デザイナーの方は忙しいうえ、制作時間が少ないですね。モチベーションを保ち続けながら忙しい現場で働くデザイナーにとって、どうしたら”制作の効率を高める”ことができるか?まずはじめに、作業効率が上がらない原因は何か?つぎの4つを挙げてみました。

・デザインの方向が固まってないまま進めようとしている。・上司にデザインのラフを見せていない。・デザインのアイデアが乏しい・パソコン操作が遅い
こんな部分に思い当たることはないでしょうか?基本的なところでもありますが、その効果的なポイントを考えてみました。デザイナーになられてすぐの方にも役立つ作業効率についてのポイントをご紹介します。

【計画を立てる】
効率的な仕事の習慣には、計画を立てることが大切です。そうすることで思考がクリアになり、しっかりと準備をしてから対応することができるようになります。では、どのように計画を立てればいいのでしょうか?まず、それぞれの作業に対して優先順位を付けることが大切です。
スケジュール作業のコツ
文章や条件を確認する時間と、形やレイアウトを試す時間を分けると、いま何を確認するかを整理しやすくなります。
ただし、作業の分け方は案件によって違います。切り替えを減らす方法を試し、実際の所要時間と修正の戻り方で見直しましょう。
【文章や条件を確認する作業の例】
ライティング・文字校正・コンセプトの確認
【見た目を試す作業の例】
レイアウトの検討・デザイン作業・ラフの作成

【ラフをしっかり構築する】

とっても基本的なことですが、最初に全体のイメージをラフにして確認することは大切です。
いきなり細部まで作り込まず、紙やデジタルのラフで、何をどこへ配置するかを試してみましょう。消したり書き直したりしながら、必要な情報や順序を確かめます。
自分や確認する相手が使いやすい方法を選び、方向性がそろってから作り込みを進めましょう。
【ファイルデータとフォルダを整理する】

散らかったファイルやフォルダは、探しているデータが見つかりにくいなどでデザインの作業時間を無駄にしてしまう原因となります。プロジェクトをフォルダに格納して、フォルダの中もしっかりと整理しておきましょう。そうすることで、データを分かりやすく把握することができ、関連するファイルを紐づけて管理することができます。作業環境を整理しておくと余計なことに気を取られたり、不必要な時間の浪費を事前に防ぐことができます。
【ツールについて知り、活用する】

ショートカット機能
以下はWindowsで使う操作の例です。コピーや保存などの文書操作はWindows版Word、デスクトップの操作はWindows、ページの再読み込みはChromeの例として確認しています。
アプリやOSが変わると、同じキーの意味も変わります。使う環境の公式案内と合わせて確認しましょう。
下の保存版PDFは、記事制作時の参考資料です。現在の操作は、末尾に示した公式資料を優先して確認してください。
https://www.edifist.co.jp/event/mos_excel/images/shortcut_list.pdf
| コピー | Ctrl+C |
|---|---|
| ペースト(貼り付け) | Ctrl+V |
| カット | Ctrl+X |
| 戻る | Ctrl+Z |
| 全選択 | Ctrl+A |
| 開く | Ctrl+O |
| 新規作成 | Ctrl+N |
| 保存 | Ctrl+S |
| 名前を付けて保存(Word) | F12 |
| 保存して閉じる(Word) | Ctrl+Sで保存を確認した後、Ctrl+W |
| 閉じる | Ctrl+W |
| 検索 | Ctrl+F |
| 置換(Word) | Ctrl+H |
| 印刷 | Ctrl+P |
| デスクトップの表示・非表示 | ウィンドウズ+D |
| ページの再読み込み(Chrome) | F5 |
| ウィンドウ切り替え | Alt+Tab |
| 画面ロック | ウィンドウズ+L |
フリーツール
無料で使える機能を持つツールも、作業を見直す選択肢になります。自分の作業に必要な機能か、無料で使える範囲はどこまでかを確認して選びましょう。導入や設定にかかる時間も含めて判断することが大切です。
「Clibor」は、コピーしたテキストの履歴を管理するソフトです。現在の公式案内では、履歴は最大10,000件まで保持でき、よく使う言葉を定型文として登録できると説明されています。使用する版や設定は、公式の説明で確認しましょう。

「QTTabBar」は、エクスプローラーにタブなどの機能を加える拡張ツールです。掲載先には旧Windows向けの版と、Windows 11 Insider Preview向けのベータ版の案内があります。
現在使っているOSやエクスプローラーで利用できるか、対応条件を確認して選びましょう。この記事の過去の紹介だけを根拠に、そのまま導入できるとは判断しないようにしてください。

Chrome拡張機能
Chrome ウェブストアで必要な拡張機能を選び、「Chrome に追加」を選択します。機能が求める権限を確認したうえで、確認画面の「拡張機能を追加」を選びます。
追加後の使い方やアイコンの位置は、公式ヘルプとその機能の案内で確認してください。職場や学校のパソコンでは、組織の設定によって追加できない場合もあります。

作業効率化!おすすめの拡張機能
「Tabli(タブリ)」は、Chromeのウィンドウとタブを一覧から検索して探せる拡張機能です。関連するタブをセットとして保存し、後で開き直す使い方も公式サイトで案内されています。

「CSS Peeper」は、Webページの色やフォント、CSSの情報などを確認できるChrome拡張機能です。配色や文字の使い方を調べる際の参考になります。
使いたい機能が無料の範囲に含まれるか、有料プランが必要かは、現在の公式案内で確認しましょう。

【デザインのインスピレーションを得る】

他のデザイナーからインスピレーションを得たり、あなたのデザインをレビューしてもらう機会を持つことは、デザインの力を上げるチャンスです。優れたデザインを目にしたら、それを素直に評価するようにしましょう。建設的な批判は受け入れて、自身のデザインを見直してみましょう。デザインに関する新たな知識を身に付け、自分自身のスキルを磨くことによって仕事を早く、スマートに、効率良く進めることができ、仕事のモチベーションもUPにも繋がりますね。日頃から新しい技術、デザインのトレンド、そして新しいツールなど業界の流れもキャッチすることが大切です。話題のデザイナー向けSNSにアップしたり、友人・知人にみてもらったりして自身のデザインをより多くの人にシェアしてアドバイスを受け、自己研鑽することで、よいデザインを生むための刺激になるでしょう。
デザイナー向けSNSリンク
「Dribbble(ドリブル)」は、デザイン作品を公開・閲覧したり、仕事や協業の機会を探したりできるコミュニティです。現在の公式サイトでは、プロフィールを作成して参加する方法を案内しています。参加方法と使える機能は、最新の公式案内を確認しましょう。

「Behance(ビハンス)」は、Adobeのクリエイティブ作品を公開・発見するためのサービスです。作品は「プロジェクト」としてまとめて紹介できます。
登録にはAdobe IDを使い、すでに持っているIDで登録する方法も案内されています。アプリからの公開方法や連携機能は、使うアプリの最新資料で確認しましょう。

「Pinterest(ピンタレスト)」Webサイト上にある画像を集めてブックマークできるWebサービス。自分の好きな写真や画像を自分専用のコルクボードにピン止めして、それをシェアできるサービスです。ボードは「好きな服」「行きたいところ」「景色」など、カテゴリー分けすることができます。

【まとめ】
デザイナーにとって限られた時間(納期)の中で、よいパフォーマンスができるようになることは大切です。以上のようなをポイントを参考に、迅速に作業をこなし短時間で多くのことを行うために、足りない部分があれば取り入れて活かしてみてはいかがでしょうか。日々の工夫と努力で時間を無駄にしないスマートな仕事の流れを確立できるようにしましょう!
参考資料(2026年10月29日確認):Microsoft:Wordのショートカット/Microsoft:Windowsのショートカット/Chrome:拡張機能の追加と管理/Clibor:現在の機能/Dribbble:参加と作品の公開/Behance:サービス案内/Behance:Adobe IDと登録/PLOS ONE:脳の左右の優位性に関する原研究。


