ホームページの管理費は?コストの詳細な内訳も解説!

ホームページの管理費は?コストの詳細な内訳も解説!

「ホームページを作りたいけど知識がないので管理は誰かにお願いしたい」
「ホームページで集客はしたいけ時間がないから管理を誰かに任せたい」

 このように、お金を負担してホームページを外注しようと考えている方も多いのではないでしょうか。
 ホームページの管理費はある程度相場があるため、業者に依頼する場合は相場を目安に交渉することが必要です。
ホームページ費用の多くは管理費となり、月々発生するコストです。一見安く見えるようで、何年も積み上がってくれば大きな負担となることがあります。
 ホームページ制作依頼時は軽視しがちな管理費ですが、制作金額ばかり目がいってしまうと、後悔することになりかねません。
 そこで本記事ではホームページ の管理費・運用費について詳しく解説していきます。具体的な内訳や相場まで、しっかりご紹介しますので、依頼の際の参考にしてください。

ホームページ運用の管理費内訳をざっくり解説

 ホームページの管理費は主に以下の8つを考えましょう。

  1. サーバー費用
  2. ドメイン費用
  3. SSL費用
  4. コンテンツ更新費
  5. 監視費
  6. CMS更新・メンテナンス費用
  7. アクセス解析・レポート分析費用
  8. SEOや運用などのコンサルティング費用

サーバー費用

 サーバー費用はどのようなサイトでも必ず発生する管理費です。
 サーバーはホームページを立ち上げるために必要不可欠であり、運用する期間中は必ず費用が発生します。近年は格安レンタルサーバーが普及しており、相場も低価格なため、大きな負担とはならないでしょう。
 サーバーは月々の支払いが発生することが一般的なため、長期で契約すればお得になるな料金プランが存在します。ホームページの運用目的や運用期間に応じた支払いプランを選びましょう。
 また、本格的なホームページ制作でない限り、「エックスサーバー」や「さくらのレンタルサーバ」など低価格で充実したものを選ぶことをおすすめします。これらのサーバーであれば、年間で数千円〜数万円以内に費用を抑えることが可能です。

ドメイン費用

 ドメインは、ネット上の「表札」のような役割を果たし、サーバーと同じくホームページには絶対に必要なものです。
 ドメインには「.com」「.co.jp」など、様々な種類が存在しており、各々のドメインによって金額が異なりますが、基本的には年間契約で料金を支払うことになります。
 以前は「.co.jp」に信頼感を持っている人が多く、人気のドメインとなっていましたが、基本的には大きな違いはありません。そのため、ドメインにこだわらない場合は、マイナーであっても価格の安いドメインを取得することをおすすめします。ドメインは大まかに言うと、年間数百円〜数千円が相場となっています。

SSL費用

 「SSL」とは、インターネット上のデータを暗号化し、送受信する仕組みのことを指します。悪意のある第三者による改ざんやデータの盗み見を防ぐために設定されます。
 SSLは導入されていないホームページも多く存在しますが、これからホームページを運用していくのであれば必ず導入することが推奨されます。なぜなら、検索エンジンのGoogleもSSL化を強く推奨しているからです。SSLを導入していないホームページの場合、Google Chromeで閲覧した際に、アドレスバーに「保護されていない通信」と表示されてしまうため、多くの読者が離脱してしまう可能性があるのです。
 「エックスサーバー」などのレンタルサーバーによっては無料で提供しているところもあり、サーバーに申し込む前に「無料SSL」が付いているサービスを選ぶと自分で設定する必要はなくなります。

コンテンツ更新費

 ホームページの公開後も、サイトのコンテンツ内の文章は修正や画像差し替え、年次更新などを制作会社に依頼する必要が出てきます。これらの更新にかかる費用も予算に計上しておきましょう。
 もちろん、自分で修正できるだけの知識と時間があれば問題ありませんが、知識や時間がない場合、ホームページ制作会社に依頼するとになるでしょう。
 例えば、テキスト修正1箇所につきいくら、画像修正1箇所につきいくら、という1つずつの作業を積み上げた料金体系のプランもあれば、修正作業にかかる時間で課金されるプランもあります。制作会社によってどこまで対応してもらえるかは幅があるため、複数の会社を比較検討することをおすすめします。

監視費

ホームページの監視や復旧にかかる費用としては、以下のケースが考えられます。

  • アクセスが集まって突然ホームページが表示されなくなってしまった
  • 見覚えのないユーザーがコンテンツの修正やアップロードを行っている
  • ホームページの表示が極端に遅くなってしまった

 このような症状や状況になると、ホームページの運営が難しくなってしまいます。これらの障害が行らないように監視するとともに、万が一障害が起こった際には緊急対応をしてもらうための費用が必要です。
 特に、大きなサイトや高額な予算を投入するサイトの場合、何かあった際の保険が必要です。監視に関する費用は制作会社によって作業内容や料金システムが大きく異なるため、あらかじめ確認しておくと良いでしょう。

CMS更新・メンテナンス費用

 WordPressなどのCMSを導入する場合は、CMSのバージョンアップに合わせてメンテナンスを行う必要があり、費用が発生してきます。稀にWordPressにセキュリティ上の問題などが見つかった場合は、至急バージョンアップする必要があります。これらの作業も更新費用にあたります。
 ちなみに、CMSとは「コンテンツ・マネジメント・システム」の略であり、Webサイトのコンテンツを構成するテキストや画像、イラストなどのレイアウト情報を一元的に保存・管理するシステムのことです。CMSがあることで、専門知識なしでWebページの更新・追加が可能となるなど、運用面でのメリットがあります。

アクセス解析・レポート分析費用

 Wordpressなどでホームページを運用していく際には、アクセス解析やレポート分析によって、読者や潜在的な顧客がどの程度集まったかを定期的に確認することが求められます。この解析をすることで、サイトのPDCAを回し、合理的なサイト運用が可能となります。
 アクセス解析・レポート分析は、主に以下のようなものがあります。

  • 今月のホームページアクセス数
  • 今月のホームページ訪問者
  • 広告のクリック率
  • お問い合わせ数(コンバージョン)

 これらの数値を解析することで、現在の集客戦略を客観的に分析することができます。ただし、集客が目的ではない場合、これらの費用は計上する必要はないかもしれません。

SEOや運用などのコンサルティング費用

 SEO対策は、本格的にサイトの集客やお問い合わせなどをしたい場合に必要不可欠な要素です。SEO対策はWeb制作会社が直接担当することもありますが、Webマーケティング専門の会社に依頼することも可能です。
 ホームページ制作会社がそのまま集客を支援することあれば、Webマーケティング専門の会社に依頼する場合もあります。
 また、SEO運用やコンサルティングはサイトの目的によって金額は大きく変わります。本格的な支援を会社に必要とする場合は、月額数十万円の費用がかかることもあります。一方で、月に1度程度のコンサルティングであれば、安価な料金もあります。

ホームページの管理費用は目的に照らし合わせて積算する

 ここまで、管理費にかかる作業の内訳について解説してきました。注意が必要なのは、全てのホームページに全ての予算を計上する必要はないということです。
 自社のホームページの目的に合わせて、必要な運用プランを設計し、予算を立てていくことが大切です。

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