求人サイト制作は求人メディアと併せて制作するのが効果的

2018.09.06
多くの企業で人手不足が叫ばれている昨今、「自社サイトで求人情報をメディア化したい」「総合求人サイトを作って求人ビジネスを始めたい」と考えている人は少なくないでしょう。そんな方に是非知っておいていただきたいこととして「求人サイトは求人メディアと併せて制作すること」があります。 現在の就・転職活動において、インターネットを利用した求人募集は欠かせないものになりました。特に新卒や第二新卒者、女性からの利用者が多く、年々その数は増えており、求職活動における求人サイトの利用率は「紙媒体」についで2番目、およそ3割の人たちが利用しているということです。 ここでは、求人メディアを紹介することのメリットとおすすめの求人メディアなどをまとめてご紹介します。

求人メディアとは?

就・転職活動を行う中で多くの人が利用する求人メディアですが、その形態は大きく分けて「人材紹介型」と「求人媒体型」があります。人材紹介型の求人メディアのことを「転職エージェント」といい、会員登録をすれば専任のキャリアコンサルタントが採用までのサポートを行ってくれるという大きなメリットがあります。 履歴書の書き方や面接時のポイント、企業情報などをしっかりフォローしてくれるので、初めての求職活動で不安を感じている人などにおすすめです。しかし、その一方で担当になったキャリアコンサルタントとの相性が悪いなどのデメリットもあります。 もうひとつの求人媒体型の求人メディアは、一般的に「求人サイト」や「転職サイト」などと呼ばれており、ここでご紹介する求人メディアの対象でもある求人ツールです。 誰でもすぐに希望条件にあった企業を検索することができるため、学生や転職活動中の人たちが多く利用しています。手軽で便利という利用者側のメリットが大きい反面、企業側としては、掲載料がかかってしまうというデメリットがあります。 経費をできるだけ節約したいというところでは、無料で利用できるハローワークのみの掲載を行っているところも多いようです。また、通念を通してランニングコストを抑えたいなら、自社の採用ページを制作し、より良い人材を直接募集するという企業も多くあるようです。 いずれにしても利用のしやすさは、利用者・企業ともに共通する点であるといえるでしょう。

求人メディアの種類

同じ求人情報を掲載したメディアにも種類があります。2つの種類があります。 1つ目は自社のホームページ上に人材募集ページを制作するというもの。中途採用・キャリア採用、アルバイトなど、それぞれの募集形態にわけて募集することができるほか、求人メディアを利用する際の掲載料を削減できるというメリットがあります。 また、自社の求人サイトなので、紹介したい会社の魅力や事業内容、待遇や福利厚生なども詳しく掲載することができるので、求職者にとってもわかりやすく自分がそこで働くイメージを持ちやすいという魅力も兼ね備えています。 2つ目の求人メディアの種類としては総合求人サイトがあります。あらゆる業種や職種を問わず幅広い求人情報が掲載されており、制限がない分多くの利用者がいるというのが特徴です。 さらに、求人メディアとしては特化型の求人サイトもあります。業種に特化したサイトでは、アパレルやIT業界に特化した求人情報を知りたいという人、地域に特化したサイトでは、地元や引越し先での求人情報を知りたい人などが利用しています。 総合型に比べると求人件数はかなり少なくなってしまいますが、その分業種や地域を絞り込んで探すことができるため、効率の良さではこちらのほうが探しやすいという人も多いようです。

採用と雇用形態

一般的に求人メディアを利用する人の多くは、転職活動を行っている人がほとんどといってよいでしょう。学生が就職活動を行い、採用される場合は新卒採用となり正社員での採用が殆どです。 主な求人メディアではマイナビやリクナビといった、大手総合求人サイトが、新卒採用または、第二新卒といった若手の人材を募集している企業を掲載しています。 このほかに該当するのが中途採用です。社会人経験やスキルを活かすことができるため、中途での人材募集をしている企業では即戦力となる人材を求める傾向が強いようです。 雇用形態としては、一般的な求人情報を見ると「正社員・契約社員」、「アルバイト・パート」、「派遣社員」の3つに分けられます。このうち、派遣社員を募集する際、人材派遣会社に登録を行い、そこから企業を紹介してもらうという手順を踏まなければならないため、求人メディアを利用した転職活動とはやや異なる点が生じることになります。 正社員や契約社員を対象とした中途採用での大手求人メディアといえば、リクルートやマイナビ、エン転職、アルバイトやパートでの大手求人メディアならバイトルやanなどがあります。それぞれに掲載されている情報件数や内容は異なるため、複数のメディアを利用するのが一般的となっています。

求人サイトを制作する前に確認しておきたいこと3つ

どんなツールを使って求人サイトを制作するにしろ、まずは決めておかなければならないことがあります。求人サイトを制作する前に確認しておきたい3つのポイントについて確認しておきましょう。

1.サービスの内容を決める

求人サイトを制作するにあたり、どんなサービスを提供するサイトにするのかを明確にしておきましょう。あらかじめ、求人サイトの競合他社を調べておくのも必要です。 求人サイトを制作するのですから、当然求人情報は掲載することになります。しかし、上記にもご紹介してきたとおり、求職活動をしている人たちの中にはさまざまな業種や希望地域などに特化している人や、どんな仕事がよいかあれこれ迷っている人がいます。 また、正社員なのかアルバイトなのかなど、雇用形態によってもそれぞれに違いがあります。どんな人をターゲットにして、どんなサービスを提供するのかを具体的に絞り込んでおく必要があります。その上で、求人情報の閲覧や応募などの機能を設置し、使いやすいサイト作りを意識しましょう。 会員登録機能などは、サイトの規模に合わせて設置すれば問題ありません。開設当初は特段設置しておく必要もないでしょう。

2.ビジネスモデルを決定する

求人サイトを立ち上げるには、どんな方法で収益を上げるかを考える必要があります。求人サイトでの主なビジネスモデルを確認しておきましょう。 ・掲載課金 企業が掲載料(広告料)を払って求人情報を掲載します。情報更新が早く多くの人が閲覧する大手求人サイトなどが採用しているビジネスモデルです。 ・成果報酬型課金 求人情報を掲載し、応募・採用にいたった際に報酬として支払われるビジネスモデルです。求人を掲載しても費用がかからないので、取り入れやすいビジネスモデルです。多くの企業を集めることができるため、開設して間もないサイトなどにはおすすめです。 ・閲覧課金 求職者が転職記事などのブログを閲覧し、求人広告などをクリックした際に発生するのが閲覧課金です。クリック数に応じて料金も異なるため、副業としての利用がおすすめです。 ・コンテンツ課金 閲覧課金と似ていますが、コンテンツ課金の場合、サイト内にある動画配信サービスやメールマガジンを利用することによって発生するのがコンテンツ課金です。こちらも開設当初では大きな収入を期待することは難しいので、はじめは副業として少しずつ充実させていくのがよいでしょう。

3.どんなツールを利用してサイトを制作するのか

自作でWebを構築することができるという高度なスキルを持っている人は別ですが、求人ビジネスを始めたいという人のほとんどが「Webのスキルは持っていない」、「人材業界で働いたことがない」という場合が多いのではないでしょうか。たいていの場合、Webに関する必要最低限のスキルや人材業界のスキルなどは運営しながら身につけていくことがほとんどで、一言で言えば、やる気と初期費用さえあれば誰でも求人ビジネスを始めることは可能です。 自作以外で求人サイトを制作する方法としては、「クラウドソーシング」や「Web制作会社」、「Web製作を行っているフリーランス」などに依頼するという方法があります。制作したい求人サイトのページ数や規模にもよりますが、クラウドソーシングやフリーランスへ依頼した場合の制作金額は30~100万円、Web制作会社の場合は100~200万程度が目安となります。 また、求人専用のWebシステムを購入し、すぐに求人サイトを制作・運営することも可能です。この求人システムは、利用したいサーバーに購入した求人システムをアップロードして設置するというもので、各メーカーからさまざまなシステムが発売されています。 性能などによって金額にかなりのばらつきがあり、安いものでは数十万円、本格的なシステムであれば100万円~といったものがあります。ただし、求人システムは自分でサーバー上に設置する必要があるため、ある程度のWebの知識がなければ、せっかく購入した求人システムも設置するのが難しく時間がかかってしまうというデメリットがあります。 こうした手間や大きな初期費用を抑えたいなら、求人システムをレンタルすることもできます。あらかじめサーバーにアップロードされている求人システムをレンタルするので、設置する際の知識も必要なく、手続きが完了すればすぐに運営を開始することができます。 月々のレンタル費用は1~5万円程度が目安。中には初期費用がかかるところなどもあるようなので、複数のレンタルサービスを比較して検討するのがおすすめです。 さらに、どうしても初期費用やまとまった金額を用意するのが難しいという場合、WordPressといったオープンソースを利用するという手段があります。 もともとブログの作成ツールとして利用されていましたが、現在では、WordPressを利用した企業ホームページなども多くあり、利用者が増えている傾向にあります。 ただし、WordPressを利用した求人メディアを制作する場合、個人情報や企業情報を扱う上でのセキュリティ面に大きな不安が生じてしまいます。こうした不安を回避するなら、簡易的な求人サイトはWordPressを利用し、個人情報や企業情報を蓄積するための求人システムを併用しながら運営することが有効な手段といえるでしょう。

求人メディアを利用して効果的なサイトづくり

求人サイトを開設するにあたり、最も効果的な手段が「求人メディアを利用すること」です。マイナビ転職やリクナビNEXTなどといった求人メディアは知名度も高く、それだけで集客の効果があります。 求人メディアを利用したサイトの例として「ブログを活用する」という方法があります。あらかじめ転職エージェントや求人メディアにアフィリエイトとしての登録を行い、WordPressなどで転職サイトを開設してバナーやリンクを設置しておきます。 ブログ記事をこまめに更新し、SNSなどと連携しておけば、それだけで少しずつ閲覧数があがっていきます。転職に関連する記事や情報が多ければ多いほど訪問者数も増えることになりますから、当然そこからの応募や採用が決まることもあるでしょう。 成功報酬課金が導入されていれば、ここでアフィリエイトとしての報酬が発生することになります。 また、転職に役立つ情報や履歴書作成のポイントなどをまとめたサイトを立ち上げてみるのも手です。この方法なら、人材業界の経験がなくても営業力に自信がなくてもすぐに始めることができそうです。

おすすめの求人メディア

・マイナビ転職

大手総合求人メディアのひとつです。幅広い業種や職種が掲載されており、未経験募集などの求人が多いのが特徴です。第二新卒や若い世代の募集内容が中心となっています。

・リクナビNEXT

マイナビ転職と並んで、大手なのがリクナビNEXTです。中途採用での社員募集が多く、やや高めの年齢層募集が中心です。

・エン転職

マイナビ転職、リクナビNEXTについで最大手なエン転職では、若手を中心とした求人情報が多く掲載されています。正社員や契約社員が主な形態となっており、幅広い業種や職種の求人が掲載されています。

求人メディアを掲載するメリットまとめ

いろいろな情報がインターネット上にあふれかえる中、求人ビジネスを起業する人たちが増えている昨今。他との差別化をはかり、何を重視してサイトを作り上げていくかは自分しだいです。大切なのは「続けること」。専門的な知識は少しずつ身につければまったく問題ありません。開設した求人サイトをしっかりと運営していくだけのモチベーションを持ち、よりよいサービスを提供できる求人サイトを運営してみましょう!  

週に1回、ちょっと役立つ
WEB系メルマガをお届けします。

当社では企業のWEB・EC担当者の方に向けてウェブ制作やデザイン、SEOやマーケティングに関する最新情報を週1回配信しています。
ぜひインターネットビジネスの業務改善や課題解消にお役立てください!

〈配信内容〉
・ウェブサイトのアクセス数をアップするための対策情報
・ウェブ業界の最新情報
・ウェブサイト制作に活用できる補助金情報
・ウェブを活用した採用活動に役立つ情報

カテゴリー

アーカイブ

サービス