として考えられるもの

 落ちた原因は様々なものが考えられますが、ここでは主要因として考えられるものをいくつかご紹介します。あわせて、これらの要因により順位の下落が生じたと考えられる場合は、仮説をもとに実際に施策を行って検証することが求められます。

競合の順位をチェックする

 まずは検索順位が落ちた規模を把握することが必要です。そのためには、以下のようなチェックを行ってみましょう。

  • どのくらいのページ数で順位の下落が生じたのか
  • 順位が下落してしまったのは自分のサイトだけか
  • 競合サイトは順位に変動がないのか

 検索順位が落ちるということは、単純に自身のサイトが新たな基準により評価されなくなって順位が落ちてしまったのか、それとも競合に抜かされたり、全体的なニーズの下落により順位が落ちてしまったのかなど、考えられることは多数あります。

アクセス数をチェックする

 次に、アクセス数を確認するためにグーグルアナリティクスによってアクセス解析を行ってみましょう。
アクセス数を重要視しているサイトやブログの場合、毎日のようにアクセス数をチェックすることが必要ですが、比較的大きなアップデートがあった場合は大きなアクセスの変動が見られるかと思われます。
 アクセス数は、行動>サイトコンテンツ>すべてのページと進み、日付を比較して各ページのトラフィックの推移を確認してみます。順位を下げてしまったページが特定出来たら、詳細を確認しましょう。
 多くの場合、Webサイトを管理している動機は、最終目標としてあくまでコンバージョンを目指しているでしょう。そのため、アクセスを増やすよりもコンバージョンを増やすことに注力するべきであることは変わりありません。検索順位にこだわるあまり無駄なコストをかけるのではなく、順位チェックを行い、不要であればそのままにしておくことも一つの手です。

外部リンクを確認してみる

 次に、悪意のある被リンクが人為的に大量に設置されていないかをチェックしてみましょう。悪意のあるリンクとは、具体的には以下のようなものです。

  • 関係のないページからのリンク
  • 質の低いページからの大量のリンク
  • 知らない海外サイトからのリンク
  • アンカーテキストが全く異なるリンク

 こういったリンクが原因で順位の下落が生じるケースは少ないかと思われますが、もしサイトに関係のないアンカーテキストで質の低いページから大量のリンクが貼られた場合は、長期間放置すると悪影響を受けることがあります。
 また、以前は外部リンクだけで検索順位を上げられていた時代もありましたが、現在はコンテンツや被リンクの質が非常に重要視されているため、質の低い被リンクを大量に設置しても効果はなく、アップデートを重ねるごとにこれらの要素は順位に影響を与えなくなっています。

Googleのアップデート内容を確認

 最後に、自分のページだけではなく、競合も含め全体的な順位変動が生じた場合に確認したい項目として、Googleのアップデート内容を確認しておく必要性について解説します。
 情報収集することでGoogleの検索エンジンに大幅なアップデートがあったかどうかをチェックすることが可能です。大きな基準の変更を伴う際は、Googleから事前に公表される場合もあるため、これらの頭に入れておきましょう。
 Googleのアップデート内容を確認した結果、簡単に対処できる内容である可能性もありますが、Googleもランクブレインを導入しているため、順位を戻すには時間がかかることもあります。
 そのため、小手先のテクニカルな修正だけで順位が戻るとは限らないため、傾向などを調べるだけであまり入れこみすぎず、今後も同じくユーザーに役立つコンテンツ作りに注力することが大切です。

Googleのアップデートは気まぐれ、待つことも大切

 これまで、Googleのアップデートによるコンテンツ評価の基準の変更やそれに伴う順位の変動について解説してきました。Googleはマイナーなアップデートや大きなアップデートを繰り返すことでユーザーにより良いコンテンツを提供することを目的としているため、サイトの運営者はこれらのアップデートとうまく付き合っていくしかありません。
 一方で、Googleのアップデートは気まぐれなことが多く、不定期に基準の見直しが行われるため、運営者側としては全てに細かく対応することは不可能に近いと言えます。また、Googleのアップデート内容は全ての情報が公開されているわけではないため、アップデート内容を読んだだけでは具体的な対策が不可能なものもあります。
 Googleのアップデートは気まぐれですべてに対処できるわけではないことを前提に、大きな順位下落の要因になっているもののみを対処し、それ以外は変動に一喜一憂せず、気長に回復を待つことも大切な対策です。

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