【2021年版】ホームページが検索に引っかからない場合の対処法を解説!

2021.08.21

 「HPを作ったけどサイトの内容を検索してもヒットしない…」
 Webページを制作していると、こんな悩みを抱えている人が多く見受けられます。
 競合の多いキーワードであれば検索してもなかなかヒットしないことも多々ありますが、中には会社名やサービス名などの固有名詞で検索しても表示されないというケースがあります。このようなケースでは、ホームページの設定に問題がある場合がほとんどです。
 そこで本記事では、表示の問題でお困りの方へ向けた、検索結果に表示するために必要な方法をご紹介していきます。また検索結果の表示だけでなく、SEO対策もご紹介しているので、あわせてお読みください。

ホームページが検索に引っかからない場合にできること

 グーグルにホームページを見つけてもらうためには、以下の手順を踏み、より効果的に検索に表示させています。

  1. Googleアカウントを作成
  2. Search Console(サーチコンソール)に登録
  3. Fetch as Google(フェッチアズグーグル)を送信

 なかなか面倒くさそうに思えるかもしれませんが、手順はシンプルなため専門知識がなくても簡単に完了できます。以下、具体的に見ていきましょう。

Googleアカウントを作成

 検索順位や訪問者数などを知らせてくれるGoogleアナリティクスや、メール機能であるGmailを使っている方であれば、すでにGoogleアカウントをお持ちだと思います。一方で、まだアカウントを持っていない方は、グーグルアカウント作成用URLからgoogleアカウントを作成してください。
 なお、2018年8月以降は、Google アナリティクスの管理者は自動的にそのサイトが Search Console に登録されるようになっています。そのため、Googleアナリティクスの管理権限を持っている方は、search consoleへの登録作業はスキップすることができます。

Search Consoleに登録する

 Search Consoleとは、検索結果である訪問者数や滞在時間などの細かなパフォーマンスを確認・分析できるGoogleが無料で提供している便利なツールです。Googleへの登録作業以外のほかにも、日々の訪問者数の管理や読者の反応など、サイト運営に便利な機能がたくさんあるので、サイトを作ったらSEO対策で必須のツールです。
 まずはこちらからサーチコンソールにアクセスし、自分のGoogleアカウントでログインします。その後、「プロパティを追加」をクリックし、自分のサイトURLをアップロードしましょう。

Fetch as Googleを送信する

 意外と忘れがちなのが、Fetch as Googleを送信する手順です。Search Consoleの登録が終わったら、Fetch as Googleに送り忘れていないか確認しましょう。
 Fetch as Googleを送ると、Google側にサイトがどこにあるのか伝えることができます。Googleは送られたURLを確認し、順位付けして検索結果に表示するので、早くGoogleに見つけてもらうためにも、送信を忘れずに行いましょう。

Googleにサイト情報を見つけてもらうための仕組み

 Googleの検索エンジンが目指すものは、ユーザーの意図を理解し、ユーザーのニーズに合致したものを表示させることです。検索エンジンはユーザーの求めている情報を素早く表示させるために、日々進化を続けています。ユーザーニーズに合致したサイトを検索結果で上位に表示すれば、ユーザーの利便性は向上し、グーグルはより使いやすいものになるからです。
 検索順位を決めるまでにGoogleの検索エンジンが踏む手続きは、大きく3つのステップに分けられます。

  1. クロール:サイト・URLを検出する
  2. インデックス:サイトをデータベースに登録する
  3. ランキング:検索結果での順位を決める

 簡単にいうと、グーグルはクロールしてサイトを見つけ、登録を行い、検索結果に表示するという順番でサイトの検索順位を決めて表示しているのです。Googleでは、インターネットを巡回するロボット(プログラム)というものが常にグーグル内を動き回り、情報を取得しています。このロボットのことを「クローラー」、「Google bot」と呼び、これらにサイトを認識してもらうことが検索順位向上の秘訣です。
 検索エンジンは、クローラーが取得した情報を整理し、Googleのデータベースに検索結果の「索引」を作り登録を行います。このプロセスを「インデックス」を作成すると言います。
 Fetch as Googleを送信するプロセスは、クローラーがサイトの情報を見つけるという部分の精度を向上させるために行うものなのです。

ホームページが検索に引っかからないときにすべきその他のこと

 上記の他にも、ホームペーの検索順位が向上しない原因はいくつか考えられます。ここでは、読者に役立つコンテンツかどうかを基準に話を進めていきます。

読者に役立つコンテンツかどうか

 クローラーからインデックスされており、サーチコンソールの登録も完了しているにもかかわらず、検索順位が向上しない場合は、その原因は読者に役立つコンテンツを提供できていないからと考えられます。
 上述の通り、グーグルは読者に役立つコンテンツ、読者のニーズに合致したコンテンツを高く評価し、順位を上げるようにしています。反対に、読者に有益な情報を提供できていないコンテンツと見なされた場合、グーグルが検索順位を上げることはありません。
 グーグルが公開する「品質に関するガイドライン」には、読者に役立つコンテンツを継続的に発信すれば評価される旨が記載されており、以下の通り基本方針が定められています。

  • 検索エンジンではなく、ユーザーの利便性を最優先に考慮してページを作成すること
  • ユーザーをだますようなことをしないこと
  • 検索の掲載位置を上げるための不正行為をしないこと

 検索順位を競っているサイトや Googleに対して自分が行った対策を説明する際に、不正行為がないかどうかが判断のポイントとなります。その他にも、ユーザーにとって役立つ情報を常時発信しているか、検索エンジンがなくても同じことをするかどうか、などのポイントを確認してみてください。自分のウェブサイトが独自性や、魅力がサイトを通じて発信できるようになるためにはどうすればよいか考え、同分野での他のサイトと差別化を図ることで、検索順位は向上させることが可能です。

短期間でのSEOやコンバージョンにつなげるには

 SEOは短期間で効果が見込まれることはあまりなく、最低でも3カ月程度コンテンツの集客効果を見ていく必要があります。しかし、リスティング広告を利用すれば、SEOの効果に上乗せする形で集客効果が見込めます。

リスティング広告とは

 リスティング広告とは、サイト内で狙ったキーワードに合わせてGoogleなどの検索エンジンで結果上位に広告を出稿できるサービスのことです。通常はホームページを検索上位に表示させるためには長くても数カ月程度かかりますが、リスティング広告すぐに上位表示させることが可能なため、短期間での効果が見込まれます。
 クリック数に応じて課金されるため、広告出稿の開始・停止が即座に反映されます。また、1日あたりの予算上限を設定できるため、予算以上に出稿をすることはなく、自社の予算に応じて広告出稿できる点がメリットです。

リスティング広告はあくまで相乗効果を狙うもの

 リスティング広告の出稿は有料であるためある程度まとまった費用が必要です。リスティング広告を利用すれば短期間で露出を増やせますが、長期的に顧客を維持し続ける効果は期待できません。
 一方、ホームページは時間はかかりますが、有益な情報を含んだコンテンツを増やすことで費用をかけずに顧客にアプローチできるというメリットがあります。そのため、両者のメリットを組み合わせ、中長期的に計画を立てることがホームページ運用にとって必要不可欠です。
 まずはリスティング広告で短期的な問い合わせを獲得しながら、ホームページのコンテンツも増加させ、それに伴いさらなる顧客獲得を狙う。ホームページからのお問い合わせが増えれば、リスティング広告の比率を減らすことで広告への依存度を少なくし、効率的でコストの少ない運営が可能になります。

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