写真って難しい…センスが必要…など思っている方がいらっしゃるのではないでしょうか。
実は写真は簡単です。撮り方を知っておけば、誰でも綺麗に撮れます。
しかし、ECサイトやフリマで使われる写真はただ綺麗に撮るだけではいけません。
写真を見て買って頂かないといけません。
では今回、そのECサイト・フリマで活用できる写真の知識を分かりやすくお話します。
1.ユーザー目線で撮影すること
ユーザー目線になる
まず、買って頂く人の立場になることです。
商品を購入する際に、知りたいことはどんなことでしょう?
アパレルであれば、サイズ感や素材の手触りの質感など、食品であれば味や匂いですよね。
どのような写真であれば購入したいと思うのかを、ユーザーの目線に立ち考えてみましょう。
配慮を心がける
例えば、商品写真のサムネイルや、商品詳細ページの写真も大きく拡大できることで、商品の素材や作りなどが隅々までチェックできます。
食品であれば、調理前の食品をお行儀よく並べるだけでなく、実際に調理した写真を載せましょう。
「明太子をただ並べただけの写真から、ごはんの上に山盛りにした写真に差し替えただけで、売れ行きが何倍にもなった」という声もあります。
2.一目で見て気になるような写真に仕上げる
売れる画像のポイントとしては、一目見て「この商品気になる!」とお客様がクリックしたくなるアピールが必要です。
例えば、実際に店舗で気になって手にする商品は、ただ気になったからという理由が多い思います。
ECサイトと店舗との違いは手に取った商品が「実物」なのか「写真」なのかです。
余計な説明は不要で、パッと目につく商品画像の撮り方をしましょう。
アピールポイントが伝わる商品画像
ECサイト、ネットショップでの商品画像はその商品の全体像が見れることが重要です。
全体像が写っていないと、その商品をアピールするのに弱い画像になってしまいます。
全体像が写ってこそ、お客様の「クリックしてみよう」につながります。
ピント、アングルは基本
商品画像は綺麗さや見やすさが重要なので、ピントやアングルは基本です。
ピントをしっかり商品に当てることで、その商品がより目につくようになります。
また、商品を出品する際に商品画像のアングルは統一することで、お客様の目につきやすい画像になります。
撮影の際に、三脚を使用したり、構図を一定にすることで、アングルを統一できます。
3.商品画像の加工をPhotoshopでやってみる
商品画像は撮影後にphotoshopで加工してみましょう。
うまく撮れた写真でも、実際にパソコンに取り込んでみると思っていたのと違う?なんてこともあります。
そんな時には画像の加工も必要になってきます。photoshopならプロさながらの加工が可能です。
画像の切り抜き
商品画像を切り抜きする場合、photoshopでは自動に切り抜いてくれる「自動選択ツール」や手動で切り抜き部分を選択する「ペンツール」があります。
商品画像によりますが、慣れてくると手動で切り抜き部分を選択していくペンツールでの作業の方が時間がかからず、正確に切り抜きができます。
画像のリサイズ
スマホ、デジカメで撮影した写真のサイズではweb用に使う画像としては、画像解像度が高いです。
快適に見やすい商品画像をECサイトやネットショップにアップする際には画像のリサイズが必要です。
画像が大きすぎるとなかなか画面に表示されなかったり、時間がかかり、通信量も消費してしまいます。
その場合、お客様からスルーされてしまう可能性が大きいのです。
一般的なECサイトでみれる画像サイズは600pixel〜1200pixelを推奨しているところが多いようです。
サイトにしたがって画像の大きさをリサイズしましょう。
明度、彩度、色度の調整
商品画像をより綺麗に見せるためには撮影した画像の明度、彩度、色度調整をしましょう。
ハイライトやシャドウのコントラストをつける明度、色のメリハリをつける鮮度、色度は赤み、青み、黄みをそれぞれ調整することで、本来の商品の色に限りなく近づけることが重要です。
明度、彩度、色度をphotoshopを利用して商品画像を修正することで、よりお客様の目に止まるようになるでしょう。
4.商品画像の背景は白にする
商品の見栄えが良い
白背景の商品画像はとにかく見栄えが良く、お客様の目につきやすいのが理由です。
商品によっては多少見やすさは変わるかもしれませんが、平均的に見て白背景のものは視覚的に目に入りやすいという研究結果も出ています。
商品自体の色味に変化が現れにくい
ECサイトやネットショップは実際の商品を見れない分、商品画像での判断が重要になってきます。
白背景と色のある背景で商品を同じ条件で撮影したところ、色のある背景で撮影した商品は多少背景の色味が商品に乗ってしまい、正確な商品の色味を伝えるのが不十分ということも実証されています。
白背景で商品を撮れば、その心配はないので、お客様にも実際の商品の色を伝えやすいメリットがあるのです。
白背景だと商品が売れる
単純に白背景にすると「売れる」からという理由です。
商品画像を白背景の商品画像に差し替えただけで売り上げがアップしたという事例もあります。
5.撮影環境を整えよう
良いカメラより良い撮影場所
必ずしもデジタル一眼レフカメラが必要ではありません。スマホでも綺麗に撮影できます。
一眼レフ・スマホどちらの撮影にせよ、撮影する状況が悪い(暗い)と良い写真に恵まれません。
高いカメラを買う前にまず、撮影環境を優先的に整えること徹底してください。
光の魔術師になろう
写真を撮る上で最重要とも言えるのが光の演出。
室内に蛍光灯などいくつも光源がある状態で写すと、余計な影が写り込んでしまい、商品の色が沈んでしまいます。
商品写真を撮るのであれば最低限、撮影専用の照明を用意しましょう。
これだけでも、商品のイメージは大きく変わります。
こうしたものが揃えられず、どうしてもすぐに撮影しなければならない場合は、太陽の自然光を使いましょう。
太陽の光は私たちが思っている以上に強いので、光源を少なくするため電気を消した室内の窓際などで撮影すると、違和感なく綺麗に仕上がります。
撮影するにあたり被写体への光の当たり方を知ることは
写真のクオリティが格段に上達します。
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まとめ
商品写真は、上記内容を意識するだけでも印象が大きく変わります。
商品の詳細情報は文章でも掲載できますが、文章だけではイメージがしづらかったり、わざわざ文章を読むことを億劫に感じるユーザーもいらっしゃいます。
その点、写真なら多くの情報を伝えることが可能になります。
売り上げが伸びない場合は、写真を変更したり追加したりすると、改善されることがあります。
写真の良し悪しが売り上げを左右するという認識を持ち、細部までこだわりながら撮影することと、常にユーザー目線で撮影することが大切です。